「ه」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Geikisha (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
→‎関連する文字: ھの読み方を表しました。do chashmi he
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
10行目: 10行目:
==関連する文字 ==
==関連する文字 ==
[[ウルドゥー文字]]では {{rtl-lang|ar|ه}} が2種類に分かれている。
[[ウルドゥー文字]]では {{rtl-lang|ar|ه}} が2種類に分かれている。
* {{rtl-lang|ur|بھ}} のように他の子音の後ろについて、[[帯気音]]を表す。語末にあってもアラビア文字の {{rtl-lang|ar|ه}} の語中形のように書かれる。単独ではアラビア文字の語頭形のように {{rtl-lang|ur|ھ}} と書かれる。
* {{rtl-lang|ur|بھ}} のように他の子音の後ろについて、[[帯気音]]を表す。語末にあってもアラビア文字の {{rtl-lang|ar|ه}} の語中形のように書かれる。単独ではアラビア文字の語頭形のように {{rtl-lang|ur|ھ}} do chashmi heと書かれる。
* {{ipa|h}} を表す。単独ではアラビア文字と同じように {{rtl-lang|ur|ہ}} と書かれる。語頭・語中・語末では {{rtl-lang|ur|ہہہ}} のように特殊な形に書かれる。
* {{ipa|h}} を表す。単独ではアラビア文字と同じように {{rtl-lang|ur|ہ}} と書かれる。語頭・語中・語末では {{rtl-lang|ur|ہہہ}} のように特殊な形に書かれる。
[[Unicode]] では、前者に U+06BE、後者に U+06C1 を割り当てている。
[[Unicode]] では、前者に U+06BE、後者に U+06C1 を割り当てている。

2019年12月9日 (月) 12:44時点における版

ه
語末形 語中形 語頭形
ـه ـهـ هـ
ه
語末形 語中形 語頭形
ـه ـهـ هـ
アラビア文字
خ ح ج ث ت ب ا
ص ش س ز ر ذ د
ق ف غ ع ظ ط ض
ي و ه ن م ل ك
لا ة ء
ペルシア文字
ح چ ج ث ت پ ب ا
ش س ژ ز ر ذ د خ
ق ف غ ع ظ ط ض ص
ی ه و ن م ل گ ک
لا ء

ه(ハー, هاء)はアラビア文字の26番目に位置する文字。無声声門摩擦音 /h/ を表す。

フェニキア文字から受け継がれた文字の一つで、ヘブライ文字ה‎、発音は全く異なるがギリシャ文字Εラテン文字Eキリル文字E と対応している。元は『』の形であった。

初期のアラビア文字では、子音hのほかに、特に女性名詞の単語末の母音-aを表すのにも使われたが、この-a音は語中では-atと発音されることから、上に ت と同じ点をつけた ة‎ で表記されるようになった。この文字は現在では『ター・マルブータ』と呼ばれ、 ه‎ とは別字として扱われる。なお、アラビア語以外の言語では現在でも語尾の ه‎ は母音を表すことが多く、言語によっては語中でも母音を表す。

ペルシャ文字やそこから派生したウルドゥー文字などのアルファベット順では、ه‎ は و‎ と ي‎ の間に置かれ、アラビア語のアルファベット順と比べて و‎ と ه‎ が逆になっている。

関連する文字

ウルドゥー文字では ه‎ が2種類に分かれている。

  • بھ‎ のように他の子音の後ろについて、帯気音を表す。語末にあってもアラビア文字の ه‎ の語中形のように書かれる。単独ではアラビア文字の語頭形のように ھ‎ do chashmi heと書かれる。
  • /h/ を表す。単独ではアラビア文字と同じように ہ‎ と書かれる。語頭・語中・語末では ہہہ‎ のように特殊な形に書かれる。

Unicode では、前者に U+06BE、後者に U+06C1 を割り当てている。

ウイグル語でも2種類の ه‎ が存在する。

  • ھ‎ (U+06BE) は /h/ を表す。独立形は語頭形と同じ形、語末形は語中形と同じ形になる。
  • ە‎ (U+06D5) は母音の /ɛ/ を表す。常に語末形か独立形で現れ、後ろの文字に続かない。

符号位置

文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
ه U+0647 ه
ه
ハー