仙台・青葉まつり
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仙台・青葉まつり(せんだい・あおば-)は、毎年5月の第3日曜日とその前日の2日間、宮城県仙台市で開催される祭である。土曜日の宵まつりではすずめ踊りコンテスト、日曜日の本まつりでは、青葉神社神輿渡御、武者行列、山鉾巡行、すずめ踊りなどの時代絵巻行列をメインに開催される。
目次 |
[編集] 歴史
- 承応3年(1654年):仙台藩第二代藩主伊達忠宗が仙台東照宮を創建。
- 承応4年(1655年):仙台東照宮の仙台祭開始。城下に山鉾が出回る藩内最大の祭りとなる。
- 明治7年(1874年):伊達政宗を祭神とする青葉神社創建。青葉神社例祭盛んになる。
- 明治18年(1885年):政宗公没後250年祭。青葉神社例祭、盛大に行われる。
- 昭和10年(1935年):政宗公没後300年祭。青葉神社例祭、盛大に行われる。
- 昭和40年代後半:交通事情等により青葉神社礼祭の規模縮小。
- 昭和60年(1985年):政宗公没後350年。第1回「仙台・青葉まつり」が市民の祭として復活。伊達政宗公350年祭協賛会が主催。
- 昭和61年(1986年):仙台・青葉まつり協賛会が仙台・青葉まつりの主催者となる。
- 昭和62年(1987年):仙台すずめ踊りが仙台・青葉まつりの舞台で踊られるようになる。「独眼竜政宗」ブームにより観客が前年の3倍超に。
- 昭和63年(1988年):仙台すずめ踊りコンテスト開始。5基での山鉾巡行開始。写真・絵画コンクール開始。
- 平成元年(1989年):山鉾が5基完成。10基での山鉾巡行に。
- 平成3年(1991年):子すずめコンテスト開催。
- 平成4年(1992年):すずめ踊りお囃子大賞開催。俳句コンクール開始。
- 平成7年(1995年):政宗公兜山鉾が完成。現在の11基に。
- 平成13年(2001年):仙台開府400年祭
- 平成18年(2006年):過去最大の観客数92万人を記録。
- 平成19年(2007年):すずめ踊りコンテストを仙台市民会館で実施。
[編集] 山鉾巡行
運行される山鉾は11台で、そのすべてが仙台市近辺の企業または団体によって運行されている。本まつり当日に東二番丁通、定禅寺通を巡行するほか、開催週の水曜日から一番町のアーケード街に展示されている。サイズはそれぞれ異なり、全長は5.2~6.2メートル、全高6メートル前後、重量5.5~8トンである。
- 大鯛山鉾(阿部蒲鉾):巨大な鯛の飾りと山鉾の周りの網に取り付けられたたくさんの絵馬が特徴の山鉾。昭和63年(1988年)制作。
- 恵比寿山鉾 (藤崎):七福神の一人で漁業と商売繁盛の神様、恵比寿像を乗せて巡行する山鉾。得可主屋(えびすや)の屋号を名乗って創業した地元百貨店・藤崎が運行する。昭和63年(1988年)年制作。
- 大黒天山鉾 (報道六社): 五穀豊穣の神様・大黒天の像を載せた山鉾。河北新報、東北放送、仙台放送、宮城テレビ、東日本放送、FM仙台の仙台に本社を構える六社の報道機関によって運行される。昭和63年(1988年)制作。
- 雅山鉾 (JR東日本):大崎八幡宮をイメージさせる桃山様式調の装飾が施された山鉾。昭和63年(1988年)制作。
- 囃子山鉾 (NTT東日本):能や狂言など幅広い芸能を好んだ政宗にちなみ、この山鉾の上を舞台に多くのお囃子方が乗り込み笛や太鼓を演奏する。昭和63年(1988年)制作。
- 政宗公山鉾 (仙台観光コンベンション協会):毎年、仙台市長、仙台・青葉まつり協賛会会長(仙台商工会議所会頭)、仙台市議会議長が搭乗する山鉾。飾りには、仙台市の市章のもとになっている伊達家家紋の三引両紋があしらわれている。平成元年(1989年)制作。
- 御神船山鉾 (仙台水産):三陸の海の幸を仙台にもたらす船と、塩竈神社の海渡りに使われた御神船をモチーフに作られた山鉾。平成元年(1989年)制作。
- 唐獅子山鉾 (勝山企業):火伏せ、悪魔払い、息災延命を祈祷する唐獅子を載せて巡行する山鉾。平成元年(1989年)制作。
- 七福大太鼓山鉾 (七十七銀行):かつて仙台の城下町に時刻を告げたという大太鼓にちなみ、直径2.2mの七福大太鼓を載せた山鉾。平成元年(1989年)制作。
- 青葉駒山鉾 (菓匠三全):郷土玩具の日本三銘駒の一つである木の下駒を載せた山鉾。平成元年(1989年)制作。
- 政宗公兜山鉾 (日専連仙台):政宗の兜をモデルとした装飾が施された山鉾。政宗の正室・愛姫(めごひめ)が12歳で伊達家に嫁いだことにちなみ、公募によって選ばれた小学6年生の愛姫役が搭乗する。2007年現在最も新しく、大きい山鉾。平成7年(1995年)制作。
[編集] 仙台すずめ踊り
仙台すずめ踊り(せんだいすずめおどり)とは、主に仙台・青葉まつりで踊られる踊りである。仙台を中心に多くの祭・イベントなどで披露されている。
[編集] すずめ踊りの歴史
昭和36年(1961年)、仙台市立第一中学校校長に就任した真山泰が体育の授業にすずめ踊りを創作した。
昭和60年(1985年)に仙台・青葉まつりが始まると、すずめ踊り伝承者の石工・黒田虎雄、作曲家・榊原光裕らの指導のもと、仙台・青葉まつり協賛会がすずめ踊りを現代風にアレンジし、市民の参加しやすい「新・仙台すずめ踊り」が完成。昭和62年(1987年)の第3回仙台・青葉まつりから実際に踊られるようになった。翌年から仙台すずめ踊りコンテストも開催され17組、約300人が参加。その後、企業や市民の踊りグループが多数結成され、年々踊り手が増加しつつある。
一方、伝統的なすずめ踊りは、八幡町地区を中心に「正調すずめ踊り」として受け継がれている。
[編集] 祭連
仙台すずめ踊りでは一つの踊りのグループの事を「祭連(まづら)」と呼ぶ。祭連は踊り方とお囃子方によって構成され、人数には特別決まりはなく、10人未満のものから100人を超えるものまでさまざまである。これらの祭連によって仙台すずめ踊り連盟が構成されているが、すべての祭連が加入しているというわけではない。
[編集] 踊り
笛・鉦・大太鼓・小太鼓などの二拍子の伴奏に乗って踊る。基本の動きは、中腰でやや前かがみの姿勢で、両手には扇子を持ち体の前で8の字の形を描くように振り、足は二拍子に合わせて交差させるステップである。もともと即興の踊りであったことから、基本の動き以外は自由であり、祭連ごとにそれぞれの個性ある踊りが行われている。衣装は鯉口シャツの上に腹掛け、ハッピ。下半身は股引で、足は足袋または雪駄が一般的である。
[編集] 仙台すずめ踊りコンテスト
仙台すずめ踊りコンテストは土曜日の宵まつりに開催されている。表彰の部門分けや賞については頻繁に変更されているが、平成19年には、一般部門の「すずめ踊り大賞」、中学生以下の「子すずめ踊り大賞」、高校生以上の学生の「学生祭連大賞」、各祭連代表による「祭連対抗個人戦」の4部門が開催された。
平成19年度すずめ踊り大賞受賞祭連
- 独眼竜政宗賞:五六八祭連/宮城大学娘すずめ。/藤崎すずめ連
- 愛姫賞:仙水神船組
- 小十郎賞:日専連青葉組
- 六右衛門賞:仙臺国見すずめ組「国見雀雀」
- 梵天丸賞:六軒丁睦
- 五郎八姫賞:表小路10
- 宮城野萩賞:ひかり
- 欅賞:八木山すずめでござる「群雀」
平成18年度すずめ踊り大賞受賞祭連
- 独眼竜政宗賞:藤崎すずめ連/五六八祭連/六郷すずめっこ
- 愛姫賞:三越すずめ連
- 小十郎賞:仙臺国見すずめ組「国見雀雀」
- 六右衛門賞:宮城大学娘すずめ。
- 梵天丸賞:◆朱雀
- 五郎八姫賞:表小路10
- 宮城野萩賞:七郷すずめ連 舞
- 欅賞:祭り向日葵
平成17年度すずめ踊り大賞受賞祭連
- 独眼竜政宗賞:五六八祭連/まつりめごひめ/日専連青葉組
- 愛姫賞:仙臺国見すずめ組「国見雀雀」
- 小十郎賞:仙臺雀踊 壱番組
- 六右衛門賞:◆朱雀
- 梵天丸賞:OH囃子来'S おかわり!
- 五郎八姫賞:仙臺 鳴海
- 宮城野萩賞:加茂綱村太鼓
- 欅賞:伊達雀
平成16年度受賞祭連
- 独眼竜政宗賞:まつりめごひめ/五六八祭連/表小路10
- 愛姫賞:日専連青葉組
- 小十郎賞:六軒丁
- 六右衛門賞:OH囃子来'S おかわり!
- 梵天丸賞:杜乃紫雀隊
- 五郎八姫賞:松陵め組
- 宮城野萩賞:翼リターンズ
- 欅賞:天舞すずめ組
平成15年度受賞祭連
- 舞台踊り
- 金賞:松陵め組
- 銀賞(青葉区民賞):一の坊すずめ連
- 銀賞(宮城野区民賞):天舞すずめ組
- 銀賞(若林区民賞):NTTりんりんすずめ連
- 銀賞(太白区民賞):OH囃子来's おかわり!
- 銀賞(泉区民賞):宮城大学娘すずめ。
- 新祭連賞:潤瑠 -URURU-
- 特別賞:誇雀会松涼健人万年青組/奥州白石つりがね壱番「歩禮歩連」
- 流し踊り
- 金賞:日専連青葉組
- 銀賞:まつりめごひめ/五六八祭連
- 新祭連賞:舞すずめ
- 特別賞:まつり磊磊欅組/愛子すずめ会
平成14年度受賞祭連
- 舞台踊り
- 金賞:日専連青葉組
- 銀賞(青葉区民賞):宮城大学娘すずめ。
- 銀賞(宮城野区民賞):七鳴会すずめ連
- 銀賞(若林区民賞):翼リターンズ
- 銀賞(太白区民賞):あなたのまちの郵便局
- 銀賞(泉区民賞):OH囃子来'S
- 新祭連賞:一の坊すずめ踊り
- 特別賞:松陵め組
- 流し踊り
- 金賞:◆朱雀
- 銀賞:まつりめごひめ/仙臺国見すずめ組「国見雀雀」
- 新祭連賞:仙台建設業協会すずめ踊り
- 特別賞:愛子すずめ会/加茂綱村太鼓
平成13年度受賞祭連
- 舞台踊り
- 金賞:表小路10
- 銀賞(青葉区民賞):七鳴会すずめ連
- 銀賞(宮城野区民賞):日専連青葉組
- 銀賞(若林区民賞):仙台信用金庫 すずめ組
- 銀賞(太白区民賞):宮城緑水蓮
- 銀賞(泉区民賞):松陵め組
- 新祭連賞:娘すずめ
- 流し踊り
- 金賞:まつりめごひめ
- 銀賞:◆朱雀/五六八祭連
- 銅賞:おきらく赤鞘組/NTTりんりんすずめ連/藤崎すずめ連
- 新祭連賞:阿云祭連
[編集] その他
- 伊達政宗に関連する祭は雨にたたられるというジンクスがあり、仙台七夕まつりとともに天気に恵まれないことが多い。
- 仙台七夕まつり、SENDAI光のページェントとともに、仙台三大まつりのひとつに数えられている(定禅寺ストリートジャズフェスティバルを加え四大まつり、みちのくYOSAKOIまつりを加えて五大まつりと呼ぶこともある)。
- 仙台市と観光姉妹都市提携を結んでいる徳島県徳島市で開催される阿波踊りに毎年すずめ踊りコンテストの受賞祭連が参加している。
- 平成17年(2005年)10月15日、16日に大阪府堺市で開催された「堺まつり」に、400年ぶりの堺の石工の踊りの里帰りとして仙台すずめ踊りの踊り手が招待された。
- 2007せんだい杜の都親善大使の堀内史子(五六八祭連)が、初開催のすずめ踊りコンテスト・祭連対抗個人戦で最高賞の松雀賞を獲得した。
[編集] 参考文献
- 津村晃佑「現代を生きる伝統芸能―「すずめ踊り」の人類学的研究―」『東北文化人類学論』第2号、東北大学大学院文学研究科文化人類学研究室、2003年
- 「すずめ躍りの変遷/伝承者 黒田虎雄さんに聞く」『河北新報』1999年5月15日
- 仙台市立第一中学校学校沿革史抄
- 仙台・青葉まつり協賛会「平成16年仙台青葉まつりガイドブック」2004年

