酸化プラセオジム(III)
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酸化プラセオジム(III) | |
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Praseodymium(III) oxide | |
別称 Praseodymium oxide, Praseodymium sesquioxide | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 12036-32-7 |
PubChem | 165911 |
EC番号 | 234-845-3 |
特性 | |
化学式 | Pr2O3 |
モル質量 | 329.813 g/mol |
外観 | 白色の六方晶 |
密度 | 6.9 g/cm3 |
融点 |
2183 °C, 2456 K, 3961 °F |
沸点 |
3760 °C, 4033 K, 6800 °F [1] |
磁化率 | +8994.0·10−6 cm3/mol |
構造 | |
結晶構造 | 六方、hP5 |
空間群 | P-3m1, No. 164 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
-1809.6 kJ•mol−1 |
標準定圧モル比熱, Cp |
117.4 J•mol−1•K−1[1] |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | 塩化プラセオジム(III) 硫化プラセオジム(III) |
その他の陽イオン | 酸化ネオジム(III) 酸化プロメチウム(III) 酸化セリウム(III) |
関連物質 | 酸化ウラン(VI) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
酸化プラセオジム(III)(プラセオジムや単に酸化プラセオジムとも)は、プラセオジムと酸素からなる化合物。化学式はPr2O3, 白色の六方晶を形成する[1]。酸化マンガン(III)またはビックスバイト構造で結晶化する[2]。
用途
[編集]ケイ素と組み合わせることで誘電体として使用できる[2]。ジジミウムガラスと呼ばれるプラセオジムをドープしたガラスは黄色になり、赤外線を遮断するため溶接用のゴーグルに使用される。ガラスやセラミックスを黄色に着色するためにも使用される[3]。セラミックスの着色には非常に濃い茶色で混合原子価の化合物である酸化プラセオジム(III,IV)(Pr6O11)も使用される。
脚注
[編集]- ^ a b c Lide, David R. (1998), Handbook of Chemistry and Physics (87 ed.), Boca Raton, Florida: CRC Press, pp. 478, 523, ISBN 0-8493-0594-2
- ^ a b Dabrowski, Jarek; Weber, Eicke R. (2004), Predictive Simulation of Semiconductor Processing, Springer, pp. 264, ISBN 978-3-540-20481-7 2009年3月18日閲覧。
- ^ Krebs, Robert E. (2006), The History and Use of our Earth's Chemical Elements, Greenwood Publishing Group, pp. 283, ISBN 978-0-313-33438-2 2009年3月18日閲覧。