新原浩朗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

新原 浩朗(にいはら ひろあき、1959年9月10日[1] - )は、日本の経産官僚。現職は内閣官房内閣審議官(事務次官級)。

福岡県出身。杉並区立泉南中学校、海城高等学校東京大学経済学部経済学科卒業[1]

人物・経歴[編集]

1984年 通商産業省入省。1992年 米国留学(ミシガン大学大学院経済学博士課程)。

1997年 通商産業省大臣官房総務課課長補佐(法令審査委員)。1998年 通商産業省産業政策局総務課課長補佐(法令審査委員)。1999年 通商産業省産業政策局総務課企画調査官。2000年 通商産業省産業政策局商務流通企画調査官。2001年 経済産業省産業技術環境局政策企画官。2002年 経済産業省商務情報政策局情報経済課長。2004年 経済産業省製造産業局紙業生活文化用品課長。

2006年 米国ハーバード大学経済学部客員研究員。2007年 経済産業省経済産業政策局産業組織課長。2009年 経済産業省大臣官房参事官(商務流通グループ・総合調整担当)。

2010年 菅直人内閣総理大臣秘書官。2011年 経済産業省大臣官房審議官(経済産業政策局担当)。

2011年 資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長。民主党政権下、東日本大震災後の新たなエネルギー政策として、菅直人総理大臣や孫正義ソフトバンク社長肝いりの太陽光発電、風力発電事業、地熱発電事業などの固定価格買い取り制度の価格設定を行った[2]

2013年 厚生労働省大臣官房審議官(健康医療戦略・職業能力開発担当)。2014年 内閣府大臣官房審議官(経済財政運営担当)。(併)内閣官房一億総活躍推進室次長。2016年 内閣府政策統括官 (経済財政運営担当)。(併)内閣官房働き方改革実現推進室長代行補。2017年 (併)内閣官房人生100年時代構想推進室長代行補。2018年 経済産業省経済産業政策局長就任。(併)内閣官房日本経済再生総合事務局長代理補。

2021年 内閣官房内閣審議官内閣官房副長官補付)兼国際博覧会推進本部事務局長兼成長戦略会議事務局長代理、デジタル市場競争本部事務局長代理、成長戦略会議事務局長代理、成長戦略会議事務局官民一体型キャンペーン準備室長、成長戦略会議事務局私的独占禁止法特例法担当室長、新しい資本主義実現本部事務局長代理、新しい資本主義実現本部事務局私的独占禁止法特例法担当室長、大阪・関西万博関係府省庁連絡会議副議長。

2022年 勤務延長(併)内閣官房スタートアップ創出総括官、内閣官房新しい資本主義実現本部事務局フリーランス取引適正化法制準備室長、スタートアップ創出調整連絡会議副議長。2023年 勤務延長。2024年 勤務延長。

家族[編集]

書籍[編集]

  • 「日本の優秀企業研究 企業経営の原点-6つの条件」新原浩朗(2003)日本経済新聞社
  • 「フランチャイズ組織の分権的進化と多元化」新原浩朗・高岡美佳(2004)『組織科学』
  • 「わが国のコーポレート・システムをめぐる現状認識と課題」新原浩朗(2008)『旬刊商事法務』
  • 「転換期の日本企業とコーポレート・ガバナンスー経営者と株主の対話の基盤づくりー」新原浩朗(2009)『旬刊商事法務』
  • 「組織の経済学のフロンティアと日本の企業組織」新原浩朗(2023)日本経済新聞社

脚注[編集]

  1. ^ a b 『政官要覧 令和元年秋号』 36巻、84号、政官要覧社、2019年、991頁。 
  2. ^ 菊池桃子さんと結婚のエリート経産官僚に「次官レース大逆転説」急浮上 週刊ダイヤモンド編集部・堀内亮(ダイヤモンド・オンライン)、ASCII、2019年11月12日
  3. ^ “菊池桃子が再婚 お相手は60歳初婚のエリート官僚”. ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. (2019年11月4日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201911040000779.html 2019年12月11日閲覧。 

関連項目[編集]

先代
安井正也
資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長
2011年 - 2013年
次代
木村陽一
先代
内田俊彦
厚生労働省審議官(職業能力開発担当)
2013年 - 2014年
次代
中山峰孝
先代
前川守
内閣府政策統括官(経済財政運営担当)
2016年 - 2018年
次代
多田明弘
先代
糟谷敏秀
経済産業省経済産業政策局長
2018年 - 2021年
次代
平井裕秀
先代
藤井健志
内閣官房国際博覧会推進本部事務局長
2021年 -
次代