クスノキ目
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クスノキ目 | ||||||||||||
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分類 | ||||||||||||
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学名 | ||||||||||||
Laurales Perleb (1826) |
クスノキ目(クスノキもく、Laurales)は、モクレン類に属する被子植物の目である。
双子葉植物の古い特徴を残すグループであり、モクレン目と非常に近い性質を持つ[2]。
分類
[編集]7科におよそ100属2900種が属すが、その大部分はクスノキ科である[3]。
- ロウバイ科 Calycanthaceae - 5属11種
- シパルナ科 Siparunaceae - 2属75種
- ゴモルテガ科 Gomortegaceae - 1属1種
- アセロスペルマ科 Atherospermataceae - 7属16種
- モニミア科 Monimiaceae - 22属200種
- ハスノハギリ科 Hernandiaceae - 5属55種
- クスノキ科 Lauraceae - 50属2500種
系統
[編集]次のような系統樹が得られている[3]。
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過去の分類体系
[編集]クロンキスト体系では以下の科が含まれる。
- クスノキ科 Lauraceae
- ハスノハギリ科 Hernandiaceae
- モニミア科 Monimiaceae
- ゴモルテガ科 Gomortegaceae
- ロウバイ科 Calycanthaceae
- イディオスペルムム科 Idiospermaceae
- トリメニア科 Trimeniaceae
- アムボレラ科 Amborellaceae
アムボレラ科は被子植物門の中で最も早く分岐した別系統の植物と考えられるため、APG植物分類体系では外された。トリメニア科はアウストロバイレヤ目に移され、イディオスペルムム科はロウバイ科に統合された。
新エングラー体系にはクスノキ目はなく、クロンキストが所属させた科はモクレン目に含まれるものが多い。