長岡弘樹
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誕生 |
1969年![]() |
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職業 | 小説家、推理作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 |
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教育 | 学士 |
最終学歴 | 筑波大学第一学群社会学類卒業 |
活動期間 | 2005年 - |
ジャンル | 推理小説、警察小説 |
代表作 | 『教場』(2013年) |
主な受賞歴 |
小説推理新人賞(2003年) 日本推理作家協会賞(2008年) |
デビュー作 | 「真夏の車輪」(2003年) |
長岡 弘樹(ながおか ひろき、1969年 -)は、日本の小説家、推理作家。山形県山形市出身[1]、在住[1][2]。筑波大学第一学群社会学類卒業[1][3]。
経歴[編集]
団体職員を経て、2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞[1][3]。2005年『陽だまりの偽り』で単行本デビューする。2011年に発売された『傍聞き』の双葉文庫版が、本の雑誌社が刊行する『おすすめ文庫王国2012』の国内ミステリー部門で第1位に選ばれると、ロングセラーとなり39万部を超えるヒットとなる[4]。2013年に刊行した『教場』は警察学校を舞台にした新しいタイプの警察小説で[5]、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」で第2位、第11回本屋大賞で6位に選ばれた。
文学賞受賞・候補歴[編集]
太字が受賞したもの
- 2003年 - 「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞受賞
- 2008年 - 「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞[6]。
- 2014年 - 『教場』で第14回本格ミステリ大賞(小説部門)候補。
- 2014年 - 『波形の声』で第17回大藪春彦賞候補。
作品リスト[編集]
単著[編集]
教場シリーズ[編集]
「教場」を参照
- 教場(2013年6月 小学館 / 2015年12月 小学館文庫)
- 教場2(2016年2月 小学館 / 2017年12月 小学館文庫)
- 教場0 刑事指導官・風間公親(2017年9月 小学館 / 2019年11月 小学館文庫)
- 収録作品:仮面の軌跡 / 三枚の画廊の絵 / ブロンズの墓穴 / 第四の終章 / 指輪のレクイエム / 毒のある骸
- 風間教場(2019年12月 小学館 / 2020年12月 小学館文庫)
その他の作品[編集]
- 陽だまりの偽り(2005年7月 双葉社 / 2008年8月 双葉文庫)
- 収録作品:陽だまりの偽り / 淡い青のなかに / プレイヤー / 写心 / 重い扉が
- 傍聞き(2008年10月 双葉社 / 2011年9月 双葉文庫)
- 収録作品:迷走 / 傍聞き / 899 / 迷い箱
- 線の波紋(2010年9月 小学館 / 2012年11月 小学館文庫)
- 波形の声(2014年2月 徳間書店 / 2017年2月 徳間文庫)
- 収録作品:波形の声 / 宿敵 / わけありの街 / 暗闇の蚊 / 黒白の暦 / 準備室 / ハガニアの霧
- 群青のタンデム(2014年9月 角川春樹事務所 / 2016年7月 ハルキ文庫)
- 赤い刻印(2016年5月 双葉社 / 2019年3月 双葉文庫) - 表題作は『傍聞き』表題作に登場した刑事・羽角啓子が主人公
- 収録作品:赤い刻印 / 秘薬 / サンクスレター / 手に手を
- 白衣の嘘(2016年9月 KADOKAWA / 2019年1月 角川文庫)
- 収録作品:最後の良薬 / 涙の成分比 / 小医は病を医し / ステップ・バイ・ステップ / 彼岸の坂道
- 時が見下ろす町(2016年12月 祥伝社 / 2019年10月 祥伝社文庫)
- 収録作品:白い修道士 / 暗い融合 / 歪んだ走姿 / 苦い確率 / 撫子の予言 / 翳った指先 / 刃の行方 / 交点の香り
- 血縁 (2017年3月 集英社 / 2019年9月 集英社文庫)
- 収録作品:文字盤 / 苦いカクテル / オンブタイ / 血縁 / ラストストロー / 32-2 / 黄色い風船 / 小さな約束
- にらみ(2018年3月 光文社 / 2021年1月 光文社文庫)
- 収録作品:餞別 / 遺品の迷い / 実況中継 / 白秋の道標 / 雑草 / にらみ / 百万に一つの崖
- 道具箱はささやく(2018年6月 祥伝社)
- 収録作品:声探偵 / リバーシブルな秋休み / 苦い厨房 / 風水の紅 / ヴィリプラカの微笑 / 仮面の視線 / 戦争ごっこ / 曇った観覧車 / 不義の旋律 / 意中の交差点 / 色褪せたムンテラ / 遠くて近い森 / 虚飾の闇 / レコーディング・ダイエット / 父の川 / ある冬のジョーク / 嫉妬のストラテジー / 狩人の日曜日
- 救済 SAVE(2018年11月 講談社)
- 収録作品:三色の貌 / 最期の晩餐 / ガラスの向こう側 / 空目虫 / 焦げた食パン / 夏の終わりの時間割
- 119(2019年6月 文藝春秋)
- 収録作品:石を拾う女 / 白雲の敗北 / 反省室 / 灰色の手土産 / 山羊の童話 / 命の数字 / 救済の枷 / フェイス・コントロール / 逆縁の午後
- 緋色の残響(2020年3月 双葉社) - 羽角啓子の連作短編集
- 収録作品:黒い遺品 / 翳った水槽 / 緋色の残響 / 暗い聖域 / 無色のサファイア
- つながりません スクリプター事件File(2020年6月 角川春樹事務所)
- 幕間のモノローグ(2021年2月 PHP研究所)
アンソロジー[編集]
「」内が長岡弘樹の作品
- ショートショートの広場5(1994年3月 講談社文庫)「言えよ」
- ザ・ベストミステリーズ 2008 推理小説年鑑(2008年7月 講談社)「傍聞き」
- 【分冊・改題】Doubt きりのない疑惑 ミステリー傑作選(2011年11月 講談社文庫)
- ザ・ベストミステリーズ 2010 推理小説年鑑(2010年7月 講談社)「波形の声」
- 【分冊・改題】BORDER 善と悪の境界 ミステリー傑作選(2013年11月 講談社文庫)
- 現場に臨め(2010年10月 光文社カッパ・ノベルス / 2014年4月 光文社文庫)「文字板」
- ベスト本格ミステリ2012(2012年6月 講談社ノベルス)「オンブタイ」
- 【改題】探偵の殺される夜 本格短編ベスト・セレクション(2016年1月 講談社文庫)
- ザ・ベストミステリーズ 2012 推理小説年鑑(2012年7月 講談社)「オンブタイ」
- 【分冊・改題】Junction 運命の分岐点 ミステリー傑作選(2015年4月 講談社文庫)
- 奇想博物館(2013年12月 光文社 / 2017年5月 光文社文庫)「親子ごっこ」
- ベスト本格ミステリ2015(2015年6月 講談社ノベルス)「最後の良薬」
- ベスト本格ミステリ2016(2016年6月 講談社ノベルス)「にらみ」
- 短篇ベストコレクション 現代の小説2016(2016年6月 徳間文庫)「涙の成分比」
- 殺意の隘路(2016年12月 光文社 / 2020年5月 光文社文庫【下】)「夏の終わりの時間割」
- 猫ミス!(2017年10月 中公文庫)「四月のジンクス」
- 自薦 THE どんでん返し3(2019年1月 双葉文庫)「ハガニアの霧」
- 短篇ベストコレクション 現代の小説2019(2019年6月 徳間文庫)「傷跡の行方」
- ザ・ベストミステリーズ 2019 推理小説年鑑(2019年6月 講談社)「緋色の残響」
- 本格王2019(2019年7月 講談社文庫)「逆縁の午後」
- 喧騒の夜想曲(2019年12月 光文社)「巨鳥の声」
- 超短編! 大どんでん返し(2021年2月 小学館文庫)「最後の指導 『教場0 刑事指導官・風間公親』外伝」
- 刑事という生き方 警察小説アンソロジー(2021年3月 朝日文庫)「文字盤」
未単行本化作品[編集]
雑誌掲載短編[編集]
- 真夏の車輪(双葉社『小説推理』2003年8月号)
- Xデー(角川書店『野性時代』2010年10月号)
- 親子ごっこ(文藝春秋『オール讀物』2010年12月号)
- 痩せたい刑事(祥伝社『小説NON』2012年11月号)
- 黒い土 白い旗(実業之日本社『月刊ジェイ・ノベル』2013年3月号)
- 正しい誤配(角川書店『小説 野性時代』2013年5月号)
- 晴天の稲妻(KADOKAWA『小説 野性時代』2014年12月号)
- 暗いヤード(双葉社『小説推理』2017年9月号)
- 傷跡の行方(双葉社『小説推理』2018年3月号)
- 暗夜の岐路(新潮社『小説新潮』2018年9月号)
- 蜂蜜の背信(新潮社『小説新潮』2019年2月号)
- 長い指(新潮社『小説新潮』2019年9月号)
- 雨上がりの調書(祥伝社『小説NON』2019年10月号、11月号)
- 造花の賭け(祥伝社『小説NON』2019年12月号、2020年1月号)
- 冥土の絵馬(祥伝社『小説NON』2020年2月号、3月号)
- 藁の契り(祥伝社『小説NON』2020年6月号、7月号)
- 黒のハンコタンナ(祥伝社『小説NON』2020年7月号、8月号)
- 冷たい光芒(祥伝社『小説NON』2020年9月号、10月号)
連載[編集]
- 泳ぐカメレオン(幻冬舎『PONTOON』2011年8月号 - 、連載中)
- 告発(小学館『STORY BOX』2012年9月号 - 2014年4月号、連載終了)
- 影絵のミザンセヌ(PHP研究所『文蔵』2015年10月号 - 2019年1・2月号、連載終了)
- 死人の家(KADOKAWA『小説 野性時代』2020年2月号 - 10月号、連載終了)
- 私立暁星館大学教官室(講談社『メフィスト』2019 VOL.3 - 、連載中)
メディア・ミックス[編集]
テレビドラマ[編集]
- マザー・強行犯係の女〜傍聞き〜(2016年4月20日、テレビ東京系「水曜ミステリー9」枠、主演:南果歩、原作:傍聞き)
- 教場(2020年1月4日・5日、全2話、フジテレビ系、主演:木村拓哉、原作:教場 / 教場2)
- 赤い刻印〜ショカツ刑事・羽角啓子(2020年3月23日、TBS ※関東ローカル、主演:賀来千香子、原作:赤い刻印『赤い刻印』所収)