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第53回ベルリン国際映画祭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

第53回ベルリン国際映画祭は、2003年2月6日から16日まで開催された。

概要

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2003年のベルリン国際映画祭はイラク戦争が影を落とす中で行われた。コンペティション部門には21本の長編と17本の短編が出品され、パキスタンの難民少年を描いたマイケル・ウィンターボトムの『イン・ディス・ワールド』が金熊賞を受賞した。また、フランスの女優アヌーク・エーメが名誉賞を受賞した。2003年からは新人監督の作品を対象としたTalent Campusという部門もはじまった。

受賞

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上映作品

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コンペティション部門

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長編映画のみ記載。アルファベット順。邦題がついていない場合は原題の下に英題。
題名
原題
監督 製作国
25時
25th Hour
スパイク・リー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
アダプテーション
Adaptation.
スパイク・ジョーンズ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
アレキサンドラの企て
Alexandra's Project
ロルフ・デ・ヒーア オーストラリアの旗 オーストラリア
コンフェッション
Confessions of a Dangerous Mind
ジョージ・クルーニー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
Der Alte Affe Angst
(Angst)
オスカー・レーラー ドイツの旗 ドイツ
グッバイ、レーニン!
Good Bye Lenin!
ヴォルフガング・ベッカー ドイツの旗 ドイツ
ぼくは怖くない
Io non ho paura
ガブリエレ・サルヴァトレス イタリアの旗 イタリアスペインの旗 スペインイタリアの旗 イタリア
イン・ディス・ワールド
In This World
マイケル・ウィンターボトム イギリスの旗 イギリス
クリビアにおまかせ!
Ja zuster, nee zuster
ピーター・クラマー オランダの旗 オランダ
L'extraordinaire destin de Madame Brouette ムーサ・セネ・アブサ カナダの旗 カナダセネガルの旗 セネガルフランスの旗 フランス
悪の華
La fleur du mal
クロード・シャブロル フランスの旗 フランス
Lichter
(Distant Lights)
ハンス・クリスティアン・シュミット ドイツの旗 ドイツ
盲井
(Mang jing)
リー・ヤン 中華人民共和国の旗 中国香港の旗 香港ドイツの旗 ドイツ
死ぬまでにしたい10のこと
My Life Without Me
イザベル・コイシェ スペインの旗 スペインカナダの旗 カナダ
かすり傷
Petites Coupures
パスカル・ボニツェール フランスの旗 フランスイギリスの旗 イギリス
Rezervni Deli
(Spare Parts)
ダムヤン・コゾレ スロベニアの旗 スロベニア
ソラリス
Solaris
スティーヴン・ソダーバーグ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ソン・フレール -兄との約束-
Son frère
パトリス・シェロー フランスの旗 フランス
たそがれ清兵衛 山田洋次 日本の旗 日本
めぐりあう時間たち
The Hours
スティーブン・ダルドリー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国イギリスの旗 イギリス
ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
The Life of David Gale
アラン・パーカー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ドイツの旗 ドイツ
HERO
英雄
チャン・イーモウ 香港の旗 香港中華人民共和国の旗 中国

コンペティション外

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特別上映

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  • アララトの聖母』 – アトム・エゴヤン (カナダ)
  • 『アンビリーバブル』 – トマス・ヴィンターベア (デンマーク・スウェーデン)
  • 『ウィルバーの事情』 – ロネ・シェルフィグ (デンマーク・イギリス)
  • 『Rain レイン』 – マイケル・メレディス (アメリカ)
  • 『Babij Jar』 – ジェフ・カニュー (ドイツ・ベラルーシ)
  • 『La petite prairie aux bouleaux』 – マルセリーヌ・ロリダン=イヴェンス (フランス・ドイツ)

日本映画

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コンペティション部門に山田洋次監督の『たそがれ清兵衛』が出品された。また、同じ部門で上映されたデンマーク映画『Araki - The Killing Of A Japanese Photographer』は、写真家の荒木経惟をモデルにしたアニメ映画であった。

Galaでは小津安二郎の『東京物語』が、パノラマ部門では同じく小津監督の『秋日和』と阪本順治の『ぼくんち』が、フォーラム部門では再び小津監督の『麦秋』と『晩春』、『浮草物語』、『生れてはみたけれど』、また中国で山東料理を後世に伝える日本人女性を追った李櫻監督のドキュメンタリー『味』やSABUの『幸福の鐘』(NETPAC賞受賞)、大重潤一郎の『小川プロ訪問記』が上映された。

審査員

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外部リンク

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