詹詠然
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詹詠然 | ||||
基本情報 | ||||
国籍 | 中華民国 | |||
出身地 | 台湾台北市 | |||
生年月日 | 1989年8月17日(34歳) | |||
身長 | 170cm | |||
体重 | 60kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2004年 | |||
ツアー通算 | 14勝 | |||
シングルス | 0勝 | |||
ダブルス | 14勝 | |||
生涯獲得賞金 | 6,155,320 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 2回戦(2009・13) | |||
全仏 | 3回戦(2011) | |||
全英 | 2回戦(2010) | |||
全米 | 3回戦(2010) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | 準優勝(2007・15) | |||
全仏 | ベスト8(2007・08) | |||
全英 | 3回戦(2007) | |||
全米 | 準優勝(2007) | |||
4大大会最高成績・混合ダブルス | ||||
全豪 | 準優勝(2011) | |||
全仏 | 2回戦(2010・11) | |||
全英 | ベスト4(2011) | |||
全米 | ベスト8(2010) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 50位(2007年6月11日) | |||
ダブルス | 6位(2008年8月18日) | |||
2015年11月9日現在 |
詹 詠然(チャン・ユンジャン、英語表記:Yung-Jan Chan, 1989年8月17日 - )は、台湾・台北市出身の女子プロテニス選手。同僚の荘佳容とペアを組み、2007年の全豪オープンと全米オープン女子ダブルスで準優勝した選手である。ベースライン・プレーヤーで、バックハンド・ストロークのダウン・ザ・ラインを最も得意にする。身長170cm、体重60kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。これまでにWTAツアーでダブルス14勝を挙げる。自己最高ランキングはシングルス50位、ダブルス6位。日本では「チャン・ユンヤン」の表記も見られる。
来歴
6歳からテニスを始める。詹は10歳の時、1999年9月21日の台湾大地震で被災した経験を持つ。ジュニア時代、2004年の全豪オープンで中国の孫勝男とペアを組んで優勝したことがある。2004年8月にプロ入り。国際テニス連盟(ITF)主催のサテライト・サーキット(女子ツアー下部組織の大会群)で下積み生活を始めた初期の頃から、日本のトーナメントにも数多く参加してきた。2005年の全米オープンでシングルスの予選3試合を勝ち上がり、4大大会の本戦に初出場を果たす。この大会では、詹は本戦1回戦で第8シードのセリーナ・ウィリアムズに 1-6, 3-6 で敗れた。
2006年度の4大大会では、詹はウィンブルドンと全米オープンで予選会を通過した。この後、10月のジャパン・オープンでシングルスのベスト4に入り、ダブルスでは準優勝する。シングルスでは準々決勝で第2シードの杉山愛を 6-3, 6-4 で破ったが、続く準決勝で中村藍子に 6-7, 6-2, 4-6 で競り負けた。ダブルスでは荘佳容とのペアで出場し、準決勝で第1シードのビルヒニア・ルアノ・パスクアル(スペイン)&パオラ・スアレス(アルゼンチン)組を破ったが、決勝でバニア・キング(アメリカ)&エレナ・コスタニッチ(クロアチア)組に敗れて準優勝になっている。
詹詠然と荘佳容は、2007年全豪オープンの女子ダブルスで躍進した。詹はシングルスでは1回戦でアリシア・モリク(オーストラリア)に敗れたが、荘と組んだ女子ダブルス準決勝で前年度優勝の中国ペア、鄭潔&晏紫組を 6-3, 6-4 で破り、台湾出身のテニス選手として初の4大大会決勝戦に進出した。2人は決勝で第3シードのリーゼル・フーバー(南アフリカ)&カーラ・ブラック(ジンバブエ)と対戦し、第2セットのタイブレークを奪う健闘を見せたが、結局 4-6, 7-6, 1-6 で敗れて準優勝になった。2人は2007年全米オープンでも女子ダブルス決勝に進んだが、ディナラ・サフィナ(ロシア)&ナタリー・ドシー(フランス)組に 4-6, 2-6 で敗れ、ここでも優勝を逃した。
詹は2007年10月のバンコク大会でツアー初のシングルス決勝に進んだがフラビア・ペンネッタ(イタリア)に 1–6, 3–6 で敗れている。4大大会のシングルス最高成績は2010年全米オープンと2011年全仏オープンの3回戦進出である。
2011年全豪オープンの混合ダブルスではポール・ハンリー(オーストラリア)とペアを組んで決勝に進出した。決勝ではダニエル・ネスター(カナダ)&カタリナ・スレボトニク(スロベニア)組に 3–6, 6–3, [7–10] で敗れ準優勝となった。
詹詠然の妹の詹皓晴もプロテニス選手になり、2012年2月のパタヤ大会では2人で組んだダブルスで決勝に進出した。決勝ではサニア・ミルザ&アナスタシア・ロディオノワ組に 6–3, 1–6, [8–10] で敗れ準優勝となった。2013年シーズン開幕戦の深圳オープンでは決勝でイリナ・ブリャコク&バレリア・ソロビエワ組を 6–0, 7–5 で破りダブルスツアー10勝目を挙げた。
WTAツアー決勝進出結果
シングルス: 1回 (0勝1敗)
大会グレード |
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グランドスラム (0–0) |
ティア I (0–0) |
ティア II (0–0) |
ティア III (0–1) |
ティア IV & V (0–0) |
プレミア (0–0) |
インターナショナル (0–0) |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 4. | 2007年10月14日 | バンコク | ハード | フラビア・ペンネッタ | 1–6, 3–6 |
ダブルス: 33回 (14勝19敗)
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2005年10月2日 | ソウル | ハード | 荘佳容 | ナタリー・グランディン ジル・クレイバス |
6–2, 6–4 |
準優勝 | 1. | 2006年10月8日 | 東京 | ハード | 荘佳容 | バニア・キング エレナ・コスタニッチ |
6–7(2), 7–5, 2–6 |
準優勝 | 2. | 2007年1月27日 | 全豪オープン | ハード | 荘佳容 | カーラ・ブラック リーゼル・フーバー |
4–6, 7–6(4), 1–6 |
準優勝 | 3. | 2007年2月11日 | パタヤ | ハード | 荘佳容 | ニコル・プラット マラ・サンタンジェロ |
4–6, 6–7(4) |
優勝 | 2. | 2007年2月18日 | バンガロール | ハード | 荘佳容 | アーラ・クドゥリャフツェワ 謝淑薇 |
6–7(4), 6–2, [11-9] |
準優勝 | 4. | 2007年3月18日 | インディアンウェルズ | ハード | 荘佳容 | リサ・レイモンド サマンサ・ストーサー |
3–6, 5–7 |
準優勝 | 5. | 2007年5月26日 | イスタンブール | クレー | サニア・ミルザ | アグニエシュカ・ラドワンスカ ウルシュラ・ラドワンスカ |
1–6, 3–6 |
優勝 | 3. | 2007年6月17日 | バーミンガム | 芝 | 荘佳容 | 孫甜甜 メイレン・ツー |
7–6(3), 6–3 |
優勝 | 4. | 2007年6月22日 | スヘルトーヘンボス | 芝 | 荘佳容 | アナベル・メディナ・ガリゲス ビルヒニア・ルアノ・パスクアル |
7–5, 6–2 |
準優勝 | 6. | 2007年9月9日 | 全米オープン | ハード | 荘佳容 | ナタリー・ドシー ディナラ・サフィナ |
4–6, 2–6 |
準優勝 | 7. | 2007年10月7日 | シュトゥットガルト | ハード | ディナラ・サフィナ | クベタ・ペシュケ レネ・スタブス |
7–6(5), 6–7(4), [2–10] |
優勝 | 5. | 2008年2月10日 | パタヤ | ハード | 荘佳容 | 謝淑薇 バニア・キング |
6–4, 6–3 |
準優勝 | 8. | 2008年3月9日 | バンガロール | ハード | 荘佳容 | 彭帥 孫甜甜 |
4–6, 7–5, [8–10] |
優勝 | 6. | 2008年5月18日 | ローマ | クレー | 荘佳容 | イベタ・ベネソバ ヤネッテ・フサロバ |
7–6(5), 6–3 |
準優勝 | 9. | 2008年5月24日 | ストラスブール | クレー | 荘佳容 | 晏紫 タチアナ・ペレビニス |
4–5, 7–6(3), [6–10] |
優勝 | 7. | 2008年7月27日 | ロサンゼルス | ハード | 荘佳容 | ブラディミラ・ウーリロバ エバ・ハルディノバ |
2–6, 7–5, [10–4] |
準優勝 | 10. | 2009年8月2日 | スタンフォード | ハード | モニカ・ニクレスク | セリーナ・ウィリアムズ ビーナス・ウィリアムズ |
4–6, 1–6 |
優勝 | 8. | 2009年9月27日 | ソウル | ハード | アビゲイル・スピアーズ | カーリー・ガリクソン ニコール・クリッツ |
6–3, 6–4 |
準優勝 | 11. | 2010年1月16日 | ホバート | ハード | モニカ・ニクレスク | 荘佳容 クベタ・ペシュケ |
6–3, 3–6, [7–10] |
優勝 | 9. | 2010年2月28日 | クアラルンプール | ハード | 鄭潔 | アナスタシア・ロディオノワ アリーナ・ロディオノワ |
6–7(4), 6–2, [10–7] |
準優勝 | 12. | 2010年8月1日 | スタンフォード | ハード | 鄭潔 | リンゼイ・ダベンポート リーゼル・フーバー |
5–7, 7–6(8), [8–10] |
準優勝 | 13. | 2012年2月12日 | パタヤ | ハード | 詹皓晴 | サニア・ミルザ アナスタシア・ロディオノワ |
6–3, 1–6, [8–10] |
優勝 | 10. | 2013年1月5日 | 深圳 | ハード | 詹皓晴 | イリナ・ブリャコク バレリア・ソロビエワ |
6–0, 7–5 |
準優勝 | 14. | 2014年4月6日 | チャールストン | クレー | 詹皓晴 | アナベル・メディナ・ガリゲス ヤロスラワ・シュウェドワ |
6–7(4), 2–6 |
準優勝 | 15. | 2014年4月20日 | クアラルンプール | ハード | 鄭賽賽 | 詹皓晴 ティメア・バボシュ |
3–6, 4–6 |
優勝 | 11. | 2014年6月21日 | イーストボーン | 芝 | 詹皓晴 | マルチナ・ヒンギス フラビア・ペンネッタ |
6-3, 5-7, [10-7] |
準優勝 | 16. | 2015年1月30日 | 全豪オープン | ハード | 鄭潔 | ルーシー・サファロバ ベサニー・マテック=サンズ |
4–6, 6–7(5) |
優勝 | 12. | 2015年2月15日 | パタヤ | ハード | 詹皓晴 | 青山修子 タマリネ・タナスガーン |
2–6, 6–4, [10–3] |
準優勝 | 17. | 2015年6月27日 | イーストボーン | 芝 | 鄭潔 | キャロリン・ガルシア カタリナ・スレボトニク |
6–7(5), 2–6 |
優勝 | 13. | 2015年8月23日 | シンシナティ | ハード | 詹皓晴 | ケーシー・デラクア ヤロスラワ・シュウェドワ |
6–4, 7–5 |
優勝 | 14. | 2015年9月19日 | 東京 | ハード | 詹皓晴 | 土居美咲 奈良くるみ |
6–1, 6–2 |
準優勝 | 18. | 2015年9月26日 | 東京 | ハード | 詹皓晴 | ガルビネ・ムグルサ カルラ・スアレス・ナバロ |
5–7, 1–6 |
準優勝 | 19. | 2015年10月10日 | 北京 | ハード | 詹皓晴 | マルチナ・ヒンギス サニア・ミルザ |
7–6(9), 1–6, [8–10] |
4大大会シングルス成績
- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 通算成績 |
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全豪オープン | A | LQ | 1R | 1R | 2R | 1R | LQ | A | 2R | 1R | LQ | 2–6 |
全仏オープン | A | LQ | 1R | 1R | A | 1R | 3R | 2R | A | A | LQ | 3–5 |
ウィンブルドン | A | 1R | 1R | 1R | 1R | 2R | LQ | LQ | A | A | A | 1–5 |
全米オープン | 1R | 1R | 1R | 2R | LQ | 3R | 1R | LQ | LQ | 1R | LQ | 3–7 |
外部リンク
- 詹詠然 - WTAツアーのプロフィール (英語)
- 詹詠然 - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール (英語)
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