Lの世界
the L word Lの世界 |
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ジャンル | テレビドラマ |
放送国 | ![]() |
制作局 | Showtime |
脚本 | アイリーン・チェイケン スーザン・ミラー アンジェラ・ロビンソン |
出演者 | ジェニファー・ビールス エリン・ダニエルズ パム・グリア レイシャ・ヘイリー ミア・カーシュナー キャサリン・メーニッヒ ローレル・ホロマン |
シーズン1 | |
放送期間 | 2004年1月18日 -(13回) |
シーズン2 | |
放送期間 | 2005年2月20日 -(13回) |
シーズン3 | |
放送期間 | 2006年1月8日 -(12回) |
シーズン4 | |
放送期間 | 2006年3月 -(12回) |
シーズン5 | |
放送期間 | 2008年1月6日 -(12回) |
シーズン6 | |
放送期間 | 2009年1月18日 -3月8日 |
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ドラマ |
『Lの世界』(エルのせかい、the L word) はアメリカ合衆国製作のテレビドラマ。
舞台はアメリカ合衆国西部の大都市ロサンゼルス。レズビアンやバイセクシュアルの女性達を中心に据えて、その人生を描く群像劇。R-15指定で中学生以下の視聴はできない[1]。
2004年1月18日に放送開始。以来シリーズ6まで続き、2009年3月8日で終了した。その後、アリス・ピエゼッキーが主人公となるスピンオフ作品が、インターネットにて配信される予定である。なお、アメリカ以外での放送は、MGM Worldwide Televisionが配給を行っている。
収録・撮影は、バンクーバー(ブリティッシュコロンビア)のコースト・マウンテンタウン・フィルムスタジオで行われた。
2008年3月、ドラマのサウンドトラックを集めたコンピレーションCDが発売された。ドラマの音楽作曲はEZgirl、音楽監督はナターシャ・デュプレイである。作品中、Betty、Heart、The Organ、Goldfrapp、Peachesなどが登場する。
アメリカ合衆国や英国、ドイツ、カナダ、大韓民国、イスラエルなどの約50か国で放送。日本ではCS放送のFOXlife HDで放送されている。
本作品の構想は、自身もレズビアンであるアイリーン・チェイケンによるものである。初めて制作会社に企画を持ち込んだのは1999年であった。1年後、『クィア・アズ・フォーク』といったゲイドラマが高視聴率を取り始めていたため、本作品の製作が開始された。ロサンゼルスのコミュニティがベースで、内容のほとんどは実話を元にしている。なお、脚本家の10人中9人がレズビアンである。
シーズン1に登場する、世界最大のレズビアン・パーティ「ダイナ・ショア・ウィークエンド」(年に一度、アメリカ・パームスプリングスで行われるイベント)に、2006年度は過去最高の1万人以上の女性が、世界各国から集まった[2]。
スタッフ[編集]
- エグゼクティブプロデューサー:アイリーン・チェイケン、スティーブン・ゴーリン、ラリー・ケナー
- 脚本:アイリーン・チェイケン、グイネヴァ・ターナー、ローズ・トローシュ
登場人物[編集]
メインキャラクター[編集]
マイナーキャラクター[編集]
- ギャビー / Gabby Deveaux (グィネヴィア・ターナー)
- キャサリン / Katherine Claymore (サンドリーヌ・ホルト)
- ペイジ / Paige Sobel (クリスタナ・ローケン)
- トーニャ / Tonya (レディス・マクゲシー)
- レイシー / Lacey (タミー・リー・マイケルズ)
- ディラン / Dylan Moreland (アレクサンドラ・ヘディソン)
- ウタ / Uta Refson (エリカ・セラ)
- フランチェスカ・ウルフ / Francesca Wolff (ロリータ・ダヴィドヴィッチ)
- シェリー・ジャッフィ / Cherie Jaffe (ロザンナ・アークエット)
- クレア・ジャッフィ / Clea Jaffe (サマンサ・マクロード)
- スティーブ・ジャッフィ / Steve Jaffe (ジェームズ・パーセル)
- ジョイス / Joyce Wischnia (ジェーン・リンチ)
- ペギー・ピーボディー / Peggy Peabody (ホランド・テイラー)
- キャンダス / Candace Jewell (イオン・オーヴァーマン)
- アイヴァン・エイコック / Ivan Aycock (ケリー・リンチ)
- ヨランダ / Yolanda Watkins (キンバリー・ホーソーン)
- フェイ・バックリー / Faye Buckley (ヘレン・シェイヴァー)
- ウィニー・マン / Winnie Mann (メリッサ・レオ)
- レノーラ・ピーザッキ / Lenore Pieszecki (アン・アーチャー)
- ナディア / Nadia (ジェシカ・キャプショー)
- シャーロット / Charlotte Birch (サンドラ・バーンハード)
- ハンター /Hunter Kirby (クリス・マーティン)
- ハリソン / Harrison Scott (ランディ・キャノン)
- ジーン / Gene Feinberg (タイ・ルニャン)
- ハウィー・フェアバンクス / Howie Fairbanks (アンドリュー・フランシス)
- バー・コナー / Burr Connor ( (トニー・ゴールドウィン)
- リサ / Lisa (デヴォン・ガマーソール)
- ビリー / Billie Blaikie (アラン・カミング)
- ステイシー・マーキン/Stacey Merkin (ヘザー・マタラッツォ)
- ベロニカ/ Veronica Bloom (カムリン・マンハイム)
- メルヴィン・ポーター/ Melvin Porter (オジー・デイヴィス)
- ベンジャミン/ Dr. Benjamin Bradshaw (チャールズ・S・ダットン)
- ダスティ/ Dusty (ルシア・ライカ)
- ガブリエル/ Gabriel McCutcheon (エリック・ロバーツ)
- レオナルド/ Leonard Kroll (ブルース・デイヴィソン)
タイトル[編集]
当初、番組のプロジェクトの名前は『Earthlings』(地球に住むもの、(SFにおいて)地球人といった意味)であった[3]。
1981年のジェーン・チェンバーズの『My Blue Heaven』の中で「the L word」というフレーズが登場している(『You're really ...? The L-word? Lord God, I never met one before. 』)[4]。また、ダフネ・デュ・モーリアがエレン・ダブルデイに送った手紙の中にも同じフレーズを見ることが出来る(『By God and by Christ, if anyone should call that love by that unattractive word that begins with L', I'd tear their guts out.』)[5]。
原題は『the L word』(ジ・エル・ワード)。この「L」とは "Lesbian" (レズビアン)や"Love"(愛)の頭文字である。『Lの世界』という邦題は、the L word → The worLdと転化したものとされる。
各シーズン[編集]
- シーズン1
- 2004年1月から、アメリカのケーブルテレビ局Showtimeで放映開始、全13話。
- シーズン2
- 2005年2月から13話放映。
- シーズン3
- 2006年1月から12話放映。
- シーズン4
- 2006年3月から12話放映。
- シーズン5
- 2007年夏制作開始、2008年1月6日放映開始。
- シーズン6
- 2008年夏制作開始、2009年1月18日放映開始。
DVD[編集]
- シーズン1 - 『vol.1』:2008年2月2日、『DVDコレクターズBOX』(6枚組):2008年3月7日
- シーズン2 - 『シーズン2 DVDコレクターズBOX』(7枚組):2008年4月4日
- シーズン3 - 『シーズン3 DVDコレクターズBOX』(6枚組):2008年8月20日
- シーズン1-3 - 『トリロジーBOX』(20枚組)
DVD発売キャンペーンソングは、土屋アンナのシングル「cocoon」のカップリング曲『u』。2008年2月2日レンタル開始。映画「あるスキャンダルの覚え書き」のレンタル版DVD特典に「Lの世界」の第1話が特別収録されている。
脚注[編集]
- ^ 日本で年齢制限を受けた初めてのテレビドラマである。
- ^ マリ・クレール 2006年7月号より。
- ^ Schenden, Laurie K.. “Folk Like Us”. Curve Magazine. 2006年9月3日閲覧。
- ^ Bailey, Lucille M. (1995). “Still More on "X-Word"”. American Speech 70 (2): 222–223. doi:10.2307/455820 2007年2月11日閲覧。.
- ^ Daphne du Maurier: The Secret Life of the Renowned Storyteller, by Margaret Forster (1993).
外部リンク[編集]
- 英語
- Showtime Official Site
- the L word online
- The L Word - インターネット・ムービー・データベース(英語)
- the L Word Official Wiki
- OurChart
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