教場

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教場
著者 長岡弘樹
発行日 2013年6月19日
発行元 小学館
ジャンル ミステリ・学園小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判上製本
ページ数 296
次作 教場2
公式サイト www.shogakukan.co.jp
コード ISBN 978-4-09-386355-1
ISBN 978-4-09-406240-3文庫判
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教場2
著者 長岡弘樹
発行日 2016年2月23日
発行元 小学館
ジャンル 連作短編集
警察小説
ミステリ小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六版
ページ数 256
前作 教場
次作 風間教場
公式サイト www.shogakukan.co.jp
コード ISBN 978-4-09-386435-0
ISBN 978-4-09-406479-7文庫判
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教場0
刑事指導官 風間公親
著者 長岡弘樹
発行日 2017年9月26日
発行元 小学館
ジャンル 連作短編集
警察小説
ミステリ小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六版
ページ数 256
公式サイト www.shogakukan.co.jp
コード ISBN 978-4-09-386478-7
ISBN 978-4-09-406710-1文庫判
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風間教場
著者 長岡弘樹
発行日 2019年12月18日
発行元 小学館
ジャンル 長編小説
警察小説
ミステリ小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六版
ページ数 256
前作 教場2
公式サイト www.shogakukan.co.jp
コード ISBN 978-4-09-386563-0
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教場』(きょうじょう)は、長岡弘樹による警察学校を舞台とした日本警察小説シリーズ。既刊は連作短編集2巻およびスピンオフ1巻。

STORY BOX』(小学館)にてvol.1(2009年9月)、vol.4、vol.5、vol.8、vol.11、vol.14、vol.17、vol.18(2011年2月)に掲載された『初任』を改稿・改題した作品。「教場」とは、警察学校における「クラス」のこと。

『STORY BOX』2014年6月号より、風間公親を主人公としたスピンオフ作品「刑事指導官・風間公親」の連載が開始された[1]。『教場3』に相当するシリーズ初の長編「風間教場」が『STORY BOX』2018年8月号から[2]2019年11月号に掲載、2019年12月18日に小学館から刊行予定。

『教場』『教場2』を原作としてフジテレビにてテレビドラマ化され、2020年新春に放送予定[3][4]

作品の評価[編集]

週刊文春ミステリーベスト10 2013年』にて第1位に、『このミステリーがすごい! 2014年版』にて第2位にランクインした。小学館の公式サイトでは推理小説として分類しているが、警察「学校」が舞台ということから学園小説として評価する者もいる[5]

「警察学校は、優秀な警察官を育てるための機関ではなく、適性のない人間をふるい落とす場である」。過酷な警察学校を舞台に生徒たちの成長を描く物語であると同時に、観察力に長けた教官が極限状態で生徒たちが抱いた邪(よこしま)な思惑を暴いていくミステリ、見込みのある者をより成長させていく教師の物語としても評価が高い[6][7]。『マークスの山』で警察官同士の足の引っ張り合いを描いた高村薫、『陰の季節』で警務課の人間を主人公にした横山秀夫、『隠蔽捜査』でキャリアの視点から警察組織を描いた今野敏など、多くの作家によって発展してきた警察小説に新たなジャンルを開拓した作品としても評価されている[8]

シリーズ収録作品[編集]

  1. 教場
    1. 職質
    2. 牢問
    3. 蟻穴
    4. 調達
    5. 異物
    6. 背水
  2. 教場2
    1. 創傷(そうしょう)
    2. 心眼
    3. 罰則
    4. 敬慕
    5. 机上
    6. 奉職
  3. 風間教場

スピンオフ作品[編集]

  1. 教場0 刑事指導官・風間公親
    1. 仮面の軌跡
    2. 三枚の画廊の絵
    3. ブロンズの墓穴
    4. 第四の終章
    5. 指輪のレクイエム
    6. 毒のある骸

あらすじ[編集]

登場人物[編集]

風間教場[編集]

初任科第98期短期課程〈風間教場〉の学生は入学時41名(その内、女子は6名)、物語開始時の5月下旬時点で37名になっている。

風間 公親(かざま きみちか)
病気で休職した植松に代わり、担当教官になる。50代、白髪、焦点の定まらない目をしている。道場の裏手にある花壇で百日草をマメに世話している。
物腰が柔らかく、学生を恫喝するようなことはしない。観察力に優れ、学生の動向を良く見ている。
須賀(すが)
〈風間教場〉副担任。体重120kg。武道(柔道剣道)専任教官。柔道6段。些細なことで学生に手を上げる鬼教官。
宮坂 定(みやさか さだむ)
四班。免許を取ったばかりの頃、人通りの少ない場所で事故を起こし、助からないかもしれないと思っていたところを、地元の駐在所警官に助けられ、警察官を目指すようになった。親に猛反対され、一度は小学校の教職に就いた。
平田 和道(ひらた かずみち)
三班。転職組で、以前は外食チェーンを経て、ビルの管理会社のデスクワークをしていたが、いずれも辛くて辞めている。父親は宮坂を助けた、駐在所の警察官。
都築 耀太(つづき ようた)
三班。ポーカーフェイスで感情をあまり見せない。成績優秀で、何事もそつなくこなす。配属希望は防犯。
楠本 しのぶ(くすもと しのぶ)
三班 班長。26歳。女子の中で最も小柄な体格。元インテリアコーディネーター。似顔絵クラブ所属。保健委員。2年前に婚約者の和馬を亡くしている。取り調べ技術が高いと評される。
岸川 沙織(きしかわ さおり)
しのぶと最も親しい。女子の中で最も大柄な体格。24歳。似顔絵クラブ所属。
鳥羽 暢照(とば のぶてる)
幼い頃から白バイ隊員に憧れており、人や物の移動速度を言い当てる能力を身に付けた。書道クラブ所属。
稲辺 隆(いなべ たかし)
童顔。剣道2段。隙間から部屋に入り込んでくるアリが共通点で鳥羽と親しくなった。
由良 求久(ゆら もとひさ)
自動車狂。希望部署は自動車警ら隊。陶芸クラブ所属。協調性がなく、教場の鼻つまみ者で、皆から無視されている。スズメバチに刺されたことがあり、アナフィラキシーショックを過度に恐れている。
日下部 准(くさかべ じゅん)
32歳。2年前にC級ボクサーライセンスを返上した元プロボクサー。級長を務める。同い年の妻と3歳の娘がいる。学科の成績が芳しくない。
樫村 巧実(かしむら たくみ)
必要としている様々なもの(制服のボタンなどの備品)を物々交換してくれるため、陰で調達屋と呼ばれる。
安岡 学(やすおか まなぶ)
ふっくらとした頬が特徴的。追跡(トラッキング)が得意。身長161cm、体重49kgで、採用試験の体格制限をぎりぎりでクリアしている。

その他[編集]

教官
植松(うえまつ)
肺炎で入院し、休職する。些細なことですぐに怒鳴る鬼教官。
服部(はっとり)
女性。指示棒で黒板や学生の手を叩く。口調は丁寧だが性格は陰険。
四方田(よもた)
校長。逆三角形の顔をした小柄な男。
その他
貞方(さだかた)
警部補。県警特別救助班 P-REX隊員。
尾崎(おざき)
寮兄。巡査部長。36歳。樫村とは同じ大学の先輩後輩。
神林(かんばやし)
警部補。運転技術講習会の講師として県警本部交通機動隊からやってくる。

書誌情報 [編集]

テレビドラマ[編集]

フジテレビ開局60周年特別企画
教場
ジャンル テレビドラマ
原作 長岡弘樹
脚本 君塚良一
演出 中江功
出演者 木村拓哉
工藤阿須加
川口春奈
林遣都
葵わかな
井之脇海
西畑大吾
富田望生
味方良介
村井良大
佐藤仁美
和田正人
石田明
高橋ひとみ
筧利夫
光石研
三浦翔平
大島優子
小日向文世
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
製作
プロデュース 中江功
西坂瑞城
高石明彦
制作 The icon(制作協力)
製作 フジテレビ
放送
放送局 フジテレビ系
映像形式 文字多重放送
音声形式 ステレオ放送
放送国・地域 日本の旗 日本
放送期間 2020年1月4日 - 1月5日
放送時間 土曜 21:00 - 23:10
日曜 21:00 - 23:24
放送枠 土曜プレミアム(第一夜)
放送分 【第一夜】130分
【第二夜】144分
回数 2
公式ウェブサイト
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フジテレビ開局60周年特別企画」として、同局系にて2020年1月4日1月5日の2夜連続で放送予定[4][9]。脚本は君塚良一、主演は木村拓哉[3]神奈川県が舞台になっている。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ STORY BOX 6月号”. 2014年5月28日閲覧。
  2. ^ STORY BOX 8月号”. 小学館. 2014年5月28日閲覧。
  3. ^ a b ほんのひきだし編集部 (2019年6月3日). “長岡弘樹『教場』が木村拓哉主演でドラマ化 脚本は「踊る大捜査線」の君塚良一”. ほんのひきだし. 日本出版販売. 2019年7月8日閲覧。
  4. ^ a b “キムタク、冷徹な警察学校教官に!「踊る」脚本の君塚氏と初タッグ”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2019年6月3日). https://www.sanspo.com/geino/news/20190603/joh19060304000001-n1.html 2019年6月3日閲覧。 
  5. ^ 小学館の書籍紹介ページ”. 2014年7月27日閲覧。
  6. ^ 幾野克哉(小学館・出版局) (2013年7月6日). “【書評】『教場』長岡弘樹著”. MSN産経ニュース. 2013年12月8日閲覧。
  7. ^ 瀧井朝世 (2013年9月1日). “教場 [著]長岡弘樹”. BOOK asahi.com. 2013年12月8日閲覧。
  8. ^ 杉江松恋 (2013年6月27日). “過酷な警察学校が舞台の『教場』”. WEB本の雑誌. 2013年12月8日閲覧。
  9. ^ “木村拓哉、カリスマ教官役で初の白髪を披露 SPドラマ『教場』来年1・4から二夜連続放送”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年10月30日). https://www.oricon.co.jp/news/2147567/full/ 2019年10月30日閲覧。 
  10. ^ a b c “木村拓哉の教え子に工藤阿須加、川口春奈、林遣都、「教場」生徒役8人が発表”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2019年6月19日). https://natalie.mu/eiga/news/336191 2019年6月19日閲覧。 
  11. ^ “「教場」西畑大吾が先輩・木村拓哉と初共演、「マジか」「背中を見ながら日々勉強」”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2019年7月2日). https://natalie.mu/eiga/news/337958 2019年6月2日閲覧。 
  12. ^ a b c “教場:木村拓哉主演のSPドラマに小日向文世、佐藤仁美、ノンスタ・石田ら”. まんたんウェブ (MANTAN). (2019年9月16日). https://mantan-web.jp/article/20190915dog00m200046000c.html 2019年9月16日閲覧。 
  13. ^ a b “三浦翔平、初の父親役に挑戦 大島優子と共に木村拓哉主演『教場』キャスト起用”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年6月27日). https://www.oricon.co.jp/news/2138602/full/ 2019年6月27日閲覧。 

外部リンク[編集]