冥王代

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冥王代(めいおうだい、: Hadean eon)とは、地質時代の分類のひとつ。地球誕生〜約38億年前(または40億年前)の約7億年間を指す。始生代の前の時代である。この時代に地球が形成され、地殻ができ、有機化合物化学進化の結果最初の生命が誕生したと考えられている。

化石以前に、岩石自体が非常に希であり、地質学的証拠がほとんどない時代である[1]。この時代の地層はないため、国際層序委員会ではこの名称を非公式として扱っている[2]。実態が闇に包まれていることからギリシャ神話冥界の王ハデス(Hades)に因んで名付けられた[3]

冥王代、始生代、原生代をまとめて先カンブリア時代と呼ぶこともある。

非常に稀ながら、45億年前までの岩石は発見されている。

細かい区分は、便宜上月の地質時代の「前期インブリウム代」、「ネクタリス代」、先ネクタリス代の「Basin Groups」と「Criptic era」を使う。

脚注[編集]

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  1. ^ その理由の一つとして、巨大な小惑星が地球に衝突し形成されかけていた地殻がことごとく破壊されたと推測されている(川上紳一・東條文治『図解入門 最新地球史がよく分かる本 [第2版]』秀和システム 2009年 170ページ)
  2. ^ International Stratigraphic Chart(ICS)
  3. ^ 田近英一著 『凍った地球 -スノーボールアースと生命進化の物語-』 新潮社 《新潮選書》 2009年 29ページ

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]