アルファロメオ・SZ

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アルファロメオ・SZ/RZ
Alfa Romeo SZ.JPG
販売期間 1989年 - 1991年(SZ)
1992年 - 1993年(RZ)
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドア クーペ(SZ)
2ドア オープン(RZ)
エンジン 3.0L V6 210仏馬力
変速機 5速MT
駆動方式 FR
全長 4,060mm
全幅 1,730mm
全高 1,300-1,310mm
ホイールベース 2,510mm
車両重量 1,256-1,380kg
-自動車のスペック表-

SZおよびRZは、イタリアの自動車メーカーアルファ・ロメオが製造・販売していたクーペまたはオープンタイプのスポーツカーである。

75をベースとしてアルファ・ロメオザガートフィアットがコラボレーションして制作した車種であり、そのコンセプトは1代限りで完結。後継車種は現在のところ登場していない。

歴史[編集]

1989年のサロン・アンテルナショナル・ド・ロトコンセプトカーの「ES-30」を発表。車名はExperimental Sportscar 3.0Lの頭文字である。車体のデザインと制作はザガートが担当したが、ドライブトレインは含まれておらず、エクステリアのみのプロトタイプであった。

同年、SZを発売。「SZ」とは、Sprint Zagatoの略である。

ザガートによる「ES-30」のデザインが採用されることはなく、デザインはフィアット・デザインセンターの主導で行われたが、「zagato milano」と刻印されたZ印のエンブレムだけは残されることとなった。当初デザインは同センターのロバート・オプロンが担当していたが、ボディワークの詳細とインテリアはアントニオ・カステッラーナが担当した。アクの強いエクステリアデザインから、「Il Mostro(イル・モストロ=怪物)」というあだ名が付けられている。

エンジンは75にも搭載されていた2,959cc V型6気筒 12バルブエンジンであり、最高出力は75の188英馬力に対して210仏馬力(207英馬力)/6,200rpm、最大トルク25.0kgf·m/4,500rpmというスペックは当時のアルファ・ロメオでは最もパワフルであった。

トランスミッションは5速MT、駆動方式はトランスアクスルFRである。サスペンションは75のグループA仕様車と同じものをフィアットとランチアラリーチームに所属するエンジニアであったジョルジオ・ピアンタが改良を施し、搭載した。また、ハイドロリックシステムはオランダのパーツメーカーコニの制作であった。

製造はミラノにあるアルファ・ロメオの工場に近いザガートのファクトリーで行われ、プラスチック製のボディパネルはイタリアのカープラスト社とフランスのストレイタム社が製造した。 1991年、SZの生産を終了。翌1992年にはオープンモデルのRZ(Roadster Zagato)を発売。1993年9月まで生産された。

RZの生産終了後、15年近くアルファ・ロメオのラインナップからは後輪駆動車が消失していたが、2006年に8Cコンペティツィオーネが発売され、復活を果たすこととなった。

関連項目[編集]