鶴岡真弓

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鶴岡 真弓(つるおか まゆみ、1952年9月9日[1] - )は、日本の美術文明史家、ケルト芸術文化研究家。多摩美術大学・芸術人類学研究所所長・芸術学科教授。ケルト芸術文化、ユーロ=アジア世界の装飾デザイン交流史の研究家。茨城県出身[1]

略歴[編集]

早稲田大学大学院修了、ダブリン大学トリニティ・カレッジへ留学。立命館大学文学部教授を経て、2006年より多摩美術大学芸術学科教授。多摩美術大学 芸術人類学研究所所長。

処女作『ケルト/装飾的思考』(筑摩書房)で、日本でのケルト芸術文化理解の火付け役となる。以来、ケルト芸術文化研究やケルト文明の誕生にもかかわる、ユーラシア文明の「装飾・デザイン」交流史を研究。西はアイルランド、イベリア半島から、中東イラン、中央アジアウズベキスタン、東はシベリアまでを調査し、日本へと至る「ユーロ=アジア世界」の諸民族伝統の装飾文様/デザインを調査中。

ドキュメンタリー映画『地球交響曲 第一番』(龍村仁監督)ではアイルランドの歌姫エンヤと共演。

  • 日本ケルト協会 顧問
  • 日本美術史学会、日本ケルト学会

著書[編集]

  • 『ケルト/装飾的思考』(筑摩書房、1989年8月/ちくま学芸文庫、1993年9月) 
  • 『聖パトリック祭の夜 ケルト航海譚とジョイス変幻』(岩波書店、1993年4月)
  • 『ケルト美術への招待』(ちくま新書、1995年6月)
  • 『装飾する魂 日本の文様芸術』(平凡社、1997年、再版2009年)
  • 『装飾の神話学』(河出書房新社、2000年12月)
  • 『「装飾」の美術文明史 ヨーロッパ・ケルト、イスラームから日本へ』(NHK出版、2004年9月、再版2012年)
  • 『黄金と生命 時間と錬金の人類史』(講談社、2007年4月)
  • 『阿修羅のジュエリー』(理論社、2009年3月/イースト・プレス、2011年)
  • 『すぐわかる ヨーロッパの装飾文様』(編著、東京美術、2012年、再版2014年) 

共編著[編集]

  • 『ケルトの風に吹かれて 西欧の基層とやまとの出会い』(辻井喬共著 北沢図書出版 1996.3)
  • 『ケルトの宗教 ドルイディズム』 (中沢新一月川和雄共編著、岩波書店、1997年)
  • 『図説ケルトの歴史-文化・美術・神話をよむ』(松村一男共著、河出書房新社、1999年初版 2013年最新版)
  • 『ケルトと日本』(鎌田東二共編著、角川選書、2000年)

翻訳[編集]

  • 『古ヨーロッパの神々』マリヤ・ギンブタス (言叢社、1989年2月)
  • 『ケルト人』ヴァンセスラス・グルータ (白水社・文庫クセジュ、1991年)
  • 『ミステリアス・ケルト 薄明のヨーロッパ (イメージの博物誌)』 ジョン・シャーキー、平凡社、1992年、新版 2013年
  • 『装飾文字の世界 カリグラフィー入門』パトリシア・セリグマン (三省堂、1996年6月)
  • 『ケルトの賢者「ドルイド」 語りつがれる「知」』スチュワート・ピゴット(講談社、2000年)
  • 『ケルトの神話・伝説』フランク・ディレイニー (創元社、2000年9月)
  • 『ケルズの書』バーナード・ミーハン(創元社、2002年3月)
  • 『ケルトの芸術と文明』ロイド&ジェニファー・ラング(創元社、2008年11月)
  • 『決定版 ケルズの書』バーバード・ミーハン(岩波書店、2015年1月)

監修[編集]

  • ディレイニー『ケルト 生きている神話』(創元社 1993年)
  • エリュエール『ケルト人 蘇るヨーロッパ 幻の民』(創元社 1994年初版・2006年 第14刷)
  • マイヤー『ケルト事典』(創元社 2001年)
  • ベック&シュー『ケルト文明とローマ帝国』(創元社 2004年)
  • バーンズ『地図で読むケルト世界の歴史』(創元社 2013年)

連載(最近のもの)[編集]

  • NHK『トラッド ジャパン』テキスト「美の文明のグレートジャーニー」通年12回
  • 『ミセス』「女神たちの装飾」2013年 通年12回
  • 『挿花』 小原流華道 「時空を超える装飾文様」2013年 通年12回

CD DVD[編集]

  • BBC「幻の民 ケルト」日本語版解説 (ポニーキャニオン、2005年) 
  • 「無印良品」のBGMシリーズとケルト音楽』アイルランド編、ブルターニュ編 解説

テレビ・ラジオ[編集]

  • NHK「人間大学」「装飾美術、奇想のヨーロッパをゆく ---ケルトから日本へ---」 1998年4月-6月
  • NHK「Weekend Japanology」(世界180カ国で英語放送。日本向け2007年)
  • NHK WORLD「News Line」阿修羅展(世界180カ国で英語放送。日本向けはNHKホームページで)
  • NHK ラジオ第2放送「カルチャーラジオ(芸術)」 ケルトの芸術と歴史 2010年9月―12月
  • BSフジ 山口智子 美の巡礼 第1回 『装飾は語る ハンガリー・アール・ヌーヴォーの来た道 2010年4月24日 
  • BSフジ 山口智子 美の巡礼 第2回 『文様が囁くクロアチア 黄金と巨石を運ぶ海の道 2010年10月30日
  • NHK EテレユーミンのSUPER WOMAN」「鶴岡真弓と訪ねる女神」(ユーミンが、日本におけるケルト文化研究の第一人者・鶴岡真弓と行くアイルランドの旅。2012年7月27日、2012年8月3日)
  • NHK ラジオ第2放送「ラジオ深夜便 明日へのことば 渦巻文様に魅せられて40年」2014年4月

セッション[編集]

  • ガリシアのバグパイプ奏者(『ゲド戦記』の音楽)カルロス・ヌーニェスとトークセッション『ケルトの隣人ガリシアからのメッセージ』(多摩美術大学・八王子キャンパス・2007年4月)
  • アイルランド・男女混成合唱「アヌーナ」パフォーマンス&トーク(多摩美術大学・芸術人類学研究所主催 2009年)
  • ユーミン 松任谷由実 ミニシンポジウム&トーク(多摩美術大学・芸術人類学研究所&芸術学科主催 2013年)

イクシビション[編集]

  • 多摩美術大学・美術館 「祈りの生命デザイン」 2015年1月末〜開催 http://www.tamabi.ac.jp/museum/about.htm
  • 「無印良品」イベント・多摩美術大学 芸術人類学研究所 共催「冬至祭〜祈りをむすぶクリスマス」 2012年12月ー2013年2月まで:無印良品有楽町内のアトリエMUJI
    • クリスマスの原点を見つめる第一部「冬至祭むすぶ」から、生命再生の春を寿ぐ第三部までの三部構成

映画[編集]

  • ドキュメンタリー映画『地球交響曲(ガイア・シンフォニー)第一番』(龍村仁監督、アイルランドの歌姫エンヤと共演)ほか

ウェブ美術書[編集]

世界美術大全集西洋編 http://www.weblio.jp/content/%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%BE%8E%E8%A1%93%E5%A4%A7%E5%85%A8%E9%9B%86%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E7%B7%A8

脚注[編集]

  1. ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.330

外部リンク[編集]