又部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。KLBot2 (会話 | 投稿記録) による 2013年4月16日 (火) 21:20個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ボット: 言語間リンク 1 件をウィキデータ上の d:Q95009 に転記)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

康熙字典 214 部首
厶部 又部 口部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

又部(ゆうぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では29番目に置かれる(2画の23番目)。

「又」の字はの形に象る。「」の古字。偏旁では「」と関わることを示す。「聿、尹」などの一部に使われている「ヨ」もルーツは同じである。なお「又」は手を象る代表的な形であり、部首となっているもので言えば、「」「」は手に武器をもった形であり、「」は両手で捧げる形、「」は手首からの距離を表す。さらに「」は爪の先を下に向けた形である。

又部はこれを構成要素にもつ漢字を収める。

なお日本の新字体には「攴」を「又」に略した漢字がある。

書体によっては2画目に筆押さえが付く場合がある。これは普通はデザイン差とされるが、漢和辞典で筆押さえがあるものが旧字体であるとされていたり、大規模文字セットでは区別されている場合もある。

部首の通称

  • 日本:また
  • 韓国:또우부(tto u bu、またの又部)
  • 英米:Radical Again

部首字


例字

  • ・叉・・叟
  • 収・双・取・叔・叙・叛・叡・叢