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| 外見 |
銀白色
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| 一般特性 |
| 名称, 記号, 番号 |
タリウム, Tl, 81 |
| 分類 |
卑金属 |
| 族, 周期, ブロック |
13, 6, p |
| 原子量 |
204.3833 |
| 電子配置 |
[Xe] 4f14 5d10 6s2 6p1 |
| 電子殻 |
2, 8, 18, 32, 18, 3(画像) |
| 物理特性 |
| 相 |
固体 |
| 密度(室温付近) |
11.85 g/cm3 |
| 融点での液体密度 |
11.22 g/cm3 |
| 融点 |
577 K, 304 °C, 579 °F |
| 沸点 |
1746 K, 1473 °C, 2683 °F |
| 融解熱 |
4.14 kJ/mol |
| 蒸発熱 |
165 kJ/mol |
| 熱容量 |
(25 °C) 26.32 J/(mol·K) |
| 蒸気圧 |
| 圧力 (Pa) |
1 |
10 |
100 |
1 k |
10 k |
100 k |
| 温度 (K) |
882 |
977 |
1097 |
1252 |
1461 |
1758 |
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| 原子特性 |
| 酸化数 |
3, 1(塩基性酸化物) |
| 電気陰性度 |
1.62(ポーリングの値) |
| イオン化エネルギー |
第1: 589.4 kJ/mol |
| 第2: 1971 kJ/mol |
| 第3: 2878 kJ/mol |
| 原子半径 |
170 pm |
| 共有結合半径 |
170 ± 8 pm |
| ファンデルワールス半径 |
196 pm |
| その他 |
| 結晶構造 |
六方晶系 |
| 磁性 |
反磁性[1] |
| 電気抵抗率 |
(20 °C) 0.18 µΩ·m |
| 熱伝導率 |
(300 K) 46.1 W/(m·K) |
| 熱膨張率 |
(25 °C) 29.9 µm/(m·K) |
音の伝わる速さ
(微細ロッド) |
(20 °C) 818 m/s |
| ヤング率 |
8 GPa |
| 剛性率 |
2.8 GPa |
| 体積弾性率 |
43 GPa |
| ポアソン比 |
0.45 |
| モース硬度 |
1.2 |
| ブリネル硬度 |
26.4 MPa |
| CAS登録番号 |
7440-28-0 |
| 最安定同位体 |
| 詳細はタリウムの同位体を参照 |
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タリウム(英: thallium)は原子番号81の元素。元素記号は Tl。第13族元素の一つ。
ウィリアム・クルックス (W. Crookes) によって硫酸工場の残留物から1861年に発見され、1862年にクルックスおよびクロード・オーギュスト・ラミー (C. A. Lamy) により単体分離された[2]。名前の由来はギリシア語の「緑の小枝」を表す thallos で、これは、原子スペクトルが緑色のためである。
1898年、パリのレイモン・サブローにより、タリウム塩に脱毛作用があることが発見される。このため1950年代に至るまで、頭皮の皮膚病を治療する際に用いられる標準的な軟膏となった。タリウム塩自体には皮膚病を治療する効果はないが、強力な脱毛作用によって頭髪が抜け落ちてしまえば、治療用の薬品を塗布しやすくなるためである。第二次世界大戦以前には、顔面の脱毛クリームとして販売されていたが、製造業者や使用者のタリウム中毒が多発したため、現在ではタリウムを使用した脱毛剤は販売されていない。
単体は常温では銀白色の柔らかい金属として存在し、六方最密充填構造(αタリウム)が最安定であるが、約230 °C以上では体心立方構造(βタリウム)が最安定となる。比重11.85、融点302.5 °C、沸点1473 °C。13族の元素であるがイオンは1価 (Tl+) が安定である(不活性電子対効果を参照のこと)。
硫化鉱物(硫化バナジウムや黄鉄鉱)中に微量に存在する。重金属の中でも特に強い毒性を持ち、摂取すると大量の脱毛と神経障害を起こす。そして、通常、この神経障害によって失明と下半身不随に至る。
殺鼠剤の誤飲などの事故でタリウムを摂取した場合の治療薬としてプルシアンブルー(紺青、ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III))が用いられる。
タリウムの化合物[編集]
硫酸タリウム、酢酸タリウム及び硝酸タリウムは毒物及び劇物取締法で劇物に指定されている。
同位体[編集]