絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-

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絶体絶命都市4 Plus
-Summer Memories-
ジャンル サバイバル・アクションアドベンチャー
対応機種 プレイステーション4
開発元 アイレムソフトウェアエンジニアリンググランゼーラ
発売元 日本の旗 グランゼーラ
人数 1人
メディア BD-ROM
発売日 日本の旗 2018年11月22日
対象年齢 日本の旗 CEROD(17才以上対象)
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絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-』(ぜったいぜつめいとしフォープラス サマーメモリーズ)は、グランゼーラより2018年11月22日に発売されたPlayStation 4用ゲームソフト。シリーズ初のCEROD(17才以上対象)の作品[1]

震災で崩壊した都市から脱出するアクションアドベンチャーゲーム絶体絶命都市』シリーズの4作目。

以前にアイレムソフトウェアエンジニアリング(以下、“ アイレム ”)が開発していたが開発中止となったプレイステーション3ゲームソフト絶体絶命都市4 -Summer Memories-』をベースにしており、PS4へのプラットフォーム転換により大幅に表現が強化されたため「Plus」がつけられた。

ゲーム内容[編集]

本作は、震災で崩壊した都市から、取り残された人々と協力して脱出することを目的としている。前作『3』まで以上に災害に踏み込み、被災地の現状、復興への歩みなどもリアルに描写される。ゴーストタウン化した街が主な舞台だった前作までと違ってマップ中に数多くのNPCが登場し、より現実感のある被災地が表現されている。

一方、前作までの主流だったアスレチックのように起伏に富んだステージやトラップのような災害を掻い潜って進むアクションシーンは殆ど無く、現地の人間模様が重点的に描かれる。現在進行形で災害が襲い、次第に崩壊・水没していく街からの脱出劇だった前作までと異なり、今作は序盤で震災による崩壊がほぼ終わり、以降は被災地を巡る形で進行する為、ゲームオーバーになる機会も大幅に減少している。シリーズ恒例の場にそぐわないネタ選択肢や、前半には女性パートナーと行動を共にしたり、崩落する建物から脱出するなど、過去作を踏襲した展開もあるが、後半はストレスで豹変する被災者、立場の弱い人間が虐げられる様、見知った人間の死などが描写される暗い展開に移行していく。

また、PlayStation VRに対応しており、ストーリーを進めると特定のマップをVRでプレイするVRモードが解放される。

システム[編集]

セーブ[編集]

ステージの各所に、水色の「S」の字でセーブポイントが設けられている。セーブポイントはセーブの他、「ひと休みする」を選ぶことで下記の「ストレス」の値を解消することができるが、前作と違ってライフは回復しない。

ステータス[編集]

本シリーズは「乾き」や「体調」など毎回独自のシステムを採用しているが、本作では『3』と同じく、「ストレス」が関係するシステムとなる。今回はストレスに関わる新たなステータス値が設けられている。

ストレス
ライフゲージの下にストレスのゲージが表示され、ストレスのゲージが増えるほどライフゲージが減っていく。ストレスは各所にあるセーブポイントで解消することができる。前作のように時間と共に上昇したり、ちょっとしたことで大きく変動する訳ではないが、下記のステータス値が関係してくる。
喉の渇き
行動するうちに、喉が渇いてくる。激しく喉が渇くと、ライフゲージの下に水のアイコンが表示される。一作目と違って蛇口などの水源は存在しないので、渇きを解消するにはコンビニなどで入手できる飲料アイテムを使う必要がある。
空腹度
行動するうちに、お腹が減ってくる。腹ペコになると、ライフゲージの下に食事のアイコンが表示される。また、主人公は立ち止った状態の時に、お腹に手を当てるようになる。お腹を満たすには、コンビニなどで入手できる食料アイテムを使う必要がある。
排泄欲求
行動するうちに、排泄をもよおしてくる。激しくもよおすと、ライフゲージの下にトイレのアイコンが表示される。また、主人公は立ち止った状態の時に苦しそうな息遣いになり、股間に両手を当ててモジモジする動作をする。排泄欲求を解消するには、ステージのどこかにあるトイレで排泄をする必要がある。

喉の渇き、空腹度、排泄欲求は解消しない限りストレスが上昇しやくすくなってしまう。一方、旧作の「渇き」「体調」と違って悪化しても主人公の動きが鈍くなったり、ライフが減少したりすることは無い。

主人公の外見の変化[編集]

旧作同様、服装アイテムを手に入れるといつでも着替える事が出来る。服以外にも頭や手など、個別の装備も可能。中には『巨影都市』のコスチュームも含まれており、同作同様に鏡を調べると髪型も変更が可能。但し、前々作『2』のように上下を別々に着替える事は出来ず、『巨影都市』同様に靴も服とセットなので個別で履き替える事は出来ない。また、前作と異なり、クリア後はコスチュームの引き継ぎは不可能となっており、前々作や『巨影都市』のような間接的に引き継ぐ手段も無い。

コンパス[編集]

旧作同様、幾つものコンパスが用意されているが、種類は旧作よりも減っている。クリア後も引き継げる本作唯一の要素。

所持金[編集]

シリーズでは初めて金銭の概念が導入された。イベントで増減し、コンビニなどで買い物を行うことが可能。一部には持ち物を買い取ってくれる人もいる。

『巨影都市』同様、所持金と持ち物の値打ちを合わせた総額が「総資産」として表示される。主人公の行動次第では資産を数十万、数千万と一気に増やす事が可能だが、大抵は人を騙したり大金を吹っ掛けるなどの悪事に手を染める事になる。

災害マニュアル[編集]

前作に続き、災害における避難方法、被災地での生活、防災などに関する知識を記した災害マニュアルが至る所で入手・閲覧可能。ストーリー進行に伴ってマニュアルがほぼ揃う前作と違い、本作は特定の人に話しかけるなどの条件を満たさなければ手に入らないものが大半である。また、入手時は画面端にアナウンスが出るのみで、閲覧は後で好きなタイミングで行える。前作のように入手の度に閲覧するか聞かれる事は無い。

善行ポイント、悪行ポイント[編集]

主人公の取った行動で上昇するポイント。善行か悪行を行うとそれぞれ上昇する。但し、ゲームに直接的な影響は無い。

ルート分岐[編集]

今作では最終日前にどこを目指すかによって二つのルートに分岐し、それぞれ全く違った展開とエンディングが用意されている。それに伴い、旧作のような多数のエンディングは無く、どちらのルートに行ったかでのみ結末が変化するようになっている。但し、選択肢や同行者の有無でエンディングの多少の変化はある。

ストーリー[編集]

201X年7月。主人公は就職面接を受けるため、バスで川瀬県ひすい市にやって来た。もうすぐ目的地に着くという時、突如自分を含む乗客たちの携帯電話に緊急地震速報が届き、一斉にアラーム音が鳴り響く。その直後にバスは巨大な揺れに襲われ、横転してしまう。

横転したバスからなんとか脱出した主人公は、地震で崩壊し一変した都市の風景に愕然とする。主人公は生き延びるために、土地勘のない都市をさまよい、現地の人々と助け合いながら都市からの脱出を図る。

※年代は公式では「201X年7月」とされているが、今作の登場人物の一人である比嘉夏海は前々作「絶体絶命都市2」(2010年12月の設定)では22歳だったため、比嘉が23歳の設定の今作はその翌年、つまり2011年の7月であると思われる(一作目「絶体絶命都市」(2005年6月の設定)の時点で17歳である為、誕生日が6月以前である事も解る)。ちなみに、前作「絶体絶命都市3」は2011年3月の設定だったため、今作は前作から4か月後、前々作から7か月後の話ということになる。(つまり比嘉は、わずか7か月という短期間の間に3回も大災害の被災者になったことになる)

登場人物[編集]

主人公[編集]

武田 正人 (たけだ まさと) / 市川 結子 (いちかわ ゆうこ)
声 - 景浦大輔 / 水野理紗
本作の主人公で、就職活動中の学生。22歳。就職面接のためバスで志望先企業「Glitnir Inc.」(グリトニル)に向かっている時に大地震が起こり、被災する。
名前は自由に変更可能。前作同様、ゲーム開始時に、主人公の性別を選択することができるがストーリーに変化は無い。また、今回は顔や髪形も複数の選択肢から選び、組み合わせることが可能。
様々な人と出会い、時に協力し、時にトラブルに巻き込まれながら被災地を彷徨い歩く。言動や立ち振る舞いは殆ど選択肢に委ねられる。人とどう接するか、進んで人を助けるか、自分本位で行動するか、善行を貫くか、悪事を働くか、いずれもプレイヤー次第である。但し、選択肢が出る場面以外では自己主張しない為、周囲に流されやすく、ストーリー進行の為に人を騙すといった反道徳的な行動を強制される事もある。また、今作は選択肢の中にメタフィクションに走ったものも含まれる。
空港ルートでは佳苗(場合によっては弥生も)と共に前田の人身売買組織に拘束されてしまうが、監禁部屋の奥にあった穴から脱出。途中で見つけた大量のダイナマイトを有り合わせの時限装置[注 1]で起爆し、貨物船を爆破して拉致計画を阻止する。直後、風間に銃を向けられて追い詰められるも岡崎率いる警官隊に助けられた。その後は佳苗達と共に救助ヘリで街を脱出するか、街に残るか決断する。
副都心ルートでは避難生活の不満を爆発させた避難民に流されて彼等を扇動してしまい、市庁舎襲撃の先頭に立つ事になる。しかし市長を追い詰めた所で偶然が重なり、避難民に敵意を向けられた上に意に反して市長を人質に取る羽目になってしまう。そのまま余震で庁舎の屋上から転落しかけた所を熊沢に助けられた。その後、人質にされていた市長自身が弁明した事で容疑も晴れ(叱られる程度で済んだ)、市長が手配した帰宅用の車輌に乗って街を去った。

主要人物[編集]

笠原 弥生 (かさはら やよい)
声 - 高瀬朝季
朝顔交差点のビルに取り残されていた女性。就職活動中に被災し取り残されたところを主人公に救出される。その後は紫陽花交差点付近の自動車ディーラー店へと身を寄せ、街からの脱出方法が見つかった時は連絡を取り合う約束をするなど主人公と交流を持つようになる。大人しい性格だが、主人公の珍妙な言動にも柔軟に応対できるノリの良さも持つ。
被災5日目、飛行場から町を脱出するためのチケットを譲ってくれるという人に会う為、主人公とすれ違いでディーラーを出る。しかし、それは2人組の暴漢の虚言であり、宝石店で暴行を受けてしまう。悲鳴を聞いた主人公が駆け付けるも既に時は遅く、店内には身も心もボロボロになった弥生だけが残されていた。
その後、彼女に寄り添う選択肢を選んだ場合は主人公と同行する事になり、心身共に憔悴しながらも共に空港に向かう。人身売買組織に拘束され外国に売り飛ばされそうになるが、主人公の船の爆破に乗じて他の人質と共に脱出。後に本物の救助ヘリが来た事でようやく家に帰る事が出来た。寄り添わず立ち去った場合は同行せず、その後の安否も不明。
富田 佳苗 (とみた かなえ)
声 - 並木のり子
地下鉄曙空木駅のホームで瓦礫の下敷きになっていた女性。風間智也の恋人で、智也とフェリー乗り場で合流する約束をしていた。主人公に助けられ、智也との再会を目指して同行する。その後、被災3日目の夜までの長い間主人公と行動を共にするが、睡蓮公園で智也と再会を果たし、彼から指輪を送られ[注 2]婚約。当初は智也と街を出たがっていたが、彼の意志を聞いた事で共にひすい市に留まり町のために頑張る決意をし、主人公と別れる。
被災5日目には睡蓮公園でボランティアをしており、智也から預かった、飛行場から町を脱出すための整理券を配っていた。しかし、この整理券は外国に売り飛ばす被災者を集めるために智也が仕組んだ罠であり、その目的のために今まで智也に騙され利用されていた。その事を知らないまま何の疑いもなく主人公を含む大勢の人に整理券を配り、集合場所であるガーベラ大橋サービスエリアでの再会を約束して再び別れる。
その後は主人公が街を脱出する為に空港に向かうか、安全な避難所がある副都心に向かうかで分岐する。空港ルートにて、主人公(弥生も同行していた場合は彼女も)と共に船に拘束され、そこで智也の本性を知り落胆するも、船の爆破に乗じて脱出。最後は主人公の選択次第でそのまま救助ヘリで街を離れるか、或いは主人公と共に街に残る。主人公が副都心に向かった場合はその後の動向は不明。
風間 智也 (かざま ともや)
声 - 篠原孝太朗
物語序盤で岡崎隆三に追われていた、黒いTシャツの若い男性。富田佳苗の恋人。岡崎に暴行を受けつつも逃れ、朝顔交差点のコンビニのバックヤードに身を潜めていたところで主人公と出会う。地下鉄曙空木駅のコインロッカーに保管している大切なもの(婚約指輪)を取りに行ってほしいと、主人公に依頼してくる。その後は、佳苗とフェリー乗り場で待ち合わせをしていたが、亡き恩師の妻である前田の行方がわからなくなったため、被災地を回って前田を探していたという。睡蓮公園で前田を発見し、彼女と共にいたところで佳苗と再会。主人公から婚約指輪を受け取り、それを佳苗に渡して婚約した。被災したひすい市に残り、町の役に立とうと決心する。
その正体は人身売買組織の幹部。組織内では「キース」と呼ばれている。震災の混乱に乗じて被災者を攫い外国に売り飛ばそうとしており、その目的のために佳苗を利用していた。佳苗に配らせた飛行場から町を脱出するためのチケットも、攫う被災者を集めるための罠だった。空港ルートにて、主人公・佳苗ら(場合によっては弥生も含む)15人の被災者を船に乗せるが、船内にあったダイナマイトを主人公が作った時限装置で起爆され、船が爆発して失敗。主人公達に銃を向けて追い詰めるも、最後には岡崎率いる警察に逮捕された。
岡崎 隆三(おかざき りゅうぞう)
声 - 拝真之介
被災地を駆け回り黒いTシャツの男(風間智也)を追っている、強面の男。主人公の行く先々で何度か出くわし、風間を見かけなかったか聞いてくる。ヤクザのような威圧感のある風貌と口調をしている。
その正体は警察官。風間が人身売買組織に関わっていると目をつけて、以前からずっとマークしていた。空港ルート終盤、主人公や他の被災者と共に船に拘束されるが、主人公が船を爆破したことに乗じて脱出。風間の拳銃を撃ち飛ばし、仲間の警官隊と共に人身売買組織を一網打尽にした。
熊沢 正義 (くまざわ まさよし)
声 - 高宮武郎
朝顔交差点のコンビニで店長を自称している、小太りの中年男性。横柄な態度で、物資が少ないことにつけ込んで商品を不当な高値で売りつけようとする。しかも、店長というのは真っ赤な嘘で、店員が誰もいないのをいいことに、店長になりすまして商売していた。本物のオーナーの福井が現れてニセモノとバレた際は、素知らぬふりをして鼻歌を歌いながら去っていった。
その後も懲りることなく、主人公の行く先々のコンビニで同じように店員になりすまし、商品を不当な高値で販売している。また、被災した建物から金目の物を盗んだりと、各地で名前とは正反対の悪事を働いている。
副都心ルートでは、暴動を扇動した張本人にされた挙句庁舎から転落しかけた主人公を助けた。しかしやはり見返りを要求してきた上、警官隊が来るや否や、主人公を首謀者として突き出した。
前田 (まえだ)
声 - 七海入歌
プロローグで、主人公がバスの中で席を譲った老婦人。風間智也の恩師(大学の経済学教授、故人)の妻で、彼とは顔見知り。被災後は睡蓮公園におり、智也と再会した。智也と佳苗の婚約を心から喜んだ。
優しそうな老婆に見えるが、その正体は風間智也が所属する人身売買組織のボス。空港ルートにて部下の風間と共に主人公ら15人の被災者を拘束し売り飛ばそうとしたが、主人公に船を爆破され、最後は岡崎率いる警察に逮捕された。

ひすい学院高校関係者[編集]

比嘉 夏海 (ひが なつみ)
声 - 立野香菜子
ひすい学院高校に勤務する新米教師。23歳。過去の「絶体絶命都市」シリーズ全作に登場している。首都島の震災富坂水害セントラルアイランドの震災と何度も大災害に巻き込まれており、今回で4度目の被災となる。
授業を抜け出した3人の女子生徒を探している最中に地震が発生し、主人公に女子生徒の捜索の手伝いを依頼した事で主人公と関わりを持つようになる。生徒達に疎まれている事は自覚しており、一時は自信を無くしかけるも生徒想いの性格は変わっておらず、今までの経験からか被災直後でも慌てる事なく冷静に生徒達をまとめようとする。
主人公と別れた後は3人の生徒と共に朝顔交差点のコンビニに身を寄せていたが、被災5日目、いじめを苦に投身自殺をしようとする浩子を止めるため、危険を冒して倒壊したビルへ侵入し主人公と共に彼女を救出した。しかし脱出時に余震が発生し、その身と引き換えに浩子と主人公を外へ押し出して倒壊に巻き込まれる。主人公や生徒達の必死の救助も虚しく、瓦礫から掘り出した時には既に事切れていた。
清水 秀美 (しみず ひでみ)
声 - 倉富ルツ
比嘉夏海が探しているひすい学院高校の女子生徒の1人。髪を赤く染めて派手な化粧をしたギャル風の女の子。比嘉を嫌っている。浩子をいじめている一人だが絵里の腰巾着に過ぎず、浩子曰く「一人で苛めが出来る度胸は無い」。その為、浩子の自殺未遂の際には慌て、比嘉の死には涙を流した。
赤坂 絵里 (あかさか えり)
声 - 川崎芽衣子
比嘉夏海が探しているひすい学院高校の女子生徒の1人。言葉遣いが丁寧で、お嬢様のような雰囲気を持つ女の子。秀美と同様に比嘉を嫌っているが、それを表には出さずあくまで表面上は上品に振る舞っている。その振る舞いとは裏腹に、浩子への陰湿な嫌がらせを行っており、自分でいじめておきながら知らぬ顔で彼女に慰めの言葉を掛けるなど残忍な一面を持つ。しかし流石に浩子が自殺未遂に出た時には説得を試みており、比嘉が命を落とした際には涙を流した。
山内 浩子 (やまうち ひろこ)
声 - 佐々実ほの花
比嘉夏海が探しているひすい学院高校の女子生徒の1人。黒い髪に眼鏡をかけた真面目そうな女の子。秀美と絵里から嫌がらせを受けているらしく、それが嫌で学校を抜け出した。いじめられ続けた事から卑屈になっており、それに気付かず助けてくれない比嘉も嫌っている。
震災後も、眠っている間に絵里から眼鏡を壊され、髪を切られる仕打ちを受ける。被災しても尚、いじめられ続けた苦痛から5日目には自暴自棄になり、朝顔交差点の倒壊したビルから投身自殺を図ったが、主人公と比嘉に助けられた。結果、比嘉が命を落とす事になってしまい、泣きながら彼女の亡骸に謝り続けていた。
比嘉 春彦 (ひが はるひこ)
声 -
比嘉夏海の弟。かつて起きた首都島の大地震で姉と共に被災した経験を持つ。当時は生意気な小学生だったが、今作では成長し高校生になっている。寮で暮らしているため、姉とはしばらく会っていない。姉思いの性格は変わっておらず、夏海が教師になった時、お祝いに万年筆をプレゼントした。
地震から5日目、紫陽花交差点付近まで姉を探しに来た時に主人公と出会い、姉の死を知らされる。形見となってしまった万年筆を受け取り、姉が亡くなった朝顔交差点に向かって行った。

「ベストラ」関係者[編集]

霧島 瞬(きりしま しゅん)
声 -木内秀信
IT企業「株式会社ベストラ」の社長。震災を機にデマが原因で自社の株価が下がっていることに危機感を表す。「自分の邪魔をする者は全員弾き飛ばす」など、不遜な言動や態度が目立つ。紫陽花交差点の自動車ディーラー店で主人公にぶつかった上、横柄な態度を取る。その後は本社に戻って社の立て直しに尽力していたが、株価の暴落を抑えられず、被災5日目には従業員の多くが辞めてしまった。条件を満たすと5日目にトロフィーに関わる特殊なイベントが発生する。
若本(わかもと)
声 -
「株式会社ベストラ」の社長室長で、霧島の秘書。
中西(なかにし)
声 -
「株式会社ベストラ」の専務。ケルベロスの社長と会談し、ベストラに関するデマを流さないよう要請する。また、ケルベロスの社長から引き抜きの打診をされたが、きっぱりと断った。
相馬(そうま)
声 -
「株式会社ベストラ」の広報部長。社員と協力して、デマによる株価低下の対策に奔走している。
ケルベロスの社長
声 -
ベストラのライバルのIT企業「株式会社ケルベロス」の社長。ベストラの株価を下げようとデマを流しているという噂がある。ベストラの専務の中西と会談し、彼をベストラから引き抜こうとしたが、きっぱりと断られた。

イタリアンレストラン[編集]

泉 真奈美(いずみ まなみ)
声 -上月麻未
紫陽花交差点にあるイタリアンレストランの女性店長。イタリアでの料理修行を経て3年前にレストランを開業した。料理の腕は非常に評判が高い。震災で店が滅茶苦茶になった事で途方に暮れるが、被災5日目には営業再開に向けて準備を進めている。吉見由香里の祖父に見込まれた事で開店の為の援助を受けていたが、店の権利は半分しか持っておらず、もう半分はとある女性が所持している。主人公の行動次第で残りの権利書を渡す事が出来る。
甲田 光男(こうだ みつお)
声 -小坪直幸
イタリアンレストランのコック。以前は大きなレストランで働いていたが、競輪で借金を抱え込んでいた所を泉シェフに救われ、その店で働くようになったという経緯を持つ。自分の職場の店が壊滅的な被害を受けたにもかかわらず、どこか他人事のような言い方をしている。しかし店が再開に向けて動き出すと「他にやる事が無い」と言いながらも自身も厨房に立っている。
吉見 由香里(よしみ ゆかり)
声 -成田友絵
イタリアンレストランのウェイトレス。大金持ちの令嬢で、祖父の言いつけで不本意ながらレストランでアルバイトをしている。その為、震災で店が浸水した際にもまるで他人事のように振る舞っていた。店の権利の半分しか持たない泉シェフを内心では見下しており、営業再開の目途が立った際には出勤はしているが不満そうな態度を見せている。
斉藤(さいとう)
声 -
イタリアンレストランのコック見習い。甲田や吉見とは違い、店長の気持ちを慮る心優しい青年。口が軽い上に口数は多いが、自身は口が堅いと思っている。

白き衣の会[編集]

アザミ駅周辺で被災者の勧誘活動をしている団体。本部はアザミ駅近くの地下の部屋。勧誘員は皆、白いTシャツとジーンズを着用している。震災にもかかわらず何らかの方法で電源を確保しており、豊富かつ豪華な食事(お酒まである)と冷房の効いた部屋を用意している。会の運営資金は、会員からの寄付で賄われている。会員たちは皆、代表の白洋に心酔している。一方で、会の趣旨に賛同しない者を拘束したり、裏切者を容赦なく始末しようとする残酷な一面も見られる。

白洋 (はくよう)
声 -
「白き衣の会」の代表。白いスーツにメガネにカイゼルヒゲという、特徴的な容姿をしている。会員たちからは「白洋様」と呼ばれ絶大な支持を受けており、心酔されている。
3人の人間を加入させるノルマを達成した主人公に、自分に替わり代表になるように頼み込む。主人公が代表を引き継いだ後は姿を消す。
小山 進 (こやま すすむ)
声 - 小田敏充
「白き衣の会」の勧誘員の男。アザミ駅前で主人公に勧誘をしてくる。「困っている人々を助けるために活動している」と主張するが、どこか怪しげな雰囲気がある。
会に反抗する西医師拘束した際、彼の解放を命じた主人公を裏切り者扱いし、仲間に主人公の始末をけしかける。
大森 晴美 (おおもり はるみ)
声 - 野本実希
「白き衣の会」の勧誘員の女。小山と共にアザミ駅前で主人公に勧誘をしてくる。被災地には不相応な明るい口調と笑顔で勧誘してくるが、彼女にもどこか怪しげな雰囲気がある。
小山と共に会に反抗する西医師拘束した際、彼の解放を命じた主人公にその時は渋々従うも、直後に態度を豹変させて裏切り者扱いし、仲間に主人公の始末をけしかける。

くちなし小学校避難所[編集]

ひすい市の隣町のくちなし町にある避難所の一つ。体育館はもう定員オーバーの状態で、グランドで車中泊している人も多くみられる。震災のストレスから皆自分のことで精いっぱいになり、他の地区から来た人や外国人を「よそ者」と邪見にする者もいる。

西 (にし)
声 - 村上雄太
白き衣の会を怪しく思い、反抗している町医者。小山と大森に拘束されたが、主人公に解放される。後にくちなし小学校の避難所で再会し、清水キヨの脚を手当てした。
ダニー(だにー)
声 - 宮武嵐
海外から留学してきている大学生。心優しく誠実な若者で、キヨを背負っていた主人公を気遣い、座らせて休ませた。外国人ということから、地元の避難民たちに「よそ者」と邪見にされている。
主人公が期せずして詐欺[注 3]を行ってしまった際にはもうやめるように進言するも、直後に全てが露見して主人公と共に避難所を追われる。その後、主人公と離別し、避難所の人たちから無数の投石を受け、酷いケガを負って住処の鳳仙花商店街に帰っていたところで主人公と再会する。この際に薬を持って来る、医者を呼んで来るなどと選択肢が出るが、その後は彼を助ける行動を取るイベントは存在しない為、口約束で終わってしまう。
ロアン(ろあん)
声 - 遠藤ゆかり
ダニーと共に留学してきた女子大学生。他の人に食料を分けてもらおうとしたところ、男たちにその代わりに体を触らせろとセクハラをされる。
ルアン(るあん)
声 - なし
ダニーたちと共にいた外国人の小学生。

その他[編集]

種田 真二 (たねだ しんじ)
声 - 山本兼平
就職活動中の学生。22歳。一流企業「Glitnir Inc.」の最終面接のため地方からやって来た。家が経済的に苦しく、母親が必死に就活費用を捻出してくれた。そのため、志望先を一社に絞り込み、やっとの思いで最終面接にこぎつけた。しかし、その大事な最終面接の直前に地震が発生。面接が中止になってしまい、ひどく落ち込む。交通費すらやっとの思いで捻出したらしく、途方に暮れていたが、企業から手当が出る事を主人公に聞かされて安堵する。
後に「白き衣の会」に入会。企業から貰った交通費も全て寄付するほど代表の白洋に心酔しており、生きて帰れたら母も入会させたいと語る。主人公が会を追われて以降の動向は不明。
河村 勤 (かわむら つとむ)
声 - 浜添伸也
リストラに遭ったサラリーマン。53歳。家族にはリストラされたことを打ち明けられず、毎日出勤するふりをして公園で時間を潰していた。
後に主人公の説得に応じ、家族にすべてを正直に打ち明ける決心をし、帰っていった。
十和田 アケミ (とわだ あけみ)
声 - 鮭延未可
アパレルショップ「TWDA」の経営者兼デザイナー。24歳。起業して間もなく今回の地震が起こり、被災してしまった。バックヤードで荷物の下敷きになっていたところを、主人公に救助された。その際に主人公に店の服を試着するように勧めるも、店内の服を外に持ち出そうすると盗んだ事になってしまい、批難される。被災3日目に再会した時は店の惨状に打ちひしがれていたが、主人公の返答次第で服や化粧品を売ってくれるようになる。いずれにせよ、5日目には営業再開に向けて取り組み始めている。
福井(ふくい)
声 - 緒方賢一
白髪交じりの初老の男性で、朝顔交差点のコンビニの本当のオーナー。熊沢が赤子連れの女性にミネラルウォーターを4万円で売りつけようとしていた時に店に現れ、熊沢を叱責。赤子連れの女性に迷惑をかけたことを謝罪し、彼女にミネラルウォーターを無料で提供した。その後は、品数が少ないながらも従業員と共に店を営業し、食料や飲料を売ってくれる。
震災5日目まで比嘉夏海とその教え子3人の面倒を見ており、比嘉が倒壊ビルの下敷きになった際は、主人公や生徒たちと共に彼女の救助にあたった。
木之下 美紀(きのした みき)
声 -山本小百合
カキツバタ大通りでギターの路上演奏をしている女性ミュージシャン。路上演奏をしながら、震災で疲労した町のことを気にかけている。また、主人公に2人組の暴漢について注意喚起をする。
カーディーラーの支配人
声 -
紫陽花交差点にあるカーディーラー店の支配人で、霧島とも親交のある男性。紳士的な人物であり、霧島に横柄な態度を取られた主人公を気遣いつつ、彼の人柄についてフォローする。自身のショールームを宿泊所として解放しており、弥生も世話になっていた。
2人組の男
声 -
地下鉄曙空木駅で酔って主人公たちに絡んできた男達。木之下美紀が話していた暴漢たちで、主人公と富田佳苗を捕まえ、縛り上げる。本人達曰く、地震があろうが無かろうが人生が終わったも同然だったとの事で、好き放題に悪事を行っている。主人公の性別によって反応が違い、正人の場合は「男に用は無い」と辛辣に言い放ち、結子の場合はいやらしい目で舐め回すように見る。
被災5日目には、宝石店で弥生を襲い暴行した。その後の消息は不明。
フェリーターミナルの所長
声 -
ハマユウ埠頭にあるハマユウフェリーターミナルの所長。船舶による避難誘導を行っていたが、主人公と佳苗をかばって屋根の下敷きになり、ゴムボートのある波止場に行く為の鍵を渡して息を引き取る。
水島 冬美(みずしま ふゆみ)
声 -
えにしだ団地A棟に住んでいる主婦。夫の裕也と長男のゆうま(7)、長女の杏里(0)との4人暮らし。夫が会社に行き、自宅に3人でいる時に被災。避難できず自室に留まっていた。被災のストレスから長男のゆうまが風邪をひいてしまったが、子供用の風邪薬を切らしていたため途方に暮れていた。偶然部屋にやって来た主人公に、子供用の風邪薬を持ってきてほしいとお願いする。薬をもらうと、お礼にと主人公と佳苗を一晩部屋に泊める。しかし翌朝、余震で地盤沈下が発生し、A棟が水没。冬美とその家族は消息不明となる。
清水 キヨ(しみず キヨ)
声 - 北川智繪
向日葵町で自宅近くの塀が余震で倒れ、足を負傷していた老婆。主人公に自宅まで負ぶっていってもらうが、家族から病院で診察してもらうよう言われる。主人公に病院まで連れて行ってもらうが、既に患者が一杯のため、くちなし小学校の避難所にある診療所に行くことになる。診療所では西医師の診察を受け、骨折と診断された。
息子のさとしとその妻のきょう子、孫のせいやとの4人暮らし。きょう子はキヨのことをよく思っていないらしく、主人公がキヨを自宅に連れてきた際に自宅に入れるのを拒んでいた。また、さとしはきょう子には頭が上がらない様子。孫のせいやは、祖母のために主人公に病院への抜け道を案内した。
主人公とダニーが避難所を追われた際に、ダニーに全てを押し付けて徹底的に追い詰める選択を採った場合、主人公に強烈な張り手を見舞う。
ウメ(うめ)
声 - なし
個人商店「ステビア商店」を営む老婆。キヨとは古い付き合い。
竹辺 幸(たけべ ゆき)
声 -黒河奈美
紫陽花交差点の宝石店で宝石をあさっていた女性。『絶体絶命都市』と『絶体絶命都市2』にも登場した「宝石女」であり、過去でも同じように宝石をあさっていた。彼女のすぐそばに宝石店オーナーの刺殺体があるが、彼女が殺したのかは不明(本人は知らないと言っている)。
遭遇時に怪我を気遣っており、且つ弥生と同行しなかった場合は被災5日目に主人公の前に現れ、宝石を渡す。
市長
声 -
ひすい市の市長。避難民の帰宅準備を進めていたが、避難生活のストレスが爆発した避難民に不正を疑われ、主人公の一言が切っ掛けで暴徒と化した彼等に庁舎を襲撃される。なし崩しで主人公に人質に取られてしまうが、余震が起きた事で解放された。その後、冷静さを取り戻した避難民達を帰宅用の車輛で帰し、主人公の濡れ衣も晴らした。

ステージ[編集]

本作の舞台は、高層ビルが立ち並ぶ川瀬県ひすい市という架空の大都市。地名を始め通り・交差点・駅・その他各種施設の名前は、全て花の名前が由来になっている。 また、一度訪れたエリアは、前作までは通路の崩落や水没などで二度と行けなくなったが、今作では時間を置いて同じエリアに何度か訪れることになる。

1日目
睡蓮公園周辺
ひすい市を訪れた主人公が被災した場所。大通りが交差する交差点で地震発生直後は交通事故や建物倒壊、道路陥没など様々な被害を出した。
朝顔交差点周辺
睡蓮交差点に隣接する交差点。この場所も地震により大きな被害を出しており、全方面の道路が陥没したことで陸の孤島となってしまっている。
紫陽花交差点周辺
歴史のあるホテルが建っていたが地震の影響で火災が発生し炎上している。更には液状化によって周囲の道路や建物は陥没や浸水に見舞われている。周辺には他にも宝石店やイタリア料理店などがあるが、どれも地震による被害で営業停止となっている
カキツバタ大通り
高速道路が通り高層ビルが立ち並ぶ大通り。地震発生後も多くの人が行き交っていたが余震により高速道路が倒壊したことで多数の被害を出した。
地下鉄曙空木駅
街中にある地下鉄駅。地震の影響で大部分が崩落し運転を見合わせている。
撫子運河周辺
ハマユウ埠頭
港にある埠頭。フェリー等の船舶による救助が行われていたが余震により崩壊してしまった。
2日目
えにしだ団地
沿岸部にある団地。地震による地盤沈下で深刻な浸水被害を出している。
えにしだ団地駅前
地盤沈下の影響で周辺の家屋は軒並み倒壊し多くの死傷者を出している。駅構内は避難所となっているが、電車復旧の目処は立っておらず駅員、被災者共に疲労困憊している。
3日目
カキツバタ大通り全体
高速道路崩落の危険があるため高架下は進入禁止となっている。
紫陽花交差点周辺(2回目)
ホテルの火災は鎮火、道路の水も引いており、警察による現場検証や重機による瓦礫の撤去が行われている。
朝顔交差点周辺(2回目)
道路陥没の影響のためこの近辺では復旧作業はほとんど行われていない。
睡蓮公園周辺(2回目)
余震のためかさらに倒壊した建物が見受けられる。重機が多数入り、瓦礫の撤去や道路の復旧作業が急ピッチで行われている。「Glitnir Inc.」はビルを就活生達の一時的な避難所として解放している。
4日目
アザミ駅前周辺
市内の繁華街で、多くの被災者が行き交っている。「白き衣の会」が勧誘活動をしている。
向日葵町
閑静な住宅街。多くの家屋が倒壊しており、付近の病院には負傷者が殺到している。
くちなし小学校避難所
避難所となっている小学校。避難所生活のストレスからか避難者達はやや攻撃的になっており、周辺住民同士で徒党を組み体育館内の占領や配給食糧の独占を行い、周辺住民でない者や外国人に対して冷遇を強いている。
5日目
鳳仙花商店街
市の北部にある小さな商店街。地震発生直後から大規模な火災が発生し、5日目にしてようやく鎮火した。そのためほとんどが焼け野原のなっており多くの死者を出している。
睡蓮公園周辺(3回目)
瓦礫の撤去作業が本格的に進んでいる。アパレルショップ「TWDA」が徐々に営業を再開し始めている。
朝顔交差点周辺(3回目)
1日目に倒れたビルが倒壊し、比嘉夏海が命を落とす事になる。
紫陽花交差点周辺(3回目)
イタリア料理店やカーディーラーは営業再開に向けて復旧が進んでいる。倒壊したビルの撤去が行われ、東側に進めるようになる。カキツバタ大通りに行く事も出来る。
以降、エンディングまでの展開は空港に向かうか副都心に向かうかで大きく変化する。
6日目(分岐:空港ルート)
ガーベラ大橋周辺
橋の入り口にあるサービスエリアが脱出用チケット所持者の集合場所であり、トラックで空港に向かう手筈になっている。
ほおずき空港
滑走路はまだ飛行機が離陸・着陸出来る状態ではない。人身売買組織はここに停泊している貨物船で被災者を売り飛ばす予定だった。
6日目(分岐:副都心ルート)
千歳葛副都心
市役所前の広場が避難所となっており、多くの避難者が集まっている。物資や施設も比較的充実しているためここを目指す避難者は後を絶たない。
ひすい市庁舎
内部は被害も比較的少なく、5日目の夜には通電している。

沿革[編集]

PS3版の開発中止に至る経緯
2010年東京ゲームショウ時は「今冬」発売予定だった。アイレム作品らしく選択肢が非常に豊富であり、前作同様主人公の性別や服装を好みに応じて変更できるシステムであることがPVで明らかにされていた。また、プレイステーション3のハード性能を活かし、PlayStation Networkを通じたネットワークプレイ、3Dテレビ表示PlayStation Move、5.1ch音声に対応する予定だった。
その後、延期を繰り返し、一時は2011年3月10日に発売予定とされていたが、2011年2月22日に同年の春へと発売を延期、さらに3月14日になって発売中止を発表した。同時に絶体絶命都市シリーズの過去作の生産中止も告知され、アイレムの公式サイトの大幅なコンテンツ縮小が行われた。
発売中止になった経緯については、アイレム側では明らかにしていないが、同年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の影響が指摘されていた[2]。また、朝日新聞社の取材記事では発売中止の理由を、開発が遅れ気味だったのと、東日本大震災の被災者への配慮としている[3]が、公式では震災によるものではなく、以前から開発に関して会社側との折り合いがつかず延期を繰り返し、最終的に中止という形になったためと後日、話している。
本作の制作責任者の九条一馬はツイッターにて発売中止となった原因に付いて触れ、スケジュール調整が杜撰だったことが原因であるとしている。また、震災の裏にまつわるできごとも加えたところ、CEROと揉めていたとの事[4]。他にも、以前は本作を小説形式で連載していた。
名倉剛、九条一馬らゲーム部門の中核を担っていたスタッフはアイレムを退社した。
新会社の設立とPS4でのプロジェクト再始動
名倉・九条らは2011年4月に新たなゲーム会社グランゼーラを設立した。「災害を扱ったゲーム」を発売することはリスクが高いため、自分たちでその責任を取りたいとの思いからの独立であったという[5]。グランゼーラは2013年2月にPlayStation 4に参入することを発表した。
2014年12月、グランゼーラはアイレムより『絶体絶命都市』シリーズタイトル(新規タイトルを含む)に関する全世界でのIPおよび販売権を取得した[6]。2015年2月からはグランゼーラが歴代シリーズを順次ゲームアーカイブスのダウンロード流通で販売再開した。
2015年11月24日にはタイトルを『絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-』と一部変更し、PS4用にリメイクして発売することが発表された[7]

主題歌[編集]

「約束の日」
前作同様飯田舞が歌唱。東京ゲームショウ2010のアイレムブースで発表された他、プロモーションムービーでも聞くことができた。
ゲームの発売中止に伴い幻の曲となっていたが、挿入歌「君は君のままで」「夕立ち」「ただいま」の3曲と、エンディング曲「涙のかわりに」を含めた全5曲を収録したミニアルバムが2012年6月17日に発売された。
2015年11月27日、再始動した『絶体絶命都市4Plus』の主題歌として使用されることが発表された。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 何故かその場に時限装置の作り方が書いてあり、その為の材料も付近ですぐに手に入る。
  2. ^ 主人公が回収しなかった場合は送られない
  3. ^ 壁の亀裂から滴るただの水が何故か被災者達の体調を回復させ、成り行きでそれを配らされた主人公は救世主に祀り上げられてしまう。

出典[編集]

  1. ^ それ以前にCEROの審査を受けたタイトルはB(12歳以上対象)かC(15歳以上対象)となるよう制作されていた。
  2. ^ “アイレム、PS3「絶体絶命都市4 -Summer Memories-」発売中止を発表。理由は明らかにせず”. GAME Watch. (2011年3月14日). http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20110314_432904.html 2011年3月14日閲覧。 
  3. ^
  4. ^ 九条さん 絶体絶命都市4についてつぶやく
  5. ^ 『絶体絶命都市』シリーズ復活に懸ける思いをグランゼーラ 九条一馬氏に訊く”. ファミ通.com. 2015年2月26日閲覧。
  6. ^ グランゼーラ、絶体絶命都市の版権を取得”. 株式会社グランゼーラ. 2014年12月25日閲覧。
  7. ^ 【先出し週刊ファミ通】『絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-』いよいよ再始動が決定!(2015年11月26日発売号)”. ファミ通.com. 2015年11月24日閲覧。


関連項目[編集]

  • MotorStorm: Apocalypse - 同様の理由で発売中止になったとされる作品。欧米では延期された後に発売された。

外部リンク[編集]