加藤久雄 (長野市長)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
加藤久雄 (長野市長)
かとう ひさお
生年月日 (1942-11-08) 1942年11月8日(75歳)[1]
出生地 長野県長野市[1][2]
出身校 早稲田大学第一政治経済学部[1][2]
前職 本久ホールディングス会長兼社長
長野県商工会議所連合会会長
しなの鉄道取締役会長[1][2]
現職 長野県長野市長
所属政党 無所属

Flag of Nagano, Nagano.svg 第17代 長野県長野市
当選回数 2回
在任期間 2013年11月11日[3] -
テンプレートを表示

加藤 久雄(かとう ひさお、1942年11月8日[1] - )は、日本実業家、政治家。現・長野県長野市長(2期目)。本久ホールディングス等の民間企業経営経験に基づき、行政サービス拡充、コスト削減等、市政への民間感覚導入を推進している。[4] また、2015年の北陸新幹線開業に伴う長野駅通過駅化の問題の際、長野駅リニューアル、善光寺御開帳等と併せたPR戦略を行い、長野駅の降車人員および御開帳参拝者を増加に転じさせた。[5]

来歴[編集]

長野県長野高等学校卒業(1961年)、早稲田大学第一政治経済学部卒業(1965年)。内田産業株式会社[1]を経て、1967年に株式会社本久入社。1985年に同社社長、2009年に本久ホールディングス社長に就任[2]。インフラ整備、外食事業、ホテル国際21等のレジャー事業を手掛ける。

2007年から長野商工会議所会頭・長野県商工会議所連合会会長を務め[2]、2009年には、しなの鉄道取締役会長にも就任した[1]

2013年(10月27日に投開票)の長野市長選に無所属新人で出馬。56,424票(2位は34,656票)を獲得し、他の4候補者(全て無所属新人)を破り初当選した[6]

2017年6月12日、前社長の任期途中の退任に伴い、株式会社エムウェーブの代表取締役会長、兼代表取締役社長に就任した。[7]

2017年(10月29日に投開票)の長野市長選で再選。

当選後の活動[編集]

行政運営[編集]

行政サービス拡充[編集]

就任直後から、「市民はお客さまプロジェクト」を開始。2014年10月に実施された市民アンケート結果では、73.8%の市民が「職員の応対に満足した」と回答した。[8]

また、2014年4月から、長野市役所に「カトウさんへの提案ポスト」を設置。市民の意見を積極的に市政に反映するように努める姿勢をとる。[9]

2016年1月に開庁した市役所新第1庁舎2階に設けた総合窓口では、従来の戸籍や住民票に関わる窓口サービスに加え、出生や転入に伴う保健福祉、子育て(、ごみ関係)などの一部の手続きや案内を一元的に行うなど、市民の利便性の向上を図る新サービスを開始した。[10][11]

行政コスト削減[編集]

就任直後から大規模プロジェクトの現地視察、検証、見直しを行っている。耐震性能が危ぶまれた旧市役所第1庁舎跡地に建設する予定だった立体駐車場については、費用や景観面を考慮し、計画を見直すよう指示した。立体駐車場から平面化へと計画を見直した事で、整備費用を当初予定していた約11億円の半分程度に抑えた。[12]

また、1998年の長野冬季五輪で使用したボブスレー・リュージュ施設「スパイラル」は、市が負担する年間維持費1億2000万円が財政の重荷になっていたことから、平昌五輪後の2018年度以降、競技用としては使わないと正式に発表した。[13]

2016年8月に、長野市教委が国からの交付金計約5億円分の申請を怠り、事業継続の財源が確保できない問題が発生した際は、自身の1ヶ月分の給与を20%減額し、財源の捻出に寄与した。[14]

行政組織改革[編集]

2016年度の機構改革では、文化・芸術やスポーツの振興に取り組む「文化・スポーツ振興部」のほか、野生鳥獣被害対策に関する施策を一元的に担当する「いのしか対策課」を新設した。また、記者会見や市民向けの広報などを強化することを目的に、市の情報発信を担当する「広報秘書官」を新たに置いた。[15]

教育[編集]

長野県短期大学の4年制化推進[編集]

優秀な人材の育成・輩出、地域産業への貢献、学生との連携・交流による地域活性化、若者の県外流出の抑制と地元定着の促進を掲げ、長野県立短期大学の4年制化を推進した。同校は2018年4月に長野県立大学として開校予定である。[16][17]

長野市立高校を中高一貫校へ[編集]

6年間通した体系的なキャリア教育の実践などを目指し、市内の公立中高一貫校のモデルケースとして、長野市立長野高校の中高一貫教育を推進し、2017年4月に、同校は長野市立長野中学校を開校した。[18][19][20]

経済・産業育成[編集]

特産物事業活性化[編集]

2017年2月に、シカやイノシシなどの野生鳥獣被害対策として、長野市初の「ジビエ(野生鳥獣肉)肉処理加工施設」を長野市中条の市有地に整備し、平成31年度から稼働させる方針を明確化した。[21]

長野市の連携中枢都市化推進[編集]

総務省の連携中枢都市圏構想に基づく「連携中枢都市」となることを推進した。連携中枢都市が周辺の自治体と「都市圏」を構成し、産業や医療、教育などで連携することで、人口の流出を食い止め、流入を促進するのが目的である。これにより地方交付税増額という国からの財政支援も受けられる。[22]

福祉[編集]

受動喫煙防止[編集]

2016年11月に、長野市内のホテル事業者との初の懇談会を開催し、「受動喫煙防止の取り組みをはじめ、市を挙げて観光誘客策を図りたい。ホテルの宴会場は全面的に禁煙にしてほしい」という呼び掛けを行っている。[23]

人物[編集]

人生観、信条[編集]

尊敬する人物は第71-73代 内閣総理大臣の中曽根康弘[24]

家族[編集]

自身の娘はアミューズに勤め、吉高由里子のマネージャーを長年務めた人物である[25][26]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g 市長プロフィール - 長野市ホームページ
  2. ^ a b c d e DEBUT 首長 - 日経グローカル No.237(2014. 2.3)
  3. ^ 歴代長野市長 - 長野市ホームページ
  4. ^ 長野市申請漏れ 市長ら給与減額へ /長野 - 毎日新聞ホームページ
  5. ^ 新幹線「途中駅」になった長野が栄える理由 - 東洋経済ONLINEホームページ
  6. ^ 長野市長選:新人の加藤氏が初当選 - 毎日新聞、2013年10月28日
  7. ^ エムウェーブ 加藤長野市長が会長兼社長に - 日本経済新聞ホームページ
  8. ^ 市民はお客さまプロジェクト - 長野市ホームページ
  9. ^ 「カトウさんへの提案ポスト んへの提案ポスト んへの提案ポスト」実施要領 - 長野市ホームページ
  10. ^ 「新第一庁舎が開庁します」 - 長野市ホームページ
  11. ^ 市長「いろいろあったが…」 新庁舎と芸術館、公開 19、20日に市民内覧会 /長野 - 毎日新聞ホームページ
  12. ^ 市役所に民間感覚を導入 - 産経ニュースホームページ
  13. ^ 長野五輪会場「スパイラル」競技で使わず 市の財政負担重く - 日本経済新聞ホームページ
  14. ^ 国交付金長野市申請漏れ 市長ら給与減額へ /長野 - 毎日新聞ホームページ
  15. ^ 長野市が「文化・スポーツ振興部」新設、「広報官」や「いのしか課」も - 産経ニュースホームページ
  16. ^ 支援に長野市が10億円 /長野 - 毎日新聞ホームページ
  17. ^ 長野県立大学 - 長野県立大学ホームページ
  18. ^ 長野市立長野中学校 - 長野市立長野中学校ホームページ
  19. ^ 市立長野高、中高一貫に 長野市が11月に基本計画 - 日本経済新聞ホームページ
  20. ^ 長野市立長野高等学校中高一貫教育 - 長野市ホームページ
  21. ^ 長野市立長野高等学校中高一貫教育 - 産経ニュースホームページ
  22. ^ 長野市が「中枢都市」検討 周辺8市町村と人口減や活性化で連携 - 産経ニュースホームページ
  23. ^ 「ホテル宴会場は全面禁煙に」 加藤久雄・長野市長、受動喫煙防止対策をホテル支配人らに呼びかけ - 産経ニュースホームページ
  24. ^ 市長プロフィール - 長野市ホームページ
  25. ^ 吉高由里子は朝ドラも紅白も断るつもりだった! 翻意させたマネージャー愛 リテラ 2014年12月12日
  26. ^ 【第1特集】 永久保存版100ページ特集 吉高由里子 二人三脚の足跡 Quick Japan Vol.117

外部[編集]