鵠沼海岸駅
鵠沼海岸駅 | |
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駅舎(2004年11月27日) | |
くげぬまかいがん Kugenuma-kaigan | |
◄OE 14 本鵠沼 (1.3 km) (1.7 km) 片瀬江ノ島 OE 16► | |
所在地 | 神奈川県藤沢市鵠沼海岸二丁目4-10 |
駅番号 | OE15 |
所属事業者 | 小田急電鉄 |
所属路線 | ■江ノ島線 |
キロ程 | 25.9 km(相模大野起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[小田急 1]17,167人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)4月1日 |
鵠沼海岸駅(くげぬまかいがんえき)は、神奈川県藤沢市鵠沼海岸二丁目にある、小田急電鉄江ノ島線の駅である。駅番号はOE 15。
概要
[edit]夏場は海に向かう観光客利用が多く、特に毎年7月1日 - 8月31日までの期間は、片瀬江ノ島駅近辺が海の家開設のためにサーフィン禁止となるため、サーファー利用が増加する。そのため駅構内には、サーフボード車内持ち込みに関する注意書きが掲示されている。
急行の停車駅ではあったが、2004年(平成16年)12月ダイヤ改正で平日ダイヤでは当駅に停車する急行が減少し[注釈 1]、2018年(平成30年)3月17日ダイヤ改正に伴い、急行停車駅から外された。尚、現在は片瀬江ノ島発着の急行自体早朝の上り1本しか設定が無い。
歴史
[edit]- 1929年(昭和4年)4月1日:開設。「直通」の停車駅となる。なお、各駅停車は新宿 - 稲田登戸(現・向ヶ丘遊園)間のみで運行されていた。
- 1945年(昭和20年)6月;「直通」廃止、各停が全線運行されることとなり、その停車駅となる。
- 1946年(昭和21年)10月1日:準急新設、停車駅となる。
- 1955年(昭和30年)3月25日:通勤急行新設、停車駅となる。
- 1957年(昭和32年):夏季に快速急行(現行の快速急行とは異なり海水浴客輸送用の臨時列車)が運行され、停車駅となる。快速急行は翌年以後も運行されたが、当駅は通過となった。
- 1964年(昭和39年)11月5日 - 急行の停車駅となる(当時は全列車が停車)。
- 1998年(平成10年)8月22日:一部(10両編成)の急行列車が通過となる[1]。
- 2004年(平成16年)12月11日:一部(6両編成)の急行列車が停車となる。
- 2018年(平成30年)3月17日:急行停車駅から除外。
駅名の由来
[edit]隣の「本鵠沼駅」よりも海岸に近い所に駅を新設したので、「鵠沼海岸」と名付けられた。
駅構造
[edit]相対式ホーム2面2線を有する地上駅。上りホーム側に駅舎・改札口が設置されている。ホーム有効長は6両分である。
2004年度(平成16年度)にエレベーターとスロープが設置され、バリアフリー経路が確保された。ただし、前記したように改札口は上りホーム側の1か所のみであり、下りホームを利用する場合はエレベーターに2度乗る必要がある。
トイレは下りホーム(1番線)にのみ設置されている。男子トイレ、女子トイレ、バリアフリートイレが利用可能。
駅員は7:15 - 終電まで配置されている。駅員勤務時間以外の早朝時間は、インターホンで問い合わせる必要がある[2]。
2012年度(平成24年度)設備投資計画において行先案内表示器新設が盛り込まれた[3]。
のりば
[edit]ホーム | 路線 | 方向 | 行先[4] |
---|---|---|---|
1 | 江ノ島線 | 下り | 片瀬江ノ島方面 |
2 | 上り | 相模大野・新宿・ 千代田線方面 |
利用状況
[edit]2022年度(令和4年度)の1日平均乗降人員は17,167人である[小田急 1]。小田急線全70駅中54位。2019年度(令和元年度)に終着駅である片瀬江ノ島駅を上回った。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[* 2] |
1日平均 乗車人員[* 3] |
出典 |
---|---|---|---|
1995年(平成 | 7年)10,202 | [神奈川県統計 1] | |
1998年(平成10年) | 9,989 | [神奈川県統計 2] | |
1999年(平成11年) | [小田急 2]19,084 | 9,686 | [神奈川県統計 3] |
2000年(平成12年) | [小田急 3]18,703 | 9,498 | [神奈川県統計 3] |
2001年(平成13年) | [小田急 4]18,625 | 9,486 | [神奈川県統計 4] |
2002年(平成14年) | [小田急 5]18,199 | 9,220 | [神奈川県統計 5] |
2003年(平成15年) | [小田急 6]18,292 | 9,320 | [神奈川県統計 6] |
2004年(平成16年) | [小田急 7]18,886 | 9,419 | [神奈川県統計 7] |
2005年(平成17年) | [小田急 8]19,184 | 9,550 | [神奈川県統計 8] |
2006年(平成18年) | [小田急 9]19,586 | 9,745 | [神奈川県統計 9] |
2007年(平成19年) | [小田急 10]19,843 | 9,873 | [神奈川県統計 10] |
2008年(平成20年) | [小田急 11]19,950 | 9,940 | [神奈川県統計 11] |
2009年(平成21年) | [小田急 12]19,873 | 9,916 | [神奈川県統計 12] |
2010年(平成22年) | [小田急 13]19,765 | 9,859 | [神奈川県統計 13] |
2011年(平成23年) | [小田急 14]19,110 | 9,536 | [神奈川県統計 14] |
2012年(平成24年) | [小田急 15]19,177 | 9,576 | [神奈川県統計 15] |
2013年(平成25年) | [小田急 16]19,650 | 9,826 | [神奈川県統計 16] |
2014年(平成26年) | [小田急 17]19,303 | 9,656 | [神奈川県統計 17] |
2015年(平成27年) | [小田急 18]19,696 | 9,867 | [神奈川県統計 18] |
2016年(平成28年) | [小田急 19]20,001 | 10,031 | [神奈川県統計 19] |
2017年(平成29年) | [小田急 20]20,079 | 10,064 | [神奈川県統計 20] |
2018年(平成30年) | [小田急 21]20,073 | 10,072 | [神奈川県統計 21] |
2019年(令和元年) | [小田急 22]19,859 | 9,965 | [神奈川県統計 22] |
2020年(令和 | 2年)[小田急 23]14,807 | 7,431 | [神奈川県統計 23] |
2021年(令和 | 3年)[小田急 24]16,082 | 8,078 | [神奈川県統計 24] |
2022年(令和 | 4年)[小田急 1]17,167 |
駅周辺
[edit]周辺は静かな住宅地である。駅名の通り湘南海岸に近いが、駅から海岸を望むことはできない。江ノ島線の駅としては珍しく駅前広場がない。[注釈 2]
- 鵠沼海岸
- 県立湘南海岸公園
- 藤沢市鵠沼公民館・鵠沼市民センター
- 鵠沼海岸郵便局
- 鵠沼運動公園(八部公園)
- 鵠沼海浜公園:スケートパークが所在(旧・鵠沼プールガーデン)。
- 湘南学園中学校・高等学校
- 藤沢市立鵠南小学校
バス路線
[edit]徒歩5分程の場所に設置されている「高根」が最寄バス停。江ノ電バスにより運行される。
隣の駅
[edit]脚注
[edit]注釈
[edit]- ^ 本駅ホーム長問題に加え、藤沢・片瀬江ノ島両駅の構造上、藤沢 - 片瀬江ノ島間は10両編成列車を頻繁に走らせることが困難なため、2003年(平成15年)3月ダイヤ改正で江ノ島線急行の大半が10両編成の「湘南急行」(後の快速急行)に置き換わった際、藤沢折返しとされたため、この区間を走る急行が1時間に1往復程度(江ノ島線内のみで6両編成)まで減少、さらに2004年(平成16年)12月ダイヤ改正で平日の線内急行が新宿まで延長され10両化された際に殆どが藤沢折返しとされて、さらに激減した。その上、2008年(平成20年)3月15日に原則として新宿発着便は全て10両編成で運行となったため、新宿発着列車停車は消滅した。
- ^ 藤沢市では駅の北西部周囲を駅前広場とし、南西へ向かう道路整備(都市道路計画3・6・4 鵠沼海岸駅前通り線)を計画している。道路整備プログラム (PDF) - 藤沢市、[http://都市計画情報 都市計画情報 - 藤沢市地図情報公開システム
出典
[edit]- ^ “全線で急行10両化 小田急電鉄 設備改良工事で 22日から”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1998年8月10日)
- ^ 各駅のご案内 鵠沼海岸駅 - 小田急電鉄
- ^ 2012年度の鉄道事業設備投資計画 (2)駅施設改良、サービスの向上 2.行先表示装置の新設 (PDF) - 小田急電鉄(2012年4月27日閲覧)
- ^ “鵠沼海岸駅のご案内 駅立体図”. 小田急電鉄. 2023年6月4日閲覧。
- 小田急電鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c “鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか”. 小田急電鉄. 2023年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月6日閲覧。
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2001年1月27日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2002年4月2日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2002年10月8日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2003年6月22日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2004年6月23日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2005年11月28日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2006年6月15日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2007年6月23日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2008年9月17日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2009年9月20日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2010年7月19日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2011年11月26日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2012年9月8日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2013年10月19日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2014年10月6日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2015年10月28日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2016年9月2日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2017年10月13日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2019年5月15日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2020年4月8日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2020年8月18日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2021年12月15日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2022年8月1日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
- 小田急電鉄の統計データ
- 神奈川県県勢要覧
- ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 - 22ページ
- ^ 平成12年 - 223ページ
- ^ a b 平成13年 (PDF) - 225ページ
- ^ 平成14年 (PDF) - 223ページ
- ^ 平成15年 (PDF) - 223ページ
- ^ 平成16年 (PDF) - 223ページ
- ^ 平成17年 (PDF) - 225ページ
- ^ 平成18年 (PDF) - 225ページ
- ^ 平成19年 (PDF) - 227ページ
- ^ 平成20年 (PDF) - 231ページ
- ^ 平成21年 (PDF) - 241ページ
- ^ 平成22年 (PDF) - 239ページ
- ^ 平成23年 (PDF) - 239ページ
- ^ 平成24年 (PDF) - 235ページ
- ^ 平成25年 (PDF) - 237ページ
- ^ 平成26年 (PDF) - 239ページ
- ^ 平成27年 (PDF) - 239ページ
- ^ 平成28年 (PDF) - 247ページ
- ^ 平成29年 (PDF) - 239ページ
- ^ 平成30年 (PDF) - 223ページ
- ^ 令和元年 (PDF) - 223ページ
- ^ 令和2年 (PDF) - 223ページ
- ^ 令和3年 (PDF) - 215ページ
- ^ 令和4年 (PDF) - 219ページ