ディー・ブラウン (野球)
西武時代 | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | アメリカ合衆国・ニューヨーク州ニューヨーク市ブロンクス区 |
生年月日 | 1978年3月27日(46歳) |
身長 体重 |
183 cm 98 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 左翼手 |
プロ入り | 1996年 MLBドラフト1巡目 |
初出場 |
MLB / 1998年9月14日 NPB / 2010年3月20日 |
最終出場 |
MLB / 2007年9月18日 NPB / 2011年7月13日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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ダーマル・ブラム・ブラウン(Dermal Bram "Dee" Brown、1978年3月27日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ブロンクス区出身の元プロ野球選手(外野手)。
経歴
1996年にカンザスシティ・ロイヤルズから1巡目(全体14位)で指名を受け、1998年から2004年までロイヤルズでプレー。2005年、2006年はマイナーリーグでプレーする。
2006年12月30日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと春季キャンプの招待選手として契約し、3Aのツーソン・サイドワインダーズに所属する。2007年5月30日に金銭トレードでオークランド・アスレチックスに移籍。
2008年はロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム、2009年はロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約。12月28日に、埼玉西武ライオンズへの入団が決まった[1]。
2010年シーズンは4月4日の北海道日本ハムファイターズ戦で日本プロ野球公式戦通算90,000号となる本塁打を放つなど、21本塁打76打点とまずまずの成績を残したが、打率は.241に終わった。交流戦では好調であったものの、パリーグの球団相手では東北楽天ゴールデンイーグルス戦における対戦打率こそ.339を記録したが、それ以外の球団とは相性が悪く、特に福岡ソフトバンクホークス戦では.184 0本塁打と全く打てなかった。2011年1月19日にホセ・フェルナンデスとともに契約が更新された。
2011年シーズンは東日本大震災の発生直後に一時帰国したものの、開幕までに再来日し4月12日の開幕戦にも先発起用された。しかしその後打撃不振を理由に4月30日に一軍登録を抹消された。6月14日に再昇格したが調子が上向くことはなく、打率.155、0本塁打と極度の不調に陥ったことから7月15日に再び一軍登録を抹消された。そして8月7日に翌8日付でウェイバー公示されることが球団から発表され、シーズン中途での退団が決定した[2]。その後、現役を引退。
人物
自身か中島裕之がホームランを打った時には、ベンチのカメラ前で「ロックスター」というパフォーマンスをする。なおシーズン当初は2人だけだったが、途中から片岡易之が勝手に参加しはじめ、カメラに映らない範囲でもエアギターする選手などがいたりする。
得点圏のことを「マネータイム」と呼ぶことがある。実際に「給与を稼げるチャンスだから」という理由。
2011年3月8日のオープン戦(対阪神タイガース、皇子山球場)で、ユニフォームを忘れたため、同僚のアレックス・グラマンのユニフォームを着用して出場した。
登場曲にはBusta Rhymesの「Stop The Party」を使用しているが、2011年7月1日だけTEEのベイビー・アイラブユーを使用した。本人曰く、「南郷のキャンプで聴いて、いい歌だと思って探していた」ところ、前日京セラドーム大阪での練習中にかかっているのを聞き、早速変更したものの、その日の成績は3打数0安打と散々な結果に終わったうえ、「打席で聴くのには合わない」という理由で翌日から元の曲に戻した。[3]
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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1998 | KC | 5 | 3 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 |
1999 | 12 | 27 | 25 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 7 | 0 | .080 | .148 | .080 | .228 | |
2000 | 15 | 28 | 25 | 4 | 4 | 1 | 0 | 0 | 5 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 9 | 0 | .160 | .250 | .200 | .450 | |
2001 | 106 | 406 | 380 | 39 | 93 | 19 | 0 | 7 | 133 | 40 | 5 | 3 | 1 | 2 | 22 | 4 | 1 | 81 | 12 | .245 | .286 | .350 | .636 | |
2002 | 16 | 55 | 51 | 5 | 12 | 3 | 1 | 1 | 20 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 20 | 0 | .235 | .291 | .392 | .683 | |
2003 | 50 | 143 | 132 | 16 | 30 | 7 | 0 | 2 | 43 | 14 | 1 | 1 | 0 | 1 | 8 | 1 | 2 | 37 | 0 | .227 | .280 | .326 | .605 | |
2004 | 59 | 209 | 195 | 19 | 49 | 7 | 0 | 4 | 68 | 24 | 2 | 2 | 1 | 1 | 11 | 0 | 1 | 50 | 1 | .251 | .293 | .349 | .642 | |
2007 | OAK | 8 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 |
2010 | 西武 | 118 | 479 | 424 | 53 | 102 | 20 | 0 | 21 | 185 | 76 | 2 | 3 | 0 | 4 | 49 | 2 | 2 | 101 | 11 | .241 | .319 | .436 | .756 |
2011 | 21 | 65 | 58 | 3 | 9 | 2 | 0 | 0 | 11 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 2 | 16 | 0 | .155 | .246 | .190 | .436 | |
MLB:8年 | 271 | 874 | 814 | 86 | 190 | 37 | 1 | 14 | 271 | 89 | 8 | 6 | 2 | 4 | 50 | 5 | 4 | 207 | 13 | .233 | .280 | .333 | .613 | |
NPB:2年 | 139 | 544 | 482 | 56 | 111 | 22 | 0 | 21 | 196 | 81 | 2 | 3 | 0 | 4 | 54 | 2 | 4 | 117 | 11 | .230 | .190 | .407 | .717 |
記録
- NPB
- 初出場・初先発出場:2010年3月20日、対千葉ロッテマリーンズ1回戦(西武ドーム)、5番・指名打者として先発出場
- 初打席:同上、2回裏に成瀬善久から空振り三振
- 初安打・初本塁打・初打点:同上、7回裏に成瀬善久から右越決勝ソロ
- 初盗塁:2010年4月22日、対福岡ソフトバンクホークス6回戦(福岡Yahoo! Japanドーム)、9回表に二盗(投手:神内靖、捕手:髙谷裕亮)
- 日本プロ野球公式戦通算90,000号本塁打:2010年4月4日、対北海道日本ハムファイターズ3回戦(札幌ドーム)、6回表に武田勝から右越ソロ
背番号
- 27 (1998年 - 2002年)
- 8 (2003年 - 2004年)
- 17 (2007年 - 同年途中)
- 18 (2007年途中 - 同年終了)
- 42 (2010年 - 2011年)
脚注
- ^ “新外国人選手獲得のお知らせ”. 埼玉西武ライオンズ (2009年12月28日). 2010年1月2日閲覧。
- ^ 2011/08/07 埼玉西武ライオンズ選手契約について 埼玉西武ライオンズ公式サイト
- ^ 西武・ブラウン、入場曲選びに試行錯誤「今日は違うのにする」 Sports Navi[リンク切れ]
関連項目
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Dee Brown stats MiLB.com
- 個人年度別成績 ブラウン - NPB.jp 日本野球機構