ジュラ紀

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ジュラ紀(ジュラき、Jurassic period)は現在から約1億9960万年前にはじまり、約1億4550万年前まで続く地質時代である。三畳紀の次で白亜紀の一つ前にあたる中生代の中心時代、あるいは恐竜の時代と言える。地質時代の期間は地層によって決められるため、開始と終了の時期は説によって約1000万年前後の差が見られる。ジュラ紀の名前はドイツフランススイスの国境付近にあるジュラ山脈にちなむものである。そこに広範囲にわたって石灰岩の地層が露出していることからアレクサンドル・ブロンニャールによって命名された。ジュラ紀はその中でさらに以下の11の時代に区分されている(時代区分参照)。漢字では当て字で「侏羅紀」と書く。

目次

[編集] 時代区分

周辺の時代
新生代
中生代 白亜紀
ジュラ紀 後期
マルム
チトニアン 約1億5080万年前 - 約1億4550万年前
キンメリッジアン 約1億5570万年前 - 約1億5080万年前
オクスフォーディアン 約1億6120万年前 - 約1億5570万年前
中期
ドッガー
カロビアン 約1億6470万年前 - 約1億6120万年前
バトニアン 約1億6770万年前 - 約1億6470万年前
バジョシアン 約1億7160万年前 - 約1億6770万年前
アーレニアン 約1億7560万年前 - 約1億7160万年前
前期
リアス
トアルシアン 約1億8300万年前 - 約1億7560万年前
プリンスバッキアン 約1億8960万年前 - 約1億8300万年前
シネムーリアン 約1億9650万年前 - 約1億8960万年前
ヘッタンジアン 約1億9960万年前 - 約1億9650万年前
三畳紀
古生代

[編集] 気候と生物

ジュラ紀の開始は三畳紀末の絶滅から始まった。絶滅は地上と海洋の両方でおき、地上の方が数百万年早かったと言われている。海洋生物の20%と恐竜、翼竜とワニ以外の祖竜主竜類)、獣弓類が死滅し(最近日本で白亜紀地層から化石が見つかっているのでこの説は疑問視されているが、少なくとも衰退したのは間違いない)、最後の巨大な両生類もこのときにほぼ姿を消した。この原因として様々な説が提唱されているが、いずれも問題点を残しており解明はされていない。三畳紀からのゆっくりとした気候変化では海洋生物の突然の死滅原因を説明できない。また、巨大な隕石の落下説もあるが、三畳紀とジュラ紀の境目がはっきりしないためその可能性は低い。火山の爆発による説では、爆発後大量の二酸化炭素と二酸化硫黄を放出するが、その根拠となるような地層は発見されていない。

絶滅を生き残った恐竜が中生代に栄えた。ジュラ紀は現在よりも暖かく、降水量も多く、湿度も高かった。そのため動物、植物はともに種類が増え、大型化していった。植物ではイチョウソテツなどの裸子植物が大きく繁栄し、それまで植物が無かった内陸部まで生育範囲を広げていった。またジュラ紀の後半には被子植物も現れた。海洋ではアンモナイトや、プランクトンが繁栄し、地上では恐竜が多種多様な進化を遂げた。小型の恐竜の一部が鳥類に至る進化を果たし、始祖鳥が現れたのもこの時代である。

ジュラ紀にもっとも進化した生命は海洋での魚類と、海洋で暮らす爬虫類魚竜首長竜など)である。また無脊椎動物にはいくつかの新しいグループが現れた。

[編集] 地質

ジュラ紀の初期にパンゲア大陸ローラシア大陸ゴンドワナ大陸へ分かれ始めた。しかし初期には大西洋テチス海も狭い物だった。ジュラ紀後期にはゴンドワナ大陸が分裂し始めた。暖かかったため氷河は無く、三畳紀と同じく極地付近にも氷河の痕跡を見ることができない。西ヨーロッパの沿岸にジュラ紀の海岸線の地層がよく残っている。また、浅瀬の地層が北アメリカやカナダで見つかっている。北アメリカで見られるジュラ紀の地層はほとんど大陸の物である。その他の主要な地層の露出地域は中国ロシアインド南アメリカ日本、およびオーストラリアなどにある。しかし初期のジュラ紀の地層はあまり残っておらず、ジュラ紀後期から白亜紀にかけての地層がよく残っている。

[編集] その他

SF小説およびそれをもとにした映画である『ジュラシック・パーク』の名は、このジュラ紀によるものであり、直訳すれば『ジュラ紀公園』であり、その映画の中国語でのタイトルは、直訳にしたがっている。しかし、実際にそこに登場する恐竜はほとんどは白亜紀のものである。これは、もっとも派手な恐竜の多くが白亜紀であること、他方で白亜という言葉が英語圏では普通名詞であるため、やはり恐竜が繁栄した時代として、よりエキゾチックな印象を与えるジュラ紀を採用したものと思われる。

[編集] 参考文献

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[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

  • 仲田崇志 (2009年10月29日). “地質年代表”. きまぐれ生物学. 2011年2月14日閲覧。
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