伊勢崎賢治

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伊勢崎 賢治(いせざき けんじ、1957年7月6日 - )は、平和学研究者。東京外国語大学総合国際学研究院(国際社会部門・国際研究系)教授、自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会呼びかけ人。

NGO国際連合職員として世界各地の紛争地での紛争処理、武装解除などに当たった実務家としての経験を持ち、「紛争屋」を自称する[要出典]。現在は大学教授として教務する傍ら、評論家としてメディアにも出演している。

略歴

人物

学生時代は空手を習っていたが、体育会系などの集団行動が大の苦手という旨の発言をしている[2]

アフガニスタンにいた45歳のときにトランペットを始め[3]ジャズトランペッターとしても活動している[4]

ジャズは演奏しない「僕自身がジャズなのです。」と語る。ジャズに出会ったのは、「2001年内戦中のシエラレオネ」で、内戦終結のため民兵の武装解除をしていた際、「部下のアイルランド人が聴いていたCannonballのSomethin' ELSE」を聴いた時。2003年アフガニスタンで、アメリカの占領政策でアフガン軍閥の武装解除をしていた時、「今度こそ死ぬかも」との思いからトランペットを買って持って行ったのが、トランペッターとしての始まり[5]

評価

MBSの情熱大陸は「紛争解決請負人」と紹介した[6]

社会的活動

著書

単著

  • 『インド・スラム・レポート』(明石書店,1987年)
  • 『NGOとは何か――現場からの声』(藤原書店,1997年)
  • 『東チモール県知事日記』(藤原書店,2001年)
  • 『武装解除――紛争屋が見た世界』(講談社現代新書,2004年)
  • 『自衛隊の国際貢献は憲法九条で――国際平和維持軍を統括した男の結論』(かもがわ出版,2008年)
  • 『日本の国際協力に武力はどこまで必要か』(高文研,2008年)
  • 『さよなら紛争(14歳の世渡り術)』(河出書房新社,2009年)
  • 『アフガン戦争を憲法9条と非武装自衛隊で終わらせる』(かもがわ出版,2010年)
  • 『国際貢献のウソ』(ちくまプリマー新書,2010年)
  • 『紛争屋の外交論――ニッポンの出口戦略』(NHK出版新書,2011年)
  • 『日本人は人を殺しに行くのか 戦場からの集団的自衛権入門 』(朝日新書,2014年)
  • 『本当の戦争の話をしよう: 世界の「対立」を仕切る』(朝日出版社,2015年)
  • 『新国防論』 毎日新聞出版、2015年11月
  • 『テロリストは日本の「何」を見ているのか』 幻冬舎幻冬舎新書、2016年10月

共著

監修

  • 『中東編 世界の人びとに聞いた100通りの平和』 かもがわ出版、2015年10月
  • 『アメリカ・アフリカ編 世界の人びとに聞いた100通りの平和』 かもがわ出版、2015年11月
  • 『アジア編 世界の人びとに聞いた100通りの平和』 かもがわ出版、2016年1月

TV出演

映画出演

注釈・出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 伊勢崎賢治『国際貢献のウソ』 筑摩書房、2010年、pp204-207
  2. ^ 『武装解除――紛争屋が見た世界』(講談社現代新書)10頁、11頁より。
  3. ^ 『本当の戦争の話をしよう: 世界の「対立」を仕切る』朝日出版社 2015年
  4. ^ 伊勢崎賢治(@isezakikenji)|Twitter”. 伊勢崎賢治. 2017年6月13日閲覧。
  5. ^ 伊勢崎賢治 - Facebook
  6. ^ 情熱大陸「伊勢崎賢治(紛争解決請負人)」”. MBSテレビ (2003年12月14日). 2012年5月16日閲覧。
  7. ^ 映画「戦車闘争」公式HP

外部リンク