「週刊 赤川次郎」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
Welovekobe (会話 | 投稿記録) |
Welovekobe (会話 | 投稿記録) 編集の要約なし |
||
1行目: | 1行目: | ||
{{未完}} |
|||
{{ドラマ}} |
{{ドラマ}} |
||
『'''週刊 赤川次郎'''』は、[[2007年]][[7月3日]]から[[9月25日]]まで[[テレビ東京]]系列で毎週火曜日17:30~18:00([[日本標準時|JST]])に放映され |
『'''週刊 赤川次郎'''』は、[[2007年]][[7月3日]]から[[9月25日]]まで[[テレビ東京]]系列で毎週火曜日17:30~18:00([[日本標準時|JST]])に放映された[[テレビドラマ]]。全13話。[[文字多重放送|字幕放送]](一部地域を除く)・[[ハイビジョン制作]]。 |
||
==概要== |
==概要== |
2007年9月25日 (火) 09:22時点における版
ドラマ |
『週刊 赤川次郎』は、2007年7月3日から9月25日までテレビ東京系列で毎週火曜日17:30~18:00(JST)に放映されたテレビドラマ。全13話。字幕放送(一部地域を除く)・ハイビジョン制作。
概要
赤川次郎の短編集をオムニバススタイルのドラマとして放送しているのが本作である。このドラマは『少年少女ドラマ』とあるように、子供から大人まで楽しめる構成となっている。また、オムニバスにすることでそれぞれの話をテンポよく進ませることができ、視聴者を飽きさせない展開になっていることも見逃せない要素となっている。
それぞれの物語は『幽霊屋敷の電話番』に登場する、アイドルの石川ひかり(岩田さゆり)と彼女のマネージャー・太田信一(片桐仁)と関係する人物と何らかの形でつながっており、最終的には視聴者を驚かせるクライマックスが用意されているという。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
あらすじ
幽霊屋敷の電話番(第1話~第13話)
- 売れないアイドルのひかりは、マネージャーの太田が取ってきたテレビの仕事で、ある屋敷の一室にいた。そこでひかりはたった一人で一晩を過ごすこととなるのだが、実は3年前に大学の学部長・梅津が妻子とともに一家心中した場所であった。
- その時、部屋にある電話が鳴り出した。その電話の向こうにいたのは…?
美しい闇(第1話~第6話)
- 3か月前、トンネル内で殺人事件が発生。その現場を偶然通りかかった盲目の少女・礼美は視力回復の手術を翌日に控えていた。執刀医である黒田はそんな礼美の心の支えとなっていた。黒田の婚約者を名乗るインターンの京子は、二人の様子に嫉妬し、礼美に接近。一方、黒田の元には殺人事件を捜査している宇田刑事が現れた。殺人事件の真相はいかに?
青春の決算(第7話~第13話)
- 安部の妻・靖代は自分がガンに侵され、あと一年の命だという宣告を受け、ショックのあまり倒れてしまう。自宅に戻った翌日、靖代は一人娘の絹江の制服を着て、安部と絹江の前に現れる。ガン告知のショックで精神が17才に戻ってしまった靖代は、今が真夏であるにもかかわらず、「今日3月17日は私にとって忘れられない日になるの」と告げる。そして二人を振り切って家を飛び出した矢先、大富豪・宮島の乗った車にはねられてしまう。靖代の願いを叶えるため、宮島から贈られた一億円を使い、絹代は23年前のブラスバンド部卒業パーティーを再現させようと、当日参加した卒業生・在校生の協力を仰ぐことに。果たして当日一体何があったのか?
代筆(第1話~第5話)
- とあるバーで、加藤は気になる相手からもらったラブレターの返事をどうしようか悩んでいた。友人の太田に代筆を頼むも、いい返事をもらえずじまい。そんな加藤にバーのマスターがある男の話を始める。その男・行村は同じ会社で好意を寄せるOL・遥に送るラブレターの代筆を、同僚の啓子から紹介された代書人に依頼。初めは行村も大満足する内容が綴られていたが、何通も代筆を依頼するにつれ、次第に代書人の方が暴走し始めたのだ。果たして行村と遥の恋の結末は…?
迷いの季節(第6話~第10話)
- 石川は社内の揉め事を穏便に解決し、会社を辞めようとする社員を一人でも多く出さないようにする目的で設けられた部署・総務部調整課で、日々たった一人で奔走していた。会社に異動を再三申し出ているものの、石川の希望は聞き入れられないままでいた。そんな中、総務部に新入社員の伊東が配属された。伊東はなぜか石川の仕事に興味を持ち、石川も伊東に好青年の印象を抱く。しかし…。
夏休み(第11話~第13話)
- モテない汗っかきサラリーマンの竹中は、毎年夏休みの時期になると、みんなが希望する休暇の帳尻合わせによって、いつも華やかな休暇を諦めていた。ところが会社のマドンナ的存在である知子から旅行に誘われたことから、竹中は自分を改造しようと、身なりにも気を使うようになる。しかし、知子の誘いにはある事実が隠されていた…。
キャスト
幽霊屋敷の電話番
- 石川ひかり(18):岩田さゆり
- ひかりのマネージャー。東北出身で加藤とは大学時代からの友人。大学時代には与謝野晶子同好会に所属。ひかりが旧梅津邸で体験した出来事を初めは信じようとせず、加代子のために動くひかりに対し、協力を断る。しかし事件のことも、一人で奔走するひかりの様子も気になり出して、独自で調査を始める。
- 梅津始(46):花ヶ前浩一
- 明和医科大学の学部長。抗がん剤の開発では日本の権威だった。3年前、京子と加代子を道連れに一家心中。自身は服毒自殺している。
- ※原作では有名大学教授となっている。
- 梅津京子(44):塚田美津代
- 梅津の妻。一家心中の際、ベッドに横たわったままカミソリで手首を切り出血多量で死亡。
- 梅津加代子(22):松岡恵望子
- 梅津の娘。一家心中の際、天井のはりに電話のコードをかけ、首吊り状態で死亡していた。仕事で旧梅津邸を訪れたひかりにあの世から電話をかけ、金沢への伝言を託した。
- 近藤正治:山根博
- 明和医科大学で助手を務めている。ひかりの大ファンで、加代子からの伝言を金沢に伝えようとする彼女に積極的に協力。実は頭髪が薄く、普段はかつらを着用。
- 金沢和生:丸山智己
- 明和医科大学で助手を務めている。交友関係が派手で、加代子とも生前交際していたが、学部長の娘との結婚を控え、現在これまでに付き合ってきた女性との関係を清算中。またかつてはギャンブルで借金を抱えていたが、現在は高級外車を乗り回す生活。
- 小栗学部長:螢雪次朗
- 明和医科大学学部長。有希の父。実は…。
- 小栗有希:松岡璃奈子
- 小栗学部長の娘。金沢と婚約中。
- ディレクター:牧田侑士(ヤニィーズ)
- 梅津一家が心中した部屋でひかりが一晩を過ごす番組企画を手がける。
- 梅津一家心中事件を捜査していた刑事で、明和医科大学の清掃員になりすましたり、金沢のアパートやパーティー会場に潜伏していた。
美しい闇
- 丸山礼美(18):はねゆり
- トンネルで起きた殺人事件の現場に偶然居合わせた盲目の少女。両親とは幼い頃に事故で死別し、視力もその時に失った。ひかりの幼なじみ。
- 黒田医師(27):阿部進之介
- 礼美の視力回復手術を執刀することになっている。京子と婚約中で次期院長の座を狙っている。
- 笹村京子(20):山下結穂
- 笹村院長の娘でインターンをしている。
- ※原作では佐々木正江。
- 中木久子(26):永井正子
- 浜上一郎(28):加藤裕人
- 殺人事件の容疑者の一人。銀行員で久子の勤めるキャバクラの常連客。
- 吉永信夫(40):木村卓矢
- 殺人事件の容疑者の一人で、ギター教室の講師をしているが、久子のヒモ的存在。
- 奥松尚次(25):山根博
- 殺人事件の容疑者の一人でフリーター。久子とは別れと元鞘を繰り返す仲だったが、久子に暴力を振るっていた。
- 宇田:斎藤歩
- 殺人事件を捜査している刑事。
- 笹村院長:鹿内孝
- 黒田の勤務する病院の院長。京子の父。
- ※原作では佐々木院長。
- 遊園地のスタッフ:小梅太夫
- 幽霊屋敷の前で呼び込みをしている。しかし服装は、なぜかネタをやる時の小梅太夫のまま。
青春の決算
- 安部絹江(17):平田薫
- 安部と靖代の一人娘で、高校生。
- 安部紀之(41):尾美としのり
- ひかりが所属する芸能プロダクション・ABEプロダクションの社長。星雲高校在学時にブラスバンド部の後輩だった靖代と結婚。
- 安部靖代(40):南野陽子
- 安部の妻。ガンで余命一年の宣告を受けたショックで倒れ、精神が17才に戻ってしまう。
- 沢井弥江子(40):池田昌子
- 靖代の高校時代の親友。
- 柳原卓也(41):岡田浩暉
- 靖代が高校時代に思いを寄せていたブラスバンド部の先輩。
- 黒川太一郎(41):天田暦
- 高校時代のブラスバンド部の先輩。
- 遠藤啓吉:矢部一男
- 長年映画のセットを手がけてきた職人。宮島からの依頼で、星雲高校の木造校舎を再現した。
- 田ノ倉:水橋研二
- 宮島の秘書。
- 宮島勉:藤村俊二
- 大富豪。ふとしたことから興味を抱いた安部家に一億円を贈る。
- 看護士:水野以津美
代筆
- 加藤祐一(31):北原雅樹
- サラリーマンで、太田とは大学時代からの友人。大学時代には円周率研究会に所属。バーでマスターから偶然ラブレターの代書人の話を耳にする。
- マスター(40):嶋田久作
- バーで加藤に代書人の話をする。
- 行村智史(27):ヒライケンジ
- 情報管理部に勤務しているサラリーマン。代書人に遥へのラブレターの代筆を依頼。
- 水沢遥:KANA
- 行村と同じ会社に勤めるOL。
- 波岡啓子(27):吉岡麻由子
- 行村と同じ会社に勤めるOL。遥のことで相談に乗り、代書人のことを行村に教える。
迷いの季節
- 石川辰雄(52):平泉成
- ひかりの父。黒須商事で、たった一人の部署・総務部調整課の課長。とある事情で退職後は、ひかりのファンクラブ名誉会長に就任。
- ※原作では井上。
- 伊藤明英(22):林剛史
- 総務部に配属された黒須商事の新人社員。
- 大友恵(25):東山麻美
- 総務部調整課に相談に訪れるOL。
- 総務部のOL:樋口史
- 黒須商事の営業事業部に勤める、モテない汗っかきのサラリーマン。
- 鈴木知子(24):小嶺麗奈
- 秘書課のマドンナ的存在。
- ※原作では関知子。
- 桜井則子:伊藤久美子
- 同じ営業事業部に勤めるOL。大山に憧れている女子社員の一人。
- 大山真澄(27):川久保拓司
- 竹中の後輩社員で社内一モテる男。金持ちでキザ。
ストーリー間のMC
- 部屋で、スネオヘアーが赤川次郎の短編作品を集めた週刊誌『週刊 赤川次郎』を読む過程で、ドラマが進行していく設定。そのため、第2話以降では、各ストーリーの冒頭で前回のあらすじを紹介する際、「前号まで」というテロップが出ている。またスネオヘアーは、MCというよりも、赤川作品の「一読者」としての立ち位置となっている。
エンディングテーマ
- 『気まぐれな季節のせいで』 スネオヘアー(エピックレコードジャパン)
- 番組と連動したCMである、『週刊スネオヘアー』と『今週のスネオヘアー』が放送されている。いずれも番組スポンサーである、エピックレコードジャパンとプレイステーションによるもの。『週刊スネオヘアー』では、毎週スネオヘアーが自らの楽曲を演奏。また『今週のスネオヘアー』では、プレイステーション3のソフトを紹介しており、いずれも番組中にスネオヘアーが登場する部屋が舞台となっている。
スタッフ
- 原作:赤川次郎
- 「幽霊屋敷の電話番」 『幽霊屋敷の電話番』
- 「美しい闇」 『死者におくる入院案内』
- 「迷いの季節」 『勝手にしゃべる女』
- 「代筆」 『踊る男』
- 「青春の決算」 『不幸、買います -1億円もらったらⅡ-』
- 「夏休み」 『勝手にしゃべる女』
- 太字はドラマの原作となった作品が収録された作品集のタイトル。
- これらは、いずれも新潮文庫より刊行されているが、2007年7月現在、『勝手にしゃべる女』『踊る男』は絶版。
- 脚本:木村卓矢 、久保裕章、匝瑳桃子、元優、草野陽花、中野亜美
- 音楽:村山達哉、野崎美波、磯江俊道、石塚徹
- 演奏:Tokyo Grand Orchestra
- 音楽プロデューサー:田井基良
- 企画:一志順夫、渡辺和哉
- 企画監修:箭内道彦(風とロック)
- 企画協力:新潮社
- プロデューサー:桜井卓也(7月まで)→五箇公貴(8月以降)(テレビ東京)、下川猛(読売広告社)、林育大
- 演出:石川北二、滝本登鯉、谷口昌晃、千村利光
- 製作:「週刊 赤川次郎」製作委員会(エピックレコードジャパン・読売広告社・博報堂DYメディアパートナーズ)
ネット局
以下の6局で同時ネットされている。
時差ネットによるネット局
関連項目
外部リンク
前後番組
テレビ東京系 火曜17:30枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
週刊 赤川次郎
|