川原湯温泉駅

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川原湯温泉駅*
JR Agatsuma Line Kawarayu-Onsen Station building.jpg
駅舎(2021年7月)
かわらゆおんせん
Kawarayu-Onsen
岩島 (6.5 km)
(5.0 km) 長野原草津口
群馬県吾妻郡長野原町大字川原湯234
北緯36度32分42秒 東経138度41分50秒 / 北緯36.54500度 東経138.69722度 / 36.54500; 138.69722座標: 北緯36度32分42秒 東経138度41分50秒 / 北緯36.54500度 東経138.69722度 / 36.54500; 138.69722
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 吾妻線
キロ程 37.0 km(渋川起点)
電報略号 ワユ
駅構造 橋上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
18人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1946年昭和21年)4月20日[1]
備考 無人駅[2]
* 1991年平成3年)12月1日に川原湯駅から改称[1][3]
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川原湯温泉駅(かわらゆおんせんえき)は、群馬県吾妻郡長野原町大字川原湯にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)吾妻線である[4]

概要[編集]

長野原町の東部に位置する川原湯温泉の最寄り駅である。八ッ場ダムの建設により、旧駅を含む川原湯地区・川原畑地区などの一帯がダムの水没地域に含まれるため[5]、線路の付け替えおよび駅の移設が行われ[5]2014年10月に旧駅から南西へ約1.5 km離れた、約70 mほど高い現在地へ移転した[6]

八ッ場ダム建設に伴う駅移設の際、国土交通省1995年に新駅の用地の一部を地権者の男性から取得したが、その際、代替地を提供していなかったことが、2014年9月毎日新聞の報道により判明。新駅用地はこうした状態のままでJR東日本に譲渡されており、2014年現在も、新駅の固定資産税は地権者の男性が支払い続けているという、異常な状況のままでの新駅開業となった[4][7][8]

歴史[編集]

駅構造[編集]

長野原草津口駅管理の無人駅[2]島式ホーム1面2線を有する[6]橋上駅。駅舎とホームとの間には階段のほかエレベーターが設置されている。

旧駅は相対式ホーム2面2線を有する地上駅[12]で、互いのホームは跨線橋で連絡していた。また、吾妻線内で残っていた唯一の木造駅舎であった。駅移転後に旧駅舎は解体された。

2014年の駅移転の際、八ッ場ダムが完成する2020年までに、駅舎の西隣に旧駅舎を復元した地域振興施設を整備する計画が浮上していた[13]

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 吾妻線 下り 万座・鹿沢口大前方面
2 上り 渋川高崎上野方面

(出典:JR東日本:駅構内図

現駅
旧駅(旧ルート上)
建設中だった当時の現駅(現ルート上)

利用状況[編集]

JR東日本によると、2000年度(平成12年度)- 2019年度(令和元年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 87 [利用客数 1]
2001年(平成13年) 82 [利用客数 2]
2002年(平成14年) 80 [利用客数 3]
2003年(平成15年) 69 [利用客数 4]
2004年(平成16年) 56 [利用客数 5]
2005年(平成17年) 52 [利用客数 6]
2006年(平成18年) 46 [利用客数 7]
2007年(平成19年) 45 [利用客数 8]
2008年(平成20年) 40 [利用客数 9]
2009年(平成21年) 40 [利用客数 10]
2010年(平成22年) 32 [利用客数 11]
2011年(平成23年) 24 [利用客数 12]
2012年(平成24年) 24 [利用客数 13]
2013年(平成25年) 20 [利用客数 14]
2014年(平成26年) 31 [利用客数 15]
2015年(平成27年) 26 [利用客数 16]
2016年(平成28年) 27 [利用客数 17]
2017年(平成29年) 22 [利用客数 18]
2018年(平成30年) 21 [利用客数 19]
2019年(令和元年) 18 [利用客数 20]

駅周辺[編集]

八ッ場あがつま湖の南岸に面している。

現行の川原湯温泉駅の東側500 mほど、県道375号川原湯温泉トンネルを抜けた場所に新温泉街が整備されており、共同浴場の「王湯」が2014年(平成26年)7月に移転・営業再開したのを皮切りに、旧温泉街にあった商店や旅館も順次移転している。

旧駅の駅前広場は国道145号(旧道)に面し、旧駅から西に約500 mほどの高台に旧温泉街が形成されていた。八ッ場ダム工事にあたり旧温泉街の建物は取り壊され、旧線のレール等設備も撤去されており、残存する橋梁などはほぼ水没している。

また、駅移転前は水没地域に含まれない吾妻渓谷遊歩道や樽沢トンネルへの最寄り駅となっていたが、駅移転後は路程5 km以上の距離と100 m以上の高低差が生じるようになり、アクセスには不向きとなった。同地へのアクセスは、3 km強の距離があるものの高低差が緩やかな岩島駅の利用が若干便利である。

バス路線[編集]

かつてJRバス関東高速バス上州ゆめぐり号」が移転前の旧駅に停車していたが、2012年平成24年)11月1日より経路変更に伴い廃止された。

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道(JR東日本)
吾妻線
岩島駅 - 川原湯温泉駅 - 長野原草津口駅

脚注[編集]

[脚注の使い方]

記事本文[編集]

  1. ^ a b c d e 『JR全駅・全車両基地』 11頁
  2. ^ a b c d 広報ながのはら令和3年3月号 > JR川原湯温泉駅についてのお知らせ (PDF)” (日本語). 長野原町役場総務課総務係. p. 14 (2021年3月15日). 2021年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月22日閲覧。
  3. ^ a b “吾妻線長野原など2駅改称 JR高崎支社12月1日から”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1991年9月21日) 
  4. ^ a b 田中将隆(2014年9月29日). “群馬・八ッ場ダム建設:国、代替地提供せず 新駅土地を無償貸与、今も税負担”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  5. ^ a b c 角田直哉 (2014年10月2日). “八ッ場大橋・JR新駅:町の新たな象徴完成 記念式典”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  6. ^ a b c “JR東日本/吾妻線岩島駅~長野原草津口駅間の新線切替/八ツ場ダム建設で”. 日刊建設工業新聞 (日刊建設工業新聞社). (2014年9月26日)
  7. ^ 群馬・八ッ場ダム建設:国、代替地提供せず 新駅土地を無償貸与、今も税負担 毎日新聞 2014年9月29日
  8. ^ 八ッ場ダム:国、代替地提供せず 新駅の土地 - 八ッ場あしたの会(2014年9月30日版 2015年1月27日閲覧)
  9. ^ a b “【八ッ場ダム建設事業関連】吾妻線一部付替え工事完了と新設線の運用開始について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道高崎支社, (2014年5月20日), オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20160304112908/https://www.jreast.co.jp/takasaki/news/docs/20140520.pdf 2021年3月22日閲覧。 
  10. ^ “吾妻線にSuicaの一部サービスをご利用いただける駅が増えます” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2014年5月26日), オリジナルの2019年6月29日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20190629084454/https://www.jreast.co.jp/press/2014/20140513.pdf 2020年5月24日閲覧。 
  11. ^ “2017年3月ダイヤ改正について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道高崎支社, (2016年12月16日), p. 3, オリジナルの2021年3月22日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20210322003857/https://www.jreast.co.jp/takasaki/news/pdf/20161216_info.pdf 2021年3月22日閲覧。 
  12. ^ 『JR全駅・全車両基地』 24頁
  13. ^ 吾妻線川原湯温泉駅を復元へ”. NHK (2014年9月30日). 2014年10月2日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2020年12月24日閲覧。

利用状況[編集]

  1. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月17日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。

参考文献[編集]

  • 『週刊 JR全駅・全車両基地』12号 大宮駅・野辺山駅・川原湯温泉駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月28日。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]