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JillyHean1979 (会話 | 投稿記録) ブランドコンセプト・歴史を加筆し、無出典のエピソードや商品説明を削除して全体的に改稿 タグ: 2017年版ソースエディター |
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{{性的}} |
{{性的}} |
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'''TENGA'''(テンガ)とは、[[典雅 (企業)|株式会社典雅]]が販売する[[オナ |
'''TENGA'''(テンガ)とは、[[典雅 (企業)|株式会社典雅]]が販売する[[オナニー|マスターベーション]]関連商品の[[ブランド]]名である。 |
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== 概要 == |
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=== ブランドコンセプト === |
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開発初期は創業者である代表取締役社長の[[松本光一]]が2年近く自主製作のような状況が続いた後<ref>荻上(2011) pp.202-203</ref>、当時[[ソフト・オン・デマンド]]の代表取締役[[社長]]だった[[高橋がなり]]へ[[プレゼンテーション]]を行い<ref>荻上(2011) p.204</ref>、ソフト・オン・デマンドの協力を得て[[2005年]]7月7日に5種類のカップシリーズで販売が開始<ref>荻上(2011) p.189, 197</ref>、上品な意匠や豊富な種類、優れた性能により人気となった。その後1年で100万個が販売された<ref>荻上(2011) p.190</ref>。 |
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TENGAのブランドコンセプトは「性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく」であり{{Sfn|荻上チキ|2016|p=|loc=2190/2704}}<ref name=":0">{{Cite web|url=https://www.tenga.co.jp/about/concept/|title=TENGA コンセプト|accessdate=2018-12-16|publisher=株式会社典雅}}</ref>、性的なことや製品に対する「うしろめたい」「あやしい」「いやらしい」というイメージを払拭して、性に対する意識を変えることを目指す<ref name=":0" />。それを果たすため、従前の類似品にはなかった「一般性の獲得」{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=1914/2704}}「機能とデザインの融合」{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=1970/2704}}を目標としている。 |
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==== 一般性の獲得 ==== |
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商品のコンセプトとして、実際の[[オナニー]]時の快感を追求しており<ref name="ogi2011.196">荻上(2011) p.196</ref>、従来よく見られた[[女性器]]の模倣といったデザインは採用されていない<ref name="ogi2011.196" /><ref>荻上(2011) p.184</ref>。発売当初のキャッチコピーは「''オナニーの未来が、やってきた''」<ref>荻上(2011) p.207</ref>とし、明るく堂々とした[[オナニー]]を押し出した<ref>荻上(2011) p.208</ref>。 |
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通常の工業製品同様、製品を用いることへの心理的ハードルを下げ、「その製品を使うことは普通のこと」という一般性の獲得を目指す。したがって、従来の同種製品のように、女性器の形を模した[[プロダクトデザイン]]や、卑猥な言葉や裸の女性の画像が表示された[[パッケージデザイン]]など、「自慰は卑猥で猥褻なことだから、より猥褻な気持ちになって使って下さい。」というメッセージを発したり、卑猥でアンダーグラウンドなイメージを付加するようなデザインやマーケティングは行わない{{Refnest|group="注"|TENGAが製品の形を女性器に近付けなかったり、パッケージに女性の画像を用いたりしなかったことは、ゲイの消費者からの好印象を獲得しやすくするという効果ももたらした。}}{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=2031/2704}}<ref name=":1" />。 |
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==== 機能とデザインの融合 ==== |
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性具としては珍しく、テレビ番組等の報道媒体にも取り上げられている。ビジネス誌の[[フォーブス (雑誌)|フォーブス]]にも紹介された<ref>[http://members.forbes.com/global/2007/0326/102.html forbes 2007年3月26日]</ref>。2007年に日本国外での販売が開始され、2013年現在、[[アメリカ合衆国]]、[[イギリス]]、[[スペイン]]、[[中華人民共和国]]、[[タイ王国|タイ]]、[[中華民国|台湾]]、[[シンガポール]]など40カ国以上にて販売されている<ref>荻上(2011) p.209, 216</ref>。[[2017年]]1月現在で、累積5200万個が販売された。 |
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従前の同種製品とは異なり、女性器の模倣ではなく、マスターベーションの目的を果たすのに最適な機能を追求し、それに合ったデザインを目指している。デザインを優先するために機能が損なわれることや、その逆を避け、「見た目が決して卑猥ではないこと」「フォルムがきれいなこと」「機能性」を鼎立させたデザインを目標としている{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=1965-1970/2704}}。[[アップル (企業)|アップル]]製品のように、用途について細かな説明のいらない、海外でも受け入れられるような[[ユニバーサルデザイン]]とすることも目標とされている{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=2154-2168/2704}}。 |
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このようなTENGA製品のデザインは高く評価されており、2006年には[[グッドデザイン賞]]の一次審査を通過<ref>{{Cite web|url=http://blog.tenga.co.jp/archives/25870083.html|title=グッドデザイン賞|accessdate=2018-12-21|author=佐藤雅信|date=2006-08-01|website=TENGA OFFICIAL BLOG|publisher=株式会社典雅}}</ref>、また2012年にはホールシリーズの3D SPIRALが<ref>{{Cite web|url=https://www.tenga.co.jp/products/hole/3d_spiral/|title=TENGA 3D SPIRAL|accessdate=2018-12-21|publisher=株式会社典雅}}</ref>、2017年にはSVRが[[Iroha (セルフプレジャーアイテム)|iroha]]とともに<ref>{{Cite web|url=https://www.tenga.co.jp/topics/2017/04/26/4103/|title=SVRとiroha+が『レッドドット・デザインアワード プロダクトデザイン2017』W受賞!|accessdate=2018-12-21|date=2017-04-26|publisher=株式会社典雅}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.red-dot.org/project/tenga-svr-10138/|title=Red Dot Design Award: TENGA SVR|accessdate=2018-12-21|publisher=Red Dot}}</ref>、2018年にはMOOVAが<ref>{{Cite web|url=https://www.red-dot.org/project/tenga-flex-22999|title=Masturbator - TENGA FLEX|accessdate=2018-12-21|publisher=Red Dot}}</ref>、[[レッド・ドット・デザイン賞|レッドドット・デザインアワード]]をそれぞれ受賞している。 |
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== ラインナップ == |
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[[ファイル:Tenga Male Masturbator.jpg|thumb|200px|ディープスロートカップ。右にあるのは内部構造を模擬した透明模型]] |
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=== 「TENGA」の由来 === |
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[[ファイル:Double hole cup.jpg|thumb|150px|ダブルホールカップ]] |
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「新しい発想でハイクオリティなものづくりをして、モノのあり方を変える」という思いから、敢えて、従前のアダルトグッズのイメージとは異なり、[[和服]]や[[日本舞踊]]などに対する褒め言葉として用いられる「典雅」の語がブランド名に採用されている{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=2145/2704}}。 |
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[[ファイル:Tenga Rolling Head Cup Hard.jpg|thumb|150px|ローリングヘッドカップ(ハード)]] |
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[[ファイル:Tenga Flip Hole White Exterior.JPG|thumb|150px|フリップホールの外観(収納時)]] |
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== 歴史 == |
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[[ファイル:Tenga Flip Hole White Interior.JPG|thumb|150px|フリップホールの留め具を外し、開いた状態。セットに付属する3種類のローションとマニュアルも見える]] |
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[[ファイル:FLIP0.jpg|thumb|150px|ホールシリーズ(FIP0)]] |
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=== 開発への決意 === |
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現在の株式会社典雅代表取締役社長[[松本光一]]は、専門学校卒業後、輸入車のディーラー、クラシックカー整備会社を経て、国産中古車のセールスを行っていた。セールス自体は順調ではあったものの、クラシックカー整備会社時代に芽生えた「モノづくりをしたい」「新しいものを生み出したい」という思いが満たされない状態が続いていた<ref name=":1">{{Cite web|url=https://biz-journal.jp/2015/05/post_9952.html|title=TENGA、革命的アダルト神器はいかに誕生?“血のにじむような”開発、世界中で大ヒット|accessdate=2018-12-16|date=2015-05-16|publisher=Business Journal}}</ref>{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=1996/2074}}。 |
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松本はそうした思いを抱えながら、ある日アダルトグッズショップに入店し、陳列されたアダルトグッズを見て、通常の製品にはあるような製造元表示や問い合わせ表示などがないこと{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=2011/2704}}<ref name=":1" />、デザインに進歩がないこと、製品説明を含め[[消費者]]向けの情報整理がなされていないことなどに疑問を持った{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=2016/2704}}<ref name=":1" />。さらに、何より、通常の製品は一般性の獲得を目指すにもかかわらず、アダルトグッズのプロダクトデザインやパッケージデザインはそれとは真逆で、「自慰は卑猥で猥褻なこと」という前提を置き、その製品を使うことが特殊なことであるかのような売り方をしていることに、強い違和感を持った{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=2031/2704}}<ref name=":1" />。この違和感を元に、松本は、入店後即座に「一般プロダクトとしてのアダルトグッズ」を製造することを決意した{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=2036/2704}}<ref name=":1" />。 |
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=== 開発期間 === |
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松本は当時勤めていた会社を退職し、貯金を元手に自主制作を始め、早朝から深夜まで、資金繰りの不安に耐えながら、既製品を購入して分解し構造を分析したり、試作品を作って友人に試用させ感想を聞いたりといったことを2年近く繰り返した{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=2036-2051/2704}}<ref name=":1" />{{sfn|荻上チキ|2011|pp=202-203}}。例えば形状・サイズについては多くの人の手に取りやすい[[ペットボトル]]を参考に、また内部の圧力については部位によって締め付けが異なる女性用[[ストッキング|加圧ストッキング]]を参考にするなどして、改良を重ね、現在の製品にある機能の大枠を備えた試作品を完成させた{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=2066-2076/2704}}。 |
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既存のアダルトグッズ販路に自らの製品を載せるつもりのなかった松本は、この試作品ができた段階で、当時[[ソフト・オン・デマンド]]の代表取締役[[社長]]だった[[高橋がなり]]へ[[プレゼンテーション]]を行い、好評価を得た{{sfn|荻上チキ|2011|p=204}}。それ以降も、製造を引き受けてくれる金型工場が見つからないなどの困難はあったが{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=1937/2704}}、ソフト・オン・デマンドの協力のもと、量産体制の構築と、機能・形状・デザインの仕上げを行うことができた{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=2056-2066/2704}}<ref name=":1" />。 |
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=== 発売と発展 === |
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[[2005年]]7月7日に「TENGA」ブランドのもと5種類のカップシリーズの[[オナホール]]が発売された{{sfn|荻上チキ|2011|p=189}}{{sfn|荻上チキ|2011|p=197}}。発売当初のキャッチコピーは「''オナニーの未来が、やってきた''」とし、「オナニーは決して卑猥なことでも、後ろめたいことでもない。誰もがするごく当たり前で健全なこと」というメッセージを打ち出した{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=2096-2101/2704}}。 |
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製品は人気となり、通常この種の製品は5,000個売れればヒット商品と言われるところ、発売前に既に5万個の予約が入り、発売初月で10万個、発売後1年で100万個が販売された{{sfn|荻上チキ|2011|p=190}}{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=1912-1917/2704}}。 |
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=== 海外進出 === |
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2007年に日本国外での販売が開始された。2018年現在、海外拠点を[[アメリカ合衆国|アメリカ]]、[[中国]]、[[ドイツ]]、[[大韓民国|韓国]]、[[台湾]]に設け、60ヵ国以上の国と地域で製品を販売しており、世界で累計7,000万個を売り上げている<ref>{{Cite web|url=https://wpb.shueisha.co.jp/news/economy/2018/08/05/106762/|title=TENGAの世界戦略キーマンは日英ハーフ部長「目標は英国BBCや米国ABCにTENGAを露出させること」|accessdate=2018-12-21|author=黒羽幸宏|date=2018-08-05|website=週プレNEWS|publisher=集英社}}</ref>。 |
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== 主なラインナップ == |
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2018年12月現在、以下のようなラインの製品が販売されている<ref>{{Cite web|url=https://www.tenga.co.jp/products/|title=PRODUCTS|accessdate=2018-12-21|publisher=株式会社典雅}}</ref>。 |
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=== CUP カップシリーズ === |
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[[ファイル:Tenga Male Masturbator.jpg|thumb|150px|ディープスロートカップ。右にあるのは内部の構造を模擬した透明模型]] |
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2005年の発売時から存在するシリーズで、本体は円筒形である。[[ローション]]を内蔵した1回使い切り型となっている。下記のほか、SEASONALとしてメントール配合のCOOLおよび発熱ユニット内蔵のHOTも販売されている。 |
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*STANDARD:TENGAシリーズの基本となる製品である。商品パッケージの色は赤。 |
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*SOFT:柔らかな使用感の製品である。商品パッケージの色は白。 |
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*HARD :強い刺激を与える製品である。商品パッケージの色は黒。 |
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*PREMIUM:本体素材およびローションを高品質なものとし、内部ディテールを改良した高級仕様の製品である。 |
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*ROLLING TENGA:回転刺激に特化した製品である。 |
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*SD TENGA:先端刺激に特化した製品である。 |
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*U.S. TENGA:サイズアップによる吸引刺激に特化した製品である。 |
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=== EGG エッグシリーズ === |
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[[ファイル:EGGシリーズ.jpg|thumb|150px|EGGシリーズ]] |
[[ファイル:EGGシリーズ.jpg|thumb|150px|EGGシリーズ]] |
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2008年発売のシリーズで、本体は卵型であるが、超ストレッチ素材の[[エラストマー]]が用いられており、用途に応じ伸ばして使用する。ローションを別添した1回使い切り型となっている。 |
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エラストマーの弾力性に応じ、STANDARDシリーズおよびHARD GELシリーズに分けられている。内部ディテールは製品の種類ごとに異なっており、18種類の製品がある。 |
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=== POCKET ポケットシリーズ === |
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[[ファイル:POCKETシリーズ.jpg|thumb|150px|POCKETシリーズ]] |
[[ファイル:POCKETシリーズ.jpg|thumb|150px|POCKETシリーズ]] |
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エッグシリーズ同様、ローションを別添した1回使い切りで、薄くした軟質素材を用いた小型の携帯用製品となっている。素材硬度と内部ディテールに応じ、3種類の製品がある。 |
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[[ファイル:バイブレーターシリーズSVR.jpg|thumb|150px|バイブレーターシリーズ(SVR)]] |
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=== Keith Haring キース・ヘリングシリーズ === |
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外観や内部ディテールに[[キース・ヘリング]]のアート作品のモチーフを用いたシリーズであり、カップシリーズ2種類・エッグシリーズ3種類が作成されている。売り上げの一部は公益財団法人[[エイズ予防財団]]に寄付される{{Refnest|group="注"|2010年から2012年までは、RESPECT YOURSELF PROJECTと銘打って、他のデザイナーの協力を得て、コラボレーション製品の売り上げをエイズ予防財団に寄付するプロジェクトが存在していた}}。 |
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=== HOLE ホールシリーズ === |
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[[ファイル:Tenga Flip Hole White Exterior.JPG|thumb|150px|フリップホールの外観(収納時)]] |
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[[ファイル:Tenga Flip Hole White Interior.JPG|thumb|150px|フリップホールの留め具を外し、開いた状態。セットに付属する3種類のローションとマニュアルも見える]] |
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洗浄・乾燥して繰り返し使用できることが特色である。 |
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* SPINNER:スピンギミックによる捻り刺激に特化したシリーズである。 |
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* MOOVA:軟質素材と螺旋の内部ディテールにより、密着した回転刺激に特化したシリーズである。 |
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*TENGA 3D SPIRAL:通常は内部にあるディテール面を外側にデザインしたことで(使用時は裏返す)、洗浄後の乾燥を容易にしたシリーズである。 |
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*FLIP HOLE:洗浄しやすいよう二つに大きく開くことのできるフリップスタイルを採用した製品である。 |
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*FLIP 0(ZERO):カップシリーズのPREMIUMと同じ素材を用いている。またフリップスタイルを採用していることに加え、保管ケースを付属させるなど衛生面を改良した製品である。 |
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*FLIP ORB:こちらもフリップスタイルを採用した製品であり、軟質素材のゲル内部に異素材を複数埋め込むことで使用感を改良し、また本体にくびれをつけ手で持ちやすくした製品である。 |
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=== オプショナルアイテム === |
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[[ファイル:バキュームコントローラー.jpg|thumb|150px|オプション(バキュームコントローラー)]] |
[[ファイル:バキュームコントローラー.jpg|thumb|150px|オプション(バキュームコントローラー)]] |
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* GYRO ROLLER:TENGAカップシリーズ専用の電動ローリングコントローラである。ROLLING TENGA GYRO ROLLER CUPシリーズとの併用が推奨されている。 |
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=== カップシリーズ === |
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* Vacuum Controller:TENGAカップシリーズ専用の電動バキュームマシーンである。バキューム対応カップとの併用が推奨されている。 |
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1回のみの使い捨てオナホール。現在の品揃えは24種類<ref>[http://www.tenga.co.jp/products/chart/cup_chart.html TENGAシリーズチャート]</ref>。「〜カップ」という商品名でシリーズ化されている。 |
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* HOLE WARMER:[[酢酸ナトリウム]]の[[過冷却]]反応を用いてカップ内部を温める器具である。 |
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=== ローションシリーズ === |
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製品は大きく分けて以下の5つのシリーズに分けられ、その下に複数の製品がラインナップされている。これ以外にも夏季限定商品「'''スペシャルクールエディション'''」(2012年以降。ディープスロートカップ、ソフトチューブカップの2種類<ref>ただし2015年にはソフトチューブカップは発売されず、代わりにTENGA EGG「ウェイビー」およびPOCKET TENGA「BLOCK EDGE」にクールローションを添付した期間限定商品が発売された。</ref>。メントール配合でひんやりとした爽快感がプラスされている)や、発売10周年を記念した「'''PREMIUM TENGA'''」(2015年。ボディはディープスロートカップだが、内部素材やローションなどに通常より高級品を使用している)など、いくつかの期間限定商品が存在する。 |
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素材や使用感などに応じ、アダルトグッズ用のものと、対人用のものを合わせて4種類が販売されている。 |
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=== バイブレーターシリーズ === |
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* '''STANDARD(スタンダード)''' - 商品パッケージの色は赤、TENGAシリーズの基本となる製品。初心者向け。2005年[[7月7日]]発売。 |
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[[ファイル:バイブレーターシリーズSVR.jpg|thumb|150px|バイブレーターシリーズ(SVR)]] |
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* '''SOFT(ソフト)''' - 商品パッケージの色は白、スタンダードより柔らかめのゲルを使用しており、優しく包み込まれるような快感が得られる。 |
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カップル向けの[[バイブレータ (性具)|バイブレーター]]シリーズ。 |
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* '''HARD(ハード)''' - 商品パッケージの色は黒、硬めのゲルに加え締め付けリングを内蔵しており、きつめを好むこだわり派向け。初心者には不向き。 |
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* SVR:充電式小型バイブレーター。[[ケイ素|シリコン]]素材で、片端に伸び縮みするリングが備え付けられており、指や陰茎に装着することができる。丸洗いが可能である。 |
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* '''U.S. TENGA''' - 2006年12月21日発売。吸引力が大幅に向上している。[[巨根]]対応製品だが普通の大きさの[[陰茎]]でも十分に楽しめる様に作られている。 |
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* SVR PLUS:上記SVRのモーターを強化した製品である。 |
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* '''SD TENGA''' - 2014年2月24日発売。U.S. TENGAとは正反対のコンセプトで、短くすることにより陰茎の先端部へのさらに強い刺激を目指した商品。 |
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* Delta:スタンディングタイプの小型バイブレーター。先端の角度を変えることができる。 |
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* VI-BO:モーターが内蔵されたベース・ボールと、形状の異なるカバーを組み合わせた製品である。丸洗いが可能である。 |
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=== コンドーム === |
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ラインナップと各製品の解説は以下の通り。 |
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TENGAオリジナルの[[コンドーム]]製品で、[[ピンズ|缶バッジ]]のようなデザインの円形パッケージで包装されている<ref>{{Cite web|url=https://www.tenga.co.jp/condom/|title=TENGA ORIGINAL CONDOM|accessdate=2018-12-21|publisher=}}</ref>。 |
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{| class="wikitable" style="text-align:center" |
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! 製品名 !! スタンダード !! ソフト !! ハード !! U.S. !! SD |
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| style="text-align:left" | ディープスロートカップ || ○ || ○ || ○ || ○ || ◎ |
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| style="text-align:left" | ソフトチューブカップ || ○ || ○ || ○ || ○ || × |
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|- |
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| style="text-align:left" | ローリングヘッドカップ || ○ || ○ || ○ || × || × |
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|- |
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| style="text-align:left" | ダブルホールカップ || ○ || × || × || ○ || × |
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|- |
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| style="text-align:left" | エアクッションカップ || ○ || ○ || × || × || × |
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|} |
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○:発売、×:未発売、◎:スタンダード・ソフト・ハードの3種類が発売 |
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=== 飲料シリーズ === |
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* ディープスロートカップ - TENGAの基本となる製品で、すべてのシリーズにおいて展開されている。 |
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TENGAオリジナルの[[栄養ドリンク|エナジードリンク]]製品である<ref>{{Cite web|url=https://www.tenga.co.jp/drink/|title=TENGA DRINK SERIES|accessdate=2018-12-21|publisher=}}</ref>。 |
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* ソフトチューブカップ - ソフトチューブが採用されており、握る力の強弱により締めつけ感を自由に調整できる。 |
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* メンズチャージ:[[アルギニン]]、[[シトルリン]]、亜鉛酵母などを配合した、ゼリータイプのパウチ飲料である。 |
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* ローリングヘッドカップ - 上部を回転させて刺激を与えることができるのが特徴。 |
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* ナイトチャージ:肝臓エキス、[[マカ]]、[[ウコン]]を配合した、フルーツフレーバーの炭酸エナジードリンクである。女性もターゲットとされている。 |
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* ダブルホールカップ - 締めつけの強い「ビターサイド」と、優しく絡みつく「スイートサイド」の2つのホールを搭載している。スタンダードとU.S. TENGAのみのラインナップ。 |
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* エアクッションカップ - オナカップとしては世界初のエアクッション構造を採用している。 |
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=== TENGAオフィシャルグッズ === |
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* '''Keith Haring''' - 海外で先行販売されていた製品の逆輸入版で、2012年10月20日に日本国内での発売を開始した。ディープスロートカップとソフトチューブカップの2種類があり、外装に[[キース・ヘリング|Keith Haring]]のイラストがあしらわれている。内部構造は従来品と同じ。一部のアパレルショップおよびTENGA公式通販サイト限定での販売となる。 |
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「LOVE ME TENGA」ロゴその他TENGAロゴや漫画家のイラストをあしらった衣類、帽子、トートバッグ、文房具などが販売されている。 |
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=== TENGAロボ ロボシリーズ === |
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TENGA カップシリーズを模したデザインのロボットの[[フィギュア]]である。手足や顔を胴体部に押し込むと、TENGAカップと同様の外観になる。 |
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大きく分けて3つのシリーズから成る。いずれも「洗いやすさ・乾かしやすさ」を考慮した商品であり、正しく使用することで約50回の使用に耐える。別売りのローションを塗布してから使用する。 |
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* '''FLIP HOLE(フリップホール)''' - [[2008年]][[3月20日]]より発売された、TENGAとしては初の繰り返し使えるオナホールシリーズ。外装ケースがフリップ状の分割式になっており、容易に洗浄して繰り返し使用できる。フリップホール ブラックは[[2009年]][[9月18日]]発売で、やや刺激が強くなっている。フリップホール HARD GEL Ver.は[[2010年]]冬季限定商品。 |
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** フリップホール ホワイト |
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** フリップホール ブラック |
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** フリップホール HARD GEL Ver. |
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** フリップホール レッド |
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** フリップホール シルバー |
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* '''FLIP LITE(フリップライト)''' - [[2010年]][[4月23日]]発売。既存のフリップホールよりも軽量化され、「超密着」というコンセプトの商品。[[2011年]][[2月25日]]に、操作性の向上した2Gと大きめサイズのU.S.を発売、これに伴い初期型の製造は打ち切られた。海外では「FLIP AIR」の名称だが、サイズの大きさに配慮してか、2Gが「FLIP AIR LITE」、U.S.が「FLIP AIR」の名称で発売されている。 |
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** メルティホワイト(製造中止) |
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** ソリッドブラック(製造中止) |
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** 2G メルティホワイト |
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** 2G ソリッドブラック |
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** U.S. メルティホワイト |
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** U.S. ソリッドブラック |
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* '''TENGA 3D''' - 2011年[[8月5日]]発売。円筒状のゲルのみで構成され、オナホールでは通常内側にあるディテール面を外側にデザインし、外観として成立させた。使用時は裏返すことでディテールが内面になる。 |
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** スパイラル |
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** モジュール |
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** ゼン |
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** ポリゴン |
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** パイル |
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*'''FLIP 0(フリップ ゼロ)'''- [[2016年]]6月25日発売。歴代のフリップホールのすべてを見直し、ゼロから新たに設計した未来型フリップホール。既存のフリップホールの中でも過去最高の高密度ディテール。 |
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*'''TENGA MOOVA(テンガ ムーバ)'''- [[2016年]]12月23日発売。軟質素材と螺旋形状により、エアホールをふさぐと内部気圧が変化し、“密着回転”が味わえる。 |
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**テンガ ムーバ シルキーホワイト |
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**テンガ ムーバ ロッキーブラック |
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== 販路・店舗展開 == |
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TENGAは、発売初年度でのヒットおよび卑猥さのないデザインにより、アダルトショップのみならず、[[量販店]]、雑貨店、[[ドラッグストア]]などでも広く取り扱われている{{Sfn|荻上チキ|2016|loc=2180/2704}}。また、[[Amazon.co.jp|Amazon]]その他の[[ECサイト|オンラインショップ]]にも販路が展開されている<ref>{{Cite web|url=https://www.tenga.co.jp/buy/shoplist|title=SHOP LIST|accessdate=2018-12-21|publisher=株式会社典雅}}</ref>。 |
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使い捨てタイプで小型のオナホール。タマゴ型で伸縮性に富むことが特徴。通称「TENGA EGG」。1回分のローションが添付されており、内部に塗布してから使用する。 |
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TENGA固有の販路としては以下が挙げられる。 |
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* '''SEASON1''' - 2008年[[11月20日]]発売。 |
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** ウェイビー |
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** クリッカー |
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** スパイダー |
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* '''SEASON2''' - [[2009年]][[7月9日]]発売。 |
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** ツイスター |
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** ステッパー |
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** シルキー |
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* '''SEASON3''' - [[2011年]][[9月7日]]発売。'''TENGA EGG総選挙'''(下記参照)を経て以下の3種類が発売された。 |
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** サンダー |
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** クレーター |
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** ミスティ |
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* '''SEASON4''' - [[2012年]][[7月21日]]発売。 |
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** クラウディ |
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** シャイニー |
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** サーファー |
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* '''Winter Limited''' - 冬季限定商品 |
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** トゥインクル (2009) |
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** スパークル (2009) |
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** EGG LOVERS (2012) |
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* '''Keith Haring''' - 2012年10月20日発売。内側の突起のパターンがKeith Haringのイラストを元にしている。カップシリーズ同様、一部のアパレルショップおよびTENGA公式通販サイトでの販売となる。 |
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** ストリート |
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** ダンス |
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** パーティ |
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* TENGA OFFICIAL ONLINE STORE:株式会社典雅が直営するオンラインショップである。 |
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==== TENGA EGG総選挙 ==== |
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* TENGA SHOP/TENGA VILLAGE:量販店などの店内に、TENGAがプロデュースした特設コーナーとして設置されているスペースであり、TENGA製品を購入することができる。[[ヴィレッジヴァンガード (書籍・雑貨店)|ヴィレッジヴァンガード]]内に設けられたものを特にTENGA VILLAGEとしている。 |
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10種類のエントリーモデルからユーザーモニターと一般投票(Web投票、2011年6月15日 - 7月3日)を経て、上位3種類がEGG SEASON 3として発売が決定した。 |
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== 姉妹ブランド == |
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* [http://www.tenga.co.jp/egg3_campaign/items/crater/index.html クレーター] - 3020票【発売決定】 |
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* [http://www.tenga.co.jp/egg3_campaign/items/domino/index.html ドミノ] - 1624票 |
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* [http://www.tenga.co.jp/egg3_campaign/items/ziggy/index.html ジギー] - 1126票 |
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* [http://www.tenga.co.jp/egg3_campaign/items/bricker/index.html ブリッカー] - 630票 |
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* [http://www.tenga.co.jp/egg3_campaign/items/spicy/index.html スパイシー] - 2828票【数量限定で発売】 |
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* [http://www.tenga.co.jp/egg3_campaign/items/misty/index.html ミスティ] - 3005票【発売決定】 |
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* [http://www.tenga.co.jp/egg3_campaign/items/thunder/index.html サンダー] - 3277票【発売決定】 |
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* [http://www.tenga.co.jp/egg3_campaign/items/blaster/index.html ブラスター] - 2022票【数量限定で発売】 |
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* [http://www.tenga.co.jp/egg3_campaign/items/zebra/index.html ゼブラ] - 1858票【数量限定で発売】 |
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* [http://www.tenga.co.jp/egg3_campaign/items/breaker/index.html ブレイカー] - 639票 |
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* [[Iroha (セルフプレジャーアイテム)|Iroha]]:女性向けのマスターベーショングッズブランド。 |
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=== ポケットシリーズ === |
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* TENGAヘルスケア:性機能サポート(主に[[射精障害]]の改善)用のオナホールや、[[妊活]]サポートのための[[サプリメント]]や精液運搬用保温器などを販売するブランド。 |
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EGG同様使い捨てタイプで小型のオナホール。伸縮性に富みEGGよりもさらに小さく薄くなった。1回分のローションが添付されている。2014年5月1日発売のSODグループ「15人の初脱ぎ祭り」対象商品の初回生産分DVDトールケースに封入された。また裏面にシールを張り、一部SOD社員の[[名刺]]代わりにも使われた。 |
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== 社会との関係 == |
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* '''POCKET TENGA''' - 2014年4月30日発売。 |
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** POCKET TENGA WAVE LINE |
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** POCKET TENGA CLICK BALL |
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** POCKET TENGA BLOCK EDGE |
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=== 医学研究における利用 === |
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=== バイブレーターシリーズ === |
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カップル向けのバイブレーターシリーズ。 |
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==== 射精障害治療 ==== |
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* '''SVR(エスブイアール)''' - 輪っかの部分を男性器の根本に装着させたり、指に装着して前戯に使用できるカップル向けバイブレーター。『レッドドット・デザインアワード プロダクトデザイン2017』を受賞。 |
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TENGAカップは、医療現場において射精障害の患者のリハビリツールとして用いられてきた。射精障害は圧力をかけすぎるなどの誤ったマスターベーションにより生じる例が多いため、弱い圧力でも射精が可能になるようマスターベーションの方法を矯正することにより改善することが見込まれる。具体的には、ハード、スタンダード、ソフトの順でTENGAカップシリーズを用いさせ、患者を弱い圧力に慣れさせるという方法が用いられている<ref>{{Cite web|url=https://tenga-group.com/company/csr_cure.html|title=医療現場でのTENGA活用例|accessdate=2018-12-21|publisher=株式会社典雅}}</ref><ref name=":2">{{Cite journal|和書|last=小堀|first=善友|last2=佐藤|first2=両|last3=芦沢|first3=好男|last4=八木|first4=宏|last5=宋|first5=成浩|last6=新井|first6=学|last7=岡田|first7=浩|date=2009-12-30|title=射精障害患者に対する Masturbatorを用いたリハビリテーション|journal=日本性機能学会雑誌|volume=24|issue=3|pages=355-357|language=ja|ISSN=13458361}}</ref><ref name=":3">{{Cite journal|和書|last=小堀|first=善友|last2=青木|first2=裕章|last3=西尾|first3=浩二郎|last4=佐藤|first4=両|last5=芦沢|first5=好男|last6=八木|first6=宏|last7=宋|first7=成浩|last8=新井|first8=学|last9=岡田|first9=浩|month=5|year=2012|title=膣内射精障害患者に対するマスターベーションエイドを用いた射精リハビリテーション|journal=日本泌尿器科学会雑誌|volume=103|issue=3|pages=548-551|language=ja|DOI=10.5980/jpnjurol.103.548|ISSN=00215287}}</ref>。 |
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* '''Delta(デルタ)''' - 先端の角度を変えて挿入できる、スタンディングタイプの小型バイブレーター。 |
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医療関係者からは、TENGAカップは一般の雑貨店で購入可能なこと、グリップ圧を一定に保ちやすいこと、ハード・スタンダード・ソフトの3種類があり圧力を調整しやすいこと、1回使い切りのため清潔であること、医療現場でも受け入れやすいデザインになっていること、製造元・販売元表示が明記されているために安心感があることなどが、TENGAカップを採用した理由としてあげられている<ref name=":2" /><ref name=":3" />。 |
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=== 飲料シリーズ === |
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==== 前立腺摘出手術後の勃起障害治療 ==== |
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* '''メンズチャージ''' - 夜の強壮効果を目的としたゼリー飲料。アルギニン、シトルリン、亜鉛酵母等が入っている。 |
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[[前立腺]]摘出手術後に、勃起障害を生じる例がある。内服薬を服用した後にTENGA製品を用いて性的な刺激を与えることにより、勃起障害を改善することが見込まれる。特に勃起障害のある患者については、勃起が不十分な状態でも用いることのできるエッグシリーズが用いられる例がある<ref>{{Cite report |author=今井伸 |authorlink= |coauthors=吉田将士、米田達明、工藤真哉 |year= 2011 |title=男性不妊・性機能外来におけるMasturbator(TENGA)の臨床的使用経験 |url=https://tenga-group.com/pdf/masturbator_01.pdf |publisher= |page=30 |docket=日本性機能学会中部総会プログラム・抄録集 |accessdate=2018-12-21 |quote= }}</ref><ref>{{Cite journal|和書|last=今井|first=伸|last2=吉田|first2=将士|last3=米田|first3=達明|last4=工藤|first4=真哉|date=2012-06-30|title=前立腺全摘後の陰茎リハビリテーションにおけるMasturbator(EGG)の使用経験|journal=日本性機能学会雑誌|volume=27|issue=1|page=63|ISSN=13458361}}</ref>。 |
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* '''ナイトチャージ''' - 肝臓エキスやウコン、マカが入っており、ナイトライフ(飲酒、夜の強壮等)の全てに答えるエナジー飲料。 |
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=== 高齢者向け施設における利用 === |
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高齢者向けのデイサービス等の施設において、特に入浴介助の場面などで、高齢者である利用者からスタッフが[[セクシャルハラスメント|セクシュアルハラスメント]]の被害を受ける事例が報告されている。そのため、仮に性欲への適切な対処がなされていれば、こうした加害が減少するのではないかという仮説に基づき、TENGA製品を施設内売店で販売することを決定した施設もある<ref>{{Cite news|title=大人向けグッズ界のパイオニア「TENGA」介護現場に参入した意図|newspaper=NEWSポストセブン|date=2018年2月1日|url=http://news.livedoor.com/article/detail/14241446/|accessdate=2018-12-21}}</ref><ref>{{Cite news|title=【60億人に悦びを TENGAの未来図】高齢者の介護現場でも注目の「セクシャルウェルネス」|date=2018-12-13|url=https://www.zakzak.co.jp/lif/news/181213/lif1812130001-n1.html|accessdate=2018-12-21|agency=ZAKZAK}}</ref>。 |
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=== |
=== 社会貢献活動 === |
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* '''HOLE WARMER(ホールウォーマー)''' - [[酢酸ナトリウム]]の[[過冷却]]反応を用いてカップ内部を温める器具。 |
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* '''HOLE LOTION(ホールローション)''' - 170ml。「FLIP HOLE」純正ローションとして3種類が同時発売され、その後2012年12月6日に「SOLID」が発売された。 |
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** HOLE LOTION MILD - 商品パッケージの色は白。粘度は4種類の中で最も高い。 |
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** HOLE LOTION REAL - 商品パッケージの色は赤。「本物の分泌液に近い」使用感を謳っている。 |
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** HOLE LOTION WILD - 商品パッケージの色は黒。メントール配合。粘度が低いため垂れやすいことに注意。 |
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** HOLE LOTION SOLID - 商品パッケージの色はグレー。糸引きが少ないのが特徴。 |
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* '''FLIP-LITE LOTION(フリップライトローション)''' - 粘度の異なる白黒2種類。「FLIP LITE」専用設計を謳い、「MELTY WHITE」「SOLID BLACK」それぞれに最適な使用感が得られる。プッシュ式ノズルを採用。 |
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** FLIP-LITE LOTION for MELTY WHITE - 商品パッケージの色は白。 |
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** FLIP-LITE LOTION for SOLID BLACK - 商品パッケージの色は黒。 |
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* '''EGG LOTION''' - EGGと同じサイズのローション。65ml。2012年12月6日発売。 |
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* '''TENGA PLAY GEL''' - 粘度の異なる白赤黒3種類。150mlのボトルの他、NATURAL WETのみ8mlの小袋がある。 |
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** PLAY GEL RICH AQUA - 商品パッケージの色は白。 |
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** PLAY GEL NATURAL WET - 商品パッケージの色は赤。 |
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** PLAY GEL DIRECT FEEL - 商品パッケージの色は黒。 |
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* <s>テンガウォーマー</s> - 電気懐炉機能でカップ内部を温める器具。※生産終了 |
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* '''Vacuum Controller(バキュームコントローラー)''' - テンガカップ専用の電動バキュームマシーン。バキューム対応のディープスロート・カップの上部に装着させ使用する。 |
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==== 障害者支援 ==== |
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手に障害がありマスターベーションを行うことができない身体障害者のために、[[作業療法士]]とTENGA用の自助具(カフ)を共同開発し、売り上げの一部を身体障害者支援のために用いている。また、身体障害者のセクシャリティに関する支援を行う団体である特定非営利活動法人ノアールへの継続的な支援を行っている<ref>{{Cite web|url=https://tenga-group.com/company/csr_support.html|title=身体障害者支援活動について|accessdate=2018-12-21|publisher=株式会社典雅}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://dot.asahi.com/aera/2018052400035.html?page=1|title=キスを手助け「添い寝介助」に見る「障害者の性問題」の本質|accessdate=2018-12-21|author=野村昌二|date=2018-05-27|publisher=AERA.dot}}</ref>。 |
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=== TENGA × Keith Haringコラボーレーションシリーズ === |
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ニューヨーク・ストリートアートの先駆者キース・ヘリング(Keith Haring)と、TENGAのコラボーレーションアイテムを発売。売上の一部を「公益財団法人 エイズ予防財団」に寄付。 |
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==== 清掃活動 ==== |
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=== 海さくら 18禁ゴミ拾い === |
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特定非営利法人海さくらと共同し、江ノ島で、ゴミ袋一袋分のゴミを回収すればTENGA製品と交換できるという「18禁ゴミ拾い」を<ref>{{Cite news|title=18禁ゴミ拾いに300人 海さくら (株)TENGAと|date=2014-10-03|url=https://www.townnews.co.jp/0601/2014/10/03/254112.html|accessdate=2018-12-21|agency=タウンニュース社}}</ref>、新宿二丁目でレインボーゴミ拾いを<ref>{{Cite web|url=https://tenga-group.com/news/720|title=5/30(水) 「新宿二丁目レインボーゴミ拾い supported by TENGA」開催(主催:二丁目海さくら)|accessdate=2018-12-21|publisher=株式会社典雅}}</ref>、それぞれ開催し、また継続的に不燃ゴミ袋の提供を行っている<ref>{{Cite web|url=https://umisakura.com/garbage-bag|title=海さくらのゴミ袋|accessdate=2018-12-21|publisher=海さくら}}</ref>。 |
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「子供にゴミは拾わせない!!大人のゴミを大人が拾う 18禁ゴミ拾い」。海さくらと共同で、江の島にて1袋分のゴミを集めて1個のTENGAと交換できるごみ拾いを実施。 |
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==== レインボープライドへの協賛 ==== |
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=== ティール&ホワイトリボン === |
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2013年以降レインボープライドへの協賛を行い、またレインボー柄の限定デザインのTENGAカップを製作、売り上げの一部をセクシュアルマイノリティ支援の活動に寄付している<ref>{{Cite news|title=「女性器の代わりではない」TENGAが製品に込めた想い|date=2018-05-04|author=森駿介|url=https://www.buzzfeed.com/jp/shunsukemori/love-me-tenga|accessdate=2018-12-21|agency=BUZZFEED}}</ref>。 |
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全ての女性の心地良い生活を願い、iroha製品の利益の一部を子宮頸がんの予防・啓蒙活動に寄付。 |
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==== アスリートへのスポンサーシップ ==== |
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=== LGBTプライド参加 === |
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TENGAブランドのもと、2018年12月現在、以下の[[アスリート]]へのスポンサーシップを行っている<ref>{{Cite web|url=https://www.tenga.co.jp/athletes/|title=ATHLETES|accessdate=2018-12-21|publisher=株式会社典雅}}</ref>。 |
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* 東京レインボープライド 協賛・出展(2015年〜2017年) |
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* 大阪レイボーフェスタ 協賛・出展( 2016年・2017年) |
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* [[内野洋平]]([[BMX]]ライダー) |
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* {{仮リンク|ビッキー・ゴメス|es|Viki_Gómez}}(BMXライダー) |
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* イーライ・リード([[スケートボード|スケートボーダー]]) |
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* 仲村拓久未(サーファー) |
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=== 偏見との戦い === |
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セルフプレジャーグッズという製品の性質上、TENGAは度々偏見にさらされてきた。例えば、2006年にグッドデザイン賞の1次審査を通過した際は、2次審査向けの展示会に向けて多額の費用をかけて準備をし、主催者からも展示案に承諾を得ていたにも関わらず、展示会前日になって「審査はするが展示を認めない」と通告され、TENGA側がこれに応じず展示を行ったところ、展示会の初日開始後わずか3時間で展示を撤去された<ref>{{Cite news|title=グッドデザイン賞アダルトグッズはNo!1次突破も… 開発者怒り心頭「ものづくりへの思い踏みにじる行為」|date=2006-08-25|url=http://www.zakzak.co.jp/top/2006_08/t2006082535.html|accessdate=2018-12-21|agency=ZAKZAK|publisher=産経デジタル|archiveurl=https://web.archive.org/web/20060901235423/http://www.zakzak.co.jp/top/2006_08/t2006082535.html|archivedate=2006-09-01}}</ref>。その後、「審査委員長が総合的に最終判断」した結果という理由づけで審査対象からも外されている<ref>{{Cite web|url=http://www.g-mark.org/news/n_060828_2.html|title=審査対象外商品について(2006.8.28)|accessdate=2018-12-21|publisher=Good Design Award|archiveurl=https://web.archive.org/web/20060929030322/http://www.g-mark.org/news/n_060828_2.html|archivedate=2006-09-29}}</ref>。 |
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{{雑多な内容の箇条書き|section=1|date=2012年11月27日 (火) 01:01 (UTC)}} |
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* [[2006年]]度の[[グッドデザイン賞]]に選出され1次審査を通過し、[[東京国際展示場]]での一般公開初日の3時間は展示されていたが、『[[性具]]である』という理由により、展示から除外された。 |
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* 2007年6月、テレビ朝日『[[くりぃむナントカ]]』の放送内に[[くりぃむしちゅー]]の[[有田哲平]]が複数個購入したことを暴露された。また、『[[くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン]]』内のトークでも有田からときたまTENGAの話題が出る。 |
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* [[TBSラジオ]]の[[JUNK2]]『[[木曜JUNK2 カンニング竹山 生はダメラジオ]]』を皮切りにJUNK『[[アンタッチャブルのシカゴマンゴ]]』、『[[雨上がり決死隊べしゃりブリンッ!]]』、『[[伊集院光 深夜の馬鹿力]]』などで話題にされた。[[福山雅治]]のラジオ番組でも話題になった事があり、福山と[[アンタッチャブル (お笑いコンビ)|アンタッチャブル]]・[[山崎弘也]]の2人は、番組内でそれぞれ「TENGAさん」「TENGAにいやん」を名乗った。 |
|||
* [[カンニング (お笑いコンビ)|カンニング]]の[[竹山隆範]]は、単独ライブ「放送禁止2008」にて、TENGA開発エピソードのネタを披露している。当日開場では、放送禁止2008オリジナルTENGAが数量限定で配布された。 |
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* [[ケンドーコバヤシ]]は、『[[雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!|アメトーーク!]]』にてTENGAの話題をしばしば出しており、「'''神の穴'''」と称したことがある。 |
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** [[品川庄司]]・[[品川祐]]の話では、[[アダルトショップ]]のTENGAの横に、コバヤシの写真があったそうである。 |
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** また、番組内でのプレゼン大会にてTENGA芸人をプレゼンし、視聴者の投票では28000票を集め2位だった。なお、放送はされていない。 |
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** キン肉マン芸人の回ではTENGAを元にした超人「ゴッドホール」を提案したが、モデルを瞬時に見破った原作者の[[ゆでたまご]]から「これは大人の玩具…」とやんわり否定された。 |
|||
** 自身が出演するドラマ『[[BOSS (テレビドラマ)|BOSS]]』には、スタッフのお遊びで、コバヤシ演ずる岩井が聞き込みでTENGAを手にする場面が放送された。 |
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* 2009年6月、超!A&G+『[[じゅうはちキン!-自由ではちゃめちゃRockin' Radio-]]』に客賓として典雅代表の[[松本光一]]が出演。TENGAの由来や仕組み、拘り等を語った。 |
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* [[サンテレビジョン|サンテレビ]]『[[今夜もハッスル]]』で[[原口あきまさ]]司会の「{{lang|en|LOVE ME TENGA}}」というコーナーがあった。 |
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* [[仲村みう]]は、[[女性]]にも関わらず興味本位で購入したことを、自身原作のエッセイ漫画『みうまん』で明らかにしている。 |
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* [[オードリー (お笑いコンビ)|オードリー]]の[[春日俊彰]]は、[[ニッポン放送]]のイベント「ラジオパーク2010」の企画で会場内に自宅アパートを再現され、自宅から運び込まれた品々の中にTENGAがあった<ref>[http://www.daily.co.jp/gossip/article/2010/05/02/0002936610.shtml 春日、アダルトグッズ愛用バレちゃった] [[デイリースポーツ]]オンライン 2010年[[5月2日]]</ref>。相方の[[若林正恭]]が来場者に対し、自由に春日の私物を持ち帰るように呼びかけると、春日は愛用品のTENGAだけは持ち帰らせまいと必死に抵抗した。 |
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* 2011年4月、F1ドライバーの[[小林可夢偉]]は[[ニコニコ生放送]]『ホリエモンの満漢全席』にゲスト出演した際、自身が購入依頼を受けプレゼントしたTENGAを、[[ルーベンス・バリチェロ]]が2011年のF1[[中国グランプリ]]決勝レース前夜に使用していたことを明かした。 |
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* 2011年6月、映画『[[スカイライン -征服-]]』のキャンペーンにてオリジナルTENGAを制作。映画内で「吸引」される人類と、バキュームで「吸引」するTENGAの「吸引」コラボレーションである。 |
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* 2011年9月、映画『[[モテキ]]』内で、[[長澤まさみ]]が「{{lang|en|LOVE ME TENGA}}」と書かれた、TENGA公式[[Tシャツ]]を着用している<ref>[http://matomech.com/article.aspx?aid=2660786&bid=560]</ref>。 |
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* 2012年5月、[[大竹まことゴールデンラジオ!]]で[[眞鍋かをり]]がTENGAを持ち込み、[[大竹まこと]]始め他の出演者がTENGAを持ち帰る。 |
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* 2013年5月、[[水道橋博士]]と[[園子温]]監督のお笑いライブで、限定商品が配布された。 |
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* 2015年9月公開の、[[園子温]]監督の「[[みんな!エスパーだよ!]]」に特別協賛 |
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また、広報担当の従業員が、[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|SNS]]において卑猥な言葉を投げかけられたり、[[匿名掲示板]]で性的に揶揄されるといった、セクシュアルハラスメントの被害に遭うという事例も報告されている<ref>{{Cite news|title=性の話をしたら「ボディタッチやセクハラOK」? それはおかしい。TENGA広報が目指す世の中|date=2018-11-21|author=生田綾|url=https://www.huffingtonpost.jp/2018/11/21/tenga-interview_a_23596558/|accessdate=2018-12-21|agency=HUFFPOST}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://r25.jp/article/542595312612893105|title=“オカズにされる状況”に逆に燃えた。TENGA広報・工藤まおりが選んだ「欲望に忠実な人生」|accessdate=2018-12-21|author=新R25編集部|date=2018-05-08|publisher=新R25}}</ref>。 |
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== TENGIRLS == |
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'''[http://tengirls.jp/index.html TENGIRLS]{{リンク切れ|date=2018年10月}}'''(てんがーるず)はTENGAを[[擬人化]]した[[漫画]]。漫画作者は[[ブッチャーU]]でTENGA公式の[[電子書籍|インターネットコミック]]となっている。2010年[[12月29日]]に発表され、2011年[[2月4日]]に公式サイトがオープン。 |
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== TENGAが登場する作品 == |
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=== ストーリー === |
|||
時は遠くない未来。都市にはびこる凶悪犯罪や未曾有の事故。それらに勇敢に立ち向かう、謎のヒーローがいた。その名は「TENGIRLS」! 見た目はふつうの女の子だが、秘めた力は無限大! |
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=== |
=== 漫画・アニメ === |
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; 主人公 |
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: 碧井先輩に憧れる男性。年齢は24歳。碧井からは「助手君」と呼ばれている。 |
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; 碧井先輩 |
|||
: 主人公の先輩。年齢は27歳。 |
|||
* 「[[みんな!エスパーだよ!]]」:突然[[超能力]]が芽生えた日本の[[田舎|地方]]の男子[[高校生]]を主人公とするSFコメディ漫画。登場人物の1名は他者の超能力を奪って使用するという能力を有しているが、奪った能力はTENGA製品を模した物体として有形化する。 |
|||
以下のキャラクターに関しては、全てTENGAの商品ラインナップをモチーフにデザインされている。 |
|||
* 「TENGIRLS」''':'''TENGAを[[擬人化]]した[[漫画]]。漫画作者は[[ブッチャーU]]でTENGA公式の[[電子書籍|インターネットコミック]]となっている。2010年[[12月29日]]に発表され、2011年[[2月4日]]に公式サイトがオープン。都市にはびこる凶悪犯罪や未曾有の事故に、TENGA製品をモチーフにデザインされた少女らが立ち向かうというストーリーになっている。 |
|||
; トワ(Towa) |
|||
: コードネームは「STANDARD」。ディープスロートカップをモチーフにデザイン。 |
|||
; エリカ(Erika) |
|||
: コードネームは「HARD」。ローリングヘッドカップをモチーフにデザイン。 |
|||
; ニコ(Nico) |
|||
: コードネームは「SOFT」。ソフトチューブカップをモチーフにデザイン。 |
|||
; アナ(A-na) |
|||
: コードネームは「FLIP HOLE BLACK」。フリップホールブラックをモチーフにデザイン。 |
|||
; ジーナ(G-na) |
|||
: コードネームは「FLIP HOLE WHITE」。フリップホールホワイトをモチーフにデザイン。 |
|||
=== |
=== 映画 === |
||
* 「PERFECT 10」 - [[Thee Out Mods|Thee Out Mods & Aces]] |
|||
* 「みんな!エスパーだよ!」:株式会社典雅が特別協賛しており、挿入歌として「LOVE ME TENGA」が用いられる。 |
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=== 音楽 === |
|||
* [[餓鬼レンジャー]]「神の穴」:[[ケンドーコバヤシ]]によりLOVE ME TENGAというリリックが反復されている。株式会社典雅がスポンサーとなっている[[ラジオ番組]]「TENGA茶屋」Podcast版の挿入歌<ref>{{Cite web|url=https://natalie.mu/owarai/news/154647|title=ケンコバが低音で「TENGA」繰り返す、餓鬼レンジャーの新曲「神の穴」|accessdate=2018-12-21|date=2015年7月22日|publisher=お笑いナタリー}}</ref>。 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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=== 注釈 === |
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{{脚注ヘルプ}} |
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{{Reflist|group="注"}} |
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=== 出典 === |
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{{Reflist|3}} |
{{Reflist|3}} |
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== 参考文献 == |
== 参考文献 == |
||
* {{Citation | 和書 | title =TENGA論:マスターベーションを解放した男たち | author = TENGA研究会 | publisher = [[竹書房]]| year = 2011 | isbn = 978-4812439050}} |
* {{Citation | 和書 | title =TENGA論:マスターベーションを解放した男たち | author = TENGA研究会 | publisher = [[竹書房]]| year = 2011 | isbn = 978-4812439050|ref=harv}} |
||
*{{Cite book|和書|author=荻上チキ|title=セックスメディア30年史ー欲望の革命児たち|year=2011|publisher=筑摩書房|isbn=978-4-480-06606-0|ref=harv}} |
|||
*; TENGA論EXゲスト |
|||
**(Kindle版){{Cite book|和書|author=荻上チキ|title=セックスメディア30年史-欲望の革命児たち|edition=初版|date=2016-02-03|publisher=筑摩ebooks|ref=harv}} |
|||
*: ケンドーコバヤシ みうらじゅん マキシマムザ亮君 カンニング竹山 [[古田新太]] リリー・フランキー [[ビートたけし]] |
|||
* {{Citation | 和書 | title=セックスメディア30年史:欲望の革命児たち | author = 荻上チキ |publisher=筑摩書房 |year=2011|isbn=978-4-480-06606-0}} |
|||
== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
||
* [[性具]] |
* [[性具]] |
||
* [[オナホール]] |
* [[オナホール]] |
||
=== 競合製品 === |
|||
* [[Men'sMax]] |
|||
* [[トイズハート]] |
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2018年12月23日 (日) 04:56時点における版
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TENGA(テンガ)とは、株式会社典雅が販売するマスターベーション関連商品のブランド名である。
概要
ブランドコンセプト
TENGAのブランドコンセプトは「性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく」であり[1][2]、性的なことや製品に対する「うしろめたい」「あやしい」「いやらしい」というイメージを払拭して、性に対する意識を変えることを目指す[2]。それを果たすため、従前の類似品にはなかった「一般性の獲得」[3]「機能とデザインの融合」[4]を目標としている。
一般性の獲得
通常の工業製品同様、製品を用いることへの心理的ハードルを下げ、「その製品を使うことは普通のこと」という一般性の獲得を目指す。したがって、従来の同種製品のように、女性器の形を模したプロダクトデザインや、卑猥な言葉や裸の女性の画像が表示されたパッケージデザインなど、「自慰は卑猥で猥褻なことだから、より猥褻な気持ちになって使って下さい。」というメッセージを発したり、卑猥でアンダーグラウンドなイメージを付加するようなデザインやマーケティングは行わない[注 1][5][6]。
機能とデザインの融合
従前の同種製品とは異なり、女性器の模倣ではなく、マスターベーションの目的を果たすのに最適な機能を追求し、それに合ったデザインを目指している。デザインを優先するために機能が損なわれることや、その逆を避け、「見た目が決して卑猥ではないこと」「フォルムがきれいなこと」「機能性」を鼎立させたデザインを目標としている[7]。アップル製品のように、用途について細かな説明のいらない、海外でも受け入れられるようなユニバーサルデザインとすることも目標とされている[8]。
このようなTENGA製品のデザインは高く評価されており、2006年にはグッドデザイン賞の一次審査を通過[9]、また2012年にはホールシリーズの3D SPIRALが[10]、2017年にはSVRがirohaとともに[11][12]、2018年にはMOOVAが[13]、レッドドット・デザインアワードをそれぞれ受賞している。
「TENGA」の由来
「新しい発想でハイクオリティなものづくりをして、モノのあり方を変える」という思いから、敢えて、従前のアダルトグッズのイメージとは異なり、和服や日本舞踊などに対する褒め言葉として用いられる「典雅」の語がブランド名に採用されている[14]。
歴史
開発への決意
現在の株式会社典雅代表取締役社長松本光一は、専門学校卒業後、輸入車のディーラー、クラシックカー整備会社を経て、国産中古車のセールスを行っていた。セールス自体は順調ではあったものの、クラシックカー整備会社時代に芽生えた「モノづくりをしたい」「新しいものを生み出したい」という思いが満たされない状態が続いていた[6][15]。
松本はそうした思いを抱えながら、ある日アダルトグッズショップに入店し、陳列されたアダルトグッズを見て、通常の製品にはあるような製造元表示や問い合わせ表示などがないこと[16][6]、デザインに進歩がないこと、製品説明を含め消費者向けの情報整理がなされていないことなどに疑問を持った[17][6]。さらに、何より、通常の製品は一般性の獲得を目指すにもかかわらず、アダルトグッズのプロダクトデザインやパッケージデザインはそれとは真逆で、「自慰は卑猥で猥褻なこと」という前提を置き、その製品を使うことが特殊なことであるかのような売り方をしていることに、強い違和感を持った[5][6]。この違和感を元に、松本は、入店後即座に「一般プロダクトとしてのアダルトグッズ」を製造することを決意した[18][6]。
開発期間
松本は当時勤めていた会社を退職し、貯金を元手に自主制作を始め、早朝から深夜まで、資金繰りの不安に耐えながら、既製品を購入して分解し構造を分析したり、試作品を作って友人に試用させ感想を聞いたりといったことを2年近く繰り返した[19][6][20]。例えば形状・サイズについては多くの人の手に取りやすいペットボトルを参考に、また内部の圧力については部位によって締め付けが異なる女性用加圧ストッキングを参考にするなどして、改良を重ね、現在の製品にある機能の大枠を備えた試作品を完成させた[21]。
既存のアダルトグッズ販路に自らの製品を載せるつもりのなかった松本は、この試作品ができた段階で、当時ソフト・オン・デマンドの代表取締役社長だった高橋がなりへプレゼンテーションを行い、好評価を得た[22]。それ以降も、製造を引き受けてくれる金型工場が見つからないなどの困難はあったが[23]、ソフト・オン・デマンドの協力のもと、量産体制の構築と、機能・形状・デザインの仕上げを行うことができた[24][6]。
発売と発展
2005年7月7日に「TENGA」ブランドのもと5種類のカップシリーズのオナホールが発売された[25][26]。発売当初のキャッチコピーは「オナニーの未来が、やってきた」とし、「オナニーは決して卑猥なことでも、後ろめたいことでもない。誰もがするごく当たり前で健全なこと」というメッセージを打ち出した[27]。
製品は人気となり、通常この種の製品は5,000個売れればヒット商品と言われるところ、発売前に既に5万個の予約が入り、発売初月で10万個、発売後1年で100万個が販売された[28][29]。
海外進出
2007年に日本国外での販売が開始された。2018年現在、海外拠点をアメリカ、中国、ドイツ、韓国、台湾に設け、60ヵ国以上の国と地域で製品を販売しており、世界で累計7,000万個を売り上げている[30]。
主なラインナップ
2018年12月現在、以下のようなラインの製品が販売されている[31]。
CUP カップシリーズ
2005年の発売時から存在するシリーズで、本体は円筒形である。ローションを内蔵した1回使い切り型となっている。下記のほか、SEASONALとしてメントール配合のCOOLおよび発熱ユニット内蔵のHOTも販売されている。
- STANDARD:TENGAシリーズの基本となる製品である。商品パッケージの色は赤。
- SOFT:柔らかな使用感の製品である。商品パッケージの色は白。
- HARD :強い刺激を与える製品である。商品パッケージの色は黒。
- PREMIUM:本体素材およびローションを高品質なものとし、内部ディテールを改良した高級仕様の製品である。
- ROLLING TENGA:回転刺激に特化した製品である。
- SD TENGA:先端刺激に特化した製品である。
- U.S. TENGA:サイズアップによる吸引刺激に特化した製品である。
EGG エッグシリーズ
2008年発売のシリーズで、本体は卵型であるが、超ストレッチ素材のエラストマーが用いられており、用途に応じ伸ばして使用する。ローションを別添した1回使い切り型となっている。
エラストマーの弾力性に応じ、STANDARDシリーズおよびHARD GELシリーズに分けられている。内部ディテールは製品の種類ごとに異なっており、18種類の製品がある。
POCKET ポケットシリーズ
エッグシリーズ同様、ローションを別添した1回使い切りで、薄くした軟質素材を用いた小型の携帯用製品となっている。素材硬度と内部ディテールに応じ、3種類の製品がある。
Keith Haring キース・ヘリングシリーズ
外観や内部ディテールにキース・ヘリングのアート作品のモチーフを用いたシリーズであり、カップシリーズ2種類・エッグシリーズ3種類が作成されている。売り上げの一部は公益財団法人エイズ予防財団に寄付される[注 2]。
HOLE ホールシリーズ
洗浄・乾燥して繰り返し使用できることが特色である。
- SPINNER:スピンギミックによる捻り刺激に特化したシリーズである。
- MOOVA:軟質素材と螺旋の内部ディテールにより、密着した回転刺激に特化したシリーズである。
- TENGA 3D SPIRAL:通常は内部にあるディテール面を外側にデザインしたことで(使用時は裏返す)、洗浄後の乾燥を容易にしたシリーズである。
- FLIP HOLE:洗浄しやすいよう二つに大きく開くことのできるフリップスタイルを採用した製品である。
- FLIP 0(ZERO):カップシリーズのPREMIUMと同じ素材を用いている。またフリップスタイルを採用していることに加え、保管ケースを付属させるなど衛生面を改良した製品である。
- FLIP ORB:こちらもフリップスタイルを採用した製品であり、軟質素材のゲル内部に異素材を複数埋め込むことで使用感を改良し、また本体にくびれをつけ手で持ちやすくした製品である。
オプショナルアイテム
- GYRO ROLLER:TENGAカップシリーズ専用の電動ローリングコントローラである。ROLLING TENGA GYRO ROLLER CUPシリーズとの併用が推奨されている。
- Vacuum Controller:TENGAカップシリーズ専用の電動バキュームマシーンである。バキューム対応カップとの併用が推奨されている。
- HOLE WARMER:酢酸ナトリウムの過冷却反応を用いてカップ内部を温める器具である。
ローションシリーズ
素材や使用感などに応じ、アダルトグッズ用のものと、対人用のものを合わせて4種類が販売されている。
バイブレーターシリーズ
カップル向けのバイブレーターシリーズ。
- SVR:充電式小型バイブレーター。シリコン素材で、片端に伸び縮みするリングが備え付けられており、指や陰茎に装着することができる。丸洗いが可能である。
- SVR PLUS:上記SVRのモーターを強化した製品である。
- Delta:スタンディングタイプの小型バイブレーター。先端の角度を変えることができる。
- VI-BO:モーターが内蔵されたベース・ボールと、形状の異なるカバーを組み合わせた製品である。丸洗いが可能である。
コンドーム
TENGAオリジナルのコンドーム製品で、缶バッジのようなデザインの円形パッケージで包装されている[32]。
飲料シリーズ
- メンズチャージ:アルギニン、シトルリン、亜鉛酵母などを配合した、ゼリータイプのパウチ飲料である。
- ナイトチャージ:肝臓エキス、マカ、ウコンを配合した、フルーツフレーバーの炭酸エナジードリンクである。女性もターゲットとされている。
TENGAオフィシャルグッズ
「LOVE ME TENGA」ロゴその他TENGAロゴや漫画家のイラストをあしらった衣類、帽子、トートバッグ、文房具などが販売されている。
TENGAロボ ロボシリーズ
TENGA カップシリーズを模したデザインのロボットのフィギュアである。手足や顔を胴体部に押し込むと、TENGAカップと同様の外観になる。
販路・店舗展開
TENGAは、発売初年度でのヒットおよび卑猥さのないデザインにより、アダルトショップのみならず、量販店、雑貨店、ドラッグストアなどでも広く取り扱われている[34]。また、Amazonその他のオンラインショップにも販路が展開されている[35]。
TENGA固有の販路としては以下が挙げられる。
- TENGA OFFICIAL ONLINE STORE:株式会社典雅が直営するオンラインショップである。
- TENGA SHOP/TENGA VILLAGE:量販店などの店内に、TENGAがプロデュースした特設コーナーとして設置されているスペースであり、TENGA製品を購入することができる。ヴィレッジヴァンガード内に設けられたものを特にTENGA VILLAGEとしている。
姉妹ブランド
- Iroha:女性向けのマスターベーショングッズブランド。
- TENGAヘルスケア:性機能サポート(主に射精障害の改善)用のオナホールや、妊活サポートのためのサプリメントや精液運搬用保温器などを販売するブランド。
社会との関係
医学研究における利用
射精障害治療
TENGAカップは、医療現場において射精障害の患者のリハビリツールとして用いられてきた。射精障害は圧力をかけすぎるなどの誤ったマスターベーションにより生じる例が多いため、弱い圧力でも射精が可能になるようマスターベーションの方法を矯正することにより改善することが見込まれる。具体的には、ハード、スタンダード、ソフトの順でTENGAカップシリーズを用いさせ、患者を弱い圧力に慣れさせるという方法が用いられている[36][37][38]。
医療関係者からは、TENGAカップは一般の雑貨店で購入可能なこと、グリップ圧を一定に保ちやすいこと、ハード・スタンダード・ソフトの3種類があり圧力を調整しやすいこと、1回使い切りのため清潔であること、医療現場でも受け入れやすいデザインになっていること、製造元・販売元表示が明記されているために安心感があることなどが、TENGAカップを採用した理由としてあげられている[37][38]。
前立腺摘出手術後の勃起障害治療
前立腺摘出手術後に、勃起障害を生じる例がある。内服薬を服用した後にTENGA製品を用いて性的な刺激を与えることにより、勃起障害を改善することが見込まれる。特に勃起障害のある患者については、勃起が不十分な状態でも用いることのできるエッグシリーズが用いられる例がある[39][40]。
高齢者向け施設における利用
高齢者向けのデイサービス等の施設において、特に入浴介助の場面などで、高齢者である利用者からスタッフがセクシュアルハラスメントの被害を受ける事例が報告されている。そのため、仮に性欲への適切な対処がなされていれば、こうした加害が減少するのではないかという仮説に基づき、TENGA製品を施設内売店で販売することを決定した施設もある[41][42]。
社会貢献活動
障害者支援
手に障害がありマスターベーションを行うことができない身体障害者のために、作業療法士とTENGA用の自助具(カフ)を共同開発し、売り上げの一部を身体障害者支援のために用いている。また、身体障害者のセクシャリティに関する支援を行う団体である特定非営利活動法人ノアールへの継続的な支援を行っている[43][44]。
清掃活動
特定非営利法人海さくらと共同し、江ノ島で、ゴミ袋一袋分のゴミを回収すればTENGA製品と交換できるという「18禁ゴミ拾い」を[45]、新宿二丁目でレインボーゴミ拾いを[46]、それぞれ開催し、また継続的に不燃ゴミ袋の提供を行っている[47]。
レインボープライドへの協賛
2013年以降レインボープライドへの協賛を行い、またレインボー柄の限定デザインのTENGAカップを製作、売り上げの一部をセクシュアルマイノリティ支援の活動に寄付している[48]。
アスリートへのスポンサーシップ
TENGAブランドのもと、2018年12月現在、以下のアスリートへのスポンサーシップを行っている[49]。
偏見との戦い
セルフプレジャーグッズという製品の性質上、TENGAは度々偏見にさらされてきた。例えば、2006年にグッドデザイン賞の1次審査を通過した際は、2次審査向けの展示会に向けて多額の費用をかけて準備をし、主催者からも展示案に承諾を得ていたにも関わらず、展示会前日になって「審査はするが展示を認めない」と通告され、TENGA側がこれに応じず展示を行ったところ、展示会の初日開始後わずか3時間で展示を撤去された[50]。その後、「審査委員長が総合的に最終判断」した結果という理由づけで審査対象からも外されている[51]。
また、広報担当の従業員が、SNSにおいて卑猥な言葉を投げかけられたり、匿名掲示板で性的に揶揄されるといった、セクシュアルハラスメントの被害に遭うという事例も報告されている[52][53]。
TENGAが登場する作品
漫画・アニメ
- 「みんな!エスパーだよ!」:突然超能力が芽生えた日本の地方の男子高校生を主人公とするSFコメディ漫画。登場人物の1名は他者の超能力を奪って使用するという能力を有しているが、奪った能力はTENGA製品を模した物体として有形化する。
- 「TENGIRLS」:TENGAを擬人化した漫画。漫画作者はブッチャーUでTENGA公式のインターネットコミックとなっている。2010年12月29日に発表され、2011年2月4日に公式サイトがオープン。都市にはびこる凶悪犯罪や未曾有の事故に、TENGA製品をモチーフにデザインされた少女らが立ち向かうというストーリーになっている。
映画
- 「みんな!エスパーだよ!」:株式会社典雅が特別協賛しており、挿入歌として「LOVE ME TENGA」が用いられる。
音楽
- 餓鬼レンジャー「神の穴」:ケンドーコバヤシによりLOVE ME TENGAというリリックが反復されている。株式会社典雅がスポンサーとなっているラジオ番組「TENGA茶屋」Podcast版の挿入歌[54]。
脚注
注釈
出典
- ^ 荻上チキ 2016, 2190/2704.
- ^ a b “TENGA コンセプト”. 株式会社典雅. 2018年12月16日閲覧。
- ^ 荻上チキ 2016, 1914/2704.
- ^ 荻上チキ 2016, 1970/2704.
- ^ a b 荻上チキ 2016, 2031/2704.
- ^ a b c d e f g h “TENGA、革命的アダルト神器はいかに誕生?“血のにじむような”開発、世界中で大ヒット”. Business Journal (2015年5月16日). 2018年12月16日閲覧。
- ^ 荻上チキ 2016, 1965-1970/2704.
- ^ 荻上チキ 2016, 2154-2168/2704.
- ^ 佐藤雅信 (2006年8月1日). “グッドデザイン賞”. TENGA OFFICIAL BLOG. 株式会社典雅. 2018年12月21日閲覧。
- ^ “TENGA 3D SPIRAL”. 株式会社典雅. 2018年12月21日閲覧。
- ^ “SVRとiroha+が『レッドドット・デザインアワード プロダクトデザイン2017』W受賞!”. 株式会社典雅 (2017年4月26日). 2018年12月21日閲覧。
- ^ “Red Dot Design Award: TENGA SVR”. Red Dot. 2018年12月21日閲覧。
- ^ “Masturbator - TENGA FLEX”. Red Dot. 2018年12月21日閲覧。
- ^ 荻上チキ 2016, 2145/2704.
- ^ 荻上チキ 2016, 1996/2074.
- ^ 荻上チキ 2016, 2011/2704.
- ^ 荻上チキ 2016, 2016/2704.
- ^ 荻上チキ 2016, 2036/2704.
- ^ 荻上チキ 2016, 2036-2051/2704.
- ^ 荻上チキ 2011, pp. 202–203.
- ^ 荻上チキ 2016, 2066-2076/2704.
- ^ 荻上チキ 2011, p. 204.
- ^ 荻上チキ 2016, 1937/2704.
- ^ 荻上チキ 2016, 2056-2066/2704.
- ^ 荻上チキ 2011, p. 189.
- ^ 荻上チキ 2011, p. 197.
- ^ 荻上チキ 2016, 2096-2101/2704.
- ^ 荻上チキ 2011, p. 190.
- ^ 荻上チキ 2016, 1912-1917/2704.
- ^ 黒羽幸宏 (2018年8月5日). “TENGAの世界戦略キーマンは日英ハーフ部長「目標は英国BBCや米国ABCにTENGAを露出させること」”. 週プレNEWS. 集英社. 2018年12月21日閲覧。
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{{cite report}}
: 不明な引数|coauthors=
は無視されます。(もしかして:|author=
) (説明) - ^ 今井, 伸、吉田, 将士、米田, 達明、工藤, 真哉「前立腺全摘後の陰茎リハビリテーションにおけるMasturbator(EGG)の使用経験」『日本性機能学会雑誌』第27巻第1号、2012年6月30日、63頁、ISSN 13458361。
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- ^ “審査対象外商品について(2006.8.28)”. Good Design Award. 2006年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月21日閲覧。
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- ^ 新R25編集部 (2018年5月8日). ““オカズにされる状況”に逆に燃えた。TENGA広報・工藤まおりが選んだ「欲望に忠実な人生」”. 新R25. 2018年12月21日閲覧。
- ^ “ケンコバが低音で「TENGA」繰り返す、餓鬼レンジャーの新曲「神の穴」”. お笑いナタリー (2015年7月22日). 2018年12月21日閲覧。
参考文献
- TENGA研究会『TENGA論:マスターベーションを解放した男たち』竹書房、2011年。ISBN 978-4812439050。
- 荻上チキ『セックスメディア30年史ー欲望の革命児たち』筑摩書房、2011年。ISBN 978-4-480-06606-0。
- (Kindle版)荻上チキ『セックスメディア30年史-欲望の革命児たち』(初版)筑摩ebooks、2016年2月3日。