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Cities: Skylines

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シティーズ:スカイライン
Cities: Skylines
ジャンル 都市開発シミュレーション
対応機種 Microsoft Windows
macOS
Linux
Xbox One
PlayStation 4
Nintendo Switch
Stadia
PlayStation 5
Xbox Series X/S
Nintendo Switch 2
開発元 コロッサル・オーダー
Tantalus Media(家庭用ゲーム機版、2024年以降の追加コンテンツ)
発売元 パラドックスインタラクティブ
日本の旗 スパイク・チュンソフト(PS4版、PS5版パッケージ)
人数 1人
発売日 Windows、macOS、Linux
2015年3月10日
Xbox One
2017年4月21日
PlayStation 4
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗 2017年8月15日
日本の旗 2018年4月12日
Nintendo Switch
アメリカ合衆国の旗 2018年9月13日
日本の旗 2018年9月14日
Stadia
2022年5月17日
PlayStation 5、Xbox Series X/S
2023年2月15日
日本の旗 2026年9月3日(PS5)
Nintendo Switch 2
アメリカ合衆国の旗 2026年10月28日(予定)
日本の旗 2026年10月29日(予定)
ゲームエンジン Unity
テンプレートを表示

『Cities: Skylines』(シティーズ:スカイライン)は、都市開発シミュレーションゲームである。フィンランドのコロッサル・オーダーが開発し、スウェーデンのパラドックスインタラクティブが販売する。2015年3月10日にWindows、macOS、Linux向けに発売され、その後は家庭用ゲーム機にも移植された[1][2]。

プレイヤーは市長として、何もない土地を大都市へ育てる。道路と区画、公共サービスを整える都市づくりに加え、市民や車両を個別に動かす交通のシミュレーションが特徴で、渋滞への対処が大きな課題になる。ユーザーが作った建物や改造プログラム(MOD)を導入して、遊び方を広げることもできる。

発売時は批評家から高く評価され、2022年までに全機種累計で1,200万本以上を売り上げた。2023年に続編『Cities: Skylines II』が発売され、コロッサル・オーダーは本作の開発を終えた。その後は、家庭用ゲーム機版の移植を手がけたTantalus Mediaが追加コンテンツの配信を引き継いだ。2026年には日本でPS5版が発売され、Nintendo Switch 2版の発売も控えている。

ゲームシステム

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都市づくりの基本

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本作は1人用で、勝利条件も終わりもないサンドボックス型の都市開発ゲームである[3]。プレイヤーは、市外へ通じる高速道路の接続がある土地から始める[4]。建物を一棟ずつ置くのではなく、道路の沿道に用途を指定すると、需要に応じて建物が自動で建ち、市民や企業が入居する[5]。市は電気や水道、公共サービスを整えて暮らしを支え、その費用を税金でまかなう。資金が足りなければ借り入れもできる[6]。

道路

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道路は都市の骨格であり、区画も道路に沿って作られる。道路には、住宅地向けの小さな道路から一方通行の道路、大通り、高速道路までの種類がある。並木や緑地帯、防音壁を備えた道路は、建設費と維持費が高い代わりに騒音を抑え、周辺の地価を上げる。道路は直線、曲線、自由な曲線で敷け、高架や橋も造れる。敷設済みの道路は、アップグレード機能で広い道路や並木付きの道路に置き換えられる[7]。トンネルは発売後の2015年5月に、アップデートで加わった[8]。

高速道路は上下線を別々に敷き、出入口のランプを専用の機能で造る。ランプの組み合わせ方は自由で、どのような形のインターチェンジも造れる。交通が右側通行か左側通行かも選べる。道路を敷く機能は、コロッサル・オーダーの前作『Cities in Motion 2』の道路ツールと同等の自由度を目指して設計された[7]。

区画と建物

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道路を敷くと、その両側に区画用のマス目が自動で現れる。プレイヤーはこのマス目に用途を塗って区画を指定する。区画の奥行きは最大4マスで、道路に接していない区画には建物が建たない[7][5]。用途には次の3つがある[5]。

  • 住宅:低密度と高密度に分かれる。低密度は子育て世帯と高齢者に、高密度は若い世代と子どものいない世帯に好まれる[5]。
  • 商業:低密度と高密度に分かれ、市民に商品を売る[5][9]。
  • 職場:工業とオフィスに分かれる。オフィスは汚染を出さないため、住宅の隣にも置ける[5]。

高密度の区画とオフィスは、教育を受けた労働者が増える段階で後から解放される。各区画の需要は画面上のメーターで確かめられる[5]。

区画に建つ建物には、レベルがある。レベルは、住民の教育水準、周辺の地価、近くで受けられる公共サービスによって上がる。住宅が最上位のレベルに達するには、公共サービスが揃い、商業地区と職場に行きやすいことが必要である。商業ではレベル1が雑貨店、レベル3が高級ブランド店になる[5]。区画を道路に自動で付ける方式について、IGNは『シムシティ4』の複雑さと『シムシティ』(2013年)の簡潔さの中間に落ち着いていると評した[10]。

電気と上下水道

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電気は発電所で作られ、電力網を通じて建物に届く。電力網につながった建物は、その周囲にも電気を届ける[11]。石油火力と石炭火力の発電所は、建設時の燃料の備蓄が尽きると、市内の産業か市外から燃料を調達する[12]。

上下水道は1本の管でつながっている。ただし、水をくみ上げるポンプと、汚水を流す排水口は別々に設置する[13]。水の汚れの広がり方は、川の流れの向きと強さに左右される[11]。そのため、排水口を取水口の上流に置くと、汚水が水道に混じる[10]。管は道路とは別に、プレイヤーが手で敷く[6]。Rock Paper Shotgunは、水や電気の流れを細かく計算する『シムシティ』より単純で、供給量と接続だけを気にすればよいと評した[14]。

公共サービス

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市民の暮らしには、教育、消防、警察、医療、ごみ処理、墓地や火葬場などの公共サービスが必要になる[1][15]。教育は小学校、高校、大学の3段階に分かれる[11][9]。

サービスの多くは車両によって届けられる。消防車、霊柩車、ごみ収集車は道路を通って現場へ向かうため、道路が混雑するとサービスが行き届かない[9][6]。各施設が担当できる範囲は、情報表示画面で道路の色として示され、道路網のつながり方によって変わる[11]。サービスごとに予算を調整でき、予算を増やすと施設の担当範囲が広がる[15]。

人口とは別の条件を満たすと、スタジアムなどの「ユニーク建造物」が解放される。条件には、商品を一定量生産するといった前向きなものから、ごみを溜め込むといったものまである[4][10]。これらの建造物は5つの系統に分かれ、その到達点には、都市の需要の一つをほぼ単独で満たす巨大な建造物が用意されている[4][14]。

地区と政策

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プレイヤーは都市の一部を塗って「地区」を作れる。地区には自動で名前が付き、いつでも変更できる。政策は都市全体にも、地区ごとにもかけられる。政策は産業の特化、サービス、税、都市計画の4分類に分かれる[16]。例えば、特定の地区で高層建築や大型車の通行を禁じたり、公共交通を無料にしたり、地区ごとに異なる税率をかけたりできる[16][6]。

産業の特化には、マップ上の天然資源が関わる。資源には石油、鉱石、森林、肥沃な土地の4種類がある。森林と肥沃な土地は再生できるが、石油と鉱石は掘り尽くすと枯渇する。資源の上に工業区画を置き、その一帯を地区にして特化の政策をかけると、林業や農業などの産業が立ち上がる。枯渇する資源の産業は大きな利益を生むが、土地の汚染も激しい。資源のない場所で特化させると、原料を輸入して加工する工場が建つ[12]。

成長と解放

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ゲームの開始時には、学校や病院などの公共施設はほとんど建てられない。人口がマイルストーンと呼ばれる節目に達するごとに、新しい建物やサービス、土地の購入権が解放されていく[13][15]。設定によって、すべての建物を最初から解放したり、資金を無制限にしたりできる。逆に難易度を上げるハードモードもある[6][10]。

土地とマップ

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マップは5×5の25枚のタイルに区切られ、1枚は1.92キロメートル四方である。プレイヤーは1枚から始め、マイルストーンで得た購入権を使ってタイルを買い足す。標準で購入できるのは25枚のうち9枚までで、都市を築ける面積は最大で約33平方キロメートルになる[17][15]。9枚は互いに隣接していれば、正方形に並べる必要はない[18]。発売直後から、25枚すべてを開放するMODが公開されていた[6]。後発のPS5版などでは、標準で25枚まで建設できる(後述)。PCGamesNは、タイル1枚の広さが『シムシティ』(2013年)の街1つ分に相当すると指摘した[15]。

マップには、市外へ通じる道路や鉄道、航路、空路の接続が設けられている[4]。市域の外にある道路や線路は編集できない[19]。マップには北方、温暖、熱帯の気候のテーマがあるが、違いは見た目だけで、遊び方は変わらない[20]。

市民

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市民は一人ずつシミュレーションされる。市民には名前、年齢、住まい、職場があり、通勤や買い物をし、ときどき公園などへ出かける。車を持たない市民は歩くか、公共交通を使う。一方で、処理の負荷を抑えるため、建物に住む人数は実際より少なく設定されている。高層住宅でも12世帯ほどしか住まないが、全員が名前を持ち、筋の通った移動をする[9]。同時にシミュレーションできる市民は約6万5千人が上限で、人口が数十万人に達しても、画面上で動く市民の数は限られる[21]。

プレイヤーは渋滞の中の車をクリックして、その行き先を確かめられる[9]。建物や市民、車には好きな名前を付けられる[14]。市民は、Twitterを模したゲーム内のSNS「Chirper」に投稿する。メッセージが自動で開く表示は、設定で止められる[6]。

経済

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市の収入の中心は税である。税率は区画の種類と密度ごとに設定でき、地区ごとに変えることもできる[16][10]。税は商品が1単位売れるごとに課されるため、観光客の買い物も税収を増やす[4]。商品は工業区画で作られ、商業区画に運ばれて市民と観光客に売られる[9]。工業はまず市内の商業に商品を送り、商業の在庫が満ちると市外へ売る。原料から商品の消費までを市内で完結させると、税収は最も多くなる[4]。

交通

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交通渋滞をどう避けるかは、都市の発展を左右する[13]。車は混雑した場所を避けて経路を選ぶ。また、車線変更で2車線をふさがないよう、早めに車線を選ぶ[9]。発売時のレビューでは、この挙動により空いた車線があっても1車線に車が集中することが欠点に挙げられた[6][22]。

公共交通には、バス、地下鉄、旅客と貨物の鉄道、旅客と貨物の船、空港がある。バスと地下鉄は市内の移動を担い、鉄道は市内と都市間の両方に使える。港と空港は都市間の移動を担う。バスは予算を増やすと路線を走る台数が増える[23]。駅や停留所を置くだけでは利用されず、プレイヤーが路線を1本ずつ引く必要がある[10]。

物流も道路の負担になる。工業は余った商品を市外へ売るが、貨物駅や貨物港がなければトラックで運ぶため、道路が混雑する[4]。交通のシミュレーションは、交通経営を題材とした前作『Cities in Motion』シリーズの経験を基に作られた[1][18]。

昼夜と天候

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発売時の本作には、昼夜の変化も天候もなかった。2015年9月の無料アップデートで昼夜の変化が加わり、2016年2月には雨と霧が加わった[24][25]。夜は交通の流れが遅くなり、一部の区画は効率が落ちる[1]。公共交通の路線は、昼だけ、夜だけ、終日のいずれに運行するかを選べる。昼夜の変化は設定で切ることもできる[24]。雨と霧は見た目だけの変化で、天候が気温に影響するのは、有料の「Snowfall」を導入した場合に限られる[25]。

エディタとMOD

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本作にはマップエディタが付属する。プレイヤーは地形を盛り上げたり平らにしたりでき、ハイトマップの画像から地形を取り込むこともできる。水源を置けば、そこから川が流れる[19]。アセットエディタでは建物などを自作でき、作ったものはSteamの「Steamワークショップ」で公開し、ほかのプレイヤーの作品を入手できる[1]。2016年には、マップやセーブデータに勝利と敗北の条件を加えるシナリオエディタが無料で追加された[3][26]。

Steamワークショップに公開された作品は、2026年10月時点で37万点を超える[27]。ただし、本体のアップデートでMODが動かなくなることもある。2015年5月と2026年3月のアップデートでは、MODが動かなくなるおそれが報道や配信元から伝えられた[8][28]。

開発

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開発の経緯

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コロッサル・オーダーは、2009年に5人でタンペレに設立された[29][30]。同社は設立当初から、いずれ都市開発ゲームを作ることを目標にしていた[31]。最初の作品は交通経営シミュレーションの『Cities in Motion』である。続く『Cities in Motion 2』で自社開発のエンジンからUnityに移り、本作もUnityで開発された[30]。

パラドックスインタラクティブは当初、都市開発ゲームの市場は『シムシティ』に独占されているとして、開発資金を出すことに消極的だった[32]。コロッサル・オーダーが最初に提案したのは市政に焦点を当てたゲームだったが、パラドックスは『シムシティ』と正面から競うのは難しいとして別の切り口を求めた[33]。2013年の『シムシティ』が不評に終わると、パラドックスは開発を承認した[32][13]。発売時のコロッサル・オーダーは、13人の小規模なスタジオだった[34]。

発表と発売

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本作は2014年8月のgamescomで発表された。対応機種はWindows、Mac、Linuxで、発売は2015年中とされた[35][36]。2015年2月10日に、発売日が同年3月10日と発表された[37]。

発売後の開発

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有料の拡張コンテンツは、本編の無料アップデートと同時に配信された。MODを使うプレイヤーの間で、所有するコンテンツの違いによる分断を避けるためである[38]。2023年4月、パラドックスは「Hotels & Retreats」をコロッサル・オーダーが開発する最後の拡張コンテンツと発表した。コロッサル・オーダーは、同年中は本作の保守を続けるとした[39]。

2024年10月、追加コンテンツの配信が再開された。制作を担ったのは、家庭用ゲーム機版の移植を手がけたTantalus Mediaである。パラドックスは、続編の開発から人員を割いていないと説明した[40]。2025年11月にはパラドックスとコロッサル・オーダーの協業が終わり[41]、2026年からパラドックスは本作の開発元をTantalus Mediaと紹介している[42]。2026年3月には、同社が開発した拡張コンテンツ「Race Day」が配信された[43]。

各機種版の発売

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PC版

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PC版は2015年3月10日に、Windows、macOS、Linux向けに発売された[1]。2017年5月19日には、拡張コンテンツ「After Dark」を収録した「Windows 10 Edition」がMicrosoft Storeで発売された[44]。PC版は長く日本語に公式対応せず、日本語で遊ぶには有志が制作したMODが必要だった[45]。2026年10月時点では、Steamストアの対応言語に日本語が含まれている[1]。

家庭用ゲーム機版

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Xbox One版、PS4版、Nintendo Switch版の移植は、Tantalus Mediaが手がけた[2][46][47]。Xbox One版は2017年4月21日に発売された[46]。PlayStation 4版は2017年8月15日に欧米で発売され、「After Dark」を収録していた[2][48]。

日本では、PS4版『シティーズ:スカイライン PlayStation 4 Edition』が2018年4月12日にスパイク・チュンソフトから発売された。PS4版のうち日本語を収録したのは、この日本向けの版だけである[2][49]。Xbox One版の国内販売はパラドックスが担った[49]。

Nintendo Switch版は、2018年9月13日に北米で、翌14日に日本で配信された。拡張コンテンツの「After Dark」と「Snowfall」を収録し、日本ではダウンロード専用でパラドックスが販売した[47][50]。

クラウドゲームサービスのStadiaでは、2022年5月17日に配信が始まった[51]。Stadia自体は2023年1月18日にサービスを終えた[52]。

リマスター版と拡張版

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PS5とXbox Series X/S向けの「Cities: Skylines - Remastered」は、2023年2月15日に発売された。PS4版やXbox One版で9枚までだったタイルは、25枚まで建設できるようになった。「After Dark」を収録し、PS4版とXbox One版の所有者は無料で入手できた[53]。同日から、定額制サービスのXbox Game Passでも遊べるようになった[54]。

日本ではPS5版が2026年9月3日に発売された。パラドックスがダウンロード版『シティーズ:スカイライン リマスター』を、スパイク・チュンソフトがパッケージ版を販売する[55]。パッケージ版の『ジャパン・スペシャル・エディション』は、日本を題材とした3つの追加コンテンツを同梱する[56]。スパイク・チュンソフトは、PS4版の所有者は少額でPS5版にアップグレードできると案内していた。しかし発売当日、パッケージ版のPS4版は現時点では対象外だと訂正した[57]。

2026年10月7日、Nintendo Switch 2向けの「Cities: Skylines – Expanded Edition」が発表された。発売日は海外が10月28日、日本が10月29日である。25枚のタイル、マップエディタ、キーボードとマウスによる操作に対応し、拡張コンテンツなど10本を収録する。Nintendo Switch版の所有者は、割引価格で購入できる[58][59]。

ダウンロードコンテンツ

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有料のダウンロードコンテンツ(DLC)には、主に次の種類がある。

  • エキスパンション:新しいシステムや施設を加える大型のDLC[60]。「Concerts」「Financial Districts」「Hotels & Retreats」は、小規模な「ミニエキスパンション」として販売された[61][62][63]。
  • クリエイターパック:MOD制作者がデザインした建物などを、公式のDLCとして収録する。売上の一部は制作者に分配される[64]。
  • ラジオステーション:ゲーム内のラジオで流れる楽曲を追加する[65]。ラジオ自体は、2016年11月の無料アップデートで加わった[26]。

前述のとおり、エキスパンションには本編の無料アップデートが伴った。例えば「Industries」では料金所が、「Plazas & Promenades」ではバス専用車線のある道路が、全プレイヤーに無料で加わった[66][67]。このほか、スタジアムを加える「Match Day」などの無料DLCもある[68]。2025年3月13日からは、すべてのDLCを月額料金で利用できる「Expansion Subscription」がSteamで提供されている。2026年10月のクリエイターパックは、PC版に加えてPlayStation版とXbox版にも配信される[58][69]。

Steamのストアには、2026年10月時点で配信予定のものを含め79本のDLCが掲載されている。配信日は日本向けのストアの表記による[70]。

エキスパンションとその他のDLC
配信日種類名称主な内容
2015年3月1日特典Deluxe Edition Upgrade Packデラックス版の特典(世界の名所の建物5種、サウンドトラック、アートブック)[71]
2015年9月24日エキスパンションAfter Dark夜間に活気づくレジャーと観光の商業特化、刑務所、タクシー、国際空港[60]
2016年2月18日エキスパンションSnowfall雪の降る冬のマップ、路面電車、除雪、暖房[72]
2016年6月9日無料Match Dayスタジアムと試合日の運営[68]
2016年11月29日エキスパンションNatural Disasters地震、竜巻、津波などの災害と、早期警報などの備え、シナリオ[73]
2017年3月22日無料Pearls From the East中国風の建物3種[74]
2017年5月18日エキスパンションMass Transitモノレール、フェリー、ロープウェイ、飛行船、乗り換え拠点[75]
2017年8月17日ミニエキスパンションConcerts大規模なコンサートの企画と開催[61]
2017年10月19日エキスパンションGreen Cities環境に配慮した区画の特化と、350種のアセット[76]
2017年12月5日無料Carols, Candles and Candyクリスマスの楽曲[77]
2018年5月24日エキスパンションParklife遊園地、自然保護区、動物園などを造る公園区域[78]
2018年10月23日エキスパンションIndustries4種の資源の生産から加工までを管理する産業区域、郵便、貨物空港[79]
2019年5月21日エキスパンションCampus職業訓練校、教養大学、総合大学のキャンパスと大学スポーツ[80]
2020年3月26日エキスパンションSunset Harbor漁業、都市間バス、トロリーバス、旅客ヘリコプター[81]
2022年1月25日エキスパンションAirports部品を組み合わせて造る空港と、市の航空会社[82]
2022年9月14日エキスパンションPlazas & Promenades歩行者専用の道路と区域、広場[83]
2022年12月13日ミニエキスパンションFinancial Districts投資の機能、銀行、証券取引所[62]
2023年5月23日ミニエキスパンションHotels & Retreatsホテルとホテルチェーンの経営[63]
2025年3月13日サブスクリプションExpansion Subscription契約期間中、すべてのDLCを利用できる[69]
2026年3月10日エキスパンションRace Day自動車、ランニング、自転車のレースやパレードを開く道路と、レース場[84]
クリエイターパックとラジオステーション
配信日クリエイターパックラジオステーション
2016年9月1日Art Deco-
2016年11月29日High-Tech BuildingsRelaxation Station
2017年5月18日-Rock City Radio
2017年10月19日European Suburbia-
2017年12月5日-All That Jazz
2018年5月24日-Country Road Radio
2018年10月23日-Synthetic Dawn Radio
2019年5月21日University CityCampus Radio、Deep Focus Radio
2019年11月7日Modern City CenterDowntown Radio
2020年3月26日Modern JapanCoast to Coast Radio
2021年5月21日Bridges & Piers、Train StationsRail Hawk Radio、Sunny Breeze Radio
2022年1月25日Map Pack、Vehicles of the WorldCalm The Mind Radio、On Air Radio
2022年9月14日Mid-Century Modern、Seaside ResortsParadise Radio、Shoreline Radio
2022年11月15日Heart of Korea、Skyscrapers80's Downtown Beat、K-pop Station
2022年12月13日Map Pack 2African Vibes
2023年3月22日Africa in Miniature、Shopping Malls、Sports Venues80's Movies Tunes、JADIA Radio、Pop-Punk Radio
2023年5月23日Brooklyn & Queens、Industrial Evolution、Railroads of Japan90's Pop Radio、Piano Tunes Radio
2024年10月24日Map Pack 3、Mountain VillageAlpine Tunes Radio
2025年3月25日Countryside、Emerging DowntownHarvest Harmony
2025年9月24日Map Pack 4、Shops of ShibuyaHarumi Nights FM
2026年3月10日Iconic Brutalism、Renewed History8 Gear Radio
2026年10月28日(予定)Holiday Getaways、Mansions & ManorsBlueprint Beats

評価

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評価
集計結果
媒体結果
Metacritic(PC) 85/100[85]
(PS4) 81/100[86]
(XONE) 81/100[87]
(NS) 67/100[88]
レビュー結果
媒体結果
デストラクトイド9/10[89]
ファミ通(PS4) 32/40[90]
ゲーム・インフォーマー8.75/10[91]
GameSpot8/10[92]
IGN8.5/10[10]
NintendoLife(NS) 5/10[93]
PC Gamer US86/100[6]
Push Square(PS4) 8/10[94]

発売時の評価

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レビュー集積サイトのMetacriticでは、PC版は100点満点中85点で、「おおむね好評」とされた。集計された60件のうち58件が肯定的な評価だった[85]。

IGNは、規模の大きさや多くの仕組みが連動する様子は見応えがあるとした。一方で、ランダムな出来事や災害がなく、街の運営が単調に感じられると指摘した[10]。GameSpotは、地味な見た目や公共交通の細かな制御の乏しさを欠点に挙げつつ、現時点で最高の都市開発ゲームと評した[92]。Game Informerは、MODへの対応が他の都市開発ゲームとの違いを生んでいるとした[91]。The Escapistはレビューの見出しで、ここ10年で最高の都市開発ゲームと評した[95]。

欠点には、難しさの不足や交通の挙動が挙げられた。GameSpotは、都市開発の経験があれば手応えは乏しいとした[92]。PC Gamerは、大都市まで育てるのは簡単すぎると感じたが、ハードモードがあることも紹介した[6]。Eurogamerは、交通の仕組みは破綻していると批判した。そのうえで、本作自身の構想は乏しいが、欠けた部分をコミュニティが埋める余地を残していると評した[96]。

本作を『シムシティ』の後継として扱うレビューもあった。PC Gamerは、2013年の『シムシティ』の失敗を避けるだけで本作は勝てたと述べ、Rock Paper Shotgunは「シムシティの真の後継者」と呼んだ[6][14]。

家庭用ゲーム機版の評価

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Metacriticでは、PS4版とXbox One版はいずれも81点、Nintendo Switch版は67点だった[86][87][88]。Push SquareはPS4版を8点とし、夜間に画面を拡大縮小するとフレームレートが落ちる点を技術面の問題に挙げた[94]。Switch版は動作の重さが批判された。Nintendo Lifeは、大きな街ではフレームレートが20台前半まで落ちると指摘し、他機種で遊ぶほうがよいと結論づけた[93]。日本のPS4版は、ファミ通のクロスレビューで平均8.0点(40点満点中32点)だった[90]。

受賞

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本作は、2016年のD.I.C.E. Awardsでストラテジー/シミュレーション部門にノミネートされた[97]。2015年のゴールデンジョイスティックアワードでは、PCゲーム・オブ・ザ・イヤーの候補に挙がった[98]。The Escapistの2015年の年間賞では、ストラテジー/シミュレーション部門を受賞した[99]。

続編の発売後

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2023年10月に『Cities: Skylines II』が発売された後も、本作は遊ばれ続けた。Steamの同時接続プレイヤー数は、2023年11月に続編を上回り[100]、2024年2月には続編の2倍を超えた。PCGamesNは、続編で公式のMOD対応が整っていないことが、プレイヤーの不満の種になっていると指摘した[101]。Steamでのユーザー評価は、2026年10月時点で29万件余りのうち約93%が好評で、「非常に好評」とされている[102]。

電撃オンラインは、2026年9月に日本で発売されたPS5版の進化点を2つ挙げた。人が密集しても処理が落ちにくくなったことと、25枚のタイルまで街を広げられることである[103]。

販売

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開発元は発売前、30万本の販売を見込んでいた[34]。実際には発売から24時間で予約分を含め25万本を販売し、パラドックスにとって過去最速の立ち上がりとなった[104]。

その後の販売本数は次のとおりである。

  • 2015年3月:50万本[105]
  • 2015年4月:100万本[106]
  • 2016年3月:200万本[107]
  • 2017年3月:350万本[108]
  • 2018年3月:PC版で500万本[109]
  • 2019年3月:PC版で600万本[110]
  • 2022年6月:全機種累計で1,200万本[111]

パラドックスは2023年3月、2022年の1年間で本作に550万人以上の新規プレイヤーが加わったと述べた[112]。

日本のPS4版のパッケージ版は、発売週に1万1366本を販売した。4月末までの累計は2万1432本だった(メディアクリエイト調べ)[113][114]。

脚注

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  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 “Cities: Skylines”. Steam. 2026年10月8日閲覧。
  2. 1 2 3 4 “Cities Skylines - PlayStation®4” (英語). Tantalus Media. 2026年10月8日閲覧。
  3. 1 2 “Cities: Skylines - Natural Disasters - Dev Diary 2: Scenario editor” (英語). Paradox Interactive Forums (2016年9月28日). 2022年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年10月8日閲覧。
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関連項目

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外部リンク

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