古第三紀

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完新世
更新世



鮮新世 ゲラシアン
ピアセンジアン
ザンクリアン
中新世 メッシニアン
トートニアン
サーラバリアン
ランギアン
バーディガリアン
アキタニアン



漸新世 チャッティアン
ルペリアン
始新世 プリアボニアン
バートニアン
ルテシアン
ヤプレシアン
暁新世 サネティアン
セランディアン
ダニアン
後期 マーストリヒシャン

古第三紀(こだいさんき、Paleogene period)は地質時代の区分の一つ。古第三紀は約6,500万年前から約2,500万年前までの約4,000万年間の時代である。この後に続く新第三紀と合わせて慣例的に第三紀とされるが、第三紀は国際地質科学連合(IUGS)の正式用語からは外れていることに注意。

目次

[編集] 概要

古第三紀は新第三紀との動物群の著しい差異をもとに、1866年ハインリッヒ・エドムント・ナウマンによって提唱された。この時代は大型有孔虫のヌンムライト(貨幣石)の化石が多いため、フランスなどでは貨幣石紀と呼ばれる。

古第三紀は古いほうから、暁新世始新世漸新世に3分され、暁新世と始新世の境界は約5,500万年前、始新世と漸新世の境界は約3,800万年前とされる。

古第三紀は原始的哺乳類の時代で、現在見られる哺乳類の多くのグループの祖先型が出現した。暁新世には霊長類が、始新世の初めには海牛類長鼻類偶蹄類奇蹄類などが出現したが多くは小型であった。大型で古第三紀独特の奇蹄類である雷獣(ブロントテリウムほか)などもいた。植物では被子植物の全盛期に入り、北半球では、カエデブナシュロなどが多かった。

古第三紀の気候は全体に温和で、特に始新世には現在の温帯林北極海沿岸に、亜熱帯林北ヨーロッパ北海道まで広がっていて、著しい温暖期であった。始新世はまた大海進の時代で、この時代の地層は世界各地、特にロンドンパリ盆地西シベリア平原アルプス山脈ヒマラヤ山脈地帯、および、その南の北アフリカアラビア半島地域、北米大陸沿岸域、アマゾン盆地などに広く分布する。日本でも、九州中西部、常磐石狩釧路などの炭田地帯で、石炭層を含む陸成層と浅海成層が厚く分布する。また、西南日本太平洋岸では外洋性の厚い始新統と漸新統が広く分布する。始新世の中ごろから南極大陸大陸氷河の形成が始まり、気候は徐々に寒冷化に向かう。

漸新世は世界的な海退期で、この時代の地層が欠落している地域が多い。また、漸新世後半からそれまでずっと広い海域(テチス海)だったアルプス・ヒマラヤ地帯で造山運動が始まり、これによって現在の地球上の海陸分布の概形がほぼ決まった。

[編集] 備考

なお、「第三紀」が正式用語ではないことから、Paleogene の訳語が「古第三紀」のままでよいかどうかを見直す動きもあり、鈴木・石田(2005)による「Paleogene=古成紀、Neogene=新成紀」とする案[1]や、石渡(2006)による「Paleogene=古獣紀、Neogene=新獣紀」とする案[2]などが出されている。

[編集] 脚注

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  1. ^ 鈴木寿志・石田 志朗(2005)PalaeogeneとNeogeneに対応する日本語について. 地質學雜誌 Vol.111, No.9, pp.565-568.(CiNii 摘要)
  2. ^ 石渡明(2006)新生代の紀の名称として「古獣紀・新獣紀」の提案. 地質学会ニュース Vol.9, No.2,p.10.(金沢大学石渡研究室による再録)

[編集] 関連項目

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[編集] 参考文献

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