選り抜き記事
ばねとは、力が加わると変形し、力を取り除くと元に戻るという、物体の弾性という性質を利用する機械要素である。形状や材質は様々で、日用品から車両、電気電子機器、構造物に至るまで、非常に多岐にわたって使用される。
ばねの種類の中ではコイルばねがよく知られ、板ばね、渦巻ばね、トーションバー、皿ばねなどがある。ばねの材料には金属が広く用いられているが、用途に応じてゴム、プラスチック、セラミックスといった非金属材料も用いられ、空気を用いた空気ばねなどもある。荷重を変形量で示させたり、振動や衝撃を緩和したり、弾性エネルギーの貯蔵と放出を行わせたりなど、色々な用途のためにばねが用いられる……
- 『安土往還記』は、辻邦生の長編小説。16世紀の大航海時代に日本へ渡来した、イタリア人の冒険航海者の書簡という体裁で、大殿(シニョーレ)と呼称される、織田信長の半生を描く。辻の最初の歴史小説であり、辻は本作により1969年(昭和44年)、第19回芸術選奨文部大臣新人賞を受賞した……
- 静脈注射は、静脈に直接水分や薬物、栄養素等を投与する医療技術である。意識レベルの低下などにより、経口で食物や水を摂取できない、あるいは摂取しようとしない人への水分・栄養補給に用いられる投与経路のひとつである。また、血液製剤や電解質異常を是正するための電解質など、薬物投与やその他の治療にも使用される……
- 山本 安英は、日本の新劇女優・朗読家。本名は山本 千代。築地小劇場の創立第一期メンバーで、戦後は木下順二作の戯曲『夕鶴』のヒロイン・つう役を1000回以上にわたって演じたことで知られる……