ウディネーゼ・カルチョ

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ウディネーゼ・カルチョ
原語表記 Udinese Calcio SpA
愛称 Friulani, Bianconeri, l'Udin, Zebrette
クラブカラー 白・黒
創設年 1896年
所属リーグ セリエA
所属ディビジョン 1部
ホームタウン ウーディネ
ホームスタジアム スタディオ・フリウーリ
収容人数 25,144
代表者 イタリアの旗 フランコ・ソルダーティ
監督 イタリアの旗 ステファノ・コラントゥオーノ
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ
1970年代の選手達

ウディネーゼ・カルチョUdinese Calcio)は、イタリアウーディネを本拠地とするサッカークラブである。2015-16シーズンはセリエAに所属。

歴史

1896年にソチエタ・ウディネーゼ・ディ・ジンナスティカ・スケルマSocietà Udinese di Ginnastica e Scherma、ウディネーゼ体操およびフェンシングクラブ)として創設された。1950-51シーズンに初めてセリエAに昇格。1954-55シーズンにはミランに次ぐ2位でシーズンを終えたが、不正行為が発覚したためカターニアと共にセリエB降格処分を受けた。

1960年代から1970年代にかけて大半をセリエCで過ごすなど低迷したが、1979-80シーズンに17年ぶりにセリエAに昇格。1983年からはブラジル代表のジーコも在籍し、ファンの人気を集めた。

1990年代後半からはセリエAの中でも中位と健闘し、1997-98シーズンにはアルベルト・ザッケローニ監督の下で同シーズンの得点王オリバー・ビアホフらを擁して3位となり、「奇跡のウディネーゼ」(Udinese dei miracoli)と称された。2004-05シーズンはルチアーノ・スパレッティ監督の下で4位という成績を収め、UEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。2010-11シーズンから就任したフランチェスコ・グイドリン監督のもとで、3年連続で欧州カップ戦出場権を得る好成績を収めた。

クラブの経営戦略

ウディネーゼはプロビンチャに過ぎず、ジャンパオロ・ポッツォ・オーナーによる援助はあるものの財政規模は決して大きくない。そのため、ウディネーゼは外国の若くて無名の優秀な選手を確保し育成、その選手を高額で売却することでクラブ経営を成立させてきた。スカウトは世界中に散らばっており、1995年のボスマン判決後にこの路線を徹底して推進している。イタリア人プレーヤーの育成を重視して下部組織を充実させているアタランタなどと異なり、選手リクルーティングの活動範囲を世界中へ拡大したことが、現在のウディネーゼ躍進の原動力となっている。国内外より発掘した若い選手達には、イタリアサッカーに適応する時間と環境の提供を重視している。こうした経営方針から、クラブは多国籍チームになる傾向が強い。

育成した高名な選手に、オリバー・ビアホフマルシオ・アモローゾマルティン・ヨルゲンセンダビド・ピサーロペア・クロルドルップマレク・ヤンクロフスキーアサモア・ギャンギョクハン・インレルサミール・ハンダノヴィッチアレクシス・サンチェスなどがいる。マヌエル・ジェロリン、エルネスト・ヴァルニエら優秀なスカウト陣が成功していることは安定して中位を確保していることからも分かる。

また、監督にとって働きやすい環境作りに努めており、アルベルト・ザッケローニルチアーノ・スパレッティなどの名将を輩出している。

2009年より、ポッツォ・オーナーが出資しているスペイングラナダCFと業務提携を行っている。また、2012年からは同じくポッツォ所有のイングランドワトフォードFCとの提携しており、多数の選手がレンタル移籍している。

タイトル

スタディオ・フリウーリ

国内タイトル

なし

国際タイトル

過去の成績

現所属メンバー

2016年2月1日現在

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
2 DF マリ共和国 モラ・ワゲ ()
5 DF ブラジル ダニーロ ()
7 MF ガーナ エマニュエル・アギェマン=バドゥ
8 MF ポルトガル ブルーノ・フェルナンデス
9 FW コロンビア ドゥバン・サパタ
10 FW イタリア アントニオ・ディ・ナターレ ()
11 DF イタリア マウリツィオ・ドミッツィ
18 FW クロアチア スティペ・ペリツァ
19 MF ブラジル ギリェルメ
20 MF イタリア フランチェスコ・ローディ
21 DF ブラジル エデニウソン
22 MF セルビア ズドラヴコ・クズマノヴィッチ ()★
26 DF イタリア ジョヴァンニ・パスクアーレ
27 MF スイス シルヴァン・ヴィドマー
No. Pos. 選手名
30 DF ブラジル フェリペ ()
31 GK ギリシャ オレスティス・カルネジス
33 MF ギリシャ パナギオティス・コネ ()
52 MF カザフスタン アレクサンダー・メルケル ()
53 DF イラク アリ・アドナン
55 MF アイスランド エミル・ハルフレドソン
75 DF フランス トマス・ウルトー
77 FW フランス シリル・テレオー
82 FW スペイン アレクサンドレ・ヘイホ
89 DF パラグアイ イバン・ピリス
90 GK ベネズエラ ラファエル・ロモ ()
97 GK イタリア アレックス・メレト
-- FW ブラジル リデル・マトス ()

括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。

レンタル移籍

in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
2 DF マリ共和国 モラ・ワゲ (グラナダ)
9 FW コロンビア ドゥバン・サパタ (ナポリ)
No. Pos. 選手名
18 FW クロアチア スティペ・ペリツァ (チェルシー)
22 MF セルビア ズドラヴコ・クズマノヴィッチ (バーゼル)
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
3 DF ブラジル ネウトン (グラナダ)
13 DF アルゼンチン エマヌエル・インスーア (ニューウェルス)
16 MF チリ マヌエル・イトゥラ (ラージョ)
23 MF ブラジル マルキーニョ (アル・アハリ・ジッダ)
37 MF イタリア マルコ・ファラオーニ (ノヴァーラ)
74 FW ウルグアイ ロドリゴ・アギーレ (ペルージャ)
95 FW ブラジル ルーカス・エヴァンゲリスタ (パナシナイコス)
-- GK イタリア シモーネ・スクフェット (コモ)
-- GK セルビア ジェリコ・ブルキッチ (カルピ)
-- DF イタリア アゴスティーノ・カミリアーノ (アスコリ・ピッキオ)
-- DF イタリア ダニエレ・モーリ (ルッケーゼ)
No. Pos. 選手名
-- DF クロアチア イゴール・ブブニッチ (カルピ)
-- DF ブラジル ガブリエウ・シウバ (ジェノア)
-- MF スペイン ハイメ・ロメロ (サラゴサ)
-- MF クロアチア フラノ・ムリナル (インテル・ザプレシッチ)
-- MF ポーランド ピオトル・ジエリンスキ (エンポリ)
-- MF ルーマニア ガブリエル・トルジェ (オスマンルスポル)
-- MF イタリア ヴァレリオ・ヴェッレ (ペスカーラ)
-- FW イタリア ダヴィデ・マルスラ (ブレシア)
-- FW イタリア エマヌエーレ・ロヴィーニ (ピストイエーゼ)
-- FW ウルグアイ ニコラス・ロペス (ナシオナル・モンテビデオ)

リザーブ

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
15 DF ポーランド パヴェウ・ボフニェヴィチ
44 MF チェコ ヤクブ・ヤンクト
No. Pos. 選手名
96 MF モロッコ ナビル・ジャーディ

歴代監督

歴代所属選手

GK

DF

MF

FW

外部リンク