水沢 (川崎市)
水沢 | |
---|---|
北緯35度35分34.82秒 東経139度32分16.87秒 / 北緯35.5930056度 東経139.5380194度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川県 |
市町村 | 川崎市 |
区 | 宮前区 |
支所 | 向丘出張所 |
町名制定 | 1988年(昭和63年)2月29日 |
面積 | |
• 合計 | 0.639561213 km2 |
人口 | |
• 合計 | 2,270人 |
• 密度 | 3,500人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
216-0012[3] |
市外局番 | 044(川崎MA)[4] |
ナンバープレート | 川崎 |
水沢(みずさわ)は、神奈川県川崎市宮前区の町名。現行行政地名は水沢1丁目から水沢3丁目。住居表示実施済区域[5]。面積は0.640km2[1]。
地理
宮前区の西部に位置し、川崎市内の幹線道路である尻手黒川道路が貫通している。川崎市北部や横浜市の一部も供給圏とする[6]川崎市中央卸売市場北部市場が所在するほか、多摩丘陵の森も菅生緑地などに残されており、平瀬川や矢上川も当地に端を発している[7]。
水沢の北部では菅生ケ丘、菅生と、東部では犬蔵と、南部では横浜市青葉区の美しが丘・美しが丘西と、西部では潮見台と接している(特記のない町名は宮前区)。
面積
面積は以下の通りである[1]。
丁目 | 面積(km2) |
---|---|
水沢1丁目 | 0.252 |
水沢2丁目 | 0.210 |
水沢3丁目 | 0.178 |
計 | 0.640 |
歴史
「水沢」の名は地租改正の時に、湧き水が多かったことから命名された[6]。町名として採用されたのは、住居表示が施行された1986年である[8]。当地では東名高速道路の東名川崎インターチェンジから1.5kmという地の利を生かして、物流拠点の「川崎流通センター」を作る計画が浮上したが、市長が伊藤三郎に変わった1971年から、環境保護の観点で地域住民による反対運動があり、その結果流通センターは緑を多く残した北部市場へと計画変更となった[6]。
沿革
- 江戸時代 - 下菅生村の一部に属する。
- 1874年(明治7年) - 大区小区制により、当地は第5大区第6小区に属する。
- 1889年(明治22年) - 町村制施行にあわせ、菅生村など4村が合併して向丘村が成立。当地は向丘村大字菅生の一部となる。
- 1938年(昭和13年) - 向丘村が川崎市に編入。川崎市菅生の一部となる。
- 1972年(昭和47年) - 川崎市が政令指定都市へ移行。高津区菅生の一部となる。
- 1982年(昭和57年) - 高津区から宮前区が分区。当地は宮前区菅生の一部となる。北部市場が開場[8]。
- 1988年(昭和63年) - 住居表示の実施にともない、菅生の一部をもって宮前区水沢一丁目~三丁目が成立。
世帯数と人口
2021年(令和3年)12月31日現在(川崎市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
水沢1丁目 | 21世帯 | 38人 |
水沢2丁目 | 363世帯 | 964人 |
水沢3丁目 | 570世帯 | 1,268人 |
計 | 954世帯 | 2,270人 |
人口の推移
水沢の人口の推移は、以下の表のようになっている。
年 | 基準日 | 水沢1丁目 | 水沢2丁目 | 水沢3丁目 | 合計 | 人口基準 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1988年(昭和63年) | 10月1日 | 26 | 114 | 357 | 497 | 推計人口 | [9] |
1989年(平成元年) | 10月1日 | 28 | 121 | 367 | 516 | 推計人口 | [9] |
1990年(平成2年) | 10月1日 | 22 | 117 | 538 | 677 | 国勢調査 | [9] |
1991年(平成3年) | 10月1日 | 20 | 120 | 593 | 733 | 推計人口 | [9] |
1992年(平成4年) | 10月1日 | 20 | 147 | 624 | 791 | 推計人口 | [9] |
1993年(平成5年) | 10月1日 | 20 | 152 | 640 | 812 | 推計人口 | [10] |
1994年(平成6年) | 10月1日 | 20 | 129 | 679 | 828 | 推計人口 | [10] |
1995年(平成7年) | 10月1日 | 35 | 124 | 631 | 790 | 国勢調査 | [10] |
1996年(平成8年) | 10月1日 | 23 | 145 | 689 | 857 | 登録人口 | [10] |
1997年(平成9年) | 10月1日 | 23 | 143 | 720 | 886 | 登録人口 | [10] |
1998年(平成10年) | 10月1日 | 26 | 164 | 813 | 1003 | 登録人口 | [11] |
1999年(平成11年) | 10月1日 | 28 | 163 | 825 | 1016 | 登録人口 | [12] |
2000年(平成12年) | 10月1日 | 28 | 201 | 877 | 1106 | 登録人口 | [13] |
2001年(平成13年) | 10月1日 | 28 | 224 | 888 | 1140 | 登録人口 | [14] |
2002年(平成14年) | 10月1日 | 29 | 234 | 952 | 1215 | 登録人口 | [15] |
2003年(平成15年) | 10月1日 | 31 | 234 | 938 | 1203 | 登録人口 | [16] |
2004年(平成16年) | 10月1日 | 28 | 240 | 938 | 1206 | 登録人口 | [17] |
2005年(平成17年) | 9月30日 | 26 | 240 | 982 | 1248 | 登録人口 | [18] |
2006年(平成18年) | 9月30日 | 23 | 426 | 1023 | 1472 | 登録人口 | [19] |
2007年(平成19年) | 9月30日 | 21 | 545 | 1088 | 1654 | 登録人口 | [20] |
2008年(平成20年) | 9月30日 | 21 | 602 | 1088 | 1711 | 登録人口 | [21] |
2009年(平成21年) | 9月30日 | 30 | 620 | 1094 | 1744 | 登録人口 | [22] |
2010年(平成22年) | 9月30日 | 30 | 720 | 1099 | 1849 | 登録人口 | [23] |
人口の変遷
国勢調査による人口の推移。
1995年(平成7年) | 790人 | [24] | |
2000年(平成12年) | 1,095人 | [25] | |
2005年(平成17年) | 1,221人 | [26] | |
2010年(平成22年) | 1,912人 | [27] | |
2015年(平成27年) | 2,150人 | [28] | |
2020年(令和2年) | 2,398人 | [29] |
世帯数の変遷
国勢調査による世帯数の推移。
1995年(平成7年) | 289世帯 | [24] | |
2000年(平成12年) | 411世帯 | [25] | |
2005年(平成17年) | 462世帯 | [26] | |
2010年(平成22年) | 661世帯 | [27] | |
2015年(平成27年) | 713世帯 | [28] | |
2020年(令和2年) | 796世帯 | [29] |
学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2022年3月時点)[30][31]。
丁目 | 番・番地等 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
水沢1丁目 | 全域 | 川崎市立稗原小学校 | 川崎市立菅生中学校 |
水沢2丁目 | 全域 | ||
水沢3丁目 | 全域 |
事業所
2016年(平成28年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[32]。
丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
水沢1丁目 | 157事業所 | 1,866人 |
水沢2丁目 | 26事業所 | 420人 |
水沢3丁目 | 39事業所 | 581人 |
計 | 222事業所 | 2,867人 |
交通
バス
路線の詳細については、川崎市バス菅生営業所、川崎市バス鷲ヶ峰営業所、東急バス虹が丘営業所、小田急バス登戸営業所を参照のこと。
当地は鉄道駅から離れているため、溝口駅、宮前平駅、あざみ野駅、登戸駅、向ヶ丘遊園駅、生田駅など、鉄道駅とを結ぶバスが運行されている。
道路
施設
その他
日本郵便
警察
町内の警察の管轄区域は以下の通りである[34]。
丁目 | 番・番地等 | 警察署 | 交番・駐在所 |
---|---|---|---|
水沢1丁目 | 全域 | 宮前警察署 | 蔵敷交番 |
水沢2丁目 | 全域 | ||
水沢3丁目 | 全域 |
関連項目
脚注
- ^ a b c “町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)」の数値)”. 川崎市 (2018年5月22日). 2021年12月12日閲覧。
- ^ a b “令和3年町丁別世帯数・人口 12月末日現在” (XLS). 川崎市 (2022年1月25日). 2022年2月20日閲覧。 “(ファイル元のページ)”
- ^ a b “水沢の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ “区別町名一覧表(宮前区)”. 川崎市 (2022年1月28日). 2022年4月10日閲覧。
- ^ a b c 前川(1997)、P157-159
- ^ 川崎市(2004)、P45
- ^ a b 川崎市(2004)、P42
- ^ a b c d e 川崎市発行「川崎市統計書」平成4年版、P32~34
- ^ a b c d e 川崎市発行「川崎市統計書」平成9年版、P32~33
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成10年10月1日現在)(Excelデータ) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成11年10月1日現在)(Excelデータ) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成12年10月1日現在)(Excelデータ) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成13年10月1日現在)(Excelデータ) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成14年10月1日現在)(Excelデータ) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成15年10月1日現在)(Excelデータ) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成16年10月1日現在)(Excelデータ) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成17年9月末日現在)(Excelデータ) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成18年9月末日現在)(Excelデータ) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成19年9月末日現在)(Excelデータ) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成20年9月末日現在)(Excelデータ) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成21年9月末日現在)(Excelデータ) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成22年9月末日現在)(Excelデータ) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “宮前区の小学校(町丁名順)”. 川崎市 (2022年4月1日). 2022年4月24日閲覧。
- ^ “宮前区の中学校(町丁名順)”. 川崎市 (2020年12月28日). 2022年4月24日閲覧。
- ^ “平成28年経済センサス-活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2021年度版” (PDF). 日本郵便. 2022年2月28日閲覧。
- ^ “地域課”. 宮前警察署. 2022年4月3日閲覧。
参考文献
- 「川崎地名辞典(下)」 日本地名研究所編、川崎市発行、2004年。
- 「たちばな地名探訪」 前川清治、労働教育センター、1997年。ISBN 4-8450-0283-3