フック星人
フック星人(フックせいじん)は、特撮テレビ番組『ウルトラセブン』を始めとするウルトラシリーズに登場する架空の宇宙人。別名「集団宇宙人」。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
『ウルトラセブン』に登場したフック星人
『ウルトラセブン』第47話「あなたはだぁれ?」に登場。
- 身長:1.8 - 40メートル
- 体重:65キログラム - 1万トン
地球に侵入後、密かに侵略計画を進めるために侵略基地を東京K地区のふくろう団地にカムフラージュし、全員住民に化けていた。夜行性なので昼間は地下に基地を隠し、夜になると地上の本物の団地と入れ替えていた(その際、団地の住民は催眠状態にされていて気付かない)。そして自分の星から侵略部隊を次々と呼び寄せ、武器も搬入して着実に戦力を揃えていった。しかし、深夜になって団地に帰ってきたサラリーマンの佐藤(演:小林昭二)という男性に異変を察知され、ウルトラ警備隊の調査により、計画が明るみに出てしまった。強い光に弱く、視覚は退化しているが、聴覚は非常に発達している。仲間同士テレパシーで会話することもでき、どんな時でも複数で行動し、セブンにも3人がかりで挑んだ。身軽な動きでセブンを翻弄したが、セブンの全身発光でたちまち弱ってしまい、ワイドショットの拡散バージョン(スリーワイドショット)で3人とも一掃された。また、出動した円盤群もウルトラホーク1号と3号に全て撃墜された。
『ウルトラマンボーイのウルころ』に登場したフック星人
『ウルトラマンボーイのウルころ』第45話「マッハコンビネーション! の巻」、第65話「悪魔のリベンジの巻」に登場。
レイビーク星人とコンビを組み、第45話ではウルトラマンダイナ、第65話ではウルトラマンアグルと戦った。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』に登場したフック星人
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』第2話「レイオニクスバトル」、第10話「新たな戦いの平地で」に登場。
フック星のレイオニクス。公式サイトでは、フック星人(RB)と命名されている。ドラコを操り、レイとのレイオニクスバトルに勝利しようとしたが失敗。レイに発見され殴り飛ばされる。レイとヒュウガに惑星ハマーがレイオニクスバトルの場所であることを教え、レイもレイオニクスバトルの運命から逃れられないことを唱えながら姿を消した。
その後、第10話ではドラコ(再生)を操りゼットン星人のテレスドンとレイオニクスバトルを繰り広げていたが、その最中にレイオニクスハンター・ダイルの操るキングジョーブラックにドラコをテレスドンごと倒されてしまい、更に自分を射殺しようと迫るダイルに命乞いをしたうえで不意打ちするも回避され、そのまま射殺されてしまった。
- 声・スーツアクター:岩田栄慶
- 今作では「光に弱い」「視力が低い」「集団で行動する」と言った設定は特に触れられておらず、本編でも他の宇宙人同様昼間でも問題なく活動している。
その他に登場したフック星人
- 漫画『ウルトラ忍法帖』では悪の組織「朧党」の科学者「沸苦」として準レギュラー出演している。
- 映画『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』ではウルトラマンキングの誕生日を怪獣達と共に祝福する。この作品では2体の個体が登場している。
- 『ウルトラマンメビウス』に登場したサーペント星人の等身大時のモチーフとなっている。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、百体怪獣ベリュドラの右腕を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
- 『ウルトラマンフェスティバル2010』では、初代と同様に3人組で登場する。大人を子供の頃の姿に戻してしまう銃を発明、ゼロを庇ったタロウを子供に変えてしまう。