泥棒成金

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泥棒成金
To Catch a Thief
監督 アルフレッド・ヒッチコック
脚本 ジョン・マイケル・ヘイズ
製作 アルフレッド・ヒッチコック
出演者 ケイリー・グラント
グレイス・ケリー
音楽 リン・マーレイ
撮影 ロバート・バークス
編集 ジョージ・トマシーニ
配給 パラマウント
公開 アメリカ合衆国の旗 1955年8月5日
日本の旗 1955年10月18日
上映時間 106分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $2,500,000
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泥棒成金(どろぼうなりきん、原題:To Catch a Thief)は、1955年アメリカ映画パラマウント映画製作。テクニカラービスタビジョン作品。

ストーリー[編集]

ジョン・ロビーはかつて「猫」(The Cat)と呼ばれた名高い宝石泥棒であった。金持ちからしか盗まない、独特な美学を持っていた。しかし今は引退し、リヴィエラを見下ろす高台の屋敷で悠々自適な生活を送っている。彼がその力を誇っていた若いころ、一度は警察に捕まって収監されたこともあった。しかし戦時下に刑務所を襲った爆撃のさなかに房を抜け出し、野に下った彼はレジスタンスとともに戦って英雄的な活躍をした。その功によって事実上の恩赦が下り、今は仮出所の扱いながらも自由の身となっているのである。

しかしそんなある日、リヴィエラの高級リゾート街で「猫」の手口そっくりの宝石泥棒事件が連続して起こった。上流階級の貴婦人などが後生大事に隠している高価な宝石が、次々と消え失せたのである。その盗みは夜の間に誰の目にも触れぬ中で行われ、現場には何の痕跡も残されていない。いかにも「猫」の仕業を思わせた。その噂はすぐに巷に流れ、警察も早速ジョンの家に押しかけてきた。身の危険を感じたジョンはその手から逃れ、昔の仲間に助けを求めるが、そこですら事件は彼の起こしたものとされていた。仲間たちはジョンが自分たちを裏切り、再び泥棒稼業に手を染めたと怒っていたのだ。

もちろんジョンは全く身に覚えがない。何者が何の目的で「猫」の手口を真似ているのかも分らなかった。そして偽者が、なぜ自分の手口をそこまで知っているのかも理解できなかった。いずれにせよ彼は身の潔白を証明すべく、真犯人を挙げるために行動するしか手がなかった。

そこで彼は、まず仲間から保険会社のヒューソンを紹介してもらい、その口から偽の「猫」が狙いそうな宝石類の場所とその所有者を聞き出した。そしてヒューソンの顔と信用を後ろ盾に、ジョンは偽名のコンラッド・バーンズと、偽の身分の材木商を騙って社交界へと潜入する。ジョンが選んだターゲットは富豪のスティーヴンス親子だった。母と年頃の娘、二人とも多くの宝石を持ち込んできている。これを偽者が狙わないはずがない。二人を見張っていれば、偽猫の尻尾はつかめるに違いない。

しかし、ジョンが夜ごと目を光らしたにもかかわらず、スティーブンス夫人の宝石は偽者によって盗み出され、事情を知らない娘のフランセスはジョンが「猫」であることを気が付いていたと言って責める。そんな中、とある富豪の開く晩餐会に宝石を持った金持ちが集まると知ったジョンは、ここで偽者に対して罠を仕掛ける。こうして始まった本物と偽者の二匹の猫による最後の知恵比べ、はたしてその決着は?そして偽の「猫」の正体は?

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
ジョン・ロビー ケーリー・グラント 滝田裕介
フランセス・スティーヴンス グレース・ケリー 水原英子
ベルタニ シャルル・ヴァネル 金井大
ジェシー・スティーヴンス ジェシー・ロイス・ランディス 河村久子
ヒューソン ジョン・ウィリアムズ 吉沢久嘉
ダニエル ブリジット・オーベール 猪俣光世

主な受賞歴[編集]

アカデミー賞[編集]

受賞
アカデミー撮影賞 (カラー部門)ロバート・バークス
ノミネート
アカデミー美術賞 (カラー部門)ハル・ペレイラJ・マクミラン・ジョンソンサム・カマーアーサー・クレイム
アカデミー衣裳デザイン賞イーディス・ヘッド

備考[編集]

  • ヒッチコックはバスでケイリー・グラントの隣に座る乗客として登場する。
  • ヒッチコック初のワイドスクリーン作品であり、パラマウントが新開発したビスタビジョンで撮影された。
  • 公開翌年の1956年、主演女優のグレース・ケリーはロケ地のひとつであるモナコ公国レーニエ大公と結婚する。本作にはモナコ市街を一望するチュルビ村までドライブするシーンがあるが、グレース大公妃は1982年にこの場所の近くで自動車事故を起こして他界した。

外部リンク[編集]