ウエストライフ
ウエストライフ | |
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Westlife in a concert performing in 2006 | |
基本情報 | |
出身地 | アイルランド スライゴ、ダブリン |
ジャンル | ポップ、バラッド、ダンス、ジャズ、ビッグバンド、アダルト・コンテンポラリー、ポップ・ロック |
活動期間 | 1998年 | - 2012年
レーベル | ソニーBMG、RCA、サイコ・ミュージック、アリスタ |
公式サイト | Official Westlife Website |
メンバー |
ニッキー・バーン キーアン・イーガン マーク・フィーリー シェーン・フィラン |
旧メンバー | ブライアン・マックファーデン |
ウエストライフ(Westlife)は、1998年に結成され2012年まで活動していた男性5人組のアイルランド出身のバンド、アイリッシュ・ボーカルグループ、歌手である。
メンバー
- キーアン・イーガン、身長175cm。
- シェーン・フィラン、身長175cm。
- ニッキー・バーン、身長175cm。
- マーク・フィーリー、身長178cm。
- ブライアン・マックファーデン、身長186cm。(脱退し、現在はソロ活動中)。
概要
ウエストライフのファンは国際的で、アイルランド、イギリス、ヨーロッパ、カナダ、オーストラリア、アジア、アフリカ、ラテンアメリカで絶大な人気を誇る。また、イラクでも市場を展開している。
1999年から2007年の間に14曲ものUKナンバー1シングルをリリースしており、これはエルヴィス・プレスリー、ビートルズにつぐ3番目の記録である。UK音楽史上7曲連続で1位を獲得したのはウエストライフだけで、UKでレコード・オブ・ザ・イヤーに4度輝き、またイギリスで唯一「レコード・オブ・ザ・イヤー」に4度輝いている。イギリスの有名なコンサート会場、ウェンブリー・アリーナで2006年に23回目のライブをしたのも新記録である。
たくさんのビッグ・アーティスト(マライア・キャリー、ダイアナ・ロス、ドニー・オズモンド、ルル、ドナ・サマー)とデュエットをしている。しかしながら、ウエストライフはアメリカ市場では成功をおさめていない。2000年に「愛の誓い〜スウェアー・イット・アゲイン」がリリースされ、MTVでも紹介されたが、ビルボード・チャート20位に終わる。アメリカで一番良く知られているのはUSチャート10位を記録した「フライング・ウィズアウト・ウィングス」。この曲はアメリカン・アイドル・セカンドシーズンの勝者、ルーベン・スタッダードのアルバムに収録されており、USチャート2位を記録した。ITVのレコード・オブ・ザ・イヤーに4度(Flying Without Wings:1999年、My love:2000年 Mandy:2003年、You Raise Me Up:2005年)輝き、ブリット・アウォーズは2度受賞している。
ニッキーは2003年7月に幼いときから付き合っていたアイルランドの首相の娘、ジョージナ・アハーンと結婚。'07年に双子の男の子の父になった。シェーンは、キーアンの従姉妹と2003年12月28日に結婚。2005年には父親になった。キーアンは元歌手のジョディ・アルバートと交際中。マークは2005年8月19日に自分がゲイであることをUKタブロイド、サン紙にて公にした。すでに解散しているボーイズグループ「V」のケヴィン・マックデイドと交際中である。
来歴
結成
ウエストライフは1998年7月にアイルランドのスライゴ出身のキーアン・イーガン、シェーン・フィラン、マーク・フィリーと、アイルランドのダブリン出身のニッキー・バーン、ブライアン・マックファーデンによって結成された。
当初、キーアン、シェーン、マークの3人はIOUという6人組グループに属しており、この3人はバンドメンバーを探してダブリンで行われたオーディションでリクルート活動をするチャンスを与えられた。そこでニッキー、ブライアンと知り合う。最初は5人でウェストサイド(WESTSIDE)というバンド名で活動したが、アメリカに同じ名前のグループがいたため、新しいグループ名、ウエストライフ(Westlife)に改名した。(IOUというバンド名はすでに使われていた)。ボーイゾーンのローナン・キーティングとルイ・ウォルシュがマネージャーとして迎えられ、シェーン、ブライアン、マークがリードボーカルを担当。キーアンとブライアンがピアノ、ギターを弾け、またメンバー全員が作詞をできる。(しかし、ほとんどのヒット曲がメンバー以外の作詞家によって作られている。)この年にはバックストリート・ボーイズの前座としてダブリンでライブをする。
デビュー
1999年4月、ウエストライフのファースト・シングル「愛の誓い〜スウェアー・イット・アゲイン」がUKでリリースされ、チャート1位を獲得する。8月には「イフ・アイ・レット・ユー・ゴー」が、10月には「フライング・ウィズアウト・ウィングス」がそれぞれ1位を獲得する。11月にはファースト・アルバム『ウエストライフ』がリリースされ、UKアルバム・チャート2位を記録した。
コースト・トゥ・コースト
2000年3月にデビュー・アルバムから最後のシングル「フール・アゲイン」がリリースされ、4月にはUKチャート1位を記録する。11月には早くも2ndアルバム『コースト・トゥ・コースト』がリリースされ、UK音楽史上4番目の売り上げを記録した。このアルバムからはフィル・コリンズのカバー曲「見つめて欲しい」と「マイ・ラヴ」をシングルとしてリリースする。「見つめて欲しい」はマライア・キャリーとのデュエットでUKチャート1位を、バラード調の「マイ・ラブ」も大ヒットしUKチャート1位を記録した。だが、8枚目のシングル「ホワット・メイクス・ア・マン」はBBCの子供向け教育番組『ボブとはたらくブーブーズ』のテーマ曲『Can We Fix It?』に阻まれUKチャート1位を逃したため、ギネス記録はストップした。
ワールド・オブ・アワ・オウン
初めてツアーを回るようになる。また2002年12月には3rdアルバム『ワールド・オブ・アワ・オウン』がリリースされる。このアルバムにはウエストライフのメンバー自身が書いた曲が8曲収録されており、その中の「クイーン・オブ・マイ・ハート」と「ワールド・オブ・アワ・オウン」はUKチャート1位を記録した。
ベストアルバム
2002年12月に解散が噂される中、ウエストライフ初のベストアルバムとなる『ザ・グレイテスト・ヒッツ~アンブレイカブル~』をリリースした。全英アルバムチャート1位を記録する。日本でもオーストラリア地域と合わせてボーナストラックを加えて発売されている。[1]
ターンアラウンド
約1年ぶりに4thアルバム『ターンアラウンド』がリリースされる。このアルバムもUKチャート1位を記録し、4年で4枚のUKチャート1位を記録した。また、このアルバムからのシングル「哀しみのマンディ」はUKチャート1位を記録した。(この曲はバリー・マニロウのカバー曲。)また、この年には3度目となるUKレコード・オブ・ザ・イヤーを受賞する。(5年で3度受賞したことになる)
5人から4人へ
2004年3月9日にメンバーのブライアン・マックファーデンが脱退する。理由は、家族との時間が欲しいとのこと。ブライアンはアトミック・キトゥンのケリー・カトーナと結婚していて、2人子供がいる。しかし、9月には離婚。離婚の後、すぐにソロとしてのキャリアをスタートさせ、自分のウエストライフ時代の思いをつづった「リアル・トゥ・ミー」はUKチャート1位を記録した。また脱退する際の記者会見で「(メンバーの)シェーンとマークの歌唱力にはかなわない。」とコメントしたことから、メイン・ヴォーカルを務めたかったのではないか、という理由もあげられている。(しかし、実際はブライアンもメインを務めることが多かった。)現在はオーストラリア出身の歌手、デルタ・グッドレムと交際している。詳しくはブライアン・マックファーデンを参照のこと。本来、メンバーを失うとグループは解散する傾向にあるが、ウエストライフは違った。ブライアン脱退後、4つのアリーナツアーを成功させ、またこの年の暮れにはフランク・シナトラ、ボビー・ダーリンなどの曲をカバーしたスタンダード・アルバム『アラウ・アス・トゥ・ビー・フランク』をリリース。
フェイス・トゥ・フェイス
4ヶ月の休養の後、新曲を発表。ノルウェー・アイルランド出身の二人組の歌手で演奏家のシークレット・ガーデンのカバー「You Raise Me Up」とアルバム『フェイス・トゥ・フェイス』がリリースされ、このシングルとアルバム両方が12月6日に全英シングルチャート、アイルランドシングルチャートで1位を記録した。シングルと、アルバムが同じ週に両方とも1位を記録するのは初めての出来事であった。ウエストライフはそれでも続く解散の噂を笑い飛ばし続け、取材の際「最低でも20曲、全英チャート1位を記録する曲を歌いたい」と、のコメントを残した。
ラヴ・アルバム
初のアジア・ツアーを9月4日から開始。フィリピン、韓国、シンガポール、香港、台湾、インドネシアで行われた。11月20日にはニューアルバム『ラヴ・アルバム』をリリース。アルバム・チャートでは、ウエストライフのアルバムがオアシス、ビートルズ、U2らの強豪を破り1位に輝いた。4アーティストのアルバムが同じ日にリリースされ、熾烈な争いが注目されたその週のチャート。結果は、ウエストライフ1位、オアシスの『Stop The Clocks』(2位)、ビートルズの『Love』(3位)、U2の『U218 Singles』(4位)の順に終わった。このアルバムからのシングル「ローズ」はウエストライフの14度目のUKチャート1位を獲得。クリフ・リチャードと同数で、上には偉大なエルヴィス・プレスリーとビートルズだけとなった。
バック・ホーム
メンバーはロサンゼルスに滞在し、マイケル・ブーブレのカバーをレコーディングとプロモーションビデオの撮影をした。このカバー曲、「ホーム」はUKで2007年10月29日に発売される前の10月初旬には彼らの公式ホームページで公開された。結果、同曲はUKチャート3位に終わる。オリジナルソング9曲、カバーソング3曲を含めた8枚目のスタジオアルバム、『バック・ホーム』は同年11月5日にリリースされ、UKアルバムチャートで1位を獲得。また、この日は再結成したスパイス・ガールズのベスト盤、『グレイテスト・ヒッツ』のリリース日であったが、スパイス・ガールズはウエストライフとの勝負を避け、リリース日を1週間遅らせた。ちなみに過去には会社側がスパイス・ガールズとアルバムの発売日を同じに設定し、マスコミもこれを大きく取り上げ壮絶な戦いとなったが、ウエストライフが圧勝した。
2枚目のシングルとして「アス・アゲインスト・ザ・ワールドを2008年3月3日リリースし、UKチャート8位を記録した。このリリースの前の2月25日からは「バック・ホームツアー」と題したツアーを始め、UKのみならず初めてニュージーランドでツアーを行い成功をおさめた。なお、ヨーロッパとアジアの一部の国では「サムシング・ライト」が2枚目のシングルとしてリリースされ、前述の「アス・アゲインスト・ザ・ワールド」は3枚目としてリリースされた。
ホエア・ウィー・アー
2009年7月1日から10枚目のニューアルバムにむけてレコーディング活動を再開。メンバーのニッキーはこれまでとは違ったプロデューサーや作詞家と共にアルバムを制作をしていくことを発表。ウエストライフの大ファンであることが分かったコールドプレイのクリス・マーティンやワンリパブリックのライアン・テダー、ダレン・ヘイズ、イン・シンクのJCシャゼイ、再結成したA1のベン・アダムスなどがその例である。
2009年11月30日にアルバム、『ホエア・ウィー・アー』が発売され、UKアルバムチャート2位を記録。また同アルバムからのシングル、「ホワット・アバウト・ナウ 」は10月23日にリリースされ、UKチャート2位を記録した。また、2010年のハイチ大地震におけるチャリティソング、「エブリバディ・ハーツ」のレコーディングに参加し、同曲はUKチャート1位を記録した。
グラヴィティ
11枚目のアルバムはグラミー賞受賞者であるジョン・シャンクスのもとロサンジェルスで制作され、2010年11月14日にリリースされたシングル「セーフ」はUKシングルチャートで10位を記録。25回目のトップ10入りとなった。また、アルバム『グラヴィティ』はUKチャート3位、アイルランドチャート1位を記録した。
結成10周年
約10年活動を続けているウエストライフは解散する予定もなく、2008年6月1日には"10 Years of Westlife"と題したウエストライフ史上最大規模のライブを行った。ダブリンのクローク・パークで行われた同ライブはゲストにシェーン・ワードを迎え、収容人数は8万2300人の同スタジアムは満員となった。
2008年11月24日にはこのライブのDVDが発売され、UK、アイルランド、南アフリカ、香港、ニュージーランドのDVDチャートで1位を記録した。
"Back Home Tour"終了後、マネージャーであるルイ・ウォルシュから2009年7月1日までの1年間の休養宣言が公表された。しかし2008年12月13日にオーディション番組、Xファクターでパフォーマンスをしボーイゾーンのスティーヴン・ゲイトリーと共にテレビ出演を果たしている。この休養期間中、メンバーのシェーンはインタビューですでに次のアルバムに収録される6曲は仕上がっていると発言し、またニッキーは2009年3月にはレコーディング活動を始める予定であると発言した。また、レオナ・ルイス、ブリトニー・スピアーズとコラボレーションをする噂もある。
マネージャーのルイ・ウォルシュとサイモン・コーウェルは2009年あるいは2010年にはアメリカ市場を狙ったプロモーション活動をすることを公にした。
グレイテスト・ヒッツ
2011年の年末、2枚目のグレイテストヒッツリリースとともに2012年にフェアウェル・ツアーと称した解散ツアーをすると発表。2012年7月にはアイルランドで解散ライヴを行ない、解散した。
解散とその後
シェ―ン・フィランはアルバムリリースを目指してソロ活動を行い、マーク・フィーリーはソングライターとして活動、ニッキー・バーンはスポーツ番組などの司会者とした活動するようである。またキーアン・イーガンはX-Factorなどにも興味を示しており、解散前ではあったがThe Voice of Irelandでコーチとして番組を盛り上げた。また、キーアン・イーガンは2013年にバンドを組んでツアーを行うことを発表している。しかしそれについての詳細は現時点では明かされていない。そのほか、キーアンはいくつかの音楽祭から声が掛かったがそれは断ったことを明かした。彼はまた朝の番組に出演するなど、すぐに公の場に姿を現している。
世界記録
7曲連続でUKチャート1位
2000年12月にリリースされた8曲目のシングル、"What Makes A Man"が2位にとどまり記録が止まる。
UKチャート1位最多獲得数
1999年5月から2006年11月にかけてウエストライフは14曲チャート1位を獲得。
デビューシングルからチャート1位最多連続獲得
デビューシングル、Swear It AgainからMy Loveにかけて7曲連続UKチャートで1位。
UKチャートトップ5にランクイン連続最多記録
1999年の"Swear It Again"から2007年の"Home"にかけて、9年間かけて22曲連続でトップ5にランクイン
1枚のアルバムで5曲のチャート1位シングル曲
デビューアルバム、"Westlife"から5曲、UKチャート1位を記録した。
ライブ活動
- Where Dreams Come True Tour(2001年)
- World Of Our Own Tour(2002年)(イギリス本土のみ)
- The Greatest Hits Tour(2003年)
- Turnaroud Tour(2004年)
- The No1's Tour(2005年)
- Face To Face Tour(2006年)
- The Love World Tour(2007年)
- Back Home Tour (2008年)
- Where We Are Tour (2010年)
- Gravity Tour (2011年)
来日公演
ディスコグラフィ
代表される主なアルバム
種類 | 発売年 | 発売日 | タイトル | 全英アルバムチャート |
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スタジオ | 1999年 | 11月1日 | ウエストライフ | 2 |
スタジオ | 2000年 | 11月6日 | コースト・トゥ・コースト | 1 |
スタジオ | 2001年 | 11月12日 | ワールド・オブ・アワ・オウン | 1 |
ベスト | 2002年 | 11月11日 | ザ・グレイテスト・ヒッツ~アンブレイカブル~ | 1 |
スタジオ | 2003年 | 11月24日 | ターンアラウンド | 1 |
カバー | 2004年 | 11月8日 | アラウ・アス・トゥー・ビー・フランク | 3 |
スタジオ | 2005年 | 10月31日 | フェイス・トゥ・フェイス | 1 |
カバー | 2006年 | 11月20日 | ラヴ・アルバム | 1 |
スタジオ | 2007年 | 11月5日 | バック・ホーム | 1 |
スタジオ | 2009年 | 11月30日 | ホエア・ウィー・アー | 2 |
スタジオ | 2010年 | 11月22日 | グラヴィティ | 1 |
ベスト | 2010年 | 11月18日 | グレイテスト・ヒッツ | 4 |