「Su-35 (航空機)」の版間の差分
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* [[F-15E_(航空機)|F-15E ストライクイーグル]] |
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* [[F-15SE|F-15SE サイレントイーグル]] |
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* [[F/A-18E/F_(航空機)|F/A-18E/F スーパーホーネット]] |
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* [[ユーロファイター タイフーン]] |
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2009年7月21日 (火) 14:57時点における版
Su-35BM(スホーイ35BM、スホイ35BM；ロシア語:Су-35БМスー・トリーッツァチ・ピャーチ・ベーエーム)とは、ロシアのスホーイの製造するSu-27BMやSu-27SM2とも呼ばれる重戦闘機で長距離多用途制空戦闘機で戦闘爆撃機でもある。Su-27の系列で第4.5世代戦闘機である。[1] Su-35BMはMAKS-2007航空ショーで発表され2008年2月1日に初飛行した。
ロシア空軍での2010年の運用開始を目標として開発中で160機程を導入予定。尚、2011年からロシア空軍への納入が開始されると2009年2月19日ノーボスチ通信により報道された。
概要
Su-35との違いの中で最も特筆すべきはカナード翼が取り去られた点である。この改善によりレーダー反射断面積が減少している。[要出典] 航空機のエンジンは推力偏向ノズルを搭載したAF-31F-M3の派生型AL-41F1A(117S)となり空気流入口は拡大された。ただ初飛行の際はAL-41F1Aの開発遅延のためMiG 1.44と同じAF-41F（紛らわしいがこれはAF-31の派生型ではない）を搭載していたらしい。いずれのエンジンでもスーパークルーズは可能。後にAL-41F1AはSu-35BMに搭載されテストした模様。
明白な外観の差異に留まらずSu-35BMの航空電子装置はかなり改善されただけでなくロシア独自の物が投入された。Su-35BMはXバンドのパッシブ・電子走査アレイレーダーシステムN035 イールビス(Irbis)を搭載し、後部の短くなった尾部に装備されたレーダーは後期型のイールビス-E レーダー同様により強力で優れたECCM特性を有する。L175M ヒビーヌィ-M 自衛用対電子戦装置も装備されている。将来生産される新型のイールビス-Eレーダーは更に強力な探知能力を有する。
操縦席には2面の液晶ディスプレイと互換性のあるヘッドマウントディスプレイが備えられる。Su-35BMのソフトウェアは新兵器システムと互換性がある。新型FBWのSDU-427や他の新しい航空電子装置には長距離情報標的とジャミング耐性のデータリンクと電子識別装置がある。新たなる軽量のシステムが追加される。(新型のフライ・バイ・オプティクス飛行制御システムとOLSを含む)航空電子装置はGLONASS統合型無線航法装置を搭載する。
仕様 (Su-35BM)
- 乗員: 1名
- 全長: 21.9 m (72.9 ft)
- 翼長: 15.3 m (50.2 ft)
- 全高: 5.90 m (19.4 ft)
- 翼面積: 62.0 m² (667 ft²)
- 自重: 17,500 kg (38,600 lb)
- 全備重量: 25,300 kg (56,660 lb)
- 最大離陸重量: 34,500 kg (76,060 lb)
- エンジン:サトゥールン 117S ターボファンエンジン 2基
- 最大速度: マッハ 2.25[3] (2,700 km/h,[4] 1,680 mph)
- 航続距離: 3,600 km (1,940 nmi) ; (1,580 km, 850 nmi 地表付近)
- 輸送距離: 4,500 km (2,430 nmi) 外部燃料タンク使用
- 飛行高度: 18,000 m (59,100 ft)
- 上昇率: >280 m/s (>55,100 ft/min)
- 翼面荷重: 408 kg/m² (84.9 lb/ft²)
- 推力重量比: 1.14
- アビオニクス: イールビス-E パッシブフェーズドアレイレーダー
- 武装
- 内装GSh-301 30mm 機関砲 と 携行弾数150
- 8000 kg, 12パイロンに分割して空対空ミサイルや空対地ミサイル、[ロケット弾、爆弾を選択できる。
- R-27R、R-27ER、R-27T、R-27ET, R-27EP（AA-10 アラモ）
- R-77、R-77M1、R-77T（AA-12 アッダー）
- R-73E、R-73M、R-74M（AA-11 アーチャー）
- Kh-31A、Kh-31P（AS-17 クリプトン）対レーダーミサイル
- Kh-59（AS-20）
- Kh-29T、Kh-29L（AS-14 ケッジ）
- KAB-500 レーザー誘導爆弾
- KAB-1500 レーザー誘導爆弾
- LGB-250 レーザー誘導爆弾
- FAB-250 250kg 無誘導爆弾
- FAB-500 500kg 無誘導爆弾
- S-25LD レーザー誘導ロケット弾、S-250 無誘導ロケット弾
- B-8 ロケットポッド（S-8無誘導ロケット弾を使用）
- B-13 ロケットポッド（S-13無誘導ロケット弾を使用）
注記: 情報はKNAAPOからの公式発表に基づくがSu-35BMは試作段階なので仕様が変更される可能性がある。
データの引用元:KNAAPO Su-35 page,[3] Su-35 booklet,[5] MAKS 2007 Su-35 展示,[4] Aviapedia,[6]
関連
脚注
- ^ a b Su-35 page, Sukhoi.
- ^ "NPO Saturn finishes endurance tests for S-117 Engine meant for Su-35", Frontier India, February 11 2008.
- ^ a b Sukhoi Su-35, KNAAPO.
- ^ a b スホーイSu-35 MAKS 2007 データボードから引用
- ^ The Su-35 戦闘機ブックレット, KNAAPO.
- ^ Su-35BM/T-10BM : The last Flanker, Aviapedia.com, April 27, 2007.
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