滝沢亮

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滝沢 亮
たきざわ りょう
内閣府地方創生推進室より公表された肖像
生年月日 (1986-01-07) 1986年1月7日(38歳)
出生地 日本の旗 日本 新潟県南蒲原郡下田村
(現・三条市
出身校 一橋大学法学部
東京大学法科大学院
前職 弁護士
所属政党 無所属

当選回数 1回
在任期間 2020年11月8日 - 現職
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滝沢 亮(たきざわ りょう、1986年1月7日[1] - )は、日本政治家弁護士新潟県三条市長(1期)。

来歴[編集]

新潟県南蒲原郡下田村(現・三条市)出身[1]。下田村立下田中学校、新潟県立三条高等学校を経て、2008年、一橋大学法学部卒業。2009年、司法試験合格。2010年、東京大学法科大学院修了。2012年、東京都内の外資系法律事務所で弁護士登録。

2018年、三条市に「ひめさゆり法律事務所」を開設。

2020年9月25日、三条市長の国定勇人衆院選出馬のため辞職届を提出(国定は10月15日付で辞職)[2]。9月29日、元衆議院議員の土屋正忠の公設秘書を務めた市議の名古屋豊[3]が国定の辞職に伴う三条市長選挙へ立候補する意向を表明[4]。10月11日、滝沢も市長選への出馬を表明[5]

同年11月1日、三条市長選挙が告示。同日、週刊誌が「名古屋は市議時代、自身のチラシに小泉進次郎の写真を無断掲載した」とする記事を配信した。2013年、当時自民党青年局長を務めていた名古屋は、衆議院議員の金子恵美の紹介で議員会館で小泉進次郎と面談。名古屋は2014年4月の市議選に向けたチラシに小泉の写真を使用し、「特別対談」という見出しを載せた。ところが対談の事実はなく、小泉側も掲載許可を出していなかったことが問題となった。名古屋は週刊誌の取材に対し、発覚後に小泉の事務所と自民党本部を訪れ謝罪をしたと証言した[6]。11月8日の投開票の結果、滝沢は名古屋との一騎打ちを制し初当選した[7]

※当日有権者数:81,644人 最終投票率:59.82%(前回比:pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
滝沢亮34無所属26,097票53.88%
名古屋豊47無所属22,342票46.12%

政策・人物[編集]

  • 2021年7月9日、三条市は、同市に本社を置くアウトドア総合メーカー、スノーピークと地域活性化に向けた包括連携協定を締結した。下田地区の自然を生かした体験コンテンツの開発による交流人口の拡大などを目指す[8]
  • 2022年7月27日、性的少数者LGBTなど)についての啓発活動を行っている市民団体が、同性のカップルなどを結婚に相当する関係と認める「パートナーシップ制度」の導入を求め、滝沢に要望書を提出[9]。同年9月1日、三条市は「パートナーシップ制度」を導入するとともに、性的少数者のカップルと未成年の子供との親子関係も自治体として認める「ファミリーシップ制度」もあわせて導入した。同日、前述の要望書を提出したトランスジェンダーの市民団体代表とパートナーの女性のカップルが手続きを行い、第1号の証明書を受け取った[10][11]
  • プロレスのファンで、一橋大学在学中には「一橋大学世界プロレスリング同盟(HWWA)」に所属しており、リングネームは「ポテト三郎太」だった[12]
  • テクノポップユニットperfumeのファンでもあり、2回目のワクチン接種ではファンクラブツアー限定のTシャツを着用し、自身のツイッターで公開した。
  • お笑い芸人の関田将人は小中学校時代の同級生。

脚注[編集]

  1. ^ a b 市長プロフィール/三条市
  2. ^ “新潟・三条市長が辞職 次期衆院選に新潟4区から出馬へ”. 産経新聞. (2020年9月25日). https://www.sankei.com/article/20200925-LKJL3PHORRKD5MSOYCEUUG4HPI/ 2021年7月27日閲覧。 
  3. ^ 三条市の市長選挙に私の公設秘書を4年間務めた名古屋豊さんが保守系無所属で立候補。11月1日告示 - 衆議院議員 土屋正忠
  4. ^ “三条市議・名古屋豊氏が29日に記者会見で市長選立候補を正式表明へ”. ケンオー・ドットコム. (2020年9月28日). http://www.kenoh.com/2020/09/28_nagoya.html 2021年7月27日閲覧。 
  5. ^ “【三条市長選】滝沢亮氏が立候補会見「市民のために!」”. ケンオー・ドットコム. (2020年10月11日). http://www.kenoh.com/2020/10/13_takizawa.html 2020年11月9日閲覧。 
  6. ^ “小泉進次郎環境相の写真を無断使用、市長選候補がまいた“怪しいチラシ”の言い訳”. 週刊女性. (2020年11月1日). https://www.jprime.jp/articles/-/19250 2021年7月28日閲覧。 
  7. ^ “三条市長、滝沢氏が初当選 新人対決、名古屋氏を破る”. 新潟日報. (2020年11月8日). https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20201108580061.html 2020年11月9日閲覧。 
  8. ^ “スノーピークと地元三条市が地域活性化で包括連携協定”. ケンオー・ドットコム. (2021年7月9日). http://www.kenoh.com/2021/07/09_kyoutei.html 2021年7月28日閲覧。 
  9. ^ 同性カップルなどのパートナーシップ制度導入求め三条市に要望”. NHK (2022年7月27日). 2022年9月15日閲覧。
  10. ^ 「公的に認められたこと喜び」三条市パートナーシップ第1号”. TBS NEWS DIG. TBSテレビ (2022年9月1日). 2022年9月15日閲覧。
  11. ^ 三条市パートナーシップ制度及びファミリーシップ制度”. 三条市. 2022年9月15日閲覧。
  12. ^ 三条ジャイアント馬場倶楽部の2代目名誉会長に滝沢三条市長”. ケンオー・ドットコム (2020年12月14日). 2021年4月7日閲覧。

外部リンク[編集]

公職
先代
国定勇人
三条市旗 新潟県三条市長
2020年 -
次代
現職