広電五日市駅

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広電五日市駅
南口
南口
ひろでんいつかいち
Hiroden-itsukaichi
M27 修大附属鈴峯前 (0.6km)
(0.6km) 佐伯区役所前 M29
所在地 広島市佐伯区旭園2-12[1]
駅番号 M28
所属事業者 広島電鉄
所属路線 宮島線
キロ程 6.6km(広電西広島起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
3,921人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1924年(大正13年)4月6日
乗換 山陽本線西日本旅客鉄道五日市駅
備考 1日当たりの乗車人員は、年間乗車人員を日数で除することで算出した参考値
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JR五日市駅 広電五日市駅北口としても機能する

広電五日市駅(ひろでんいつかいちえき)は広島県広島市佐伯区旭園にある広島電鉄宮島線である。隣接して西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線五日市駅があり、両駅は自由通路にて結ばれ乗り換えの便が図られている[2][3]

歴史[編集]

当駅は1924年(大正13年)4月、宮島線の草津町駅から廿日市町駅までの区間が開通した際、その中間駅の一つとして開設された[3][4]。駅の南に海老山かいろうやまがあったことから当初は海老浜駅と命名される予定だったが変更され、五日市町駅(いつかいちまちえき)として開業している[3][5]。駅名は1931年(昭和6年)に電車五日市駅(でんしゃいつかいちえき)に改められた[5]国鉄(当時)の五日市駅と区別するために広電五日市駅と称するようになったのは1961年(昭和36年)からのことである[5][6]

もともと当駅は200メートルほど西に離れた宮島線の踏切の西側にあり、五日市駅とは隣接していなかった[3][8]。両駅が併設されるようになったのは1987年(昭和62年)のことであり、五日市駅の駅舎建替えにあわせて当駅が東に250メートル移設、互いの駅が通路によって連絡するようになった[2][3]。なお、広電五日市駅が移設されることにより駅間距離が長くなった隣の楽々園駅との間には、同日新たに佐伯区役所前駅が新設されている[9]

  • 1924年(大正13年)4月6日 - 宮島線の草津町 - 廿日市町間の開通に際し、五日市町駅として開業[10][11]。駅舎を設置[12]
  • 1931年(昭和6年)2月1日 - 電車五日市駅に改称[10]
  • 1961年(昭和36年)6月1日 - 広電五日市駅に改称[10]
  • 1987年(昭和62年)3月27日[13] - 五日市駅の位置に合わせて東に250メートルに移転[3][10]。駅舎を撤去[14]
  • 2003年(平成15年)4月20日 - ダイヤ改正により、当駅折り返し電車が廃止となる。
  • 2004年(平成16年)4月 - 定期券窓口での常備券の取扱いを終了。
  • 2005年(平成17年)8月29日 - この日以降、午前ラッシュ時の広電西広島方面乗り場・午後ラッシュ時の広電宮島口方面乗り場に集札員を配置[15]

駅構造[編集]

上りホームから広電宮島口方向を望む

広電五日市駅はホームが地面に接する地上駅という形態である[9]。ホームは2面あり、2本の線路を挟み込むように向かい合って配置されている(相対式ホーム[9]。線路の南側に広電宮島口駅方面へ向かう下りホーム、北側に広電西広島駅方面へ向かう上りホームがあり[9]、このうち下りホームに定期券売場がある。両ホームの広電宮島口寄りには、かつて宮島線で運行されていた鉄道車両専用の高床ホームが残されている[9][16]。五日市駅との間を結ぶ通路は跨線橋として駅をまたぐ[16]

平日の朝ラッシュ時には広電西広島方面乗り場に、夕方ラッシュ時には広電宮島口方面乗り場に係員が配置され、運転士、車掌とともに運賃収受を行うため、該当のホームでは進行方向左側すべての扉から降車可能である。

佐伯区役所前寄りに渡り線があり、広電西広島方面からの折り返し運転が可能となっている[9][16]。2003年(平成15年)のダイヤ改正までは早朝に当駅折返し電車があったが、現在は定期の折り返し列車は存在しない。

利用状況[編集]

『広島市統計書』によると、2015年度の年間乗車人員の総数は推計で1435千人であった[17]。参考として、日数で除して1日当たりの平均乗車人員を算出すると3,921人となる。

広電五日市駅の乗車人員は以下の表のように推移している。

年間乗車人員の推移
年度 乗車人員(推計) 出典
定期 定期以外 総数
1998年度 483 千人 1055 千人 1488 千人 [18]
1999年度 436 千人 1095 千人 1531 千人 [18]
2000年度 403 千人 1049 千人 1452 千人 [18]
2001年度 387 千人 1015 千人 1402 千人 [19]
2002年度 371 千人 1062 千人 1433 千人 [20]
2003年度 347 千人 1064 千人 1411 千人 [21]
2004年度 331 千人 1120 千人 1451 千人 [22]
2005年度 331 千人 1005 千人 1336 千人 [23]
2006年度 331 千人 1017 千人 1348 千人 [24]
2007年度 343 千人 1017 千人 1360 千人 [25]
2008年度 370 千人 1006 千人 1376 千人 [26]
2009年度 374 千人 960 千人 1334 千人 [27]
2010年度 384 千人 996 千人 1380 千人 [28]
2011年度 371 千人 990 千人 1361 千人 [29]
2012年度 374 千人 1012 千人 1386 千人 [30]
2013年度 386 千人 1011 千人 1397 千人 [31]
2014年度 391 千人 1001 千人 1392 千人 [32]
2015年度 414 千人 1021 千人 1435 千人 [17]

駅周辺[編集]

1987年(昭和62年)の移設に際して南口の広場が整備され、駅前にバスが乗り入れられるようになった[2]。また駅から国道2号をまたぐ歩道橋も新設されている[3]

隣の駅[編集]

広島電鉄
宮島線
修大附属鈴峯前駅 (M27) - 広電五日市駅 (M28) - 佐伯区役所前駅 (M29)

脚注[編集]

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  1. ^ 路線・電停ガイド - 宮島線”. 広島電鉄. 2015年8月11日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年2月12日閲覧。
  2. ^ a b c 『広島電鉄開業100年・創立70年史』235・440頁
  3. ^ a b c d e f g 『広電が走る街 今昔』122-125頁
  4. ^ 『広島電鉄開業100年・創立70年史』72頁
  5. ^ a b c d 今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳』11 中国四国、新潮社2009年、39頁。ISBN 978-4-10-790029-6
  6. ^ 『広島電鉄開業100年・創立70年史』434頁
  7. ^ 各駅哩程表」『広島瓦斯電軌株式会社経営電車沿線案内』 広島瓦斯電軌、1926年
  8. ^ 開業当時の当駅のマイル程は己斐町起点4M22C[7]で、キロ程に換算すると約6.9km[5]
  9. ^ a b c d e f 川島令三 『山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線』第7巻 広島エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2012年、14・87-88頁。ISBN 978-4-06-295157-9
  10. ^ a b c d 『広電が走る街 今昔』150-157頁
  11. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1924年4月11日(国立国会図書館デジタル化資料)
  12. ^ 『広島電鉄開業100年・創立70年史』70頁
  13. ^ 『広島電鉄開業100年・創立70年史』440頁では3月26日。
  14. ^ 『広島電鉄開業100年・創立70年史』390頁
  15. ^ “宮島線の始終発延長、前中扉車掌廃止のご案内” (プレスリリース), 広島電鉄, (2005年8月23日), オリジナル2014年7月22日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20140722144351/http://hiroden.co.jp/what/new/topic0507-09.htm 2017年2月12日閲覧。 
  16. ^ a b c 川島令三 『全国鉄道事情大研究』中国篇 2、草思社2009年、118頁。ISBN 978-4-7942-1711-0
  17. ^ a b 『広島市統計書』平成28年版
  18. ^ a b c 『広島市統計書』平成13年版
  19. ^ 『広島市統計書』平成14年版
  20. ^ 『広島市統計書』平成15年版
  21. ^ 『広島市統計書』平成16年版
  22. ^ 『広島市統計書』平成17年版
  23. ^ 『広島市統計書』平成18年版
  24. ^ 『広島市統計書』平成19年版
  25. ^ 『広島市統計書』平成20年版
  26. ^ 『広島市統計書』平成21年版
  27. ^ 『広島市統計書』平成22年版
  28. ^ 『広島市統計書』平成23年版
  29. ^ 『広島市統計書』平成24年版
  30. ^ 『広島市統計書』平成25年版
  31. ^ 『広島市統計書』平成26年版
  32. ^ 『広島市統計書』平成27年版

参考文献[編集]

  • 長船友則 『広電が走る街 今昔』 JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年ISBN 4-533-05986-4
  • 『広島電鉄開業100年・創立70年史』 広島電鉄、2012年
  • 広島市企画総務局編 『広島市統計書』各年版

関連項目[編集]

外部リンク[編集]