あがた森魚

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あがた森魚
出生名 山縣 森雄
別名 A児
生誕 (1948-09-12) 1948年9月12日(75歳)
出身地 日本の旗 日本 北海道留萌市
学歴 明治大学 中退
ジャンル フォーク
ロック
職業 フォークシンガー
シンガーソングライター
俳優
担当楽器 ギター
公式サイト agatamorio.com

あがた 森魚(あがた もりお、1948年9月12日 - )は、日本フォークシンガーシンガーソングライター俳優北海道留萌市出身。所属はDargelos(ダルジュロ)、ナレーションなどのヴォイス所属事務所ビーボ。本名山縣 森雄(やまがた もりお)。函館ラ・サール高等学校卒業、明治大学中退。

人物

上京後、斉藤哲夫野澤享司鈴木慶一らと親交を深め、中津川フォークジャンボリーあがた森魚と蜂蜜ぱいとして参加。春一番コンサートにも同様の組み合わせで参加。林静一の同名漫画を題材とした「赤色エレジー」が話題になり、50万枚[1]を売り上げてベルウッド初のヒットシングルに。

「VirginVS」「雷蔵」としてのリリース、ライヴ盤、カヴァーアルバムなどを含め、40枚あまりのアルバムをリリースしている。

近作に『佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど』『タルホロジー』。2008年、60歳を迎えライヴツアー「惑星漂流60周年!」を全国各地で展開、2009年2月22日、記念イベント『Zipang Boyz號の一夜』を開催。 2009年10月ドキュメンタリー映画『あがた森魚ややデラックス』が制作された。月刊日記映画を毎月制作、上映会も行い、ライヴを全国で展開している。

アルバム

  • 蓄音盤(1970年)      
  • 乙女の儚夢(1972年
  • 噫無情(レ・ミゼラブル)(1974年
  • 僕は天使じゃないよ(1975年・大滝詠一との連名・サントラ盤)
  • 日本少年(ジパング・ボーイ)(1976年
  • 君のことすきなんだ(1977年
  • 乗物図鑑(1980年
  • 永遠の遠国(1985年
  • 永遠の遠国の歌(1986年
  • バンドネオンの豹(ジャガー)(1987年
  • バンドネオンの豹と青猫(1987年
  • Album#1977(1988年
  • ミッキーオの伝説(1988年
  • プラネッツ・アーベント(1990年・ライブ盤)
  • イミテーション・ゴールド(1993年・カヴァーアルバム)
  • 少年歳時記(1993年
  • ピロスマニア海へ行く(1994年
  • オートバイ少女〜イメージサウンドトラック(1994年・サントラ盤)
  • 24時の惑星(1995年
  • 第七東映アワー(1996年
  • あがた森魚のラジオ・ショウ(1996年・ライブ盤)
  • 港のロキシー オリジナルサウンドトラック(1999年・サントラ盤)
  • 永遠の遠国(二十世紀完結編)(1999年
  • 日本少年2000系(1999年
  • 佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど(2001年
  • オー・ド・ヴィ オリジナルサウンドトラック(2003年
  • ギネオベルデ(青いバナナ)(2004年
  • タルホロジー(2007年
  • 永遠の遠国 at 渋谷ジャン・ジャン(2007年・ライブ盤)
  • あがた森魚とZipang Boyz號の一夜(2009年・ライブ盤)
  • 俺の知らない内田裕也は俺の知ってる宇宙の夕焼け(2011年
  • 誰もがエリカを愛してる(2011年

代表作

カヴァー曲

  • いい娘だね
  • サルビアの花
  • 僕は泣いちっち
  • サン・トワ・マミィ
  • 4000粒の恋の唄

監督を務めた映画作品

  • 僕は天使ぢゃないよ(1974年)
  • オートバイ少女(1994年)
  • 港のロキシー(1999年)

映画出演

テレビ出演

その他

  • 西岡恭蔵の楽曲「春一番」「街行き村行き」にバック・コーラスで彩りを添えている。アルバム『街行き村行き』、『ライヴ!!はっぴいえんど』収録。
  • はちみつぱいのライヴアルバムにゲスト・ヴォーカルで参加している。
  • ヴァージンVS」というユニットに“A児”と名乗ってリード・ヴォーカルで参加していた。テレビアニメうる星やつらのエンディング曲「星空サイクリング」、フジテレビドラマ「翔んだライバル」のエンディング曲「さらば青春のハイウェイ-Good-Bye My Friend-」等。
  • 北海道文化放送の「夢人類」というテーマで、北海道ローカルのキャンペーンソングをつくっていた。
  • NHKのドラマ『夢千代日記』『続・夢千代日記』『新・夢千代日記』に「安藤(通称:アンちゃん)」という役名でストリップ小屋の照明係を演じていた。
  • NHKの人形劇『バケルノ小学校ヒュードロ組』の主題歌の「バケルノ小学校校歌」を歌っている(未CD化)。
  • 1990年代中盤には、フジテレビバラエティ番組タモリのボキャブラ天国』であがたを取り扱ったネタが多数採用され、その度にあがたがVTRで登場、一時準レギュラーのような扱いになっていた時期があった。
  • 代表作である「赤色エレジー」の作曲者は八洲秀章とされているが、実際の作曲者はあがた森魚である。この曲が八洲秀章が作曲した「あざみの歌」と似ているということで、キングレコードの判断によって八洲秀章の作曲とされた。しかし両曲を聞き比べると似ているのは冒頭部分のみであり、実際には全く別の曲である。
  • あがた森魚に昔から尊敬の意を表明している吉井和哉のシングル「バッカ」のPVに特別出演している。また、吉井が在籍したバンドTHE YELLOW MONKEYのトリビュートアルバム『THIS IS FOR YOU〜THE YELLOW MONKEY TRIBUTE ALBUM』(2009年)ではあがたが「4000粒の恋の唄」をカヴァーしている。
  • 元ちとせが「冬のサナトリウム」と「ヴァージンVS」のナンバー「百合コレクション」のカヴァーをしている。
  • るりが2002年にリリースしたアルバム『るり式』にて「冬のサナトリウム」のカヴァーをしている。

関連ミュージシャン

脚注

  1. ^ CDJournal.com - CDJカレンダー - 初期あがたの最高傑作『日本少年』発売、2001年12月25日作成。

外部リンク