AN/SPQ-9

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AN/SPQ-9
SPQ-9 radome on USS Nicholson (DD-982).jpg
AN/SPQ-9レーダー
種別 2次元レーダー
開発・運用史
開発国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
就役年 1970年
送信機
周波数 Xバンド
パルス 0.3-16マイクロ秒
パルス繰返数 3,000 pps
送信尖頭電力 1.2kW
アンテナ
形式 パラボラアンテナ
2,045×762mm
アンテナ利得 37dB
ビーム幅 1.35×3
走査速度 60rpm
探知性能
探知距離 137メートル (449 ft)-
37キロメートル (20 nmi)
探知高度 2,000フィート (610 m)
精度 測距: 10 yd (9.1 m)
その他諸元
重量 538kg(アンテナ重量)

AN/SPQ-9は、アメリカ合衆国ロッキード・エレクトロニクス(現在のロッキード・マーティン)社が開発した2次元レーダー。当初はMk.86 砲射撃指揮装置の低空警戒・対水上レーダーとして用いられており、またのちには改良型のAN/SPQ-9BSSDS Mk.2において採用された。

概要[編集]

AN/SPQ-9は高走査速度(60rpm)と捜索中追尾(TWS)能力を特徴とするパルスドップラー・レーダーであり、Mk.86 砲射撃指揮装置において、水上目標および低高度の空中目標を対象とした捜索・追尾レーダーとして導入された。これにより、Mk.86では4個の水上目標に対する同時追尾が可能となった。配備は1970年より開始された[1]が、1967年時点での平均故障間隔(MTBF)は784時間であった。また1989年11月には、低ノイズ化フロントエンド(LNFE)などを含むORDALT(Ordnance Alteration)改修キットの引き渡しが開始され、1990年度には小型目標への対処能力を強化する追加改修が行われた[2]

そして1990年の対艦ミサイル防御(ASMD)計画に基づき、全面的な改良型であるAN/SPQ-9Bの開発が開始された。これは1997年より導入が開始され、1999年に初期作戦能力を獲得した。当初はAN/SPQ-9Aのものを改良したパラボラアンテナを使用していたが、後に方形のスロッテッドアレイアンテナ2面を背中合わせにした新型アンテナが導入された。また送受信器も、F-16C戦闘機AN/APG-68の技術に基づく新型機に更新された。低空の航空目標(シースキマーなど)に対する探知能力を向上させており、シースパローIPDMSにおけるTASレーダーの後継として、シースパローIPDMS全体を発展的に代替する統合戦闘システムである艦艇自衛システム(SSDS)に組み込まれ、その経空脅威対処の中核的センサーとして働くこととなっている。また、SバンドのAN/SPY-1レーダーを補完して低空での捜索を行なうため、イージスシステム搭載艦の一部にも順次追加搭載されつつある。

搭載艦[編集]

 アメリカ海軍

 アメリカ沿岸警備隊

 ドイツ海軍

参考文献[編集]

外部リンク[編集]