瀋陽級駆逐艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
瀋陽級駆逐艦
US Navy 090423-N-1251W-103 Sailors assigned to the guided-missile destroyer USS Fitzgerald (DDG 62) man the rails and render honors to the People's Liberation Army Navy.jpg
艦級概観
艦種 防空ミサイル駆逐艦
艦級 051C型 Luzhou class(旅洲型)
建造期間 2003年 - 2006年
就役期間 2006年 - 現在
前級 旅海型駆逐艦
性能諸元
排水量 満載:7,100t
全長 155.0m
全幅 17.0m
吃水 6m
機関 蒸気タービン (47,000馬力) 2基
推進器 2軸
速力 30ノット (56 km/h)
航続距離  
乗員
兵装 100mm単装砲 1基
730型 30mmCIWS 2基
B-203A VLS(48セル)
(リフ-M SAM用)
1基
YJ-83 SSM 4連装発射機 2基
324mm短魚雷3連装発射管 2基
艦載機 着艦スペースのみ
レーダー フレガート-MAE 3次元式 1基
MR36 対水上用 1基

瀋陽級駆逐艦(しんよう(シェンヤン)きゅうくちくかん、英語: PLAN Shenyang-class destroyer; 051C型駆逐艦、: Type 051C destroyer)は、中国人民解放軍海軍が開発した最新型の防空ミサイル駆逐艦中国側の型式名称は051C型NATOコードネームは、旅洲型(Luzhou-class)である。大連造船所で建造・進水し、北海艦隊に所属。

Global Securityによれば、2015年までに6隻を配備する予定との説もあるが詳細は不明。

概要[編集]

瀋陽級の艦体は深セン(051B型・旅海型)を大型化し、より洗練にしたものであるが、艦体が瀋陽級の前級にあたり2004年より就役を始めた蘭州級(052C型・旅洋II型)ほどステルス性を重視した断面設計になっていない。また、発進機関としては現在主流のガスタービンエンジンではなく蒸気タービンエンジンを使用していると思われる。

瀋陽級は対艦兵器として中国が開発した国産のYJ-83対艦ミサイル、対空兵器としてロシア製のS-300FM フォールト-Mの輸出型であるリフ-M艦隊防空ミサイル・システムを装備している。リフ-M防空ミサイルシステムの原型となったS-300F フォールトは、1980年以降のすべてのソ連・ロシア製ミサイル巡洋艦に装備されており、高い防空能力を有している。S-300Fは垂直発射システムを採用し、その設置箇所の一部に格納庫スペースを使用したため、ヘリコプター搭載は不可能となり、飛行甲板のみが後部に備えられている。

蘭州級駆逐艦(052C型)のような大型のフェーズドアレイレーダーはないが、ミサイル誘導用に回転式のフェーズドアレイレーダーを搭載している。

同型艦[編集]

艦番号 艦名 造船所 進水 就役 配備先
115 瀋陽 大連造船所 2004年12月 2006年10月 北海艦隊
116 石家荘 2005年 2007年 3月

活動状況[編集]

2012年10月16日には、中国海軍艦隊7隻が太平洋から東シナ海へ向かって、沖縄県与那国島の南南東約49kmの海上を航行しているのを海上自衛隊P-3Cが確認したと防衛省が発表している。中国中央電視台は、山東省青島市に帰港したのは北海艦隊所属の7隻で、旅滬型駆逐艦(112 哈爾浜)が艦隊の指揮を執り、瀋陽級の116 石家荘の他、江衛型フリゲート(528 綿陽)・江凱型フリゲート(546 塩城)などで構成されていたと報じている[1]

脚注[編集]

脚注・参考文献[編集]