アラビア語イラク方言
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| アラビア語イラク方言 | |
|---|---|
| عراقي ʕirāqi | |
| 発音 | IPA: [ʢɪˈrɑːqi] |
| 話される国 |
|
| 地域 | メソポタミア |
| 話者数 | 1510万人 |
| 言語系統 | |
| 表記体系 | アラビア文字 |
| 言語コード | |
| ISO 639-1 | なし |
| ISO 639-3 | acm |
アラビア語イラク方言は、アラビア語口語(アーンミーヤ)の一つで、イラクで話されている。クウェートで話されているアラビア語とも極めて近い。
言語名別称[編集]
- メソポタミア・アラビア語
- Arabic, Baghdadi
- Furati
- Iraqi Arabic
- Mesopotamian Gelet Arabic
- Mesopotamian Qeltu Arabic
方言[編集]
- バグダード方言(Baghdad Arabic)
- フーゼスターン方言(Khuzestani Arabic)
- モースル方言
イラク国内においても地方によって方言的が違いが見られる。たとえば、標準的なアラビア語イラク方言であるバグダードの方言では「犬」をchalabと言うのに対して、モースルの方言ではkalabと言う。また、「スイカ」を標準的なアラビア語イラク方言ではragiと言うのに対し、モースルの方言では古い語彙であるshimzieと言う。
エスノローグによる方言分類[編集]
- Anatolian Cluster
- Euphrates Cluster
- Tigris Cluster
フスハーとの比較[編集]
以下にフスハーとバグダードを中心としたイラク方言とを比較した表を示す。なおアーンミーヤは昨今でこそ表記されるようになったが、元来は書き表す言語ではなかったために正式な綴りというものが存在しない。綴りや発音は参考程度のものとして参照されたい。
| フスハー | イラク方言 | 意味 | 解説 | |
|---|---|---|---|---|
| 綴り例 | 発音 | |||
| أنا | أني اني آني |
ānī |
主格となる1人称単数の指示代名詞 私、私は |
接続指示代名詞 ـنا は1人称複数形であり、単数形は ـني である。文法的にはともかく أني は接続指示代名詞1人称単数形に変化したもの。 |
| نحن | أحنا احنا |
aHanā |
主格となる1人称複数の指示代名詞 私たち、私たちは |
もともとフスハーの1人称指示代名詞は不規則な変化をしている。単数の أني と同様にこれは語尾を接続指示代名詞1人称複数形に変化させたもの。 |
| أنتَ | أنتى انتى |
anta |
主格となる2人称男性単数の指示代名詞 貴男、貴男は |
発音上は基本的に変わらない。フスハーでは أنت は女性形でも綴りが変わらず、語尾の母音変化で示される。この語尾母音を明らかにして相手の性別をはっきりさせる目的で ي が付く。 同様に女性形は ي を語尾に付すことで綴りとして明示され、長母音化することで発音の上でも明確になる。 |
| أنتِ | أنتي انتي |
antī |
主格となる2人称女性単数の指示代名詞 貴女、貴女は | |
脚注[編集]
関連項目[編集]
- 北メソポタミア・アラビア語(North Mesopotamian Arabic)
- アルメニア高地(Armenian Highlands)
- アナトリア半島(Anatolia)
- メソポタミア(Mesopotamia)
外部リンク[編集]
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