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波照間島星空観測タワー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

座標: 北緯24度3分0秒 東経123度47分50秒 / 北緯24.05000度 東経123.79722度 / 24.05000; 123.79722

波照間島星空観測タワー
波照間島のマンホール蓋には星空観測タワーがデザインされている
星空観測タワーの遠景

波照間島星空観測タワー(はてるまじまほしぞらかんそくタワー)は、沖縄県八重山諸島波照間島八重山郡竹富町)にある天文台である。

日本最南端の公開天文台であり、4月下旬から6月中旬までは開館時間内に南十字星を観測することができる[1][注 1]。また、プラネタリウムを併設しているが、故障中である[4]

沿革

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波照間島南東部の高那崎にある「日本最南端の碑」の周辺3万m2に、国のコミュニティ・アイランド事業を活用して総工費約1億8000万円を掛けて、本施設の建設と多目的交流広場の整備が行われ、1994年(平成6年)5月18日に落成した[5][6]

老朽化が進んでいるため、2019年度に建て替えに向けた予算の計上が計画されている。現在地は沿岸部にあって塩害が起きやすいため、移転も検討される予定である[7]

施設

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  • 4階天体ドーム - 口径20cm屈折式望遠鏡[5]が設置されているが、2017年現在、台風による破損のため使用できない[4]
  • 3階屋上 - 昼間は波照間島の南海岸を眺望できる。夜間は星座解説(星空ガイド)が行われる[4]
  • 2階 - プラネタリウム及び資料室。プラネタリウムは台風による浸水、漏電のため故障しており、完全修復が困難な状況である[4]
  • 1階 - 売店、冷水機、自動販売機[4]

開館時間・定休日

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  • 開館時間
    • 昼間:9時 - 12時、13時 - 17時
    • 夜間:20時 - 22時(4月 - 10月)、19時 - 21時(11月 - 3月)[注 1]
  • 定休日:
    • 月曜日
    • 年始(1月1日 - 3日は夜間のみ開館)
    • 1月第2・3火曜日
    • 旧暦7月14日旧盆(ムシャーマ))
    • 悪天候時(台風等)[1]

入館料

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  • 大人(高校生以上) - 400円(10名以上の団体 300円)
  • 小人(小中学生) - 200円(10名以上の団体 団体100円)[1]

アクセス

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  • 波照間島まで
  • 波照間港から星空観測タワーまで
    • 自転車(レンタサイクル)で約40分。
    • 車で約15分[1]

脚注

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注釈

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  1. ^ a b ただし、夜間の開館は不定である[2]。なお、星空観測タワーの開館時間外も含めれば、波照間島では12月前半から6月末まで南十字星を観測可能である[3]

脚注

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  1. ^ a b c d 波照間島星空観測タワー
  2. ^ 竹富町波照間島星空観測タワー”. 竹富町波照間島星空観測タワー. 2020年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月18日閲覧。
  3. ^ 南十字星 波照間島星空観測タワー
  4. ^ a b c d e 施設内紹介 波照間島星空観測タワー
  5. ^ a b “波照間島の星空観測タワー 入館者7000人台を維持観光への相乗効果も”. 八重山毎日新聞. (2006年8月12日). http://www.y-mainichi.co.jp/news/5532/ 2011年9月11日閲覧。 
  6. ^ 竹富町のあゆみ 竹富町
  7. ^ “総事業費46億円に 新庁舎・支所・出張所 竹富町議会一般質問 建設、移転費用、用地取得額などで変動も”. 八重山毎日新聞. (2018年6月14日). http://www.y-mainichi.co.jp/news/33652/ 2018年6月14日閲覧。 

外部リンク

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