モクレン目

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モクレン目APG III
モクレン属の1種Magnolia sieboldii
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperm
階級なし : モクレン類 Magnoliids
: モクレン目 Magnoliales
学名
Magnoliales

本文参照

モクレン目 (モクレンもく、Magnoliales) は双子葉植物綱(モクレン綱)に属するの1つである。花被片雄蕊雌蕊が不定数でらせん状に配列する。すべて木本で、約3000種からなる[1]

クロンキスト体系の元となったストロビロイド説では、モクレン目を被子植物の中でも原始的な形態を保存したグループとする。現代のAPG植物分類体系の基礎である分子系統でも、単子葉植物より前の原始的な段階で分岐した群に含まれるとされている。

APG植物分類体系

APG植物分類体系では被子植物の基底群の次に分岐したグループ、「モクレン類 (Magnoliids) 」の中にあり、6が所属する目になっている。

クロンキスト体系

クロンキスト体系では以下の科が含まれる。双子葉植物綱にモクレン綱 (Magnoliopsida) の名前を当てていることからわかるように、モクレン綱のタイプ目である。

新エングラー体系

新エングラー体系では以下の科が含まれる。

脚注

  1. ^ 馬渡峻輔・加藤雅啓・岩槻邦男『バイオディバーシティ・シリーズ 植物の多様性と系統』裳華房、1997年10月20日。ISBN 978-4-7853-5825-9