鋏角亜門
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| ?鋏角亜門 | ||||||
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ジョロウグモ |
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| 綱 | ||||||
鋏角亜門(きょうかくあもん Chericerata)は、節足動物門を大きく分けた亜門のひとつである。クモ、サソリ、カブトガニなどを含む。
鋏角亜門に含まれる節足動物は以下のような基本的体制の違いによって、それ以外の節足動物(甲殻類・昆虫類・多足類・三葉虫類)から区別される。
- 頭部には触角が存在しない。
- 頭部の口の前の体節に鋏角があるほかは、独立した顎のような構造がない。
- 胸部には五対の歩脚型付属肢があり、そのうち最初の一対は触肢としてやや異なった構造を持つ場合がある。
- 腹部の付属肢は退化している場合が多いが、あれば普通は鰭状である。
- 頭部と胸部は融合して頭胸部を形成することが多い。
[編集] 下位分類
以下の分類群がここに含まれる。
他に、化石でのみ知られる群として光楯類(Aglaspida)があり、カブトガニ綱に含めることもある。また、ウミグモについては、ここに含めないとする説もある。
[編集] 系統と進化
系統については、三葉虫類から派生したものとの見解がかつてはあった。これは、光楯類が両者の中間的な形態を持つものとして存在したことが大きな理由である。光楯類は三葉虫に似た体型に短い剣尾を持ち、附属肢も鋏角類的だが触角があるとされた。ただし、現在では触角はなかったと考えられるようになり、三葉虫類と鋏角類のこのような関係は現在では疑問視されている。バージェス動物群のひとつ、サンクタカリスが、知られている範囲ではこの仲間では最も古いメンバーであるとの説もある。
鋏角類は古生代の初期に出現し、常に節足動物相の一翼を担ってきた。特に古生代前期には非常に繁栄し、また生物の陸上進出が始まったときにも早い時期に陸生種を出し、肉食者としての地位を築いた。しかし、次第に多くは衰退し、現在ではクモ類・ダニ類以外はごく種数も少なく、生きた化石的なものが多い。
これは、一つにはこの類の頭部を構成する体節が少なく、複雑で多様な口器を発達させる余地がなかったことが挙げられる。また、陸上種に関しては呼吸器としての書肺をもっていたが、そのために気管の発達が遅れ、そのために運動能力において後れを取ったとの説もある。いずれにせよ、海では甲殻類に、陸上では昆虫類に押されて衰退したと見られる。
[編集] 参考文献
- 内田亨監修『動物系統分類学(全10巻)第7巻(中A) 節足動物(IIa)』,(1966),中山書店
- 石川良輔編『節足動物の多様性と系統』,(2008),バイオバーシティ・シリーズ6(襟華堂)

