さざれ石
さざれ石(細石、さざれいし)は、小さな石。
概要
さざれ石は、もともと小さな石の意味であるが、長い年月をかけて小石の欠片の隙間を炭酸カルシウム(CaCO3)や水酸化鉄が埋めることによって、1つの大きな岩の塊に変化した「石灰質角礫岩」を、日本の国歌である「君が代」の歌詞にある巌(いわお)であるとして、この岩を指してさざれ石と呼ぶことも少なくない[1]。
2003年(平成15年)9月に、宮崎県日向市の大御神社で、境内の拡張工事中に日本最大級のさざれ石群が発見された。
「君が代」におけるさざれ石
日本の国歌である「君が代」の歌詞に歌われることで、その名が知られている。ただし、歌詞中のさざれ石(細石)は文字通り、細かい石・小石の意であり、それらの小石が巌(いわお)となり、さらにその上に苔が生えるまでの過程が、非常に長い歳月を表す比喩表現として用いられている。
岐阜県揖斐川町春日に、「君が代」の歌詞の由来とされ[2]、岐阜県の天然記念物にも指定[3]されている石灰質角礫岩があり、周辺は「さざれ石公園」として整備されている[4]。
各地のさざれ石
日本国内
-
北野天満宮にあるさざれ石
海外
関連項目
脚注
- ^ 教育課程審の「審議」まとめ,毎日新聞,1987年11月28日.
- ^ 岐阜県の愛石家小林宗一が1963年に発表した説。これが君が代さざれ石,中日新聞,1987年3月28日.
- ^ “笹又の石灰質角礫巨岩”. 岐阜県. 2016年9月10日閲覧。
- ^ さざれ石公園 揖斐川町の観光情報、2016年9月10日閲覧。
- ^ ラグビーワールドカップ2015の日本代表が愛国心を意識するために訪れたことでも知られる。3つの曲線。「歴史を変えた」エディー流チームビルディングとはラグビーリパブリック、2015年09月21日
外部リンク
この節の加筆が望まれています。 |