ニチロ

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株式会社ニチロ
Nichiro Corporation
種類 株式会社
市場情報
東証1部 1331 2007年9月25日上場廃止
本社所在地 日本の旗 日本
100-0006
東京都千代田区有楽町1-12-1
設立 1914年(大正3年)3月12日
(日魯漁業株式会社)
業種 水産・農林業
代表者 代表取締役社長 田中龍彦
資本金 122億24百万円
決算期 3月31日
主要子会社 ニチロ工業ほか
関係する人物 池永次郎
外部リンク http://www.nichiro.co.jp/
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ニチロは、かつて存在した水産、食品会社。旧社名 日魯漁業株式会社。現在のマルハニチロの前身企業の一つ。

概要[編集]

堤清六平塚常次郎北洋漁業を行うために創業した会社を起源とし、水揚げされたカニなどの流通のために冷凍食品缶詰の加工販売にノウハウを持つ。加工食品はあけぼののブランドで広く流通された。創業時の社名の「日魯」は、会社の公式サイトにおいては、縦書きにすると「日魚日」と分かち書きが可能であり、日々の豊漁を示して縁起が良いという所からの命名とされている。また「魯」は北洋漁業の漁場国であるロシアの漢字表記異称である「魯西亜」の頭文字でもある。

子会社に鮭・カニの漁獲、加工のPeter Pan Seafoods, Inc.米国)、海老の漁獲、加工のP.T. Alfa Kurnia Fish Enterprise(インドネシア)、水産加工品の製造及び販売を行う日照日魯栄信食品有限公司中国)等をもっていた。

2007年(平成19年)に同業のマルハと経営統合し、統合持株会社「マルハニチロホールディングス」(マルハの持株会社「マルハグループ本社」の改組)の子会社になった。2008年4月1日にマルハニチロホールディングス内の事業再編に伴い、法人格はニチロとマルハの食品部門同士を統合したマルハニチロ食品に改組された[1]後、2014年にマルハニチロ水産(マルハニチロの水産部門、法人格は旧「マルハ」の改組)に吸収合併(事業統合)されてマルハニチロとなった。

沿革[編集]

  • 1906年(明治39年) - 堤清六平塚常次郎により創業。
  • 1907年(明治40年)6月4日 -「宝珠丸163トン」を購入して、新潟港より北洋漁業サケマス漁)へ初出漁。
  • 1913年(大正2年) 日本初の衛生缶を使用した缶詰の工業的な大量生産を開始。現在も商標として使用される「あけぼの印(DAY BREAK BRAND)」を初めて使用する。
  • 1914年(大正3年)3月12日 - 日魯漁業株式会社を北海道函館市に設立。
  • 1921年(大正10年) - 輸出食品株式会社、勘察加漁業株式会社および日魯漁業株式会社の3社が合併。日魯漁業株式会社の商号を継承し、本店を東京市日本橋区に置く。
  • 1923年(大正12年) - 本社を東京都千代田区丸の内に移転。
  • 1949年(昭和24年)5月 - 東京証券取引所に上場。
  • 1952年(昭和27年) - 北洋母船式サケマスカニ漁業を再開。
  • 1969年(昭和44年) - 本社を現在の東京都千代田区有楽町に移転。
  • 1978年(昭和53年)- チリ共和国ニチロチリを設立。チリ政府の協力を得てプエルト・モントにてギンザケ養殖を始める。翌年にはプエルト・モント湾に幼魚を移送して生け簀で海水養殖を開始し、1981年チリで初めて、海面養殖によるギンザケ130トンが水揚された。[2]
  • 1979年(昭和54年) - 米Peter Pan Seafoods, Inc.を買収。
  • 1990年(平成2年) - 社名を株式会社ニチロに変更。
  • 2007年(平成19年)10月 - マルハとの経営統合により、統合持株会社マルハニチロホールディングスを設立。同社の子会社に。
  • 2008年(平成20年)4月1日 - グループ内の事業再編に伴い、水産事業を(マルハ改め)マルハニチロ水産に、および畜産事業を新会社のマルハニチロ畜産に譲渡の上、グループ内の食品事業をニチロに集約して、社名を「株式会社マルハニチロ食品」に改称[1]
  • 2014年(平成26年)4月1日 - マルハニチロ食品がマルハニチロ水産(旧・マルハ)に吸収合併され解散(法人格消滅)。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 連結子会社の会社分割、商号変更および子会社設立のお知らせ (PDF) - 株式会社マルハニチロホールディングス 平成19年12月19日
  2. ^ サーモンミュージアム(鮭のバーチャル博物館)、マルハニチロ水産。

外部リンク[編集]