北ノ俣岳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
北ノ俣岳
Kitanomatadake.jpg
標高 2,662[1] m
所在地 富山県富山市岐阜県飛騨市
位置 北緯36度25分16秒
東経137度30分44秒
[1]
山系 飛騨山脈立山連峰
Project.svg プロジェクト 山
テンプレートを表示

地理院地図 Googleマップ 北ノ俣岳の位置

北ノ俣岳(きたのまただけ)は、富山市飛騨市にまたがる飛騨山脈標高2,662mである。別名は、上ノ岳(かみのだけ)。

概要[編集]

北ノ俣岳は岐阜県側、上ノ岳は富山県側の古来からの名称。 山域は中部山岳国立公園の特別保護地区に指定され[2]新・花の百名山に選定されている[3]

北ノ俣岳から北へは太郎兵衛平を経て立山連峰薬師岳へと続き、東は赤木岳、黒部五郎岳へと続く稜線となっている。

山頂部は広くハイマツ帯となっており、雪解け後の斜面にはハクサンイチゲなどの高山植物の大群落がある[4]。 山頂には三等三角点(標高2,661.21、点名は北俣岳)がある[5] 。山頂からの眺めは、南に黒部五郎岳、笠ヶ岳乗鞍岳、東に三俣蓮華岳鷲羽岳水晶岳雲ノ平、北に薬師岳などを望むことが出来る。

登山[編集]

登山ルート[編集]

有峰林道東谷線の飛越トンネルに飛越新道の登山口があり、神岡新道に替わる新ルートになりつつある。寺地山へ向かう登山道はぬかるみが多く、ミズバショウなどの高山植物が見られる。寺地山と北ノ俣岳の間の鞍部の南側には北ノ俣避難小屋がある。その上部には、高層湿原には池塘が拡がり、木道が設置されている[6]。周辺はニッコウキスゲワタスゲチングルマなどの群生地となっている。 また、立山連峰縦走時にここを通過することもある。

  • 飛越新道 :飛越トンネル - 仙人峠 - 鏡池 - 寺地山 - 北ノ俣避難小屋 - 北ノ俣岳
  • 神岡新道 :打保 - 水ノ平 - 仙人峠 - 鏡池 - 寺地山 - 北ノ俣避難小屋 - 北ノ俣岳(1962年(昭和37年)に神岡新道が開設されたルート。)[4]

周辺の山小屋[編集]

周辺の登山道上には、登山者用の山小屋キャンプ指定地がある[6]。最寄りの山小屋は、飛越新道にある北ノ俣岳避難小屋。

名称 所在地 北ノ俣岳からの
方角と距離km
標高
m
収容
人数
キャンプ
指定地
折立ヒュッテ 有峰ダムの東の登山口・折立  北西 7.6  1,350 休憩所  50張
太郎平小屋 太郎兵衛平   北 3.1  2,330  150 (薬師峠)
100張
北ノ俣岳避難小屋 寺地山と北ノ俣岳との鞍部   西 1.8  1,990  8  なし
薬師沢小屋 黒部川本流の薬師沢出合   東 3.2  1,940  60  なし
雲ノ平山荘 雲ノ平・ギリシャ庭園   東 5.8  2,500  70  50張

地理[編集]

周辺の山[編集]

立山連峰の主稜線の薬師岳と黒部五郎岳の間にあるなだらかな山容の山で、西に寺地山へ続く尾根が延びる。

位山から望む北アルプスの北ノ俣岳周辺の山々
水晶岳から望む
雲ノ平黒部五郎岳・北ノ俣岳
山容 名称 標高
m
三角点
等級
北ノ俣岳との
距離km
備考
Yakushidake from Jiidake 2004-8-14.JPG 薬師岳 2,926.01  ニ等  6.0 日本百名山
Gthumb.svg 寺地山 1,966.02  三等  3.4
Gthumb.svg 太郎山 2,372.88  三等  2.9 太郎平小屋
Mount Kitanamata and Mount Kurobegoro from Mount Kurai 2005-03-21.jpg 北ノ俣岳 2,662 (三等)
2,661.21
 0
Mount Akagi and Mount Kitanomata from Mount Suisyo 2004-08-13.jpg 赤木岳 2,622  1.1 赤木沢
Mount Kurobegoro from Mount Washiba 1999-08-09.jpg 黒部五郎岳 2,839.58  三等  4.0 日本百名山

源流の河川[編集]

以下の源流となる河川日本海へ流れる。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b 日本の主な山岳標高(富山県の山)国土地理院、2010年12月24日閲覧。
  2. ^ 中部山岳国立公園区域の概要環境省)、2010年12月24日閲覧
  3. ^ 『新・花の百名山』 田中澄江(著)、文春文庫ISBN 4-16-731304-9、1995年、pp287-288、ミヤマキンポウゲなどの高山植物を紹介した。
  4. ^ a b 『日本の山1000』 山と渓谷社、1992年、ISBN 4-635-09025-6、p399
  5. ^ 基準点成果等閲覧サービス、国土地理院、2010年12月24日閲覧。
  6. ^ a b 『上高地・槍・穂高 (ヤマケイアルペンガイド)』 山と渓谷社、2000年、ISBN 4-635-01319-7、pp242-247

関連図書[編集]

関連項目[編集]