レイノー病

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レイノー病(レイノーびょう、: Raynaud's disease)とは、寒冷時や冷水につかったときに四肢末梢部、とくに両手指が対称的に痛み、しびれ感とともに蒼白、あるいはチアノーゼなどの虚血症状をきたす場合で、若年女子に多発する。原因は明らかでない。

レイノー現象とは[編集]

レイノー現象とは、の指先の小さな動脈の血流不足が発作的に発生し、「冷感」や「皮膚色の変化」が現れることを指す。基礎疾患が不明な場合を「レイノー病」と呼ばれる。40歳以前の若年女子に多発する傾向にある。症状がこのレイノー現象のみである場合は、緊急処置を必要とすることはない。病院では両手を冷水に一定時間浸し、サーモグラフィで体温の変化を見てレイノー現象と判断する検査がある。

原因[編集]

寒冷の刺激や精神的なストレスで四肢末梢部の小動脈に発作的に起こるけいれんが原因だが、その「けいれん発作」がなぜ生じるかについての理由は不明である。「交感神経や副交感神経中枢の異常によるもの」と推定されている。

症状[編集]

この病気の典型的な症状は、左右対称に現れる。

皮膚症状は、末梢循環障害が現れてから回復までに三段階の変化があり、

  1. 手指の色が蒼白になる。
  2. 紫色に変色する。
  3. 通常10~30分後に赤色になり、正常な状態へと回復する。

時には、腕から手の指先までもしくは脚から足の指先まで皮膚に浮かぶ血管が網目状になる、蒼白色になるだけや、知覚鈍麻や疼痛などの症状を示す場合もある。

発症時期[編集]

から冬にかけて、また、春先の冷え込んだ時に多くみられ、重症の場合、指先の潰瘍や変形を起こすこともまれにある。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]