グリゴール・ディミトロフ
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グリゴール・ディミトロフ | ||||
基本情報 | ||||
愛称 | Dimi (ディミ) | |||
国籍 | ブルガリア | |||
出身地 | 同・ハスコヴォ | |||
居住地 | フランス・パリ | |||
生年月日 | 1991年5月16日(32歳) | |||
身長 | 190cm | |||
体重 | 80kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 片手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2008年 | |||
ツアー通算 | 4勝 | |||
シングルス | 4勝 | |||
ダブルス | 0勝 | |||
生涯獲得賞金 | 26,280,250 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | ベスト8(2014) | |||
全仏 | 3回戦(2013) | |||
全英 | ベスト4(2014) | |||
全米 | 4回戦(2014) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | 3回戦(2013) | |||
全仏 | 2回戦(2013) | |||
全英 | 2回戦(2011・13) | |||
全米 | 1回戦(2011) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 8位(2014年8月4日) | |||
ダブルス | 66位(2013年8月26日) | |||
2016年3月7日現在 |
グリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov, ブルガリア語: Григор Димитров, 1991年5月16日 - )は、ブルガリア・ハスコヴォ出身の男子プロテニス選手。これまでにATPツアーでシングルス4勝を挙げる。自己最高ランキングはシングルス8位、ダブルス66位。身長190cm、体重80kg。右利き、バックハンド・ストロークは片手打ち。
選手経歴
プロ転向-2010年
ディミトロフは5歳でテニスを始める。ジュニア時代には2008年ウィンブルドン選手権と2008年全米オープンのジュニアシングルスで優勝している。2008年にプロに転向。この年からデビスカップにブルガリア代表として出場している。
2009年の ABNアムロ世界テニス・トーナメントでは主催者推薦での出場から1回戦で世界ランキング23位のトマーシュ・ベルディハを 4-6, 6-3, 6-4 で破る殊勲を挙げた。2回戦で当時世界1位のラファエル・ナダルに 5-7, 6-3, 2-6 で敗れたが第2セットを奪う健闘を見せた。ウィンブルドンで4大大会に初出場、1回戦でイーゴリ・クニツィンとの試合を 6-3, 0-6, 0-3 となったところで途中棄権した。
2011年
2011年全豪オープンでは、予選を勝ち上がり1回戦で世界ランキング38位アンドレイ・ゴルベフを 6-1, 6-4, 6-2 で破り2回戦で第19シードのスタニスラス・ワウリンカに 5-7, 3-6, 3-6 で敗れた。この勝利で87位になり初めてトップ100入りを果たした。4月の全米男子クレーコート選手権で初のシードになった。ミュンヘンのBMWオープンでマルコス・バグダティスを 3-6, 7-6(6), 6-2 で破り、世界ランキングを66位まで上げた。全仏オープン1回戦でジェレミー・シャルディーに 2-6, 4-6, 4-6 で敗退。ウィンブルドンでは2回戦でジョー=ウィルフリード・ツォンガに 7-6(4), 4-6, 4-6, 6-7(8) で第1セットを奪ったが敗れた。全米オープンでは1回戦でガエル・モンフィスに 6-7(4), 3-6, 4-6 のストレートで敗退した。
ダブルスではエイゴン国際でアンドレアス・セッピと組み初めてのツアー決勝に進出した。決勝でジョナサン・エルリック&アンディ・ラム組に 3–6, 3–6 で敗れ準優勝となった。
2012年
2012年全豪オープンでは、1回戦でジェレミー・シャルディーを 4-6, 6-3, 3-6, 6-4, 6-4 で破ったが、2回戦はニコラス・アルマグロに 6-4, 3-6, 7-6(4), 4-6, 0-6 のフルセットで敗れた。3月のソニー・エリクソン・オープンでは世界ランキング7位のトマーシュ・ベルディハを 6-3, 2-6, 6-4 で破った。エイゴン選手権、スウェーデン・オープン、クロアチア・オープンでベスト4に進出した。
7月のロンドン五輪でオリンピックに初出場した。シングルス1回戦でポーランドのルカシュ・クボットを 6-3, 7-6(4) で破ったが2回戦でフランスのジル・シモンに 3-6, 3-6 で敗れた。
2013年 初タイトル
開幕戦のブリスベン国際でツアー初の決勝に進出。アンディ・マリーに 6–7(0), 4–6 で敗れ準優勝となった。5月のマドリード・マスターズでは2回戦で世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチを 7-6, 6-7, 6-3 で破る殊勲を挙げた。10月のストックホルム・オープンでは2度目の決勝に進出しダビド・フェレールを 2-6, 6-3, 6-4 で破りツアー初優勝を果たした。
2014年 優勝3回&ウィンブルドンベスト4
全豪オープンで3回戦でミロシュ・ラオニッチにセットカウント3-1で勝利し、準々決勝で世界ランク1位のラファエル・ナダルに負けはしたが1セットを取る健闘を見せ、グランドスラムで自身初のベスト8進出を果たした。 2月末のアビエルト・メキシコ・テルセルでは準決勝でアンディ・マレーに4-6, 7-6(5), 7-6(3)の接戦で初勝利をあげ、ツアー3度目の決勝に進出。ケビン・アンダーソン相手に7-6(1), 3-6, 7-6(5)の大熱戦を制してツアー2勝目を挙げると同時に自身初のATPワールドツアー・500シリーズ制覇を果たした。 4月のBRDナスターゼ・ティリアク・トロフィーではルカシュ・ロソルを破って優勝。5月のBNLイタリア国際では準決勝に進出するが、全仏オープンでは1回戦でイボ・カルロビッチに敗れた。その後エイゴン選手権でフェリシアーノ・ロペスを破って優勝。 ウィンブルドン選手権では準々決勝にて昨年優勝者のアンディ・マレーを6-1, 7-6(4), 6-2のストレートで破りGS初のベスト4入り、続く準決勝では第2シードのノバク・ジョコビッチに4-6, 6-3, 6-7, 6-7で敗れた。そして7月7日付の世界ランキングで9位となり、自身、そしてブルガリア人初のトップ10入りを果たした。8月4日には自己最高の8位にランクイン。 ロジャーズ・カップでは2度目のマスターズ準決勝進出を果たすも、この大会で優勝したジョー=ウィルフリード・ツォンガに4-6, 3-6で敗れた。第7シードで出場した全米オープンでは4回戦でガエル・モンフィスに5-7, 6-7(6), 5-7で敗れた。
年間最終のレースランキングで11位だったためATPワールドツアー・ファイナル本戦の出場権は得られなかったものの、交代選手の2番手の権利を得た。しかしその権利を辞退した。
2015年 不調の1年
全豪オープンでは4回戦でアンディ・マレーに4-6, 7-6(5), 3-6, 5-7で敗れる。全豪の後3月のマイアミ・オープンまで出場したすべての大会で2回戦(2戦目)で敗れている。モンテカルロ・マスターズとマドリード・マスターズではともに3回戦でスタン・ワウリンカを破り準々決勝に進出したがモンテカルロではガエル・モンフィスに、マドリードではラファエル・ナダルに敗れた。全仏オープンでは1回戦でジャック・ソックに敗れ2年連続1回戦敗退となった。前回ベスト4のウィンブルドン選手権では3回戦でリシャール・ガスケに3-6, 4-6, 4-6で敗れた。全米オープンでは2回戦でミハイル・ククシュキンに3-6, 6-7(2), 6-2, 6-4, 4-6で敗れた。この年は年間を通して、ツアー準決勝進出が1度だけなど不調に陥り、年間最終28位で終えた。
2016年
年初のブリスベン国際ではジル・シモン、ビクトル・トロイツキに勝利し、ロジャー・フェデラーとの準々決勝まで進出。翌週のシドニー国際では決勝に進出。 ビクトル・トロイツキに6-2, 1-6, 6-7(7)で逆転負けし、準優勝。全豪オープンでは3回戦でフェデラーに4-6, 6-3, 1-6, 4-6で敗れた。 マイアミ・オープンでは3回戦でアンディ・マリーに6-7(1), 6-4, 6-3で勝利。4回戦でガエル・モンフィスに敗れた。
プレースタイル
片手バックハンドのオールラウンダー。バックハンドはフラットショットだけでなくスライスも優れている。フォアハンドも重くパワフルでフットワークもよい。サーブは233 km/h (145 mph)出すことができる。そのプレイスタイルはロジャー・フェデラーに似ていると言われている。[1][2]
ATPツアー決勝進出結果
シングルス: 7回 (4勝3敗)
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結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2013年1月6日 | ブリスベン | ハード | アンディ・マリー | 6–7(0), 4–6 |
優勝 | 1. | 2013年10月20日 | ストックホルム | ハード (室内) | ダビド・フェレール | 2–6, 6–3, 6–4 |
優勝 | 2. | 2014年3月1日 | アカプルコ | ハード | ケビン・アンダーソン | 7–6(1), 3–6, 7–6(5) |
優勝 | 3. | 2014年4月27日 | ブカレスト | クレー | ルカシュ・ロソル | 7–6(2), 6–1 |
優勝 | 4. | 2014年6月15日 | ロンドン | 芝 | フェリシアーノ・ロペス | 6–7(8), 7–6(1), 7–6(6) |
準優勝 | 2. | 2014年10月19日 | ストックホルム | ハード (室内) | トマーシュ・ベルディハ | 7-5, 4-6, 4-6 |
準優勝 | 3. | 2016年1月16日 | シドニー | ハード | ビクトル・トロイツキ | 6-2, 1-6, 6–7(7) |
ダブルス: 1回 (0勝1敗)
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2011年6月16日 | イーストボーン | 芝 | アンドレアス・セッピ | ジョナサン・エルリック アンディ・ラム |
3–6, 3–6 |
4大大会シングルス成績
- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 通算成績 |
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全豪オープン | A | A | LQ | 2R | 2R | 1R | QF | 4R | 3R | 11-6 |
全仏オープン | A | A | A | 1R | 2R | 3R | 1R | 1R | 3–5 | |
ウィンブルドン | A | 1R | A | 2R | 2R | 2R | SF | 3R | 10–6 | |
全米オープン | A | LQ | A | 1R | 1R | 1R | 4R | 2R | 4–5 |
脚注
外部リンク
- グリゴール・ディミトロフ - ATPツアーのプロフィール (英語)
- グリゴール・ディミトロフ - デビスカップのプロフィール (英語)
- {{ITF profile}} template using deprecated numeric ID.
- グリゴール・ディミトロフ - バイオグラフィーとオリンピックでの成績(Sports Reference)(英語)
- 公式サイト