TWIN21

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ツイン21
TWIN 21
TWIN21 (左:OBPパナソニックタワー 右:MIDタワー)
情報
用途 事務所店舗
設計者 日建設計
施工 大成建設大林組竹中工務店鹿島建設清水建設熊谷組奥村組鴻池組西松建設
建築主 松下興産
構造形式 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造
敷地面積 31,861.66 m²
建築面積 14,401.10 m²
延床面積 172,522.95 m²
階数 地上38階地下1階 塔屋1階
高さ 157m
着工 1983年
竣工 1986年3月
所在地

大阪府大阪市中央区城見2丁目1番61号

地図
座標 北緯34度41分34.9秒 東経135度31分52.3秒 / 北緯34.693028度 東経135.531194度 / 34.693028; 135.531194
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TWIN21(ツインにじゅういち)は、大阪市中央区大阪ビジネスパークにおける中核施設で、パナソニックの関連会社だったMID都市開発(旧:松下興産、現:関電不動産開発)の運営による商業・ビジネスビルである。大阪ツインタワーとも呼ばれる。

概要

1983年に着工し、1986年竣工。ビルの高さは157m、地上38階、地下1階建てで、超高層ビルが双子のように並び建つ。2つのビルは、パナソニックグループ関連企業が入居する「OBPパナソニックタワー」(旧名「ナショナルタワー」)と、パナソニック以外の企業や商業施設が入居する「MIDタワー」である。

建物の運営・管理(プロパティマネジメント)は、関電不動産開発(旧MID都市開発)子会社の関電プロパティーズ株式会社であり、近年は同じく同社運営による商業施設である松下IMPビル(インターナショナルマーケットプレース)と一体的な運営・構成を行っている(3階のスカイウォーク連絡通路で直結)。

現在(2020年12月)の所有者はMCUBS MidCity投資法人(旧MIDリート投資法人)である。物件の所有権は不動産信託受益化されており(信託受託者三井住友信託銀行)、信託受益権2006年(平成18年)8月にMID都市開発(底地の一部は松下電器産業)から、MIDリート投資法人(現MCUBS MidCity投資法人)に譲渡されたという経緯である[1]

ビル固有の郵便番号は、MIDタワーが540-61xx、パナソニックタワーが540-62xx(xxは階層。地下もしくは階層不明の場合は90)。

テナント

地上1-4階部分は2つのビルディングを繋ぐアトリウム(吹き抜け)となっており、アトリウムを囲むように飲食店が連なる商業施設となっている。読売テレビが1988年に移転してからは毎年8月に開催する24時間テレビ 「愛は地球を救う」の同局メイン募金会場(1988年から2018年まで。ただし、2009年は読売テレビ本社がメイン会場のため開催せず。新社屋に移転する2019年は会場を新社屋に移す)になっていたほか、古書市など各種イベントにも頻繁に利用されている。ビルに隣接する円形ホールは、各種セミナー会場等に利用されている。

企業だけでなく、外国の外交機関であるオーストラリア総領事館フィリピン総領事館も入居している[2][3]

パナソニックタワーの1・2階には、パナソニックスクエア(2000年2月29日閉鎖)とパナソニックセンター大阪(パナソニック製品のショールーム、2012年12月25日閉鎖)があったが、近隣の「パナソニックリビングショールーム」と統合され、グランフロント大阪南館に移転した。

エピソード

  • 映画『ゴジラvsビオランテ』(1989年東宝)の中では、アトリウム部分を含むTWIN21が、ゴジラの手によって無残にも破壊されてしまう。制作にあたり東宝から松下興産(当時)に対し、映画の中でゴジラがTWIN21を破壊する旨を伝えたところ、松下興産側の担当者は「ゴジラに壊されるなら本望です」と答え快諾したという。
  • 当時の松下電器の社長室から2つのタワーを眺めると、その間に大阪城が見えるように建築されたとされる。

交通アクセス

脚注

関連項目

外部リンク