修大附属鈴峯前駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鈴峯女子大前駅から転送)
移動先: 案内検索
修大附属鈴峯前駅
ホーム。左側が広電宮島口方面
ホーム。左側が広電宮島口方面
しゅうだいふぞくすずがみねまえ
Shudaifuzoku-suzugamine-mae
M26 井口 (1.2km)
(0.6km) 広電五日市 M28
所在地 広島市西区井口四丁目1-1[1]
駅番号 M27
所属事業者 広島電鉄
所属路線 宮島線
キロ程 6.0km(広電西広島起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
2,085人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1941年(昭和16年)7月4日
備考 1日当たりの乗車人員は、年間乗車人員を日数で除することで算出した参考値
テンプレートを表示
広島修道大学附属鈴峯女子中学・高校、鈴峯女子短大

修大附属鈴峯前駅(しゅうだいふぞくすずがみねまええき)は、広島県広島市西区井口四丁目にある広島電鉄宮島線

歴史[編集]

鈴峯女子大前駅時代の駅名標

当駅は1941年(昭和16年)7月、実践女学校前駅(じっせんじょがっこうまええき)として新規に開業した駅である[2][3]。駅名になっている実践女学校、すなわち広島商業実践女学校は同年4月、広島電鉄の前身である広島瓦斯電軌が法人を設置することにより開校した女子教育機関である[4][5]。広島瓦斯電軌は1939年(昭和14年)に創立30周年を迎えており、女学校の設立とそのための法人の設置は創立30周年記念事業の一環であった[4][6]。当駅はその後、学校の歴史とともにその名前をしばしば改めている。

1943年(昭和18年)に広島実践高等女学校となった同校は1947年(昭和22年)に鈴峯女子専門学校を併設、また学制改革により新制の鈴峯女子中学校を併設した[7]。このころ駅名は鈴峯女専前駅(すずがみねじょせんまええき)へと改称される[3]。次いで1948年(昭和23年)には新制の鈴峯女子高等学校が設置され、1950年(昭和25年)に鈴峯女子専門学校が鈴峯女子短期大学となると[7]、駅名もこのころ鈴峯女子大前駅(すずがみねじょしだいまええき)へと改められた[3]。校名および駅名にある「鈴峯」は鈴ヶ峰に由来し[5]、法人の名称も1951年(昭和26年)には鈴峯学園へと変更されている[8]

その鈴峯学園は2015年(平成27年)、広島修道大学などを運営する修道学園と法人合併した[8]。短大は学生の募集を停止し、中学校・高等学校は広島修道大学附属鈴峯女子中学校・高等学校へ校名が変更された[9]。これを受けて駅名は修大附属鈴峯前駅へと改称されている[9][10]

駅構造[編集]

当駅はホームが地面に接する地上駅という形態をとる[6]。ホームは2面あり、2本の線路を挟み込むように向かい合って配された相対式ホームである[6][11]。線路の南側に広電宮島口駅方面へ向かう下りホーム、北側に広電西広島駅方面へ向かう上りホームがある[6]。上下どちらのホームにもスロープと手すりが備え付けられ、バリアフリーに対応している[12]

駅の広電西広島方には西日本旅客鉄道(JR西日本)と共同の踏切(鈴ケ峰踏切/鈴峯踏切)がある[12][13]。この踏切は「開かずの踏切」であり歩行者の交通量も多く、緊急の対策が必要な踏切として国土交通省によってリストアップされている[13]。広島電鉄も2008年(平成20年)9月に拡幅工事を行うなど改良を施しているが[12]、その後も死亡事故を含む人身事故が発生しており、安全啓発活動が行われている[13]

利用状況[編集]

『広島市統計書』によると、2015年度の年間乗車人員の総数は推計で763千人であった[14]。参考として、日数で除して1日当たりの平均乗車人員を算出すると2,085人となる。

修大附属鈴峯前駅の乗車人員は以下の表のように推移している。

年間乗車人員の推移
年度 乗車人員(推計) 出典
定期 定期以外 総数
1998年度 459 千人 615 千人 1074 千人 [15]
1999年度 399 千人 534 千人 933 千人 [15]
2000年度 372 千人 511 千人 883 千人 [15]
2001年度 341 千人 476 千人 817 千人 [16]
2002年度 288 千人 491 千人 779 千人 [17]
2003年度 279 千人 483 千人 758 千人 [18]
2004年度 272 千人 418 千人 690 千人 [19]
2005年度 286 千人 469 千人 755 千人 [20]
2006年度 289 千人 465 千人 754 千人 [21]
2007年度 289 千人 468 千人 757 千人 [22]
2008年度 278 千人 459 千人 737 千人 [23]
2009年度 265 千人 431 千人 696 千人 [24]
2010年度 274 千人 469 千人 743 千人 [25]
2011年度 265 千人 492 千人 757 千人 [26]
2012年度 270 千人 477 千人 747 千人 [27]
2013年度 280 千人 472 千人 752 千人 [28]
2014年度 300 千人 459 千人 759 千人 [29]
2015年度 300 千人 463 千人 763 千人 [14]

駅周辺[編集]

八幡川を渡る宮島線電車

駅前後は西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線との並走区間。駅西方で八幡川を渡る[6][11]。対岸は佐伯区井口地区の西端に位置し、北側は丘陵部に住宅地が広がる。南側には新興住宅地と、その先は数々の企業が集まる商工センターの西地区となる。

広島修道大学附属鈴峯女子中学校・高等学校鈴峯女子短期大学は北へ徒歩5分の距離[6]#歴史節にもあるように、同校をかつて運営していた鈴峯学園は広島電鉄の前身である広島瓦斯電軌によって設立された法人である[4][8]。同学園は永らく学園理事・評議員の多くを広島電鉄および広島ガス関係者で占めるなど広電と関係が深かった[4]

隣の駅[編集]

広島電鉄
宮島線
井口駅 (M26) - 修大附属鈴峯前駅 (M27) - 広電五日市駅 (M28)

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 路線・電停ガイド - 宮島線”. 広島電鉄. 2015年8月11日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年2月11日閲覧。
  2. ^ a b c d 『広電が走る街 今昔』150-157頁
  3. ^ a b c 今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳』11 中国四国、新潮社2009年、39頁。ISBN 978-4-10-790029-6
  4. ^ a b c d 『広電が走る街 今昔』124頁
  5. ^ a b 『広島電鉄開業100年・創立70年史』 広島電鉄、2012年、57頁。
  6. ^ a b c d e f 川島令三 『山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線』第7巻 広島エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2012年、14・87頁。ISBN 978-4-06-295157-9
  7. ^ a b 『広島県大百科事典』上巻、中国新聞社1982年、747-748頁。
  8. ^ a b c 本学の沿革”. 鈴峯女子短期大学. 2016年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月11日閲覧。
  9. ^ a b 草町義和 (2015年2月19日). “広電宮島線の鈴峯女子大前駅、校名変更で改称”. Response. (イード). http://response.jp/article/2015/02/19/244651.html 2017年2月11日閲覧。 
  10. ^ a b 宮島線「鈴峯女子大前」駅の名称変更について”. 広島電鉄. 2015年4月2日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年2月11日閲覧。
  11. ^ a b 川島令三 『全国鉄道事情大研究』中国篇 2、草思社2009年、118頁。ISBN 978-4-7942-1711-0
  12. ^ a b c 第100期中間報告書 (PDF)”. 広島電鉄. p. 4 (2008年). 2017年2月11日閲覧。
  13. ^ a b c “踏切安全通行カルテの公表について” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省中国地方整備局中国運輸局, (2016年6月17日), http://www.cgr.mlit.go.jp/chiki/doyroj/humikiri/itiran.pdf 2017年2月11日閲覧。 踏切の詳細はリンク先にある一覧表の「踏切安全通行カルテ」欄から閲覧することができる(鈴ケ峰踏切は「中国-23」)。
  14. ^ a b 『広島市統計書』平成28年版
  15. ^ a b c 『広島市統計書』平成13年版
  16. ^ 『広島市統計書』平成14年版
  17. ^ 『広島市統計書』平成15年版
  18. ^ 『広島市統計書』平成16年版
  19. ^ 『広島市統計書』平成17年版
  20. ^ 『広島市統計書』平成18年版
  21. ^ 『広島市統計書』平成19年版
  22. ^ 『広島市統計書』平成20年版
  23. ^ 『広島市統計書』平成21年版
  24. ^ 『広島市統計書』平成22年版
  25. ^ 『広島市統計書』平成23年版
  26. ^ 『広島市統計書』平成24年版
  27. ^ 『広島市統計書』平成25年版
  28. ^ 『広島市統計書』平成26年版
  29. ^ 『広島市統計書』平成27年版

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]