「香住駅」の版間の差分
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2021年10月23日 (土) 10:48時点における版
香住駅 | |
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駅舎(2007年2月11日) | |
かすみ Kasumi | |
◄柴山 (4.3 km) (5.4 km) 鎧► | |
所在地 | 兵庫県美方郡香美町香住区七日市字クゴ22[1] |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | A 山陰本線 |
キロ程 | 180.0 km(京都起点) |
電報略号 | カス |
駅構造 | 地上駅[1] |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
388人/日(降車客含まず) -2016年- |
開業年月日 | 1911年(明治44年)10月25日[1] |
備考 |
無人駅 みどりの券売機プラス設置駅 |
香住駅(かすみえき)は、兵庫県美方郡香美町香住区七日市字クゴにある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅である[1]。
概要
松葉ガニの水揚げで知られる香美町の玄関口として冬場は観光客で賑わう[1]。特急「はまかぜ」が全列車停車し、通常期は1往復ここで折り返す。
豊岡駅管理の無人駅。かつては終日駅員が配置され旅行センターもあったが、2003年(平成15年)6月1日から夜間の駅員配置が無くなり営業時間が大幅に短縮された。2004年(平成16年)10月16日から駅の管理が直営からグループ会社のJR西日本福知山メンテックに移管された。夕方以降および早朝は無人になるため、乗車券の販売・運賃精算は車掌が行い、ワンマンの場合は車内収受になる。また、2021年(令和3年)7月1日から再び直営化された。同年の10月1日でみどりの窓口が閉鎖し、翌日からは終日無人駅となっている。
余部橋梁が強風の場合、当駅から浜坂駅までが運休となりバス代行(全但バスが担当)となる。雨量計が設置されている。
歴史
- 1911年(明治44年)10月25日 - 国有鉄道播但線の城崎駅(現・城崎温泉駅) - 当駅間延伸により、その終着として開業[1]。客貨取扱を開始。
- 1912年(明治45年)3月1日 - 山陰本線が浜坂駅から当駅まで延伸開業。同時に播但線の福知山駅 - 和田山駅 - 当駅間が山陰本線に編入され、山陰本線単独駅となる。
- 1925年(大正14年)10月1日 - 香住村が町制施行して香住町(第1次)となり、所在地表示が兵庫県城崎郡香住町七日市字クゴになる。
- 1955年(昭和30年) - 1番のりばと2・3番のりばをつなぐ地下道が完成[1]。
- 3月25日 - 香住町(第2次)成立に伴い、所在地表示が兵庫県城崎郡香住町七日市字クゴになる。
- 1959年(昭和34年) - 駅舎改築[1]。
- 1974年(昭和49年)10月1日 - 貨物取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2004年(平成16年)10月16日 - JR西日本福知山メンテックの業務委託駅となる。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 香美町成立に伴い、所在地表示が現行のものになる。
- 2010年(平成22年)7月17日 - 余部橋梁架け替え工事に伴い同日から8月11日までの間、当駅から浜坂駅まで運休(バス代行)となり、一時的に豊岡方面からの列車の終着駅となる[2]。
- 2021年(令和3年)
駅構造
単式・島式2面3線のホームを持つ地上駅[1]。駅舎は単式の1番のりば側にあり、島式の2・3番のりばへは地下道で連絡している[1]。駅舎は1959年(昭和34年)に完成したものであり、2021年(令和3年)10月下旬からの「トワイライトエクスプレス瑞風」停車に合わせて、地元の香美町が待合室をJRから貸与を受けて改修した。室内を木目調に統一し、円卓やカウンターを設置、壁の本棚には町に関する図書や観光パンフレットを設置するものである[3]
2008年(平成20年)3月15日のダイヤ改正以降、鎧駅および久谷駅の行違い設備が使用停止となっており鳥取方面は浜坂駅まで行き違いが可能な駅が無くなり、当駅で行き違いを行う列車が増えている(同時に相谷信号場の行違い設備も使用停止されている)。
改札口と各ホームに今では数少なくなった反転フラップ式案内表示機が設置されていたが[1]、2013年3月に撤去された[5]。その後、改札口のみ液晶ディスプレイによる発車標が再設置されたが、2021年10月の無人化の準備のため9月時点で撤去され、代わりに待合室入口横にあった発車時刻表のポスターが改札口側に移設されている。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | A 山陰本線 | 上り | 城崎温泉・豊岡方面 | 一部2・3番のりば |
2・3 | 下り | 浜坂・鳥取方面 |
以上はあくまで臨時列車の運行が設定される冬季を除いた運用である。
1番のりばが上り本線、2番のりばが下り本線、3番のりばが上下副本線であるが、3線とも豊岡方面からの折り返しに対応。浜坂方面からの折り返しは3番のりばのみ対応(ただし定期列車での設定はない)。
原則として1番のりばに上り列車、2番のりばに下り列車が発着。3番のりばは大阪方面の特急のうち、13時台に普通列車を追い越すものと16時台の当駅折り返し列車、浜坂方面の一部の普通列車(追い越しはしない)が使用する。また、当駅折返し列車のうち、特急「はまかぜ」は前述の通り3番のりばで、普通列車は1番のりばで折り返す(ただし臨時列車増発時は2番のりばで折り返しが行われる場合もある)。
また、当駅止まりの「はまかぜ」の延長運転時も、通常通り3番のりばに入線し、そこから浜坂方面に発車する。
上りのみ特急「はまかぜ」に追い越される普通列車が1本だけ存在する。この場合、2008年(平成20年)3月14日までは普通列車が待避線である3番線に入り、特急が1番線を通っていたが、3月15日以降はこれが逆転している。
利用状況
「兵庫県統計書[6]」によると、2016年(平成28年)度の1日平均乗車人員は388人である。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2000年 | 739 |
2001年 | 734 |
2002年 | 676 |
2003年 | 650 |
2004年 | 641 |
2005年 | 630 |
2006年 | 696 |
2007年 | 606 |
2008年 | 540 |
2009年 | 529 |
2010年 | 516 |
2011年 | 459 |
2012年 | 447 |
2013年 | 445 |
2014年 | 410 |
2015年 | 387 |
2016年 | 388 |
夏場は海水浴客で、冬場は温泉客・カニを食べに来る客で賑わう観光駅である。
駅周辺
- 香住海岸
- 香住温泉
- 大乗寺(応挙寺)[1]
- 香美町役場(旧・香住町役場)
- 神戸新聞社香住支局
- 朝日新聞社香住支局
- 毎日新聞社香住通信部
- 産経新聞社香住通信部
- 「香住鶴株式会社」(旧社名・香住酒造有限会社)
- 山陰近畿自動車道(国道178号香住道路・余部道路)香住IC
- 国道178号
- 兵庫県道4号香住村岡線
- 兵庫県道11号香美久美浜線
- 兵庫県道165号香住停車場線
路線バス
香美町町民バス(全但バスに運行を委託)
- 境・(一部山田経由)村岡病院
- (一部香美町役場経由)岡見公園・佐津駅・相谷・畑・三川
- 御崎
夢但馬周遊バス「たじまわる」(全但バスが運行)
- たじまわる2号(海コース)
隣の駅
※特急「はまかぜ」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、140頁。ISBN 9784343006028。
- ^ 山陰本線鎧・餘部間余部新橋りょう架替に伴う代行バス輸送について - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2010年5月28日付(2010年6月13日時点のアーカイブ)
- ^ a b c d “JR香住駅、10月から無人駅に 豪華列車「瑞風」下車に合わせ待合室改修”. 神戸新聞. (2021年8月20日) 2021年8月20日閲覧。
- ^ a b c “福知山地本ニュース 西舞鶴・東舞鶴・城崎温泉 泊まり勤務から日勤へ” (PDF). 西日本旅客鉄道労働組合福知山地方本部 (2021年8月10日). 2021年8月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月15日閲覧。
- ^ “浜坂、香住駅の発車標撤去 乗客混乱”. 読売新聞 (2013年3月17日). 2013年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月17日閲覧。
- ^ 兵庫県統計書